クーラーやエアコンの送風機能とは?除湿についても!
エアコンの送風機能の使い方・使い道は扇風機替わり!
エアコンの送風機能ってなんのためにあるの?と思っている方は少なくないかもしれません。エアコンの掃除をしたときに使う以外に、出番がないことも多々あります。ですが、必要ない機能を無理に搭載したエアコンがたくさん出回っているなんてそうそうあるものではありません。
ずばり、その使い道とは、「扇風機替わり」ということなのです!送風とはその名の通り、風を送るためのものです。そのため、温度管理は一切せず、ただ風を送るだけです。まるで扇風機をつけているかのように、さわやかな風が通り抜けるようにしてくれる、便利な機能なんですよ。
「ちょっと暑いけど、クーラーをつけるほどじゃないから我慢しよう」なんて思う必要はまったくないのです。送風を使えば、わざわざ扇風機を出してこなくても、さわやかな風を受けることができ、じめじめしやすい梅雨時でも気持ちよく風を受けることができるんです。
エアコンの送風はカビ菌を防ぐ役割もある!
久しぶりにエアコンをつけると臭い!某消臭剤のCMでも出てくるワンシーンです。それはなぜかというと、冬は暖房、夏はクーラーといったように、気温と違う熱気や冷気を出しているために、熱交換器に結露ができてしまうんです。これがカビ菌の原因になり、カビ臭いにおいの原因になってしまいます。
ですから、大切なのは冷暖房を切る前には「送風」を行うことです。送風を行うだけで、カビを大幅に防ぐことができるんです。送風を賢く使うことによって、カビによるエアコンの劣化も防げてとにかく便利です。今日から送風が大活躍すること間違いなしですね。
エアコンの除湿機能の使い方・使い道は弱めのクーラー
一方、同時に「なんのためにあるの?」「役割ってなに?」と思われやすいのが、除湿です。言葉の意味としては湿度を取り除くかのような響きですが、こちらは優しめのクーラーだと考えたほうがいいでしょう。クーラーをかけると寒いけど、ないと暑い。そんなときに役立つモードなのです。
除湿と送風の違いは「温度調節をする」ということ!
除湿と送風の違いは、「温度調節をする」という点が大きく違います。除湿を使うと軽く温度管理をしてくれるため、室外機が回り始めます。しかし、送風は室外機が動かず、外でも音が静かです。これからエコが考えられる時代、幅広い使い道があるモードだということがわかりますね。
送風は換気ができないことに注意!
とにかくとっても優秀な送風ですが、一つ欠点があります。それは、換気ができないことです。普通のクーラーは、汚い、熱を持った空気を取り込み、そしてきれいな空気を吐き出します。しかし、送風はただ風を送るだけのため、換気は一切してくれません。
ただし、メーカーによっては「換気のできる送風」も存在します。これを使えば、冷気を吐き出す電力を使わずに、効率的に換気もすることができますが、基本的にほんの微量だけ電気代がかさむことになりますので、そこだけ注意をしてください。こういった換気送風には基本「換気」というボタンになっています。
エアコンとクーラーの違いは?
エアコンは幅広い意味で温度調節をすることが使い道の道具
さて、エアコンとクーラーって一緒じゃないの?そんな声が聞こえてきそうなタイトルですが、実は違うんです。エアコン=クーラーと思っている方も多いようですが、エアコンは、温度や湿度を調節するものです。湿度も関係してくるというのは意外だったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その理由は、エアコンの語源を読みとけばわかります。「エアーコンディショナー」、つまり空気を快適な状態に保つためのもの、と考えれば、温度だけでなく、湿度も調節してくれるものだとわかりますよね。湿度がじめじめしていると気分が悪いので、エアコンはそれらも調節してくれるのです。
そのため、「除湿」機能がついているならばそれはエアコンです。また、暖房をつけてくれるものもエアコンです。温度・湿度を管理し、調節して快適に過ごせるようにしてくれるものなら、基本的にエアコンと名付けて問題ないでしょう。
クーラーは「冷やすもの」を指すため使い道が冷やすものなら何でもOK
一方、クーラーは「冷やすもの」ということなのです。ですから、冷風機も広義においてはクーラーだと考えられます。逆に、除湿をしてくれるものはクーラーではなく、エアコンだと認識するべきです。暖房と冷房を同時にかけられるものは、厳密にはクーラーではなく、エアコンなのです。
エアコンの送風を有効活用して電気代を節約する使い方は?
エアコンの送風機能の使い方!電気代を浮かせて節約に一役買ってくれる!
