ローションパックとは?
ローションパックとは①化粧水を染み込ませたコットンでパックすること
ローションパックとは、化粧水を染み込ませたコットンを薄く割き、顔に貼っていくスキンケアのやり方です。市販のシートマスクの手法と似ています。パックを毎日やることで毛穴を引き締めて肌をきれいにしてくれます。
パックしなくてはいけない頻度が高いと面倒に感じる人はご安心ください。ローションパックは普段から使っている化粧水をコットンにつけて手軽なやり方で短時間パックするだけです。これでスキンケアが出来て、化粧ノリもよくなってしまうのですから、やってみる価値はありますよ。
ローションパックとは②肌の表面を整えてくれる
ローションパックは肌の表面を整えて、パック後の保湿クリームや美容液の浸透を高めてくれるスキンケアです。カチカチに固まっている肌に化粧水が染み込み、スポンジのように膨らんで柔らかくなることで浸透率を上げているとイメージすると分かりやすいのではないでしょうか。
手で化粧水をつけている人も多いと思われますが、ローションパックは手よりはるかに肌をふっくらとさせてくれます。また、化粧水をつけているときに手を伝って化粧水が垂れてしまったり、指の隙間に入ることが少ないので、化粧水を無駄なく肌につけることができます。
ローションパックと同じくコットンに化粧水を含ませて肌に塗る方法もありますが、パックすることで潤いを持続させてくれます。せっかく手元にコットンがあるのですから、ローションパックのやり方に変えてみましょう!
POINT
肌のキメが細かくなる
ローションパックによって潤った肌はキメが細かくなり毛穴も引き締まっていきます。肌にハリが出てくるので、化粧ノリも良くなります。
ローションパックとは③肌トラブルを防ぐ
ローションパックは肌トラブルを抑制させる効果が期待できます。肌の表面を整えて水分の蒸発を減らし乾燥を防ぐことで、外からの刺激を抑えられるのです。
日頃からパックの頻度を多くし、肌にたくさんの水分を与えておくことで、乾燥から起こりがちなニキビや吹き出物を発生させないようにしていきます。もし肌トラブルが起きてしまった場合は後述にある「ローションパックの注意点④」をご覧ください。
小じわやシミ・そばかすなどの肌トラブルも肌の乾燥が原因になりがちです。保湿クリームや専用の美容液を塗る前にローションパックをしたほうが、より効果を実感できます。
ローションパックとは④日焼けの鎮静にも効果的
ローションパックは日焼けの鎮静にも役立ちます。夏の日焼けや雪焼けは肌に刺激を与えてしまったり、肌の水分を奪い乾燥を促進させてしまいます。そこでローションパックの登場です。
日焼けで肌が火照っているようであれば、冷蔵庫で冷やしておいた化粧水でローションパックを行うとひんやりとして非常に気持ちが良いですよ。かなり日焼けをしていて痛いようであれば、刺激の少ない化粧水を選び、じんわりと肌に水分を与えて鎮静させていきましょう。
ローションパックのやり方は?
