初心者でもマフラーって編めるの?
編み物入門にマフラーは最適!初心者の方でも編める編み図があります!
編み物入門にマフラーはとてもおすすめです。小さくて一見すぐ編めそうな手袋や靴下は、2つ同じサイズになるように編まなければいけなかったり、帽子は増し目や減目などが必要になります。少し根気は要りますが、ほとんど真っ直ぐ編むだけで出来るマフラーは、初心者の方が編み物をはじめるのに最適なんです。
編み物の練習にも最適!
マフラー作りは同じ編み方の繰り返しが多く、編み物の練習にもなります。慣れるまでは毛足の長いふわふわした毛糸より、ストレートヤーンと呼ばれる毛糸が編みやすいですよ。また、マフラーは実用的なアイテムなので、自分用だけでなくプレゼントにもおすすめです。ぜひ手編みマフラー作りにチャレンジしてみてください。
マフラーの編み方!マフラーを編むのに必要なものは?
どの編み方でも毛糸とハサミは必ず使います!
マフラーを編むのに必要なものは、毛糸とハサミが必須です。ゆび編みなら毛糸とハサミだけで作れますが、かぎ編みならかぎ針、棒編みなら棒針などの針類、毛糸の糸端の処理で便利なとじ針も使います。他にもサイズを測るためのものさしやメジャーはかなりの頻度で使います。
棒編みの時にあると便利なもの
棒編みの場合、あると便利なのが段数マーカーや目数リング、縄編みをする際は縄編み針が便利ですが、こちらは身近なもので代用することも出来ます。目が外れないようキャップもあると便利です。また、手芸店や100円ショップでも見かけるニットメーカーを使って、マフラーを編むことも出来ますので後ほどご紹介します。
初心者でも簡単な可愛いマフラーの編み方3選
マフラーの編み方①ニットメーカーで簡単!手編みマフラー
ダイソーやセリアなどの100円ショップや手芸店で見かけるニットメーカーは、リリアンのように糸をかけて編んでいくだけなので、短時間で簡単にマフラーが作ることが出来ておすすめです。かぎ針や棒針のように自由自在に編み目を変えたりは出来ませんが、太めの毛糸で編むと可愛いマフラーが作れますよ。
また、ダイソーでは極太毛糸用のニットメーカーも売っています。極太用のニットメーカーは、連結も出来るようになっているので、幅広いものも作れるようになっています。かぎ編みや棒編みと違い、編み図を見ながら段数を数えなくても、マフラーを簡単に作ることが出来ますので、ぜひチャレンジしてみてください。
- 毛糸 適量(4~6玉前後)
- ニットメーカー
- ハサミ
- とじ針(あると便利)
準備するもの
- 1ニットメーカーのペグに、毛糸を8の字に引っ掛けていく。(きつくしないよう注意)
- 2掛けた毛糸を一旦押し下げ、反対側からまた8の字に毛糸を掛けていく。(1つのペグに毛糸が2段掛かっている状態になる。)
- 3ニットメーカーの編み棒で、下の毛糸をすくい、ニットメーカーの内側に向かって外していく。
- 4ペグに毛糸が1段掛かっている状態になっているので、掛かっている毛糸を押し下げる。
- 5毛糸を8の字の巻きつける、編み棒で下の毛糸を外す、を繰り返し、マフラーを好みの長さになるまで編んでいく。
- 6目を外すため、毛糸が手前にある状態で、左下にあるペグに掛かっている毛糸を右下のペグに移し、さらに毛糸を掛け、下2段の毛糸をペグで外す。
- 7右下のペグに掛かっている毛糸を左下2段目のペグに移し、先程と同じように処理をして、順番に目を外していく。
- 8最後まで編めたら10センチ程度毛糸を残してハサミで切り、ペグから外した輪の中に糸端を通して引き締める。
- 9とじ針などを使って糸始末をしたら完成。
ニットメーカーで簡単!手編みマフラーの編み方
POINT
毛糸を巻きつける時の力加減
ペグに毛糸を巻きつける時、ついついきつめに巻きつけてしまいがちですが、ペグから外しにくくなってしまうので、優しくふわっと巻きつけてください。編地の目も綺麗に揃いやすくなります。
マフラーの編み方②かぎ針で編む!方眼編みのマフラー
続いてはかぎ編みのマフラーの編み方をご紹介します。通常マフラーの編み方は、短い辺から編み進めて、好みの長さまで編むのが一般的です。しかし、今回ご紹介するマフラーの編み方は、長さ分の作り目をしてから幅側を編みます。そのおかげで初心者の方でもボーダー模様を簡単に編むことが出来ます。
方眼編みという編み方で編まれているマフラーですが、鎖編みと長編みという編み方だけで作れますので、初心者の方も挑戦しやすいと思います。方眼編みを解説している動画もご紹介します。ただ、動画では長編み1目、鎖編み2目と説明されてますが、編み図は長編み1目、鎖編み1目なので間違わないようにしてください。
