浴衣の着付けとは?
初心者の人は自分で着付けをするのに1時間くらいかかる
浴衣は自分で着付けをすることができます。初心者の人であればなれないことと思うので、お店で浴衣を着付けしてもらうより、長い時間がかかってしまうと言えます。最低でも1時間ほどはかかると言えるでしょう。着付けになれたら30分ほどで着付けを終わらせることができるようです。
とはいっても、自分でうまく着付けたと思えても、動いているうちに気崩れてくることも多いと言えます。特に花火大会などのイベントごとでは、人混みに揉まれることも多いと思うので、途中で着付けをしなおす必要があると言えるでしょう。混雑するイベントに行くという場合は、しっかり崩れないようにしましょう。
プロに着付けしてもらうと30分ほどで終わる
美容院や専門店などに着付けをしてもらう場合は、20分から30分ほどで着付けを終わらせることができます。浴衣になれているお店であれば、だいたい10分程度で終わらせることができます。さらに着付けと一緒にヘアセットをお願いすることができ、プラス30分ほどおおく見積もります。
そのためすべて合わせても1時間ほどで終わらせることができます。浴衣を着るときには、プロにしてもらうヘアセットがぴったりなので、プロに着付けをしてもらうときには、ヘアセットも一緒にしてもらうのがおすすめです。
浴衣を自分で着付けをする方法は?
浴衣を自分で着付けをする方法①肩から羽織って左右のバランスを決める
浴衣を自分で着付けをする方法1つ目は、肩から羽織って左右のバランスを決めることです。まずは浴衣の下にはキャミソールなどをきたら浴衣を羽織り、左右の袖口を持って背中の縫い線が体の中心に来るように、左右のバランスを整えましょう。両袖をもってバランスをとるのがポイントです。
浴衣を自分で着付けをする方法②後ろの裾を持って裾線の高さを決める
浴衣を自分で着付けをする方法2つ目は、後ろの裾を持って裾線の高さを決めることです。片手で襟先から10センチほど離れた部分を持って、反対の手で背中の中心の線を持ちます。そして後ろの裾を持ち上げてくるぶしがちょうどよく見えるほどの高さまで下ろします。この裾線の高さは動かさないようにしましょう。
浴衣を自分で着付けをする方法③上前の幅を決める
浴衣を自分で着付けをする方法3つ目は、上前の幅を決めることです。浴衣を着用したときに一番上に来る上前の幅を決めていきます。ぴったりと右の脇までくるように、上前の幅を調節することがポイントです。
浴衣を自分で着付けをする方法④下前を巻き込む
浴衣を自分で着付けをする方法4つ目は、下前を巻き込むことです。調節した上前を一度開いて下前を体に巻き込んでいきます。このときに、下前の褄裂きは余裕を持って床から20センチほど離しておきましょう。そうすることできれいな形に仕上がるのです。そして上前を重ねていきます。
浴衣を自分で着付けをする方法⑤腰ひもを結んでいく
浴衣を自分で着付けをする方法5つ目は、腰ひもを結んでいくことです。腰ひもを右の腰骨にあてて、後ろで交差させて両脇で締めてから腰ひもを結んでいきます。このとき腰ひもは片輪結びという結び方をするのがおすすめですが、リボン結びでも問題ありません。余った部分は紐に挟みましょう。
浴衣を自分で着付けをする方法⑥前後のおはしょりを整えていく
女性の浴衣を自分で着付けをする方法6つ目は、前後のおはしょりを整えていくことです。左右の身八つ口から手をいれていき、前後のおはしょりを整えていきましょう。まずは後ろのおはしょりを左右に手を動かして整えていきます。前のおはしょりも同様に整えていきます。
浴衣を自分で着付けをする方法⑦衣紋を抜く
女性の浴衣を自分で着付けをする方法7つ目は、衣紋を抜くことです。片手を前に持っていき両方の衿先を持ち、反対の手で背中の中心の縫い目を持ち、後ろの衿を首から離していきましょう。浴衣の場合は衣紋を抜きすぎてしまうと品が悪く見えてしまう印象になりがちなので、品よくうなじが見えるくらいに抜きましょう。