ローションパックのやり方①コットンに水を含ませる
ローションパックのやり方は、まずはコットンに水を含ませることから始まります。化粧水だけをつけてコットンを湿らせようとすると化粧水の消耗が激しいですし、化粧水の保湿成分が直に肌に染み込み、逆に肌に負担をかけてしまいます。水を含ませることで保湿成分を薄めてあげましょう。
ボウルか桶などに水を溜めて、コットンの中までしっかりと濡らしていきます。朝のさっぱりしたい時や日焼けで肌が火照る時は冷たい水を、夜のゆっくりしたいときはぬるま湯でじんわりと、水の温度はその日の気分によって変えると気持ち良いですよ。水だけでなく化粧水を冷蔵庫で冷やしておく方法もおすすめです。
肌により良いものを使いたい人は精製水がおすすめです。コットンは周りがくっついていない割けるタイプを用意します。普通サイズのコットンでも構いませんが、大判サイズかローションパック専用のコットンだとパックしやすいですよ。毎日行うスキンケアだからこそ、コットンが使いやすいように収納してみてくださいね。
- コットン
- 化粧水
- 水又は精製水
- ボウルや桶
用意するもの
ローションパックのやり方②コットンを軽く絞って化粧水を含ませる
ローションパックのやり方二番目は、コットンに含ませた水を絞っていきます。ただし、コットンを握りしめてギュッと絞るのではなく、両手のひらで挟んで水気を軽くとるくらいにしましょう。
次に化粧水を染み込ませていきます。いつも使っている分量をコットンに出して全体に広げていってください。500円玉くらいの大きさの量がベストです。フェイスシートマスクののように滴るほど化粧水を染み込ませる必要はありません。
ローションパックのやり方③コットンを割いて顔にのせていく
ローションパックにやり方最後はコットンを割いていきます。化粧っ水を含ませたコットンを薄く割いていき合計で5枚ほど作りましょう。小さいコットンを使っている人は顔にしっかりと貼れるだけの量を用意してください。
そして、おでこから目の部分・鼻から顎の部分・右頬・左頬・口元から顎にかけて割いたコットンを貼っていきます。目や鼻・口元は穴を開けて空気が通るようにしましょう。ローションパックをして3分が経ったらコットンを剥がしてください。これでローションパックによるスキンケアは終了です。
- 1目元から口にかけて貼っていきます。(鼻と口元に穴を開けてください)
- 2目元からおでこにかけて貼っていきます。(目元に穴を開けてください)
- 3右頬に貼っていきます。
- 4左頬に貼っていきます。
- 5顎から首元にかけて貼っていきます。
コットンを貼る順番
ローションパックをするおすすめの頻度は?
頻度は朝晩2回がおすすめ
ローションパックをする頻度は「毎日」がおすすめです。朝の化粧前と、化粧を落としてからの夜、1日2回が理想的な頻度といえます。毎日スキンケアするのが難しい人は、最低でも週1回はやるようにしましょう。朝のローションパックをすると、寝起きの肌に潤いとハリが戻ってきめ細やかになり、化粧ノリが良くなります。
夜のローションパックでは肌の表面を滑らかに整え、化粧による刺激や紫外線を浴びていた肌を休ませることで肌トラブルを抑止することができます。頻度を多くすることで、潤った状態の肌をキープし続けるようにしましょう。
いくら水分を含ませたコットンを使用しているとはいえ、朝晩しっかりとコットンパックをすると化粧水の消耗が多くなる場合もありますので、コスパの良い化粧水を探している人は以下の記事を参考にしてくださいね。
毎日のお風呂タイムに行うローションパックの仕方もおすすめ
夜のローションパックをするときにおすすめなのが「お風呂タイム」にする仕方です。ゆっくりと湯船に浸かりながらローションパックをすると、お湯がスチームの役割を果たしてパックの乾燥を防ぎ、通常よりも長い時間ローションパックができます。湯船に浸かる頻度が高い人はぜひ試してみましょう。
ローションパックをさらに浸透させたいという人は、サランラップやヘアキャップを使用する仕方がおすすめです。ローションパックをしたあとにコットンの上からサランラップを被せるようにします。ヘアキャップの場合は頭に被るのではなく、顔に被ります。
この仕方を行う際には、サランラップで鼻や口を塞がない・ヘアキャップの鼻と口の部分に穴を開けることを忘れずにしてくださいね。ヘアキャップを雑に保管して不衛生にしておくと肌トラブルの原因になってしまいますので、しっかりと乾燥させてフックなどで吊るしておきましょう。定期的な買い替えも大切です。
ローションパックをする時の注意点は?
