ユニット折り紙とは
ユニット折り紙とはパーツを組み合わせて一つの作品を作る折り紙
ユニット折り紙とは複数のパーツを組み合わせて、一つの作品を作る折り紙のことです。多面体折りともいいます。多くの場合、紙を折ってできるポケットに差し込んでパーツ同士をつなぎ、紙の摩擦力で支えます。同じパーツの枚数を変えることで、違う形にできるものもあります。
また、使用する紙の枚数が多いので、色の組み合わせを工夫して楽しめるのも、ユニット折り紙の特徴です。最近は、グラデーションやポップな柄、光沢のある色紙など、バリエーションも豊富です。100均ショップでも様々な種類の色紙が販売されているので、自分の好きな物を選んで作ってみてください。
ユニット折り紙で作る多面体の作品といえばくす玉
ユニット折り紙でつくる多面体の作品といえば、真っ先に思いつくのがくす玉です。3枚の折り紙から作れるものから、数十枚を組み合わせた複雑なデザインまで、限りないほどの種類があります。その他にも箱やこまのように作った後にも使ったり、遊んだりできるものもあります。
最初はシンプルなものから始めて、少しずつ枚数を増やしてゆくことをおススメします。基本は同じなので、コツをつかめれば、直ぐに複雑なデザインも折れるようになります。
おもちゃのように楽しく遊べる折り紙があるのをご存知でしょうか。そんな簡単で面白い折り紙をご紹介します。折り紙が苦手なお子さんでも、後で一緒に楽しく遊べるので、この記事を参考にぜひ、作って見てください。
ユニット折り紙の作り方のコツとは
ユニット折り紙の作り方のコツ①パーツは折り図に忠実に丁寧に折る
ユニット折り紙の作り方のコツ、1つ目は、パーツひとつひとつを丁寧にきちっと折ることです。ユニット折り紙はパーツの組み合わせで出来ています。枚数が多いデザインは、ずれが出てきて組み合わせられなくなることもあります。また、折り目をしっかりつけておくことで、仕上がりがよりキレイになります。
折り方が複雑になってくると、ガイドラインを作る為に、何度も折ったり開いたりを繰り返します。面倒でも、この過程を手を抜かずにしっかりと行いましょう。パーツの出来上がりがそろい、組み合わせやすくなります。また、折り図や動画をしっかりとチェックしながら折ることもプラスになります。
ユニット折り紙の簡単な作り方のコツ②組み立ては慎重に
ユニット折り紙の作り方のコツ、2つ目は、組み立ては慎重に行うことです。パーツはそのまま固定することも出来ますが、数が多くなってくると接着しながら組み立てる必要が出てきます。この時、仕上がりを急ぐあまりに接着剤が乾くのを待てなかったり、両面テープを使ったりすると表に影響を及ぼすことがあります。
このように、組み立ても時間をかけて、慎重にすることが大切です。場合によっては、補強にセロテープを活用するのも良いかもしれません。
枚数別・ユニット折り紙での立体のくす玉の作り方は?
枚数別・ユニット折り紙での立体のくす玉の作り方①6枚ユニットの折り方
枚数別・ユニット折り紙での立体くす玉の作り方、1つ目は6枚折りのくす玉です。このサイコロ型のくす玉のパーツは、ユニット折り紙の最も基本的な折り方です。きちんと覚えておくと、後で応用が利きます。6つのパーツの内、5つのパーツをつなげてユニットを作り、最後の一枚でふたをするようにして組み立てます。
- 1折り紙を6枚準備します。
- 2半分に折って、中央に折り目を付けた後、その折り目に合わせておりかえし、4本の折り目をつけます。
- 3真ん中の折り目に合わせて、折り込みます。
- 4角を合わせて折り返し、中に入れ込みます。これを両方行います。
- 5折り目に合わせてたたみます。
- 6突き出している三角の部分を手前に半分に折ります。裏返して同様に折り返します。
- 7同様にして、6つパーツを作って、組み合わせます。
6枚のサイコロくす玉の折り方
枚数別・ユニット折り紙での立体のくす玉の作り方②12枚ユニットの折り方
枚数別・ユニット折り紙での立体のくす玉の作り方、2つ目は12枚の色紙で折るくす玉です。最も基本的な折り方で、パーツを作ってからの組み合わせ方をご紹介します。画像を見ながら練習して見ましょう。
- 16枚のくす玉と同じ折り方でパーツを12個作ります。