浴衣を自分で着付けをする方法⑧下前を整えておはしょりを斜めに下りあげる
浴衣を自分で着付けをする方法8つ目は、下前を整えておはしょりを斜めに下りあげることです。衿先を軽く整えて下前の衿から合わせていきましょう。身八つ口から手をいれて下前のおはしょりを斜めに下りあげていきましょう。下前を下りあげることによって、おはしょりが上前の1枚のみになりだぶつきがなくなるのです。
浴衣を自分で着付けをする方法⑨上前を整えていく
女性の浴衣を自分で着付けをする方法9つ目は、上前を整えていくことです。左手は折りあげている部分を持ったまま右手を使って上前を整えていきます。上前は胸をおおうように深く合わせていき、衿合わせは深めにしていくのがきれいにするポイントです。整えたら右胸の下で腰ひもを結びます。
浴衣を自分で着付けをする方法⑩おはしょりの下を軽く引いてシワをとる
女性の浴衣を自分で着付けをする方法10つ目は、おはしょりの下を軽く引いてシワをとることです。腰ひもを結ぶことで浴衣にシワがよってしまうため脇に流していきましょう。腰ひもの下に人差し指をいれて、左右に流していきます。横にシワを流したあと、さらにおはしょりの下を軽く引いてシワをとっていきます。
浴衣を自分で着付けをする方法⑪帯を結ぶ
女性の浴衣を自分で着付けをする方法11つ目は、帯を結ぶことです。集めたたるみを隠すように、最後に帯を結べば浴衣の着付けの完成です。
浴衣を人に着付けをする方法は?
浴衣を人に着付けをする方法①女性の浴衣の着せ方
浴衣を人に着付けをする方法1つ目は、女性の浴衣の着せ方です。自分で浴衣を着れるようになったら、誰かの浴衣を着付けしてみましょう。自分で着るときとは逆手になるというところは注意が必要ですが、何度か練習することによって慣れてくるので、ぜひ挑戦してみましょう。
- 1タオルで補整しながら、左右の衿先を持ってお尻にぴったり沿うように前に引いていき、衿先を持ったまま下前を開いて上前を合わせていきましょう。上前の幅を脇縫い線が真横になるように、くるぶしが見えるくらいの高さがベストです。
- 2上前を決めたあと、下前をウエスト脇を入れ込んでいきます。このときの褄は6センチから7センチほどあげるのがよいでしょう。
- 3下前を入れ込んだあと上前をかぶせて、腰ひもを後ろで交差させた位置で絞め体が苦しくない程度に結んでいきます。
- 4両脇よ身八つ口から手をいれてきれいにしていきます。
- 5前側のおはしょりは下前と上前の衿を交差させて持ち、2から3度引くようにしましょう。
- 6片手で両衿を持って、反対の手で背縫いを持って浴衣の後ろ衿を引いて布紋を抜いていきます。
- 7右手で下前の衿の位置を決めて抑え、下前の余分なおはしょりを持ち内側に織り上げていきましょう。
- 8下前のおはしょりの部分を折り下げてならしていきます。
- 9腰ひもを右胸側に置いて、右手を上から撫でるように後ろにまわしていきます。
- 10おはしょりの部分を両手で持って軽く下に引いていき、先ほどの胸ひもを前に持ってきて体の中心を避けて締めていきます。この上に伊達絞めを締めていきます。
- 11最後に好みの結び方で帯を結んだら完成です。
浴衣を人に着付けをする方法①女性の浴衣の着せ方
浴衣を人に着付けをする方法②男性の浴衣の着せ方
浴衣を人に着付けをする方法2つ目は、男性の浴衣の着せ方です。男性の浴衣の着付けの場合は、羽織ったときにちょうどよい丈で着るため、女性の浴衣のようにおはしょりの処理をする必要もありません。また衣紋を抜くこともないため衿合わせも簡単と言えます。難しくないので気軽に挑戦できます。
- 1下着をつけて浴衣を羽織ます。左右の袖口を持ち体の真ん中に浴衣の背縫いがくるように調節していきます。
- 2下前の衿を持ち、左腰骨の位置に置いて上前の衿を同様に右腰骨辺りに合わせていきます。
