浴衣に合わせた帯の選び方は?
浴衣に合わせた帯の選び方のポイント①ワンポイントで合わせる
浴衣の帯の合わせ方のポイント一つ目は帯の色に注目します。浴衣の模様で使われている色が必ず帯にも一色入っていることです。例えば白地に黄色の花という浴衣であれば黄色の帯となります。
ワンポイントで合わせると、大人しいけれどもかわいいイメージになります。なので少し派手さを出したいなどがある場合は帯の結び方を変えたり、アクセサリーをつけるというおしゃれの方法もあります。
浴衣に合わせた帯の選び方のポイント②反対色で合わせる
浴衣に合わせた帯の選び方のポイント二つ目は、反対の色で合わせるです。例えば白地の浴衣であれば黒色の帯を合わせるという方法です。
反対の色で合わせると、近代的なイメージになります。単色の帯だけでは迫力がありすぎる場合もありますので、その場合は模様が入ったものを選ぶと印象がおしゃれになります。
浴衣に合わせた帯の選び方のポイント③同系色でそろえる
浴衣に合わせた帯の選び方のポイント三つ目は、同系色でそろえるです。白地の浴衣なので、白色の帯かベージュまたは銀色で合わせる方法です。
同系色で浴衣と帯を合わせることで、大人っぽいシックな印象になります。この場合のアクセサリーやリボンなどの小物や帯締めで抜け感を出す等のアレンジが簡単にできます。
【男女別】浴衣の着付けの方法は?
女性の浴衣の着付け方
女性の浴衣の着付け方はまず浴衣を羽織り、肩から落とすようにまっすぐさせます。浴衣の衿をもって正中線(真ん中の縫い目)を背骨にまっすぐ当たるように合わせます。そのまま中心がずれないように右手を左わきの下に入れて合わせ、左手を前に合わせます。
紐はみぞおちの位置で巻きます。ここは男性と違うところです。帯も紐と同様に巻き付けて前で結び後ろに送ります。細身の体の場合はタオル等を巻いて補正すると着付けがしやすくなります。男女で右前左前が違うということはありませんので注意が必要です。
男性の浴衣の着付け方
男性の浴衣の着付け方は女性の場合と、とくには差はありません。ただし帯を締める段階で少し違いがあります。女性の場合はみぞおちで帯を締めます。男性の場合は腰骨の位置で締めます。
腰ひもの真ん中を左手でもって、腰骨に沿わすように紐を巻きます。腰骨でおさえて締めるのが男性の着付けのポイントです。この腰ひもを後ろに回して交差し、前へ持ってきてぎゅっと縛り上げます。紐等を回すときは右から左へ回すと着崩れしません。
紐は腰の位置で巻きます。帯も紐と同様に巻き付けて前で結び後ろに送ります。細身の体の場合はタオル等を巻いて補正すると着付けがしやすくなります。
【男性】浴衣の帯の結び方3選
男性の浴衣の帯の結び方①昔ながらの貝の口
男性の浴衣の帯の結び方一つ目は、昔から多く使われている「貝の口」という結び方です。折り目が重なっていて二枚貝の様にみえるので「貝の口」と呼ばれています。平面的な結び方なので羽織を着たり、背もたれのある椅子に座るなどに向いています。
「貝の口」の結び方は、まず形を作る為に帯の先を30センチほど二つに折りたたみます。その折りたたんだところを洗濯ばさみなどで腰ひもにはさみおさえます。帯をまきつけます。へそ側の帯としっかりときつめに結びます。巻き付けた帯を洗濯ばさみ等で抑え、帯を前で合わせて内側に巻き付けます。形を整え右方向に回します
男性の浴衣の帯の結び方②兵児帯での結び方
男性の浴衣の帯の結び方二つ目は、兵児帯を使った結び方です。兵児帯はちりめん布を使った帯で女の人や子供も使うことが多いです。生地が柔らかいので結びやすいのですが、緩くなりやすいので、カジュアルな場面に向いている帯です。
兵児帯での結び方は、浴衣を腰ひもまでしっかりと着付けします。その上に兵児帯を巻き付けてしっかりと前で結びます。そしてリボン結びのように形を作るだけなので簡単に結ぶことができます。またアレンジもしやすい帯です。男性でも抜け感を出すことでかわいいアレンジもしやすいといえます。
男性の浴衣の帯の結び方③作り帯で簡単に結ぶ