- 21つ目のパーツの三角の袋の部分に、2つ目のパーツの角を差し込みます。
- 33つ目のパーツの三角部分に1つ目のパーツの角を差し込みます。
- 42つ目のパーツの三角部分に3つ目のパーツの角を差し込みます。
- 5真ん中に三角錐ができたら、大パーツの出来上がりです。
- 6同様にして、大パーツを4つ作ります。
- 7大パーツの三角部分にそれぞれのパーツの角を差し込みながら組み合わせます。
12枚のくす玉の折り方
パーツの折り方を少し複雑にするだけで、こんなにステキなくす玉も折れます。使用している色紙の枚数は同じです。パーツを組み合わせが難しそうに見えますが、基本的にはどんなデザインも同じなので、コツさえ覚えればすぐに作れるようになります。
枚数別・ユニット折り紙での立体のくす玉の作り方③24枚折り以上の折り方
枚数別・ユニット折り紙での立体のくす玉の作り方、3つ目は24枚以上のくす玉です。ここでは、ポピュラーな30枚のくす玉の折り方をご紹介します。まずは、基本折りのパーツ30個の組み合わせ方を覚えましょう。最初は分かり安いよう、5色の色紙6セットで作ることをおススメします。
動画を参考に練習して見てください。慣れて来たら、別のデザインにもチャレンジして見ましょう。24枚以上のユニットになると、凝ったデザインのものが作れるようになります。たくさんのパーツを作るのは大変ですが、完成した時の満足感は格別です。
- 1基本のパーツを30個折ります。
- 25枚のユニットを三角の袋の部分に差し込みながら一回り組み合わせます。
- 3動画の印の部分に山が出来るよう、パーツを差し込んでゆきます。
- 4差し込まれるパーツの反対側のパーツの色と同じ色のパーツを差し込みます。
- 5山が5個できたら、動画の印の部分に5色のパーツが集まる様に差し込みます。
- 6山が三角になるよう隣のパーツを差し込みます。
- 7動画の印の部分が5色のユニットになるようパーツを差し込みます。
- 8先ほどと同様に三角の山が出来るよう形を整えながら隣のパーツに差し込みます。
- 9最後に5色のパーツが集まる様にそれぞれ隣のパーツに差し込みます。
30枚のくす玉の折り方
くす玉以外のユニット折り紙での立体作品の作り方は?
くす玉以外のユニット折り紙での立体作品の作り方①簡単な箱の折り方
くす玉以外のユニット折り紙での立体作品の作り方、1つ目は簡単な箱の折り方です。箱はデザインもいろいろで、様々な折り方があります。その中でも4枚で作る箱の折り方をご紹介します。とっても簡単で、折り図なしでも作れるので、お子さんとご一緒に折って楽しんで見てください。
- 1色紙を4枚用意します。
- 2色紙の上下を合わせて真ん中に折り目を付けます。
- 3下から真ん中の折り目に合わせて折ります。
- 4向きを変えて半分に折り、真ん中に折り目を付けます。
- 5先ほどの折り目に合わせて、折り返していない方を三角に折ります。
- 6折ったところの角を、そのまま上の中央の折り目に合わせて対角線におります。
- 7中央の折り目まで折って、その折り目合わせて、もう一方を自然に倒しながら箱の側面2つを立てます。
- 8折り目をキレイに整えてこのパーツを4つ作ります。
- 9側面同士を紙の間に差し込んで、つないでいきます。
- 10底はそれぞれの間に差し込みながら交互に組み合わせます。
- 11最後に形を整えて出来上がりです。
簡単な箱の折り方
少し凝った蓋の折り方をご紹介しておきます。これも4枚の色紙で折ります。最初は難しく感じるかもしれませんが、基本は同じなので、慣れればスイスイと折れるようになります。動画のようなきれいな千代紙など、自分なりに工夫して、好みにあわせたステキな蓋を折ってみましょう。
くす玉以外のユニット折り紙での立体作品の作り方②バーンスターの折り方
くす玉以外のユニット折り紙の立体作品の折り方、2つ目はバーンスターです。多面体折りの星の作り方をご紹介します。パーツの折り方が少し複雑かもしれませんが、慣れればすぐに出来るようになります。バーンスターは差し込むポケットが浅いので接着して固定します。
- 1色紙を5枚用意します。
- 2三角に折って対角線に折り目を付けます。
- 3折り目に合わせて左右を合わせます。
- 4折っていない方の角も真ん中で合わせて折ります。
