和室のインテリアにベッドが合いにくい理由って?
和室にベッドが合いにくい理由①ベッドが外国から持ち込まれた文化だから
和室にベッドが合いにくい理由の1つに、そもそもベッドが外国から入ってきた文化だという点が挙げられます。伝統的な日本特有の建築様式である和室は、畳・柱・襖・障子・床の間等の和の要素で構成されています。そこで使用される寝具は洋風のベッドではなく布団という一種の固定概念も働き、その違和感の解消が必要です。
和室にベッドが合いにくい理由②ベッドの高さや質感に違和感を感じるから
和室にベッドが合いにくいもう1つの理由は、ベッドの質感にあります。和室を見渡してみると、木の板・畳・障子紙など全てに自然のぬくもりを感じられる素材が使用されていることに気が付きます。そんなナチュラルな雰囲気の中にスチールやアイアンの無機質なベッドがあると、調和がとれず不釣り合いな感じを受けるのです。
和室にベッドを置いたおしゃれなインテリア例7選
和室+ベッドのおしゃれなインテリア例①ミニマムでシンプルな寝室
和室に合うおしゃれなベッドのインテリア1つ目は、最低限の必要な物しか置いていないシンプルでミニマムなコーディネートです。ただ物を置かないだけでなく、色彩も極力使わず、白や生成りといったナチュラルなカラーと木材やグリーンの天然素材だけで構成された部屋は、和室や畳の持つ雰囲気ともとてもマッチしています。
ミニマリストのシンプルライフのお手本になるのが、無印良品の家具やファブリックを使用したコーディネートです。主張し過ぎないデザインで汎用性が高い無印良品のインテリアは、使いやすくとても人気があります。和室とも相性の良いアイテムがたくさんありますので、是非以下の記事も参考にしてみて下さいね!
和室+ベッドのおしゃれなインテリア例②和室との相性バッチリな和モダン
和室に合うおしゃれなベッドのインテリア2つ目は、まるで高級旅館のような上品さを感じる和モダンなコーディネートです。最近では素敵な和モダンの雰囲気に合わせて和室にベッドを配置する旅館も増えましたよね!畳と相性の良いダークブラウンを基調にしたコーディネートは、是非自宅でも取り入れたい大人っぽさです。
和室+ベッドのおしゃれなインテリア例③和室でも適うシャビーシック
和室に合うおしゃれなベッドのインテリア3つ目は、シャビーシックな雰囲気のコーディネートです。シャビーシックなインテリアや家具は、おしゃれな女性に今最も人気のスタイルです。一見和室には合わなそうですが、白い壁に溶け込ませるようにシンプルにコーディネートすれば、和室っぽさを感じさせない空間が完成します。
シャビーシックな部屋作りはセンスがないと難しそうに見えますが、実は白を基調にグレーやシルバー、薄いグリーンなど、色褪せた鈍い金属のような色や優しく淡い天然素材の色をラグなどで合わせていくことで簡単に演出することができます。シャビーシックについて詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみて下さいね!
和室+ベッドのおしゃれなインテリア例④ラグ活用のネイビーの男前コーデ
和室に合うおしゃれなベッドのインテリア4つ目は、大人の男性にもおすすめな渋くて男前な雰囲気のコーディネートです。藍染を連想させる濃紺カラーは和室との相性も良く、インテリアに取り入れると格好良い雰囲気に仕上ります。大きなラグを壁紙代わりに壁に吊るテクニックなら、DIY不要で模様替えができますよ!
和室+ベッドのおしゃれなインテリア例⑤アジアの高級ホテルをイメージして
和室に合うおしゃれなベッドのインテリア5つ目は、アジアの雰囲気が漂う上品なコーディネートです。和室で色味を取り入れる場合、アジアの高級リゾートホテルをイメージするとスタイリッシュな雰囲気が作れます。木や藤などの家具を効果的に使いながら、赤や黄色の挿し色が素敵なアクセントになっていますね!
和室+ベッドのおしゃれなインテリア例⑥王道とも言えるレトロな和テイスト
和室に合うおしゃれなベッドのインテリア6つ目は、和室のレトロな雰囲気を最大限に活かした王道コーディネートです。いかにも和室な部屋は一層のこと、もっと和風な雰囲気にまとめてみてはいかがでしょう。昭和テイストな柄のラグやカラフルな小物を無秩序に配置していくだけで、なんだか懐かしい気持ちになりますね!
和室+ベッドのおしゃれなインテリア例⑦雰囲気のある間接照明を配置して
和室に合うおしゃれなベッドのインテリア最後は、間接照明を取り入れたおしゃれでほっこりするコーディネートです。畳のい草の香りと足の裏の感触にリラックス効果を感じる人も少なくないと思いますが、間接照明を取り入れればより一層癒しの空間になります。暖かみのあるオレンジに近い光の色が和室に調和していますね!
和室に合うベッド用品(ベッドカバー/クッション等)7選
和室に合うベッド用品①高級旅館のようなフカフカの羽毛布団
和室に合うベッド用品1つ目は、思わずダイブしたくなるような見るからにフカフカな羽毛布団です。羽毛の掛け布団は、見た目に高級感があるだけでなく、吸湿性と放湿性に優れているので快適な睡眠をとることができます。和室に置いたベッドの上でも適度なボリューム感が、優雅な雰囲気を醸し出してくれますよ。
和室に合うベッド用品②最高級の肌触りが得られるリネンシーツ
和室に合うベッド用品2つ目は、サラリとしてベタつかず特に夏の暑い夜に心地の良い眠りを提供してくれるリネン素材のベッドシーツです。ヨーロッパで高級寝具として人気のリネンですが、日本でも古くから麻と呼ばれ愛されてきました。和の要素にも洋の要素にも自然に溶け込んでくれる素材なので、和室ベッドに最適ですね!