ローションパックの注意点①アルコールが入った化粧水は使わない
ローションパックの注意点として、アルコールやエタノールが入った化粧水を使わないことが挙げられます。アルコールやエタノールは肌の水分や油分の蒸発を早めてしまうため、ローションパックには不向きな成分です。
そして、アルコールやエタノールが入っていると肌への刺激が強すぎて、赤みが出てしまうなんてことも考えられます。また、肌荒れが気になるときはアルコールやエタノールを気にするだけでなく、必要最低限の成分が入ったシンプルな化粧水を選ぶことも大切です。
傷んでいる肌に色々な栄養を流し込んでしまうと、更なる肌トラブルを招いてしまう恐れがあります。お手持ちの化粧水の成分表を確認してから行うようにしましょう。成分表をいちいち見るのが面倒と感じる人でも「化粧水・ノンアルコール」で検索してみると複数の商品がヒットしますよ。
ローションパックの注意点②長い時間パックしない
ローションパックをする際の注意点として、パックを長い時間つけたままにしないようにしましょう。化粧水がさっぱりタイプなのかしっとりタイプなのかで多少違いはありますが、ローションパックをする平均的な時間は3分前後です。
それ以上つけたままにしてしまうと、化粧水が蒸発する際に肌の水分までコットンに吸い込まれていってしまいます。かといってそれ以下の時間だとパックとしての効果をなかなか実感できません。3分だと朝の忙しい時間帯でもぱぱっとできますから、簡単に化粧ノリを良くできますね。
ローションパックを長く貼って潤いをたくさん補給したい人は前述した「毎日のお風呂タイムに行うローションパックの仕方もおすすめ」にもあるとおり、お風呂でローションパックする仕方がおすすめです。この方法であれば、5分~10分程度時間を伸ばすことができます。
ローションパックの注意点③パックを外したあとは保湿クリームを塗る
ローションパックをする際の注意点として、ローションパックを外したあとに保湿クリームや美容液を塗ることを忘れないようにしてください。肌に潤いをもたらしてくれるローションパックですが、パックを行う本来の目的は「肌の表面を整えて、美容液などを浸透しやすくする」ことです。
なので、肝心の保湿クリームや美容液を塗り忘れていたら意味がありませんね。ローションパックを外したら肌についている化粧水を手で優しく伸ばして、仕上げに顔を手のひらで覆い5秒ほど温めましょう。次に保湿クリームや美容液の出番です。
ローションパックを外してから時間が開いてしまうと浸透しにくくなってしまいますから、保湿クリームや美容液をつける一連の流れを習慣づけてしまうと良いですね。自分にぴったりな保湿クリームに出会えていない!という人は以下の記事で探してみてください。
ローションパックの注意点④肌トラブルがある場合は控える
ローションパックの注意点として、肌トラブルが酷い場合はローションパックを控えるようにしましょう。傷んでいる肌に色々な栄養を流し込んでしまうと、更なる肌トラブルを招いてしまう恐れがあります。そんな時は手でさっと化粧水をつけて、肌への刺激を最小限にとどめます。
どうしてもローションパックをやる場合は、必要最低限の成分が入ったシンプルな化粧水を選ぶことが大切です。ローションパックは乳液や美容液などを染み込ませやすくするために行うものですから、肌がトラブルを起こしている時まで肌を整える必要がないということを念頭に入れておいてくださいね。
ローションパック断ちをしている間は、食生活の改善や生活リズムの乱れを直して睡眠時間を増やすなど、身体の内側から肌を健康にすることを優先しましょう。
肌トラブルに効果的な栄養素
乾燥肌 | ビタミンB | 納豆 | バナナ | 牛乳 |
乾燥肌 | 必須脂肪酸 | くるみ | 豚肉 | ごま油 |
ニキビ | ビタミンD | 鮭 | 干し椎茸 | しらす干し |
ニキビ | 食物繊維 | 玄米 | レタス | 海藻 |
ローションパックできめ細やかな素肌を手に入れよう!
自分が普段から使っている化粧水でお手軽に出来るローションパック、やってみたくなりましたか?肌がガサガサで粉をふいていると化粧ノリも最悪ですし、なにより気分が落ちてしまいますよね。
たまにローションパックをしていたけれど効果が得られなかったという人は頻度を増やしてみてください。正しいやり方で肌を整えてぷるぷるな素肌を体感しましょう!以下の記事では資生堂の化粧水をご紹介しています。自分に合った化粧水を手に入れたいという人はぜひ参考にしてくださいね。
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