- 5二つに折って、しっかりと抑えます。
- 6この状態のまま、右側を固定しながら、うしろの角を起こし、左の角を合わせ目に合わせて折ります。
- 7下の三角を真ん中で折ります。
- 8動画のように右側を折り目にそって重なる部分をたたみながら、真ん中に折ります。
- 9先ほど折ったところを動画のように開きます。これでパーツの出来上がりです。
- 10三角のポケットの部分に差し込みながら、のりで固定します。
バーンスターの折り方
くす玉以外のユニット折り紙での立体作品の作り方③フラワーの折り方
くす玉以外のユニット折り紙での立体作品の作り方、3つ目はフラワーです。花びらのパーツを作って貼り合わせて行きます。一見、複雑そうに見えますが、簡単なパーツの組み合わせです。片面の折り紙だと外側の花びらが白くなってしまいますが、後から同じ大きさの色紙を半分に切って差し込むことで、カバーできます。
色の組み合わせや、両面の折り紙を使ったりと、自分なりに工夫してみてください。パーツの作り方がとても簡単なので、折り図なしで作れるのがメリットです。何個かをまとめてリースにしたり、くす玉を作ることもできます。
- 1折り紙、8枚を全て丸く切っておきます。
- 2花びらを固定するためのテープを8つ切っておきます。
- 3半分に折った後、もう半分を右側だけ折ります。
- 4折ったところを摘まんで、先ほどの半分の折り目に合わせます。この時中まで折らないように気を付けます。
- 5次の折り目を合わせて動画のように中に二つ入る様に合わせて、合わせ目をテープで固定します。
- 6これが花びらのパーツになります。同様に8個作ります。
- 7角を合わせて、パーツを接着剤で張り合わせます。
- 82個ずつ貼りつけてから貼り合わせるとキレイに仕上がります。
菊の折り方
ユニット折り紙の作品実例5つ
ユニット折り紙の作品実例①変形キューブ
ユニット折り紙の作品実例の1つ目は変形キューブです。これは、6面体を8個つなげて作ります。折り紙で、こんなに無限に変形するキューブを作れるなんて、びっくりしてしまいます。作った後も、楽しく遊べるのがメリットです。
ユニット折り紙の作品実例②万華鏡
ユニット折り紙の作品実例の2つ目は万華鏡です。子供の頃に折った経験のある方は、思い出しながら折ってみてください。動画は8個のパーツを組み合わせて作っています。パーツの折り方も簡単なので、お子さんと一緒に作ることをおススメします。
ユニット折り紙の作品実例③コースター
ユニット折り紙の作品実例の3つ目はコースターです。ハサミものりも使わずに出来るので、とっても簡単です。色や大きさなど、いろいろ工夫してバリエーションを楽しんで見てください。
手編みで簡単なコースターが作れるのをご存知でしょうか。編み物初心者の方でも十分に作れる、簡単な編み方をご紹介します。この記事を参考にぜひチャレンジして見ましょう。
ユニット折り紙の作品実例④多面体のこま
ユニット折り紙の作品実例の4つ目はこまです。折り図をみると作り方も簡単で、作った後も遊べるので、子供たちと一緒につくるのにはピッタリです。誰が一番長く回るか、競争しても楽しいですね。
ユニット折り紙の作品実例⑤まり
ユニット折り紙の作品実例の5つ目はまりです。伝統的な多面体折りとして、世界的にも知られているのがまりではないでしょうか。34個のパーツを糸でつないで作るのが、ポピュラー作り方です。全てを組み合わせた後に、房をつけてモビールとして飾ってもステキです。
100均ショップで手に入る材料で、モビールを作ってみましょう。夏の強い日差しの中で涼し気に揺れるモビールなんて、ステキですよね。この記事ではそんなモビールの作り方を、材料別にご紹介します。あなたも参考にして作って見てはいかがでしょうか。
ユニット折り紙で楽しい
ユニット折り紙の作り方はいかがでしたか。多面体など立体の折り方は、難しそうですが、パーツの組み方さえマスターすればすぐにつくれます。くす玉以外にも箱など、様々なものが作れます。折るだけでなく遊べる作品もあります。ぜひ、動画や折り図などを参考に、親子で楽しんで見ましょう。
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