和室に合うベッド用品③畳と相性が良く雰囲気がまとまる茶系の布団カバー
和室に合うベッド用品3つ目は、茶系の布団カバーです。寝具を色で選ぶのなら、どんなインテリアにも馴染みやすくシックな印象を与えてくれる茶色がおすすめです。畳や柱の木の色とも好相性ですし、他の家具を配置する時にもバランスが取りやすいです。綿やタオル地、フリース風など、素材によって雰囲気も変わりますよ。
和室に合うベッド用品④布団に掛けるだけでおしゃれな落ち着いた色のラグ
和室に合うベッド用品4つ目は、掛け布団の上にサッと掛けるだけでお部屋の印象がガラッと変わるラグです。ラグは大掛かりな模様替えはできないけどちょっと部屋の雰囲気を変えたい時にも重宝します。和室にラグを取り入れるのであれば、グレーやベージュやネイビーといった落ち着いた色を選ぶと失敗も少なくなりますよ!
和室に合うベッド用品⑤和室に合わないヘッド部分を隠すヘッドボードカバー
和室に合うベッド用品5つ目は、ヘッドボードカバーです。パイプやアイアンなどの材質や色など、和室全体の雰囲気に合わないヘッドボードがベッドについてしまっている時にヘッドボードカバーがあればとても便利です。置くだけでガラリと雰囲気を変えられますし、クッション性があり背もたれにもなるので快適ですよ!
和室に合うベッド用品⑥コーディネートのポイントになるベッドスロー
和室に合うベッド用品6つ目は、ベッドスロー(ベッドライナー)です。高級ホテルでよく見かけるベッドスローは、ベッドの脚元にサッとひくだけでワンランク上の寝室を演出することができます。元々は室内でも土足の欧米でベッドが汚れないようにするためのものですが、お部屋のアクセントや来客用の客間にもおすすめです。
和室に合うベッド用品⑦優しい風合いが和室に溶け込むニットクッション
和室に合うベッド用品最後は、ニット独特の優しい風合いが和室の雰囲気に自然に溶け込むクッションカバーです。外国のおしゃれなベッドルームのような、ベッドの枕元にたくさんクッションが並んだ様子に憧れる女性は多いのではないでしょうか。
ニット製のクッションは、見た目も可愛く和室の雰囲気にもピッタリなので、色んなデザインのものをコレクションして並べたいですね!クッションカバーは比較的簡単に自分で作ることも可能ですし、100円ショップでも手軽に購入できます。ダイソー・セリアでおすすめのクッションをご紹介した下記の記事も是非ご覧下さい。
和室にベッドを置くときの注意点3つは?
和室にベッドを置くときの注意点①ベッドを置くことで畳にへこみができる
和室にベッドを置く際の注意点1つ目は、ベッドの重さで畳がへこむ可能性が高いということです。特に賃貸の場合は畳のへこみや傷が退去の際に問題になることも多く、できるだけ予防が必要です。4本脚のベッドはベッドの重みが4箇所の脚に集中するので脚の下に緩衝材を敷いたり、フロアーベッドを選ぶようにしましょう。
和室にベッドを置くときの注意点②湿気を含みやすい畳はカビが生えやすい
和室にベッドを置く際の注意点2つ目は、ベッドを置くことで畳にカビが生えやすくなるということです。い草の畳は湿気を吸ったり吐いたりすることで室内の湿度を快適な状態にしてくれています。しかし、畳の上にベッドを置くと畳が正常に呼吸できずに湿気が溜まってしまうので、カビが好む様な環境を作ってしまうのです。
ベッドを畳に置く際にはマットを直接畳に置いてしまうのではなく、簀の子などを活用して畳とマットの間に隙間を作りあらかじめ通気の良い環境にしたり、定期的にマットを上げて換気や掃除を行うようにしましょう。もしカビが生えてしまったら、下記の記事などを参考にしながら早めに除去するように心掛けて下さいね!
和室にベッドを置くときの注意点③高さのあるベッドは違和感を感じやすい
和室にベッドを置く際の注意点の最後は、ベッドの高さに関してです。和室にベッドを置いた際の違和感の多くはベッドが高いことから生じています。部屋に入った際に寝具が目線の高い位置に飛び込んでくると、「和室=布団」のイメージとのギャップによって戸惑いを感じてしまうのです。
逆にベッドが布団の高さに近ければ近い程、違和感は小さくなりますから、できるだけベッドが低くなるように工夫しておけば、和室にベッドを置いた場合でもすんなりと部屋に溶け込んでくれます。和室に合わせてイチからベッドを選ぶのであれば、フレームの脚が長いタイプのものではなく短い物を是非選んで下さいね!
- マットレスを畳に直接置く
- 簀の子の上にマットレスを置く
- ベッドの脚を外す
- 床との隙間がないタイプのベッドフレームを選ぶ、など
ベッドの高さを低くするためのおすすめの方法
和室にベッドを置いておしゃれな部屋を楽しもう!
和室にベッドを置く際のおしゃれなインテリアコーディネート術をご紹介しましたが、気になるテイストのものは見つかりましたか?和室の雰囲気を理解しながらコーディネートのコツやポイントをしっかり押さえておけば、ベッドを置いても違和感がないどころか、むしろとっても素敵な雰囲気のお部屋が作れてしまいそうですね!
また、以下の記事ではスペースが限られがちな一人暮らし用の間取りを素敵にレイアウトした実例をご紹介しています。部屋の大きさ別のレイアウトイメージや家具やインテリアの選び方などは、寝室にベッドを配置しようとする際に活かすことができますので、是非理想のお部屋作りの参考にしてみて下さいね!
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