- 3おへその下で腰ひもを体の真ん中を避けて結んでいきます。衿がよれた場合は、結んだ腰ひもの下から、もしくは下前よれた方の衿先を少し引くときれいに仕上がります。
- 4て先を30センチほど取って半分に折っておきます。背中から帯を回して胴に2から3巻きしていきます。
- 5て先側とたれ側の長さを同寸にして、たれを上にしてひと結びしていきます。
- 6結び目をたてて半分にしておいたて先を斜めに折り上げていきます。
- 7折りあげたて先にたれを被せるようにして、下から斜め上にたれを引き抜いていきます。
- 8て先とたれを同じように引いていき締めて形を整えていきます。
- 9最後に帯の上側と下側を持って後ろに回したら完成です。
浴衣を人に着付けをする方法②男性の浴衣の着せ方
またこちらの記事では、しまむらで人気のおすすめの浴衣についてご紹介しています。しまむらの浴衣の値段についても詳しくご紹介していますので、ぜひこちらの記事も合わせてご覧ください。しまむらの浴衣はとても安い値段で購入できる上に、その他のアイテムもセットになっているので、とてもお得ですよ。
浴衣を着付けをする時のポイントは?
浴衣をひとりで着る時のポイント①おはしょりの長さ
浴衣をひとりで着る時のポイント1つ目は、おはしょりの長さです。おはしょりは、浴衣の着付けの中でも特にもたついてしまうところです。おはしょりとは、腰の辺りでたくしあげた部分のことですが、おはしょりの上に帯を締めるため、帯よりも下に6センチから7センチほど出るときれいな形に仕上がります。
おはしょりをすることによって、銅のシワを隠すことができ腰の形を整えることができます。一番きれいに見えるおはしょりの長さは、だいたい帯の下が指4本分ほどと言えます。既製品の浴衣を着る場合は、おはしょりが余分に出てしまうこともあります。
そういったときには、帯を巻く前にひもで余っているおはしょりを隠し整えたあとに、帯を巻くことできれいな浴衣に仕上げることができるのです。浴衣の場合は、後ろ姿もおはしょりが見えるため、帯を巻く前にしっかりと後ろまで確認してから整えましょう。おはしょりが長いときは腰ひもをいつもより高めにするのが良いです。
浴衣をひとりで着る時のポイント②襟の抜き具合
浴衣をひとりで着る時のポイント2つ目は、襟の抜き具合です。浴衣を着るときにきれいに見えるポイントとして襟の抜き具合も重要になってきます。襟の抜き具合は、だいたい拳1つ分がきれいに見えると言われています。抜きすぎてしまうと着崩れがしやすくなってしまいます。
反対に、あまり抜いていないとなんだか垢抜けない印象の浴衣姿になってしまいます。そのため浴衣をひとりで着るときには、先にヘアセットを終えてから浴衣を着ると、ヘアスタイルに合わせて調節することができるので、おすすめです。
浴衣をひとりで着る時のポイント③着丈の長さ
浴衣をひとりで着る時のポイント3つ目は、着丈の長さです。浴衣の着丈の長さは、自分のくるぶしが見えるくらいのながさが一番きれいに見える丈の長さと言われています。着物よりも短い丈ではありますが、長すぎずみじかすぎずが浴衣をきれいに見せるポイントと言えます。かかとのケアも行うのがベストです。
浴衣をひとりで着る時のポイント④襟元
浴衣をひとりで着る時のポイント4つ目は、襟元です。浴衣だけでなく着物にも言えることですが、衿合わせは自分の右側が下でその上に左側を重ねます。これを右前と言い、実際には左側が上に来るため少しややこしいとは思いますが、自分の右手が懐に入ると覚えておくとよいでしょう。
浴衣を着るときは暑いと思う方も多いでしょう。しかし暑いからと襟元を緩くしすぎてしまうと、着崩れしてしまう原因となってしまうため、襟元はしっかりと合わせてはだけさせないようにしましょう。衿合わせを首の付け根の窪んでいるところで合わせると、綺麗にみえるうえに着崩れもしないのでポイントです。
浴衣の着付けをする時のコツは?
