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奈良の大仏と鎌倉の大仏の比較|大きさ・高さの違いは?

奈良の大仏と鎌倉の大仏の比較|奈良の大仏の大きさ・高さについて

奈良の大仏

奈良の大仏と鎌倉の大仏の比較として、まずは奈良の大仏の大きさ・高さを見てみましょう。大きさは数字で見るとピンとこないかも知れませんが、ビルの高さで言うと大体4~5階くらいになります。街中で想像してみるとかなり大きいことがわかります。大仏像の下には蓮華(れんげ)の花を表した蓮華座という台座もあります。

また奈良の大仏の背後には、仏様から発せられる光明を表現した光背(こうはい)という装飾も見ることができます。大仏像よりさらに大きく金色に輝く光背はまさに後光が差している様子そのもので、その迫力に圧倒されてしまいます。この光背と相乗効果で、より奈良の大仏が大きく見えるかも知れませんね。

奈良の大仏の大きさ・高さ

総高 18.03m
像高 14.98m
面長 5.33m
口幅 1.33m
眼長 1.02m
耳長 2.54m
台座 3.05m

奈良の大仏と鎌倉の大仏の比較|鎌倉の大仏の大きさ・高さについて

鎌倉の大仏

奈良の大仏と鎌倉の大仏の比較として次は、鎌倉の大仏の大きさ・高さを見てみましょう。奈良の大仏と比べると、鎌倉の大仏の方が一回り小さいサイズであることがわかりますね。さらに鎌倉の大仏には、奈良の大仏で見られる蓮華座や光背のように豪華な装飾は見られません。

台座には元々蓮の花が作られる予定でしたが、民衆から集めた寄付金が足りずに途中でストップしてしまったのです。現在では大仏像台座の背後に4枚だけ作られた蓮の花びらを見ることができます。装飾はないため奈良の大仏より全体的にシンプルですが、大空の下にゆったりと佇む大仏様もまた独特の魅力が感じられます。

鎌倉の大仏の大きさ・高さ

総高 13.35m
像高 11.3m
面長 2.35m
口幅 0.82m
眼長 1m
耳長 1.9m
台座 2.05m

奈良の大仏と鎌倉の大仏の比較|大きさ・高さ以外の特徴の違い7選

奈良の大仏と鎌倉の大仏|大きさ・高さ以外の特徴の違い①材料

材料

奈良の大仏と鎌倉の大仏の、大きさ・高さ以外の特徴の違い1つ目は材料です。まず奈良の大仏は銅・すず・水銀・金などが使われ、表面には金メッキが施されています。また奈良の大仏は初めに建立されてから二度焼け落ちており、現在の大仏は江戸時代(1692年)に修復されたものです。

対して鎌倉の大仏は一番初めに木造で造られましたが、数年後に天災で倒壊してしまいました。その後青銅で再建され、当時は表面に金箔も貼られていたようです。現在でも大仏様の頬にうっすらと金箔の跡を見ることができますので、実際に行った時に注意して見てください。

奈良の大仏と鎌倉の大仏|大きさ・高さ以外の特徴の違い②手の形

手の形

奈良の大仏と鎌倉の大仏の、大きさ・高さ以外の特徴の違い2つ目は手の形です。仏教で仏様の手の形のことを印相(いんそう)と言い、指の形や両手の組み合わせ方によって数百以上もの種類があります。それぞれ悟りの状態や意思など様々な意味があり、仏様を見分ける時のポイントになります。

まず奈良の大仏・廬舎那仏(るしゃなぶつ)は右手のひらを見せるように掲げ、左手のひらは上に向け膝の上に置いています。これはそれぞれ施無畏(せむい)・与願印(よがんいん)と言い、人々の恐れを取り除き願いを叶えるという意味があります。

対して鎌倉の大仏・阿弥陀如来は、組んだ足の上に両手のひらを上に向けて合わされています。これは最高の悟りの状態を表しており、上品上生印(じょうぼんじょうしょういん)または弥陀定印(みだじょういん)という印相です。このように奈良と鎌倉ではそもそも仏像の種類自体が異なるので、手の形も違うんですね。

奈良の大仏と鎌倉の大仏|大きさ・高さ以外の特徴の違い③螺髪の数

螺髪

奈良の大仏と鎌倉の大仏の、大きさ・高さ以外の特徴の違い3つ目は螺髪の数です。螺髪(らほつ)とは悟りを開いた仏様特有の、巻貝がたくさん並んでいるような髪型のことです。これは古代インドの王朝で造られていた大仏が日本に伝わったものです。よくパンチパーマに例えられますが、もちろん全く別の髪型です。