さて、エアコンとクーラーの違いがわかったところで、エアコンだけが持っている性能「送風」について触れていきたいと思います。送風は、なんと電気代がクーラーの10分の1なんです!一時間かけても、たったの0.3円だという結論が出ています。
クーラーを使いたいけど、気になるのが電気代・光熱費・消費電力ですよね。特に一人暮らしの方は、消費電力がとても気になると思います。ですが、送風を使えば、快適な空間にして涼やかな風を送ってくれるうえに、電気代も節約できる画期的な機能なんですよ!
滞った空気を流して回してくれる効果もあるためもわっとした空気も一新
送風の効果は他にもあります。空気を強い力で送り出してくれるため、淀んだり、滞った空気を動かして、さわやかな空間にしてくれる効果があるんです。夏場だと、仕事に出て帰ってくると自室がどろっとしたいや~な空気になっていること、よくありませんか?
こういった、不快な空気を変えてくれるのが、送風なんです。送風を運転させると、部屋全体に涼しい空気が行き届き、お部屋を快適にしてくれます。重たくじめじめした空気は下に下に行く性質があるため、これらの問題を解決するのが、送風の役割でもあるのです。
賢い使い方は「家に帰ったら窓を開けて送風!」
送風の賢い使い方としては、家に帰ってすぐに使うことです。まず窓を開けてください。「窓を開けたらせっかくの冷気が逃げてしまう!」そう思った方もいるかもしれませんね。ですが、思い出していただきたいのが「送風は温度調節をしない」という点です。
送風は温度調節をしないため、部屋の温度を下げてくれるわけではありません。冷気が出ているわけではないため、窓を開けても冷気が逃げるという心配はないんですね。それで、なぜこれが効果的かというと、部屋全体の生温いいやな空気を外に逃がし、適切な温度にした状態でクーラーをかけたほうが、電気代が浮くのです。
クーラーはとにかく電気代・光熱費が高くなるものです。そんなクーラーを最小限に抑えて、涼しくするためには、まずは部屋の温度を可能な限り放熱することです。送風で押された熱気が窓から出ていき、すっきりしたところで窓を閉め、クーラーをかけましょう。そうすることで、効果的かつ電気代にも優しくなります。
エアコン送風機能の消費電力・電気代・光熱費は?クーラーの場合は?
エアコンの送風の消費電力・電気代・光熱費
まずは、エアコンの送風の消費電力・電気代・光熱費です。平均的なエアコン送風の消費電力は12W。これだけだとあまりピンときませんね。ですが、電気代・光熱費としてお値段にしてみると先ほどもご紹介した通り、一時間で0.3円と破格のお値段になっています。これなら電気代・光熱費を気にせず使えそうですね。
クーラーの消費電力・電気代・光熱費
一方、クーラーの消費電力・電気代・光熱費についても触れていくと、 消費電力は平均して590Wです。これは大きい違いですね!そして電気代・光熱費に至っては、3円~20円となっています。送風とは大きな違いです。これだけの差があったら、送風に切り替えて真夏日まではしのぎたいものですね。
エアコンを正しく省エネする方法2つ
省エネ方法①入と停止を頻繁に切り替えるのはNG
省エネ方法についてご紹介します。コツを掴めば、電気代はぐっと安くなりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。まずは、スイッチの使い方です。「暑くなったら冷房をつけて、冷えたら消すのを繰り返せば節約になる」そう思っていませんか?
実はこれ、逆効果なんです。エアコンが再起動するときに使われるエネルギーはとても多く、そのために何度も入れたり切ったりを繰り返していると、とても電気代がかかってしまうんです。それを防ぐためにはどうすればいいかというと、「涼しくなってきたら温度を上げる」ということです。
消したら暑い、つけたら寒い、よくあることですよね。こういう場合は、とにかく温度を高く、風量を少なくするなどして、つけっぱなしにしておくほうがどちらかというと電気代が浮くのです。もちろん、クーラーの合間合間に送風をするのもOKです。
省エネ方法②扇風機を配置して冷気を部屋中に送り出す
クーラーをかけることを考えると、別に扇風機を使ったほうが効果的です。クーラーをかけるのに合わせて扇風機を使うと、もっと電気代がかかってしまうじゃないか!と思わないでください。部屋全体に冷気を送り込むことによって、高い温度に設定しても涼しさを感じるようになります。
ポイントは、クーラーの向きを高い位置に設定し、その地点に扇風機を置いて、あなたの体に当たるように配置することです。こうすることによって、水滴もたれることがなくなり、快適に涼しさを体験することができるのです。
エアコンの送風とクーラーを知って快適に夏を過ごそう!
いかがでしたか?クーラー、送風の賢い使い方について、使える豆知識がいっぱいあったのではないでしょうか。クーラー、送風は使い方によって優れた効果を表しますが、使い方を間違えるととてつもない電気代になってしまいますので注意してください。また、暑い夏を乗り切る保冷グッズについてはこちらをご覧ください。
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