- 毛糸3色(各50g)
- かぎ針5/0号
- ハサミ
- とじ針
準備するもの
- 1鎖編みで279目編み作り目をする。
- 2立ち上がり3目プラス1目の計4目を鎖編みして、立ち上がりの目側から3目めのところの作り目に長編み、さらに鎖編み1目を編む。
- 3作り目1目置きに長編み1目と鎖編み1目を編み進めて1段編む。
- 42段目以降も鎖編み3目プラス1目で立ち上がり、編地を裏返して下の段の長編みのところに長編みを編み、鎖編みと長編みを交互に編んでいく。
- 518段目まで編み進める。(配色は下から赤3段、グレー2段、白1段、赤2段、グレー3段、白2段、赤1段、グレー1段、白3段。)
- 6糸始末をして、両端の長編みと鎖編みのところにと同色のフリンジをつけて完成。
個性いっぱい!方眼編みのマフラーの編み方
マフラーの編み方③棒編みに挑戦!ガーター編みのマフラー
編み物といえば棒編みを思い浮かべる方も多いかと思います。棒編みの中でも、一番簡単な編み方としてよく紹介されるのがガーター編みです。ガーター編みは表側も裏側も、表編み(メリヤス編み)という編み方だけで編み進めていきます。ガーター編みは編地が丸まることがないので、裾などによく使われる編み方です。
棒編みは、かぎ針やニットメーカーより編むのに時間がかかりますが、出来上がった時の満足度も他より高いと思います。編み方さえ覚えてしまえば難しくないので、手編みのマフラーを作る際にはガーター編みもぜひ挑戦してみてください。細い毛糸を選んでしまうと編むのが大変なので、はじめは太めの毛糸を選びましょう。
- 極太毛糸(3~4玉前後)
- 棒針15号〜8mm程度 (長い棒針よりミニ棒針が編みやすいです)
- ハサミ
- とじ針
準備するもの
- 1編み針を2本揃えて24目作り目をする。
- 2編み針を1本抜いて表編み(メリヤス編み)を24目(1段)編む。
- 3裏に返して表編みを24目(1段)編む。
- 4さらに裏に返して、表編みを1段編むを繰り返し、好みの長さにする。
- 5最後の段は伏せ止めをして、糸始末をしたら完成。
ガーター編みのマフラーの編み方
中上級者の方向け!マフラーの編み方2選
中上級者の方向け!マフラーの編み方①縄編みのマフラー
ケーブル編みとも呼ばれている縄編みですが、棒編み初心者の方は編むのが難しそうと思われるかもしれません。そもそも編み図に出てくる名前が、左上2目交差や右上3目交差などちょっと難しそうですよね。でも、編み方は表編みと裏編みだけで、模様を編むときに縄編み針を使い、編む順番を入れ替えているだけなんです。
編み進めて縄編みの模様がどんどん出来てくると、きっと編地を見て感動しますよ。慣れてきたら、より複雑な模様編みにチャレンジして素敵な作品を作ってみてください。また、縄編みのマフラーは女性でも男性でもファッションにコーディネートしやすいので、ぜひお気に入りの一枚を編んでみてくださいね。
- 毛糸5玉(40g玉巻、約60m)
- 棒針12号
- 縄編み針
- ハサミ
- とじ針
- 段数マーカー(無くても可)
- キャップ(無くても可)
準備するもの
- 132目作り目をする。
- 28段目までガーター編みで編む。
- 3奇数段はガーター編み(表編み)5目、表編み6目、裏編み2目、表編み6目、裏編み2目、表編み6目、ガーター編み5目を編む。(パターンA)
- 4偶数段は編地が裏になるので、ガーター編み(表編み)5目、裏編み6目、表編み2目、裏編み6目、表編み2目、裏編み6目、ガーター編み5目を編む。(パターンAの裏側の編み方)
- 57段目はガーター編み(表編み)5目、表編み6目、裏編み2目、右上3目交差、裏編み2目、表編み6目、ガーター編み5目を編む。(パターンB)
- 615段目、ガーター編み(表編み)5目、右上3目交差、裏編み2目、表編み6目、裏編み2目、右上3目交差、ガーター編み5目を編む。(パターンC)
- 7以降、7段ごとにパターンB、パターンCを交互に編んでいく。(それ以外の段は奇数段、偶数段の編み方で編んでいく。)
- 8好みの長さまで編んだらガーター編みを8段編み、伏せ止めをする。(動画では長さ162㎝)
- 9糸始末をしてスチームアイロンで形を整えたら完成。
縄編みのマフラーの編み方
中上級者の方向け!マフラーの編み方②葡萄マフラー
かぎ針で編む葡萄マフラーの編み方をご紹介します。玉編みで葡萄の粒を表現している可愛いマフラーです。コロコロとした編地が素敵ですね。鎖編みと長々編みの玉編み、細編みの3種類の編み方が出来れば作れます。慣れるまで編み図をよく確認しながら編んでください。毛糸の色を変えて作ってもお洒落です。
