寂しさや空虚感が指しゃぶりの原因
子供でもないのに指を吸う原因は深層心理にある
指しゃぶりをする大人は、決して少数派ではないと思います。日頃そういう傾向がない人であっても、例えば指に食べ物がついた時にしゃぶって拭うような人はそういう癖があると考えていいでしょう。何故なら、癖のない人は他の方法で食べ物を拭おうとするからです。
そして指しゃぶりをする大人には、ある深層心理があるからそのような行動に駆り立てられます。それは寂しさと空虚感です。そういった心の隙間をうめようとして、指しゃぶりをする大人はそれが癖になっていくのです。指しゃぶりがやめられない原因には、そういった深層心理があることをまずは押さえておきましょう。
寂しさや空虚感は誰でも持っている
しかしながら寂しさや空虚感がまったくない人、というのは中々今の世の中でいないのではないでしょうか。今は大人だけではなく、子供もそういった気持ちを抱えてしまうような時世になっていて、子供の頃からの癖が抜けないという指しゃぶりをする大人が少なくないのではないかと思います。
しかしながら寂しさや空虚感があるから必ずしも指しゃぶりの癖が発動する、というわけでもありません。指しゃぶりをする大人にはその深層心理によって、そう気にする必要がない場合と、深刻な場合があります。そのため、どのような深層心理から指しゃぶりが来ているのか把握する必要があるでしょう。
指しゃぶりをする大人の心理8選(一般的な場合)
指しゃぶりをする大人の心理①落ち着きたい
子供の頃から、指をしゃぶると落ち着くという本能が人間にはあります。それは決して指だけではなく、口の中に何かがあると落ち着く、という深層心理がありますので、それが違った方向に出ると、間食になったり状況が悪化すると過食症に陥ったりする場合があります。
こういった深層心理から指をしゃぶる癖が出ているなら、飴をなめたりガムを噛んだりすることで治るかもしれませんが、基本的にはどんな時にも一番手近にあって簡単に口に運べる指が、心を落ち着かせる役割を果たしている場合があるのです。
指しゃぶりをする大人の心理②安心を得たい
また不安を感じている時に安心感を得たい時にも指しゃぶりをする大人はその癖を出すことになります。何故なら、指しゃぶりをすることで子供の頃の記憶で親にだっこされている時のことを思い出すからです。指をしゃぶることで、指しゃぶりをする大人は安心感を得られる、というわけです。
落ち着きたい時と同様、指しゃぶりをする大人の癖は子供時代からの人間としての本能に基づく場合が少なくありません。ちょっとした癖であればこういった事情をしっかり認識していくことで癖が改善していく可能性がドンと上がってくるものと思われます。
指しゃぶりをする大人の心理③緊張をほぐしたい
指しゃぶりをする大人の心理には、緊張を解きほぐしたいという心理もあります。やはり極度の緊張にさらされ続けていると、何かでバランスを取りたいと思う心理が働きます。そうすると、口の中に指があることで、そのバランスを取ろうとするのです。これも子供の頃からの本能に由来します。
逆に「落ち着きたい」「安心を得たい」「緊張をほぐしたい」という場合で回りに人がいないところで、赤ん坊のように親指を思いっきりしゃぶってみてください。自分自身の心境の変化を感じることができると思います(癖にならないようにくれぐれもお気をつけください)。
指しゃぶりをする大人の心理④甘えたい
そして指しゃぶりをする大人の心理には「甘えたい」という気持ちが含まれていることがあります。これも、親指をしゃぶりながら親や友達の方を見つめる子供を想像すれば、容易に理解ができるかと思います。甘えたいと思った時に、年齢に関わらず指をしゃぶる癖が出る場合があるのです。
ここまでの4つの心理に関しては誰にでもある心理であり、自分自身に指をしゃぶる癖への気付きがあれば制御ができるのではないかと思います。しかし、指しゃぶりをする大人の心理について闇が深くなると、真剣に対処法を考えなければならない場合もあるのです。そういったパターンも見ていきたいと思います。
指しゃぶりをする大人の心理8選(深刻な場合)
指しゃぶりをする大人の心理⑤癖になっている時は過度なストレス
