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趣味嗜好(しゅみしこう)の意味や類語は?

趣味嗜好の意味とは個人的な楽しみやこのみたしなみ

趣味

趣味嗜好の意味は「個人的な楽しみやこのみ、たしなみ」です。趣味と嗜好の二つの言葉をあわせてできたこの四字熟語は二つの意味が合わさっています。「しゅみしゅこう」と読み間違えてしまいそうですが、正しい読みは「しゅみしこう」です。「趣味趣向」という言葉も存在するので、使い分けられるようにしていきましょう。

「たしなみ」には、「趣味」「芸事についての心得」「普段の心掛け」「慎み深さ」といったいくつかの意味があります。「趣味嗜好」においては、「趣味」という意味として用いられていると考えておくのがよさそうですね。「普段の心掛け」という意味が「趣味嗜好」に含まれてしまうと、使い方が変わってしまいますからね。

趣味の意味|暇な時にする好きなこと

趣味

趣味の意味は「暇な時にする好きなこと」です。「趣味」は何か?と聞かれると結構簡単に答えられますが、「趣味の意味」と言われると、「趣味は趣味としか言いようがないよなあ」と思ってしまいますよね。なのでここでは、「趣味=暇な時にする好きなこと」と覚えておきましょう。実は「趣味」にはもう一つ意味があります。

それは、「ものの持つ味わい、おもむき」というものですが、こちらの意味は「趣味嗜好」の意味を考えるときには不必要となる方の意味です。ただし古語の「をかし」に端を発している言葉だということは知っておきたいですね。暇な時に行なう好きなことは「趣深い」ものである方がよい…ということかもしれませんね。

ちなみに「をかし」や「趣深い」は英訳を行ないにくい日本語だと言われています。「枕草子」の「をかし」は「ビューティフル」や「グッド」などに置き換えて英訳されています。なんとなく、違うような気がしますね。「趣深い」は日本でしか通用しない感覚なのでしょう。「趣味」は「ホビー」という英語になりますね。

嗜好の意味|このみ|嗜好品の意味も

このみ

嗜好の意味は「このみ」です。どんなものを好んでいるのか、好きなのか…ということを「嗜好」と呼ぶのです。「嗜好」には「このみ」のほかに「たしなみ」という意味もあり、お酒やたばこなどを「嗜好品」という言い方をするときは、「たしなみ」の意味の方が色濃く出ているのだと考えるとわかりやすいですね。

ちょっとたしなむ品ということののでしょう。もちろん、「このみの品」という意味もあり、摂取すると快楽を得られるのでこのむ人が多い品物という意味で「嗜好品」というものを捉えることもできます。お酒やたばこには栄養はありませんから、まさしく「このむ」ものだけが摂取するものだとも言えますね。

趣味嗜好の類語|道楽・こだわり・業余

こだわり

趣味嗜好の類語としては、「道楽」や「こだわり」があげられます。「道楽」は、「本業以外で熱中してしまう楽しみ。」という意味があるので、「趣味」の意味に近い類語ですね。「こだわり」には、「必要以上に気にする」「細かいところまで追求する」といったややネガティブな意味が多いです。

しかし近年は「シェフこだわりの一品」といった肯定的な意味で使われていることが増え、そこには「好きでこだわった。好きで追求した」というニュアンスがうかがえます。そこで、「嗜好」に近い意味をもつとして「こだわり」という語を「趣味嗜好」の類語として捉えている人も多いようです。

「好きで」というニュアンスが「趣味嗜好」には必ず含まれているということですね。「業余」というあまり聞きなれない言葉も「趣味嗜好」の類語としてあげられます。「仕事以外の時間で行なうこと」という意味ですが、これは「趣味」に近い意味で使われる類語ですね。

趣味嗜好の例文3つ

趣味嗜好の例文①趣味嗜好が合う

趣味

趣味嗜好の例文1つめは「趣味嗜好が合う」です。「趣味嗜好」はそもそも「このみ」や「たしなみ」という意味なので、後に「合う」がつくのは理解できますね。「結婚の決め手は、趣味嗜好が合ったことだ」や「趣味嗜好が合うかどうかは、友人関係を結ぶ上で、一番重要な要素だ」といった使い方をします。