男性の浴衣の帯の結び方三つ目は、作り帯を使った結び方です。作り帯はあらかじめ結び目をつくってある帯のつけ方で、帯の平の部分を通常の帯の様に巻き付けます。その後に後ろでマジックテープ等で結び目部分を取り付ける方法です。
こちらも角帯でしっかりと締める「貝の口」と比べるとラフな帯になるので、カジュアルな場面での帯の締め方です。アレンジは小物(扇子や羽織)等で行うことが多いです。
【女性】浴衣の帯の結び方13選の1~7
女性の浴衣の帯の結び方①伝統的でかわいい蝶結び
女性の浴衣の帯の結び方一番目は、伝統的でかわいい蝶結びです。半幅帯を使い結ぶ帯で背中の部分に蝶が止まっているように見えてかわいくて華やかな帯の結び方です。帯の柄も選ばずできる結び方なので初心者さんにも向いています。また年齢も問わない結び方なので多くの女性が簡単に楽しむことのできる帯の結び方です。
50センチ程とり二つ折します。胴に巻く前に三角に折りながら胴を二周します。たれを斜め上に折りてをかぶせ下から通し結びます。たれを巻きだたみし羽を作り長さを変え一巻き目の羽を下に5センチ程ずらし山ひだを作り、羽の中央にてをかぶせ一巻きし結びます。てを胴に巻き帯の内側に入れ込みます。時計回りで完成です。
女性の浴衣の帯の結び方②伝統的で古典的な文庫帯
女性の浴衣の帯の締め方二番目は、伝統的で古典的な文庫帯です。江戸時代に武士の奥さんや娘が結んでいた方法です。リボン結びに形が似ていますが、羽の部分が二枚になっているのが特徴です。また以前は若い女性の結び方言われていましたが今ではどの年代の方も結ぶことが簡単にできます。
50センチ二つに折り胴に二周します。巻き終わりのたれをななめ内側に折りしっかりと結び、たれを肩幅より長めにします。屏風たたみをし帯幅の中央に山をつくり山ひだを作ります。帆江の真ん中の結び目に合わせ、てを上からかぶせ引き抜き余りは内側に折って胴の中に入れます。羽の形を整えて時計周りで完成です。
女性の浴衣の帯の結び方③伝統的で簡単かわいいアレンジ花文庫
女性の浴衣の帯の結び方3番目は花文庫結びです。花文庫結びは、文庫結びの上に羽根を重ねた可愛い印象を与える結び方です。江戸時代などでは商家の娘さんなどが結んでいた結び方と言われています。大きいリボンの様に見えるのが特徴です。比較的簡単にできる結び方です。
40センチ程半分に折り伊達締め真ん中に輪がくるように当てます。胴を二周します。二巻き目の中央で二折りにし脇から斜めに折り上げ、帯幅を二つ折りにしてからてをたれに重ね下から結びます。たれの帯幅を広げて表ひだを作り真ん中をひと巻きして締めます。ふた巻き目も締め手先を中に入れます。時計回りで完成です。
女性の浴衣の帯の結び方④簡単かわいいアレンジ帯の片花文庫
女性の浴衣の帯の結び方4番目は片花文庫です。片花文庫は文庫結びのアレンジ結びです。文庫結びをマスターして簡単にできます。対照的な羽の流れがシックな仕上がりです。背の高い人はたれを長めに、逆に背の低い人はたれを短めにするとバランスが良くなります。お尻の線が気になる人にもおすすめです。
50センチ二つ折りにし輪を下向きにし前で合わせる。胴に二巻きし山ひだを作ります。中央に山を作り両サイドをおり上げて山ひだを作ります。羽の中央を結び目に合わせます。てを胴に巻いた帯の内側に入れます。下から引き出し余りは銅にしまいます。羽を整え反対側の羽を下に流すように整えます。帯を時計回りし完成です。
女性の浴衣の帯の結び方⑤しっとりとした大人なリボンの一文字結び
女性の浴衣の帯の結び方5番目は、大人なリボンでかわいい一文字結びです。一文字結びは文庫結びよりも短くて、凛とした後ろ姿を表現できます。比較的簡単にかわいいリボンに結ぶことができます。また身長が小さめの人向きな帯の結び方です。
50cmほど取り二つ折りし胴に二巻きして締め、てとたれをしっかりと結びます。たれを屏風だたみをし帯の結び目で山ひだを作ます。羽根の真ん中を結び目に合わせて手をかぶせて一巻きします。余った手先を帯の内側に差し込み下から引き出して余った手先を内側に折り上げ、羽根のひだを整えて時計回りに回し完成です。
女性の浴衣の帯の結び方⑥着崩れしにくい貝の口