簡単な浴衣の着付けをする時のコツ①コーリンベルトがあれば楽
簡単な浴衣の着付けをする時のコツ1つ目は、コーリンベルトがあれば楽というところです。コーリンベルトは、衿合わせのときに使うものであり、このコーリンベルトがなくても浴衣の着付けはできるのですが、コーリンベルトがあれば衿のゆるみや胸元がはだけてくるのを防ぐことができます。
さらにコーリンベルトがあることによって、下前のおはしょりをあげやすくなるのです。コーリンベルトは、事前にゴムをゆるめに調節しておきましょう。ゴムが強いと衿がつまってしまい苦しくなってしまうので注意が必要です。
簡単な浴衣の着付けをする時のコツ②ひとりで着るときに便利な帯板
簡単な浴衣の着付けをする時のコツ2つ目は、ひとりで着るときに便利な帯板です。帯板にはいくつか種類があり、ひとりで着るときにとても便利なのが、「まわりっこ」と呼ばれる帯板です。この帯板は、帯を前で結び後ろに回すときに、とてもスムーズに回すことができる便利な帯板です。
そのため、帯をする前につけることができるので、とても楽なアイテムでもあるのです。一般的な帯板は、帯の巻いている途中で入れるタイプとなっていて、帯板はなくても薄い段ボールや厚紙でも代用することができますよ。
簡単な浴衣の着付けをする時のコツ③女性の着付けに欠かせない和製下着
簡単な浴衣の着付けをする時のコツ3つ目は、女性の着付けに欠かせない和製下着です。和製下着は、胸が大きい人だけでなく、浴衣の着崩れも防ぐ補正の役割もしてくれるので、女性の浴衣の着付けには欠かせないアイテムです。
とはいっても浴衣を頻繁に着ることがない人にとっては、その日のためだけに和裁下着を購入するのも抵抗がある人も多いでしょう。そんな人は、和製下着でなくてもスポーツブラでも、代用することができます。洋服の時とは逆で、浴衣を着るときは体のラインを消すのが大切となるため、和製下着がおすすめです。
簡単な浴衣の着付けをする時のコツ④補正パッドがあると締めすぎず便利
簡単な浴衣の着付けをする時のコツ4つ目は、補正パッドがあると締めすぎず便利なところです。ウエストを補正するには、補正パッドがあるととても便利です。ウエストを補正せずに浴衣を着てしまうと帯が安定せず、そのうえ木綿んは体に沿ってくれないため、シワや膨らみができ見た目が美しく見えないのです。
そんなウエストを補正する際には、一般的にタオルや腰ひもを使って補正していきます。タオルの厚みはバストの大きさによって変えていくのですが、タオルと腰ひもで補正すると締めすぎてしまう場合があります。
そんなウエストを補正するときに、タオルを巻くのがめんどくさいという人や、なかなかうまくウエストを補正することができないという人には、補正パッドを使うことで簡単に補正することができます。思いきって浴衣を着付けするときには購入してみると、浴衣を着るのがもっと楽しみになるはずです。
自分で浴衣の着付けに挑戦してみよう!
いかがでしたでしょうか。今回は簡単にできる浴衣の着付けについてご紹介しました。浴衣の着付けは、自分でする場合様々なところに気を付けながら行いましょう。今回ご紹介した浴衣の着付けを是非参考にしてみてくださいね。またこちらの記事でご紹介している浴衣ブランドも是非合わせてご覧ください。
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