指をしゃぶる癖が制御できず、癖になっていると自覚があり悩んでいる時には往々にして過度のストレスにさらされている場合があります。そのため、指しゃぶりが癖になってしまっている場合には、指しゃぶりがあなたの抱えるストレスに関して警鐘を鳴らしていると捉えるべきでしょう。
指しゃぶりをする大人については、その人が抱える過度のストレスが指しゃぶりという形で出てくる、ということになります。思わず指をしゃぶってしまっている時に、自分自身に大きなストレスを抱える要因になるものがないか、考えてみましょう。
指しゃぶりをする大人の心理⑥無意識に指が口にある場合は依存症の懸念
また、自分自身で癖になっていると悩む段階から、そういった癖があることを人から指摘されて初めて気づくような段階になれば、心に危険信号が灯っていると捉えるべきでしょう。重症になると自分ではその癖に気付かず、無意識に指しゃぶりをしているところを友人や恋人といった大切な人から指摘されるようになります。
指しゃぶりをする大人が、その行為について無意識になっている場合は、指をしゃぶるという行為について、依存症になっている懸念がありますので、真剣に対策を考えた方がいいかもしれません。
指しゃぶりをする大人の心理⑦人目を気にせずしゃぶる時は過度な不安
指しゃぶりをする大人の心理には、その行為自体を恥じる心理があるかと思いますが、そういった心理を超えて場所や状況を選ばずに指をしゃぶってしまう場合は、対応策が必要な段階に来ていると認識しておいた方がいいでしょう。いよいよ心がストレスを抱えきれなくなってきている状況です。
指しゃぶりをする大人の心理⑧彼氏に指摘される場合は欲求不満
そしてこれは恋人同士の場合の心理になりますが、彼氏に指しゃぶりの癖を指摘される場合は、極度な欲求不満が原因の場合もあります。特に心を許した恋人が相手だと気が緩んで癖が出てしまう場合もあります。深刻でない場合もあるかと思いますが、対応が必要な状況が多いかと思います。
大人の指しゃぶりにおける対処法
大人の指しゃぶりにおける対処法①楽観的に考えるように努力する
指しゃぶりをする大人は、少なからずストレスを抱えると癖が発症してしまう傾向にあります。そのため、まずはストレスを抱えないようにする環境作りが大切になってきます。その第一段階として、物事を悲観的に考えているなと感じたら、極力その物事を楽観的に考えられるように努力してみましょう。
焦りや不安、そして緊張等、ストレスにはやはりネガティブな感情が原因になっていることが多いため、楽観的に考える習慣をつけると、指をしゃぶる癖が大幅に改善する場合があります。指をしゃぶる原因を元から断つ方法になります。
大人の指しゃぶりにおける対処法②指に絆創膏を貼る
指しゃぶりをする大人の癖の対処療法として有効なのが、指に絆創膏を貼ることです。指に絆創膏を貼ることで、もしも口に指を持って行った時に、口内で違和感を覚えますし、絆創膏が目に入ることで少なからず冷静になれるでしょう。シンプルですが、癖を治療するには非常に有効な対処法になります。
大人の指しゃぶりにおける対処法③心療内科や精神科等を受診する
そして、もはや楽観的に考えることができないほど気持ちが落ち込み、対処療法では効果が期待できないほどのストレスを抱え、指しゃぶりが治らない場合は、心療内科や精神科の受信も視野に入れるべきでしょう。治療の内容は人によりますが少なくとも誰かに話すことで気が楽になり、それだけでも改善される可能性があります。
指しゃぶりをする大人の心理を理解することは寂しさを克服するヒント
指しゃぶりをする大人の心理には、ストレスが何らかの形で関わっています。その原因は仕事や人間関係に起因することが多いですが、指しゃぶりの癖が自分自身の心に対する警鐘だと覚えておけば、役に立つことが来るかもしれません。
また、あなたの親しい人に指しゃぶりの癖がある場合は、何らかのストレスを抱えている可能性が少なくありません。そういった場合はここで紹介したことを生かして、思いやりを持ってその方に接していただけたら、嬉しく思います。是非今後の生活のヒントにしていただけたらと思います。
指しゃぶりをする癖の心理だけでなく、他の癖の心理も合わせてチェックしましょう。以下の記事では、首に手を当てる心理を紹介していますので、参考にしてみてください。
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