椿油の効果・成分は?
椿油の効果は保湿の他にもたくさんある
椿油は、天然の油分でお肌にベールをかけて「乾燥を防ぎ、保湿をしてくれる」というのが主な効果ですが、それだけではありません。まずは以下のリストをご覧下さい。いつもドラッグストアの陳列棚にひっそりと置かれている椿油が、実はこんなにもたくさんの効果が期待できるなんて、ちょっと驚きですよね。
- 髪や頭皮、お肌の乾燥を防ぎ、保湿する。
- 髪やお肌のバリア機能をサポート。
- 紫外線を防ぐ。
- フケやかゆみ、枝毛を防ぐ。
- 髪やお肌のハリとツヤを保つ。
- 角質や角栓をやわらかくする。
- 毛穴の汚れを落としやすくする。
- お肌のシワやくすみを改善する。
椿油の効果
また椿油は、美容以外のシーンでも重宝されています。たとえば、剣道で使う竹刀のお手入れに使ったり、昔の大工さんが木の柱の耐久性をアップさせるために使ったりと、古くから実にたくさんの用途で使われてきたものなのですね。
椿油の成分は椿から採れた天然の油分だけ
いろいろな効果が期待できる椿油ですが、その成分はとってもシンプルで「椿の実から採れた油だけ」で出来ています。合成化学成分などの余計なものが一切入っていないので、小さな子どもからお年寄りまで安心して使えて、敏感肌さんにも嬉しいですよね。さてここで椿油の「油」について、もう少し詳しく見てみましょう。
- オレイン酸:85%
- リノール酸:3.8%
- ステアリン酸:2.5%
- パルミチン酸:7.9%
- その他:0.8%
椿油(国産)に含まれる主な成分
こちらを見ると椿油には「オレイン酸」という成分が最も多く含まれているのが分かりますよね。これが大きなポイントです。このオレイン酸は人の皮脂にも多く含まれているといわれています。つまり、椿油は人と同じ成分を持っているため無理なくお肌に働きかけることができます。これこそがお肌に優しい秘密なのですね。
椿油の使い方は?
椿油の使い方①髪と頭皮に優しいスタイリング剤に
椿油の使い方1つ目は「髪と頭皮に優しいスタイリング剤」として使う方法です。これは日本で昔から親しまれてきた最もポピュラーな使い方ですよね。肌なじみのよい椿油は髪の毛との相性も抜群、強力なスタイリング成分や特別高価なケア成分は入っていませんが、髪をいたわりながらナチュラルにまとめてくれます。
- 1少量(1〜2滴)を手のひらに取って伸ばします。
- 2髪の毛先を中心にやさしくなじませます。
- 3※つける分量はまず1滴から少しずつ様子を見て加減して下さい。
【椿油の使い方】髪のスタイリング
椿油はちょちょっと髪になじませるだけでOKなので、お出かけ前や朝の忙しい時にも便利ですし、手に残った油はそのままなじませればハンドケアにもなります。また、お肌に優しい天然素材100%なので「普通のスタイリング剤だと頭皮がかゆくなる、顔に触れるのが気になる」という敏感肌さんにも嬉しいですよね。
椿油の使い方②髪のトリートメント・パック・頭皮マッサージに
椿油の使い方2つ目は「髪のトリートメント・パック・頭皮マッサージ」として使う方法です。椿油はバスタイムでも活躍してくれる優秀アイテムです。「ちょっと髪の傷みが気になってきたな」という時や、乾燥しがちな季節のスペシャルケアとして週に1回ほど取り入れてみるのもおすすめです。
- 1髪を洗う前の乾いた頭皮に椿油を手でなじませてマッサージします。
- 2そのまましばらく置いて椿油を浸透させます。髪をタオルでやラップで覆えばさらにGOODです。
- 3シャンプーで洗った後、椿油を少量加えたお湯に髪を浸けて流します。
【椿油の使い方】髪のトリートメント・パック・頭皮マッサージ
マッサージに使う椿油の分量はたくさんつけすぎると、シャンプーでも落としきれずにベタついてしまいますので、まずは3滴ほどの少量から始めてみるのがおすすめです。最後にお湯に加える分量も1〜2滴の少量から調節するようにしてみて下さい。
椿油の使い方③乾燥しがちな顔の保湿ケアに