「趣味」だけであれば、「趣味が同じ」という言い方になるし「嗜好」だけであれば「嗜好が合う」という言い方になります。「趣味嗜好」は、「趣味」と「嗜好」が合わさった言葉なので「趣味嗜好が同じ」という誤用が時折見られますが、「趣味嗜好」は「合う」にしておかなければならないということを覚えておきましょう。

また、この言葉は「自分と誰か」「誰かと誰か」に対して使う言葉です。対象が一人しかいない場合には「合う」という言い方はできません。同じような「このみ」を持つ者同士を並べてはじめて「趣味嗜好が合う」という言い方ができるということもおさえておきましょう。

趣味嗜好の例文②趣味嗜好が変わる

食事

趣味嗜好の例文2つめは「趣味嗜好が変わる」です。趣味やこのみが変わった時に使いますが、「このみ」の変化について使うことの方が多いようですね。しかも、食べ物のこのみが変わった時につかわれやすく、「年齢とともに趣味嗜好が変わって、マクドナルドが食べられなくなった」のような形で耳にすることが多いはずです。

「音楽の趣味嗜好が変わった」というときも、「音楽」というジャンルにおけるこのみが変化したという意味なので、「趣味」を「ホビー」ではなく「このみ」と捉えた表現であると考えておくと、わかりやすいかもしれませんね。「趣味嗜好が変わって、作るものにも変化が生じた」などという言い方をすることもあります。

そんな時も、「このみ」が変わったという意味で使われていると考えるとわかりやすいですね。使い方の例を考えていくと、この「このみ」は、食べるものの「このみ」にかたよっているようです。

趣味嗜好の例文③趣味嗜好に基づいた

客

趣味嗜好の例文3つめは、「趣味嗜好に基づいた」です。これはどちらかというとビジネスの現場で使われることの多い言い回しです。「お客様の趣味嗜好に基づいた製品の改良を行なう」や「お店の近所の方々の趣味嗜好に基づいた商品を開発し、販売する」「お客様の趣味嗜好を調査する」といったような形で使われるのです。

ここでは、「このみ」という意味あいよりは「ニーズ」といった意味あいの方が強いです。「ニーズ」には、「求めているもの」という意味があります。お客様がどんなことを望んでいるのかということを「お客様の趣味嗜好」という言い方にしているので「このみ」よりも強い「求めているもの」ぐらいに捉えた方がよいでしょう。

「趣味嗜好に基づく」は、自身のことを言う時には使いません。他者がどうか…ということに対して使う言葉だと覚えておくとよいでしょう。他者というよりも、「お客様」が対象であることの方が多いです。まさにビジネスシーン使われる言葉ですね。

似た言葉の趣味趣向との違いとは?

「趣味趣向」は「趣向を変えて」という表現のように「趣味の方向性」を表す

調べる

「趣味趣向」と「趣味嗜好」の違いは、嗜好か趣向かにあります。「嗜好」の意味は先ほど確認した通り「このみ」という意味です。では「趣向」はどうでしょうか。「趣向」には「おもむき」や「意向」といった考え方などの方向性を示す意味合いがあります。「趣向を変えて」という言い方を聞いたことがある人も多いでしょう。

「趣味趣向」は「趣味の方向性」をあらわしていると考えられます。つまり「趣味嗜好」は「このみ」のモノを指し、「趣味趣向」は「趣味の方向性」や「趣味の傾向」をあらわしているということになります。類語として「好みの傾向」という言葉があげられています。「趣向を変えて」は「傾向を変えて」なのです。

「趣向を凝らす」「今回は趣向を変えて」「趣向を取り入れて」といった使い方をしますが、どれも「方向性」に言い換えると意味が通ります。「趣向を変えて」も「方向性を変える」がぴったりきますね。「趣向を変えて」だけを見ても、「趣向」=「方向性」という意味だとわかるのです。