女性の浴衣の帯の結び方6番目は、着崩れしにくい貝の口です。貝の口とは1度結んだ先の片方を二つに折りにして、他の方を内に折り返して再度結ぶ結び方です。結ぶのに手数が少なく、腕が回りにくくなった高齢者などでも結びやすい簡単な帯の締め方です。また、法被などでもこの帯の結び方は使うことがあります。
結び方は手先を40センチ程とり半分に折って(て)を作ります。帯を胴に二巻きして斜め上におり上げます(たれ)。てとたれを結びます。たれ側をななめ下におろし内側におり、右斜め上におり上げます。折った角を左手でおさえます。折り返したたれの中にてを通し斜めに引き上げます。左回りで帯を回して完成です。
女性の浴衣の帯の結び方⑦兵児帯でもできる都結び
女性の浴衣の帯の結び方七番目は、兵児帯でアレンジもできる都結びです。都結びは、少し長めの帯を使ってつくる結び方でボリュームがあり優雅な印象があります。手順を覚えると比較的簡単に結ぶことができます。
都結びはてを作り肩にかけ、たれを胴に二巻します。てとたれを一つ結びにししっかりと締めます。てとたれは同じ長さが必要になりますので同じ長さかしっかりと確認しましょう。
胴を二巻きし結び目の下になっている方で輪をつくり上からかぶせ、緩まないようにリボン結びします。たれを結び目の下の方から上に引き抜くように出し、羽根を広げかぶせたたれとのバランスを取ります。帯を右から後ろに回します。前を整えてから帯がスッキリ見えるようにして帯を時計回りし完成です。
【女性】浴衣の帯の結び方13選の8~13
女性の浴衣の帯の結び方⑧簡単おしゃれなふうせん結び
女性の浴衣の帯の結び方八番目は、大人な雰囲気のふうせん結びです。ふうせん結びは着物の帯の締め方である、お太鼓の簡易バージョンです。まくら等の特別な道具は使用せず、帯でお太鼓を作る方法になります。お太鼓自体も小さくてかわいい印象になります。
手先を50cm程とり胴に二巻きします。てとたれを結びます。たれの結び目を中心で開き、たれ先から帯幅の4倍の長さをはかりはかった所で折り返します。もう一度折り返したところを洗濯ばさみをとめます。もう一度折り返し、根元の下に通します。上の洗濯ばさみに帯揚げをかけます。
帯揚げは帯にかけるように後ろで結びます。輪をおはしょりの長さのところまで折ります。帯締めを通し帯の形を整え後ろで仮に結び、手先をお太鼓の中に通します。時計回りで帯をずらし、帯揚げと帯締めを前で整えます。風船結びの完成です。
女性の浴衣の帯の結び⑨半幅帯で作るリボンお太鼓
女性の浴衣の帯の結び方9番目は、リボンお太鼓です。リボンお太鼓は帯の基本的な結び方の一つで、簡単にカジュアルからフォーマルまでに対応できる結び方です。ふっくらと綺麗に仕上げると華やかな印象になります。
芯を伊達締に固定。端を持ち後ろから前に回し左手側も同じようにします。固定を外し一結び根元を広げて2枚の端を揃え半分の位置を下から支え、固定し結び目の下から帯の端を通して引き出し帯揚げで仮結び。お太鼓の幅を決め内側に折り、折り込んだ帯に帯締めし、お太鼓を固定帯揚げを結び形を整え時計回りで完成です。
女性の浴衣の帯の結び⑩半幅帯で作る姉様結び
女性の浴衣の帯の結び方10番目は、姉様結びです。姉様結びはお太鼓結びの変わり結びであるといわれています。しっかりとした印象があり着崩れにくい結び方です。角だしのアレンジです。カジュアルでもフォーマルでも使いやすいかわいい結び方です。
半分に折り胴に二巻きし、てとたれを結び折り返しタックを取りひもで結んで羽根にします。たれを伊達締めと帯の間に通し上に持ち上げ伊達締と帯の間に通し、下部分を丸め伊達締と帯の間に差し入れ、たれ先をおろし帯締め通しお太鼓の大きさを決め、余ったたれをお太鼓の中に折り帯締めを後ろで仮結びし時計回りで完成です。
女性の浴衣の帯の結び⑪半幅帯とヘアゴムでアレンジするマリーゴールド
女性の浴衣の帯の結び方11番目は、マリーゴールド結びです。小さなふたつのリボンがキュートでかわいい印象を与える結び方です。華やかな印象があるので浴衣等で出かける時や、お太鼓のアレンジなので振袖でもできる帯の結び方です。