椿油の使い方3つ目は「顔の保湿ケア」として使う方法です。椿油を昔から知っている人の中には「椿油=髪のケア用品」としてのイメージが強い人も多いですよね。実は、椿油は顔のお肌ケアにも使えます。乾燥、粉ふき、固い角質、毛穴の黒ずみなどといった肌トラブルに、椿油の天然成分が優しく働きかけてくれます。
- 1洗顔後、化粧水をなじませます。
- 2椿油を1滴、手のひらに伸ばし、顔を包み込むように優しくハンドプレスします。
- 3この後、ホットタオルを顔にのせればさらにGOODです。
- 4※椿油をつけすぎた際はティッシュで優しく抑えるか、水で軽く洗い流して下さい。
【椿油の使い方】顔の保湿ケア
椿油の使い方④つげのブラシや櫛のお手入れに
椿油の使い方4つ目は「つげのブラシや櫛のお手入れ」に使う方法です。こちらも古くからのおなじみの使い方ですね。「椿油を染み込ませたつげの櫛を使う」という美髪テクニックは、おばあちゃん世代のイメージが強いですが、最近では幅広い世代から「ナチュラルなヘアケア美容法」として再び注目を浴びています。
- 1つげのブラシや櫛を用意します。
- 2椿油を直接、染み込ませてそのまま30分ほど置きます。
- 3もしブラシや櫛が汚れていた場合、汚れが浮いてくるので、やわらかい布やティッシュなどで拭き取ります。
- 4そのまま半日ほど置けば完成です。自然にじんわりと椿油がなじんでいきます。
【椿油の使い方】つげのブラシや櫛のお手入れ
さて続いては、椿油のおすすめ品のご紹介です。最近は定番の椿油の他に、クリームタイプやミストタイプのもの、より安心して使えるスキンケア用など、いろいろなタイプのものが販売されていますので、用途や使い勝手に合わせて上手に選んでみて下さいね。
スキンケアや髪にも使える椿油のおすすめ6選
スキンケアや髪におすすめな椿油①長年のベストセラー「大島椿」
スキンケアや髪におすすめな椿油1つ目は「大島椿」です。椿油といえばやはりこちらの大島椿、1927年に伊豆大島で創業された老舗の椿油メーカーです。いつの時代も変わらぬ高品質で多くの女性たちに愛されてきました。さらっとした軽い使い心地ですが、たった1滴でもかなりしっかりと潤うのが特徴です。
また、女性だけでなく男性のカミソリ負け対策や毎日のスキンケアにもぴったりなので、一家にひとつ置いておけば家族みんなでいろいろな使い方ができます。子どもからお年寄りまで安心して使える無香料・無着色、独自の技術で精製された天然の国産椿油100%です。
スキンケアや髪におすすめな椿油②お手頃価格が嬉しい「黒ばら純椿油」
スキンケアや髪におすすめな椿油2つ目は「黒ばら純椿油」です。「大島椿」シリーズと並んでよく見るのがこちら、黒ばら本舗の椿油です。大正時代から愛されてきたロングセラー商品で、熱を加えない特殊な「生搾り製法」で抽出されているため、従来のオイルに比べ浸透力と保湿性に優れているのが特徴です。
また、大島椿よりもややリーズナブルなお値段で買えるところも見逃せないポイントです。初めて椿油デビューする人にもおすすめですね。フレッシュな椿の実をそのまま丁寧に精製したオイルなので、髪はもちろん顔を含む全身に使うことができます。無香料・無着色、100%オーガニックの国産椿油です。
スキンケアや髪におすすめな椿油③便利なプッシュタイプの「本島椿」
スキンケアや髪におすすめな椿油3つ目は「本島椿」の便利なプッシュタイプの椿油です。「大島椿」と見間違える人も多いこちらの「本島椿」も椿油の老舗メーカーなのですが、創業はなんと1910年の明治時代、驚きのロングセラーです。
椿油には普通のキャップタイプのものが多いのですが、こちらのようなプッシュ式容器なら量の加減もしやすく、出し過ぎや液だれの心配もないので「普通の容器だと使いにくい」という人や「より経済的かつ衛生的に使いたい」という人におすすめです。安心の無香料・無着色、椿油100%のナチュラルオイルです。
スキンケアや髪におすすめな椿油④全身に使える「生の椿油」
スキンケアや髪におすすめな椿油4つ目は「生の椿油」です。「生の椿油って一体なに?」と思いますよね。実はこちらも、先ほど黒ばら純椿油のところで少しご紹介した、熱を加えない生搾り製法で作られた椿油です。加熱精製された椿油に比べ保湿力が2.5倍もありながら、非常にさらっとした軽いテクスチャなのが特徴です。