- 毛糸(並太 約4玉)
- かぎ針8/0号
- ハサミ
- とじ針
準備するもの
- 1鎖編み21目で作り目。
- 2鎖編み4目で立ち上がり、作り目21目めに長々編み7目の玉編みを編む。
- 3鎖編み4目を編み、先程編んだ玉編みから5目めに細編み、鎖編み4目編んで細編みから5目めに長々編み8目の玉編み。また鎖編み4目を編み、先程編んだ玉編みから5目めに細編み、鎖編み4目編んで細編みから5目めに長々編み8目の玉編み。(1段目)
- 4鎖編み1目で立ち上がり、鎖編み4目を編み、長々編み8目の玉編みを前段の細編みに編む。続けて鎖編み4目を編み、前段の玉編み部分に細編みを編む。先程と同様、鎖編み4目、長々編み8目の玉編み、鎖編み4目、一番端に細編みを編む。(2段目)
- 5以降、1段目と2段目の編み方を繰り返し、好みの長さまで編む。(見本はフリンジ込みで長さ180㎝)
- 6糸始末をして、フリンジをつけて完成。
葡萄マフラーの編み方
可愛い手作りマフラーのアイデア5選
可愛い手作りマフラーのアイデア①フリンジをつける!
フリンジとは房飾りのことですが、近頃はアクセサリーやバッグなどでもフリンジが人気のようです。フリンジは意外と簡単につけることが出来るので、頑張って完成させた手編みのマフラーに施して、より完成度をアップさせてみませんか?
フリンジのつけ方は、マフラーの編み方②かぎ針で編む!方眼編みのマフラーのところでご紹介しております。分かりやすく説明されてますので、フリンジをつける際は参考にしてみてください。
可愛い手作りマフラーのアイデア②ポンポンで飾る!
フリンジに次いでマフラーにつけると可愛いのがポンポンです。マフラーの両端に直接ポンポンをつけて、可愛さアップしても良いですし、ブローチピンにポンポンをつけて、取り外し可能な飾りにしても便利です。
100円ショップでもポンポンが簡単に作れる、ポンポンメーカーが販売されています。作り方やアレンジ方法なども載っているので、下記の記事もどうぞご覧になってください。
可愛い手作りマフラーのアイデア③モチーフで可愛く!
モチーフというとお花が多いと思うのですが、野菜やフルーツのモチーフも可愛いですね。つける位置でもイメージが変わります。また、長さが足りないマフラーに、お花のモチーフをつけて華やかなマフラーに変身させるアイデアも素敵です。
手編みのマフラーに限らず、お手持ちのマフラーなどのアクセント使いにも便利です。モチーフは可愛いものからシックなものなど幅広くあるので、お好みのデザインを探してみるのも楽しいですよ。
可愛い手作りマフラーのアイデア④配色を変更してみる!
洋服に合わせやすいシンプルなマフラーも素敵ですが、カラフルな配色でマフラーが主役級のデザインも素敵ですね。組み合わせる色次第で、個性がとても発揮されると思います。
グラデーションにしてみたり、色の幅を規則正しくしたり、ランダムに変えてみたりとアレンジ自由自在です。配色の変更は、編み方はそのままで毛糸を変えるだけなので、初心者の方でもすぐアレンジ出来ます。
可愛い手作りマフラーのアイデア⑤動物
動物のマフラーは子供っぽいイメージが多いかもしれませんが、色合いやデザイン次第では大人が持つからこそ可愛いマフラーにもなります。編みぐるみのように、手足をつけたり、目をつけたり、お好みでアレンジしてみてください。
マフラーを編んだ後、毛糸が余っていませんか?マフラーとお揃いの毛糸でシュシュはいかがでしょうか?初心者の方でもチャレンジしやすいシュシュの編み方が載っていますので、下記の記事もぜひご覧ください。
初心者でも簡単な編み方で可愛いマフラーを編もう!
チャレンジしてみたいマフラーの編み方やアイデアは見つかりましたか?首元を暖かくしてくれるマフラーは、冬の季節に大変重宝します。また、コーディネート毎にマフラーを変えるために、お気に入りの毛糸でいくつか編んでみても便利です。作るまでは難しそうに感じても、編み始めると意外と簡単に作れるものも多いですよ。
マフラーは肌に触れるものなので、毛糸を選ぶ際はチクチクしないよう、肌触りの良いものをぜひ選んでくださいね。今回はシンプルな編み方を中心にご紹介しましたので、長さを変えたり、飾りを付けたり、自分好みの手編みのマフラーを作ってみてください。最後まで記事を読んで頂きましてありがとうございました。
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