趣味趣向との違いは読み方にもある

趣味

趣味趣向との違いは読み方にもあります。「趣味嗜好」は「しゅみしこう」と読みます。そして「趣味趣向」は「しゅみしゅこう」です。「趣向を変えて」は「しゅこうをかえて」ですが、「嗜好」だけを使うと「趣向」と聞き間違えられやすいので「趣味嗜好」という言い方をするようになったという考え方があります。

また、「しこう」という音をもつ言葉は「志向」や「思考」「施行」「試行」「至高」というように、とてもたくさんあります。「至高」や「思考」は「嗜好」と同じくらいか、それ以上によく使う言葉なので、会話上ではややこしくなってしまいますね。そこで、「趣味」をセットにして「趣味嗜好」という言い方をするのです。

でも、「趣味趣向」という言葉も存在するなら、結局は「趣味」をつけたって「嗜好」と「趣向」は聞き間違えてしまいそうでややこしいですよね。聞き間違えそうになったら、どちらの意味で使われているのかを憶測できるとよいですね。自分が使う時も、意味を考えてしっかり発音するよう心掛けましょう。

履歴書の趣味・嗜好の欄の書き方は?

履歴書の趣味欄は自己PRになるものを書く

趣味

履歴書の趣味欄は、自己PRになるものを書くとよいです。本当にどんなものを趣味にしているのかを企業が知りたがっているわけではありません。企業が知りたいのは、あなたの趣味が企業にとって意味のあるものかどうかなのです。だから、趣味欄に「サッカー」と書くだけでなんて言語道断です。

「サッカーを趣味としており、その趣味を通して人と協力することの重要性や、人の中でどう動くかということを学んできました」とすると、趣味に終わらず自己アピールにつながりますね。「読書」が趣味であれば「読書を趣味としており。数多くの本を読むことで知識を身につけ、思考を深めてきました」などとするとよいです。

何気ない会話で「趣味は?」と聞かれたのではなく、企業に提出するための履歴書に「趣味」を書いているのだということを忘れてはいけません。その企業と直接かかわるような「趣味」であれば自己PRとしてはより強いものとなりますね。ただ素直に趣味を答えるのではなく、自己PRにつながるような趣味を書きましょう。

履歴書の嗜好欄は味覚・嗅覚に関わるものを書く

tabako

履歴書の嗜好欄には味覚・嗅覚に関わる好みを書くのだと考えましょう。酒やタバコ、コーヒー、紅茶などといった味覚や嗅覚によって楽しむもののうち何が好きなのかを答える欄です。ただし、タバコや酒を好むと答えることは、履歴書を書く上では賢明だとはいえません。

履歴書は、企業があなたという人物を判断するための資料です。タバコや酒が、礼賛されるものでないことは誰もが知っていることです。たしなむ程度でとても好きではないという人物像が、多くの企業にとって望ましいでしょう。その企業が嗜好品に関わる企業なら話は別です。

その企業の出している品を好んでいると書くことは、マイナスには働かないでしょう。また、履歴書を見ながら面接が行われることもあるので、「嗜好」としてあげたものについては詳しく語ることができるようにしておきましょう。企業のことを考えながらも、本当に好むものをかいておけるとよいですね。

履歴書の趣味・嗜好の欄の書き方は趣味の方をメインに

ビジネス

履歴書には「趣味・嗜好」をまとめて1つの欄にしているものがあります。その場合は趣味の方をメインに書きましょう。前で説明したように、趣味の方が自己PRにつながりやすいのです。嗜好は、面接のときに就活生をなごませるための話題ていどに考えている企業も多く、自己PRポイントになりにくいのです。

趣味嗜好を理解して自己表現しよう

趣味嗜好という言葉の理解は、自分自身の趣味嗜好がどんなものなのかという自己分析にもつながります。趣味趣向との違いも知った上で、自分自身というものを掘り下げてみましょう。また、「趣」という言葉が「をかし」という言葉と関係があると知ることは、教養を深めることにつながりますね。

「趣味嗜好」という言葉への疑問から、言語の理解や自分自身への理解につながっていくことは、とても望ましいことです。言葉の単なる理解でとどめてしまわず、常に世界をひろげていく努力は必要ですね。「趣向を変えて」の意味もあわせて覚えておきましょう。類語も知りましたね。また後の記事を読んで参考にもしましょう。

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