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年上なのになぜ?先輩に敬語を使わない後輩がいる?

敬語を使わない年下の後輩は一定数いる

仕事をする男性二人

年上の人、先輩には敬語を使うのは礼儀上では当たり前のことですよね。だからこそ、自分の後輩に親し気にタメ口で話されたらびっくりしてしまうはずです。心理的に「自分の方が先輩なのに」と言う気分になるでしょう。年下の後輩がタメ口で話すのは問答無用で禁止されるべきことではありますが、理由が気になりませんか?

年下の後輩は敬語を使えないor使わない

スマホを持って悩む女性

一番気になるのは、年下の後輩がタメ口で話すのが、わざとなのか違うのかというところです。常識的に敬語を使うべき相手に使わないのは、使えなのか、使わないのかどちらなのでしょうか。使えないのにも問題がありますが、わざと使わないことにも問題がありますよね。タメ口で話す後輩の心理を考えてみることにしましょう。

年下の後輩なのにタメ口で話す心理8選

タメ口で話す心理①年上の先輩を馬鹿にしている

仕事をする男女

年下の後輩がタメ口で話す背景心理として、先輩のことを馬鹿にしているというものがあります。敬語と言うのは、無条件に年上に使うものではなく、敬うべき相手に使うものですよね。常識的には年上には誰にでも年上に敬語を使うべきですが、その意味を考えると、バカにしている相手には心理的に使いたくなくなるはずです。

年下の後輩が他の先輩には敬語を使い、自分にはタメ口で話すのであれば、それは特別な意味が込められているからだと考えましょう。一番に考えるのは、自分のことを尊敬していないというものです。他の態度を見て、タメ口以外の部分でも馬鹿にしているような行動が見られたら注意の必要がありそうですね。

タメ口で話す心理②礼儀を知らないで育ったので悪気はない

笑顔でこちらを見る男性

タメ口で話す後輩は、タメ口で話すことに意味を見出しているのではなく、敬語の使い方を知らずに育っているのかもしれません。信じられないことですが、今の若者の中には敬語の使い方を知らない人がたくさんいます。ゆとり教育の弊害というよりは、育ってきた環境が悪いのでしょう。


残念ながら、敬語を知らずにタメ口で話す後輩の場合、敬語を使わないことを叱っても根本的な解決にはならないでしょう。敬語を知らない世代がいるということを頭に置いておかなければいけません。その後輩のほかの行動には問題が見られず、敬語だけが問題であるのなら、TPOと敬語を教え込む必要がありますね。

タメ口で話す心理③好きなので先輩と対等になりたい

女性に話しかける男性

年下の後輩がタメ口で話す裏に隠された心理は、実は年上の先輩のことが恋愛対象として好きだからというものがあるかもしれません。社会の中で先輩と後輩は、明確な立場の違いがあります。これは埋めることができません。ですが、恋愛においては年齢差は関係なく、対等な立場になりますよね。

好きな人とは対等な立場でいたいというのは、誰もが理解できるでしょう。だからと言って職場でタメ口で話すのが正しいアピール方法と言うわけではありません。むしろ稚拙な方法です。ですが、埋められない差を前に焦っているときには、対等な立場であることを意識してもらうためにタメ口で話す方法をとってしまうのです。

タメ口で話す心理④年上の先輩と親しくなりたい

仕事中の男女

タメ口で話すというのは親しい人間にしかしませんが、後輩は、実はそれを心理的に狙って年上の先輩に敬語を使わないのかもしれません。年下の後輩にとって年上の先輩は遠い立場の人です。何となく近づきがたい気もしますが、親しくなりたいという気持ちも同時にあるでしょう。その差を埋めるために敬語をやめるのです。

タメ口で話すことで親しくなれるということではありません。ですが、タメ口で話すことで、「親しくなったような気になれる」のは確かです。年上の先輩がどう思うかということは考えておらず、自分の中でその先輩に話しかけるハードルを下げるために、タメ口で話すのです。

タメ口で話す心理⑤悪気はないが調子に乗っている

会議中のの男性

職場の年下の後輩がタメ口で話す心理には、注意されずに調子に乗ったというものがあります。最初はつい癖で敬語が崩れてしまったのだとしても、それを注意されなければ調子に乗ってしまいます。「タメ口で話しても大丈夫なのだ」と思ってしまうのです。一度そう思えば堅苦しい敬語など使いたくなくなるでしょう。

最初のタメ口が許されたのは、周囲の人間も「たまにはそんなこともあるよな」と思って見逃してくれるからです。ですが、そうした先輩たちの優しさを理解せずに調子に乗ってしまう、いわゆるお調子者はどこの世界にもいますよね。こんなお調子者の年下には、悪気があるわけではないのです。

タメ口で話す心理⑥外国っぽいのが格好良いと思っている


笑顔の女性

年上の先輩にも敬語を使わない後輩は、外国かぶれになってしまっているかもしれません。裏に「先輩をバカにしたい」であったり「好きだ」という心理はありません。ただ、外国人の慣習にかぶれてしまい、それを自分でも実行してしまっているということなのです。

英語には、明確に敬語と分かる表現はありません。丁寧な表現はありますが、日本のような形式的な敬語はないのです。外国の映画やドラマの訳は敬語に直っていますが、言語では日本語よりもフランクです。これにかぶれて自分も行っているのだとすれば、厄介な拗らせ方をした「痛い人」かもしれませんね。