てとたれを作り胴に二巻きして一結び。タックを取りひもで結びたれを下に通し伊達締めと帯の間に通し持ち上げます。たれを残し下に伊達締と帯の間に通します。たれ先を少し残し下に引っ張り、下部分を丸め伊達締と帯の間に差し入れ、たれ先を帯締めをとおしお太鼓の大きさを決め帯締めを後ろで仮結びし時計回りで完成です。
女性の浴衣の帯の結び方⑫半幅帯と帯締めでリボンのようなアイリス結び
女性の帯の結び方12番目は、アイリス結びです。この結び方も振袖等で使用できる結び方で、派手さがあります。お花のアレンジ結びです。花びらにあたる部分に帯を使うので、長めの帯が必要になります。
てとたれのたれを胴に二巻し結ぶ。タックを作りひもで結び羽根作る。上から通し伊達締めと帯の間に持ち上げ伊達締と帯の間に通します。たれ先を残し下に引っ張り丸め伊達締と帯の間に差し入れ、たれ先を帯締めに通す。お太鼓の大きさを決め余ったたれをお太鼓の中に折り込み帯締めを後ろで結びし時計回りで完成です。
女性の浴衣の帯の結び方⑬フリージア結び
女性の浴衣の帯の結び方13番目は、フリージア結びです。アレンジ結びです。リバーシブル帯を使ってメリハリを付けることができます。帯の巻き方を右からまいて関東風、左から巻いて関西風があります。
結び方は90センチ程とり半分に折り(て)、帯を体に二巻きします(たれ)。てとたれ結びたれ先を広げる。たれ先を逆側に返して斜めに折る。たれ先を羽根の上に重ねる。羽根の中心でひだをつくる。手先を羽根の結び目の間に通します。結び目を帯の中に入れ込み帯を時計回りに回し完成です。
浴衣の帯が緩むときの対処法
帯が緩む理由
帯が緩む理由は、帯を胴に二巻きするときに緩く結んでしまった場合です。大体の帯は体に二周するように巻き付けるのですがこの時に、少し苦しくなるくらいぎゅっと引き締めると帯同士の摩擦があって緩みにくくなります。その場合には一から帯を巻きなおさないと落ちてきてしまうのでしっかり結ぶことが大切になります。
また帯締めの結びが緩い、飾り結びがゆるい等があります。浴衣の場合は帯も半幅帯や兵児帯を使うことが多く、帯自身も柔らかいのでしっかりと締めあげることが大切です。
帯を緩ませない方法
帯を緩ませないためには、しっかりと締めあげることが大切です。また締め方にもいくつかポイントがあります。まず胴にひと巻き目をするときもしっかりと締めあげます。ここでしっかりと浴衣と帯で摩擦を作ります。また二巻き目もしっかりとたれ側をひっぱり「少し苦しいな」と感じるくらい締めるとゆるみにくくなります。
二周目のあともてとたれで更に一結びしますが、ここでもしっかりと締めながら結ぶことで緩みにくくなります。また帯を結んだ形のままにしておくとそこから解けやすくなるので、結んだ先を開いて帯の形に戻すと、解けにくくなります。
帯が緩んでしまった場合
帯が緩んでしまった場合は、応急処置を行うことができます。緩まないように布(浴衣と帯または帯と帯)同士で摩擦を作ると緩まないので、その代わりに隙間にハンドタオル等を帯と浴衣の間に挟みます。
挟みこむことで、摩擦が起きやすくなりずれにくくなります。ハンドタオルを挟み込む際ににはタオルをたたんで挟みます。その時には緩くなくなるまでタオルを挟み込むことが大切です。浴衣で出かける時は万が一を考えてハンドタオルを持っていくとよいです。
浴衣の帯のしめかた
浴衣を着るうえで帯は大切にです。基本的な文庫帯をマスターすると色々出かけたくなると思います。また蝶結びやリボン結び等のかわいい結び方で男性にもアピールがしやすくなると思います。また兵児帯で柔らかい印象もだしやすくなるの特徴ですね。アネモネ結び等のお花モチーフもかわいいですね。
浴衣の帯の結びかたは、男性も女性もそこまで難しい結び方は少ないです。ぜひ帯の結び方を何種類かマスターして楽しく浴衣デートをするのも素敵ですね。以下の記事も参考にご覧ください。
商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。
KEYWORD
関連のキーワード
NEW
新着記事
RANKING
人気の記事