肌なじみがよく、髪にはもちろん、毎日のお顔のスキンケアにも無理なく使うことができます。ミニサイズのプッシュ式容器なので、ちょっとしたお出かけや旅行などにも気軽に持っていけますよね。また植物オイル特有の匂いもないので、匂いに敏感な人にもおすすめです。無香料・無着色、日本産ヤブツバキ100%です。
スキンケアや髪におすすめな椿油⑤大島椿の「つやつやヘアウォーター」
スキンケアや髪におすすめな椿油5つ目は「大島椿のつやつやヘアウォーター」です。こちらは椿油が配合されたスプレータイプのヘアウォーターで、髪に健康的なツヤ感を与えてくれます。普通の椿油よりもかなりライトな仕上がりなので、柔らかい髪質の人や「しっとり感よりもサラツヤ感がほしい」という時に向いています。
さらにスタイリング効果だけでなく、髪をトリートメントしてくれるのも嬉しいポイント、ツバキセラミドと椿油の力で使い続けるほどに髪の強度をアップしてくれます。無香料・無着色なので、スタイリング剤の香りが苦手な人にもおすすめです。
スキンケアや髪におすすめな椿油⑥リンス不要の「大島椿オイルシャンプー」
スキンケアや髪におすすめな椿油6つ目は「大島椿のオイルシャンプー」です。普通の椿油でも簡単にヘアケアができますが「もっと手軽に使いたい!」という人にはこちらがおすすめです。確かな品質の大島椿の椿油がたっぷり配合されたシャンプーは「他の椿油入りシャンプーではイマイチ」という人にもぴったりです。
おだやかな洗浄力のツバキ石鹸が優しく汚れを落とし、天然の椿油がリンスの代わりとなって髪と頭皮をしっかり保湿、オイル配合ですが洗い上がりはすっきりサラサラになるタイプです。さらに、低刺激性のノンシリコンシャンプーなのに1000円以下で買えるというコスパの良さも魅力ですね。
この他にも椿油入りのアイテムは本当にいろいろなタイプのものがありますが、迷った時は「椿油のみ」が成分のオーソドックスなタイプを選ぶのが正解です。最初は使い方や分量に戸惑うこともあるかもしれませんが、まずは少しずつ試してみて下さい。また椿油を髪に使う際は、以下の記事もぜひ参考にしてみて下さいね。
使い方の注意点や酸化させない保存方法は?
椿油を使う時の注意点
お肌に優しい天然由来100%の椿油ですが、使う時にはいくつかの注意点があります。椿油のパワーをより効果的に安心して取り入れるために、ちょっとだけ以下のようなことに意識的に気をつけて使ってみて下さいね。
- 1年以内に使い切れる容量のものを買う。
- つけすぎを防ぐため、まずは1滴ずつ少量から試してみる。
- つけすぎたら、ティッシュ・やわらかい布などで優しく拭き取る。
- お肌にトラブルがある時は使用を控える。
- 脂性肌の人が使う時は、様子をみながら少しずつ使う。
- お肌に異常があらわれたらすぐに使用を止め、医師に相談する。
椿油を使う時の注意点
椿油を酸化させない保存方法
椿油は元々「植物油の中では最も酸化しにくいオイル」とされていますが、もちろん「まったく酸化しない」というわけではありません。椿油は通常、未開封の場合は3年、開封後は半年から1年以内に使い切るのがベストです。また新鮮な状態をキープするために、以下のようなちょっとしたことにも気をつけてみて下さい。
- 使い終わったら、注ぎ口についた余分な油を綺麗に拭き取って清潔にしておく。
- フタはしっかりと閉める。
- 箱に入れて直射日光を避け、極端に寒い場所や暑い場所以外で保管する。
- 使用期限内に使い切る。
椿油を酸化させない保存方法
椿油で健康的な美しさを手に入れよう
さて今回は「スキンケアや髪にも使えるおすすめの椿油」をご紹介してきました。シンプルな天然成分100%だからこそ様々な使い方ができる椿油、そのまま使うのはもちろん酸化したものを手作り石鹸の材料にするのもおすすめですよ。あなたもぜひ、いろいろな椿油アイディアで健康的な美しさを手に入れてみて下さいね。
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