タメ口で話す心理⑦甘やかされる環境のため許されると思っている

会議中の男女

年下の後輩がタメ口で話すのは、自分よりさらに年上の先輩が異常に甘やかしているからかもしれません。かなり上の人間が異常に甘やかしていると、心理的に「自分はこの場の人よりえらい」と言う気分になります。また、「自分は何をしても許される」という心理にもなるでしょう。

職場の環境がその人の働き方を決めてしまいます。年上の先輩に対する態度も、それより上の人間が容認しているのであれば、直ることがないでしょう。対応に差をつける上司の問題があるので、ただ単に「年下の後輩がタメ口で話す」という些細な問題だけにとどまらないトラブルを抱えていそうですね。

タメ口で話す心理⑧自分ではきちんと敬語を使っているつもり

会議中の男女

もし、時折タメ口が見られるようなら、後輩は無意識にタメ口を使ってしまっていて、自分では気づいていないのかもしれません。普段は完璧に敬語を使っているのにちょっとした瞬間に出てしまっているのなら、後輩は全く気づいていないか、気付いたときには遅かったかのどちらかです。

こうした無意識のタメ口はなかなか治らないものなのですが、だからと言って放っておくと、絶対に直すことができないものです。後輩にきちんと指摘して、取引先など大事な客の前で「うっかり」タメ口が飛び出さないように気を付けていなければいけません。

タメ口で話す後輩の対処法

敬語を使わない後輩の対処法①優しく諭す

仕事中の男女

タメ口で話す年下の後輩に対処する方法として最初に行うべきなのは、相手に優しく諭すという方法です。相手に悪気がないのなら、優しく諭しただけで態度を改善してくれるかもしれません。敬語に対して後輩が無頓着なら、頭ごなしに怒っても仕方ないでしょう。まずは優しく後輩の言葉遣いに対する指導をしてみてください。

敬語を使わない後輩の対処法②相手に不利益であることを言う

仕事中の男女

後輩がタメ口で話すことに対して悪気を感じていないようなら、対処するためには、「なぜ年上の先輩には敬語で話さなければいけないのか」ということを話さなければいけません。社会の中では敬語を使わないことで不利益になってしまう場面があり、常識のためにも普段からきちんとするべきだと教えてあげましょう。

敬語を使わない後輩の対処法③ガツンと説教する

叱責する男性

何度優しく諭しても年下の後輩のタメ口が直らないようなら、一度はガツンと説教してあげる方が良いですね。優しく諭しているだけでは、タメ口に対しての意識が低いとも言えます。また、バカにされている可能性も高いでしょう。きちんと立場を教えるためにも、心を鬼にしてガツンと説教をすることも時には必要なのです。

敬語を使わない後輩の対処法④理由を聞く

男性の横顔

何度対処しても年下の後輩のタメ口で話す癖が直らないようなら、何か裏に理由がないか聞いてみてください。深刻な理由や主義のようなものがあるのなら、そこを解決してあげなければいけないのです。説教することももちろん大切ですが、表面上で怒るだけではなく、きちんと相手の理由を理解することも大切ですよ。

ここまで年下の後輩のタメ口を指導する方法について見てきましたが、タメ口の後輩がいると職場での人間関係でも困る部分が多くなりますよね。手のかかる後輩がいるというのは、人間関係を作る上では困りますし、胃が痛くなるものです。職場での人間関係に悩んでいる方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてくださいね。

後輩のタメ口が嫌ではない場合の対処法

対処法①TPOをわきまえるように言う

会議中の男女

年下の後輩がタメ口で話すというのは、年上の先輩にとっては失礼に値することでしょう。ですが、相手によってはそれを嫌だと思わないこともあります。特に、年の近い親しい後輩の場合だと、少しくらいのタメ口は、そちらの方が心地よいということもあるかもしれません。

年下の後輩のタメ口が嫌ではないときでも、相手にはしっかりとTPOをわきまえるように諭さなければいけません。心理的には嫌ではなくても、縦社会に生きている以上は敬語を使わなければいけない瞬間もあります。その線引きをしっかりできるように、後輩としっかり話をするようにしましょう。

対処法②馬鹿にしていないか聞く

にらみ合う男女

後輩のタメ口が嫌ではない場合でも、一応理由は聞いておきましょう。相手が馬鹿にしているようであれば、「タメ口の方が楽だから」と言ってはいられません。要するに舐められているということなのですから、甘い態度で接していると図に乗るだけです。理由によっては何が何でも直さなければ毛ないこともあるのです。

対処法③仕事に影響があったらすぐに禁止

渋い顔をする男性

社会の中で生きている以上は、先輩と後輩の仲の良い関係だけが全てを決めるわけではありません。二人の間だけで許されるものが、仕事の中では許されないということもあるのです。後輩に許していたタメ口が仕事に影響を及ぼすのなら、すぐに禁止するということを相手にも伝えましょう。

年上の先輩の方がタメ口を許す心理には色々なものがあるかと思いますが、それは全て、仕事に悪影響がないという前提の元で成り立っています。仕事に影響があるのなら、前提が崩れてしまうので、お互いの関係性がどうであれ、先輩と後輩という立場は守らなければいけません。

年上に敬語を使わない後輩の心理を理解しよう!

日本には外国と違って、敬語と言う文化があります。堅苦しさを感じる文化でもありますが、素直に年上の人を敬う気持ちを示せる便利な言葉でもあるのです。後輩からいきなりタメ口で話されたらびっくりしますよね。後輩のタメ口の裏にどのような心理があるのか探ってみましょう。


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