奈良の大仏の螺髪は元々966個ありましたが、何度か修復を繰り返すうち現在は492個になっています。対して鎌倉の大仏の螺髪は656個あります。現在の数で比較すれば、鎌倉の大仏の方が多いですね。また一般的に螺髪の向きは右巻きですが、鎌倉の大仏は左巻きになっていてその理由は不明です。

そして両方の大仏像には、額に白毫(びゃくごう)という白い巻き毛があります。この丸まっている毛を伸ばすと4.5mもの長さがあり、ここから光を放って世界を照らすとされています。こちらもホクロと言われることがありますが全く別のもので、螺髪と同じく悟りを開いた仏様の特徴になっています。

奈良の大仏と鎌倉の大仏|大きさ・高さ以外の特徴の違い④大仏殿の有無

大仏殿

奈良の大仏と鎌倉の大仏の、大きさ・高さ以外の特徴の違い4つ目は大仏殿の有無です。奈良の大仏はさらに大きな大仏殿の中にありますが、鎌倉の大仏は大仏殿がないのでそのまま屋外で見ることができます。鎌倉の大仏にもかつては大仏殿がありましたが、台風や津波など度重なる自然災害によって倒壊したと言われています。

奈良の東大寺にある立派な大仏殿は東大寺金堂といい、世界最大級の木造建築と言われています。戦災で2度焼失してしまいましたが、1709年に再建された建物を今も見ることができます。今でもかなりの大きさですが、創建当時は現在の1.5倍くらいもあり相当大きい建物だったようです。

奈良の大仏と鎌倉の大仏|大きさ・高さ以外の特徴の違い⑤胎内拝観

胎内拝観

奈良の大仏と鎌倉の大仏の、大きさ・高さ以外の特徴の違い5つ目は胎内拝観です。奈良の大仏で胎内拝観はできませんが、大仏殿内部に穴の開いた柱があって中をくぐると無病息災の利益があると言われています。こちらは大仏と共に東大寺の観光スポットになっており、大仏の鼻の穴と同じ大きさとされています。

対して鎌倉の大仏はなんと20円という値段で胎内拝観をすることができます。中は空洞なので特に何か展示されているわけではありませんが、内部から大仏を見上げるとたくさんの継ぎ目や修復の跡など貴重な歴史の痕跡を目にすることができますよ。

奈良の大仏と鎌倉の大仏|大きさ・高さ以外の特徴の違い⑥時代背景

時代背景

奈良の大仏と鎌倉の大仏の、大きさ・高さ以外の特徴の違い6つ目は時代背景です。東大寺の本尊である廬舎那仏(るしゃなぶつ)像・奈良の大仏は、天災や反乱が続く奈良時代に造られました。社会の不安解消・国家の安定のため、国家事業として聖武天皇が発願しました。

一方高徳院の本尊である阿弥陀如来坐像・鎌倉の大仏は鎌倉時代に造られましたが、造立経緯・創立者などは諸説あります。奈良の大仏に比べて資料が少ないため、不明な部分が数多くあるのです。「吾妻鏡」という日本の歴史書には浄光という僧によって建立されたという記述がありますが、ハッキリしたことはわかっていません。

奈良の大仏と鎌倉の大仏|大きさ・高さ以外の特徴の違い⑦宗派

宗教

奈良の大仏と鎌倉の大仏の、大きさ・高さ以外の特徴の違い7つ目は宗派です。奈良の大仏がある東大寺は華厳(けごん)宗大本山です。奈良の大仏・毘盧遮那仏は華厳経において中心的な存在で、全ての人々を照らし悟りに導いてくれます。平和な世の中になるよう、願いを込めて大仏が造られたことがわかります。

鎌倉の大仏がある高徳院は浄土宗で、極楽浄土の仏・阿弥陀如来が本尊です。「南無阿弥陀仏」を唱えることで、どんな人でも極楽浄土に往生することができるという教えです。鎌倉時代初期から武士や農民を中心に広まっていきました。戦乱が続く荒れた時代に、人々のよりどころとなる思想だったんですね。

奈良の大仏と鎌倉の大仏の違いを知ってもっと大仏鑑賞を楽しもう

以上、奈良の大仏と鎌倉の大仏の様々な違いや特徴についてご紹介しました。大きさの違いはもちろん、細かく見ていくとたくさんの違いがあることがわかりましたね。それぞれ一度見たことがあっても、具体的な違いや造られた背景などを知ってから改めて見ると、全く違う感動が得られるのではないでしょうか。

そして奈良も鎌倉も見どころ満載な観光スポットですので、大仏の歴史を感じながら色んな楽しみ方をしてみてくださいね。また鎌倉を訪れた際は、以下の関連記事がおすすめです。デート・友達・一人などシーン別のランチ店を知ることができますので、鎌倉を観光する時の参考にしてみてくださいね。

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