スマホやタブレットのタッチペンの作り方!スタイラスペンを自作するには?
自作タッチペンの材料|アルミホイルと棒
一番基本的な自作タッチペンは、アルミホイルと棒さえあれば作ることができます。必要に応じて、アルミホイルを固定するためのセロハンテープがあると便利です。アルミホイルの固定用なので、セロハンテープは必ずしも必要ではありません。
タッチペンやスタイラスペンとして、材料の棒については手に握ることができさえすれば、どんな形状でも大丈夫です。ボールペンや割りばしなど持ちやすくペンに似た長さの棒を代用する方が一般的ですね。
- アルミホイル
- 棒
- セロハンテープ(必要に応じて)
自作タッチペンの材料
スマホ用自作タッチペンの作り方|アルミホイルを棒に巻き付ける
自作方法を確認いただくと、タッチペンやスタイラスペンの自作は実は棒にアルミホイルを巻くだけというのが判るかと思います。ボールペンなどをペン軸に使う場合には、既に使わなくなったボールペンを使うか、ペン先の反対側にアルミホイルを巻くといいでしょう。
- 1アルミホイルをカットします。
- 2棒にアルミホイルをふんわりと巻いていきます。
- 3ペン先から、手で握る部分までアルミホイルで巻いたら、タッチペンの完成です。
タッチペンの自作方法
スマホ用自作タッチペンのコツ①アルミはふんわりと巻く
アルミホイルを巻く時には、実はあまりピッタリと隙間なく巻いてしまうと、自作タッチペンの反応がiPhoneやスマホで反応が悪くなってしまうことがあります。このため、アルミホイルを巻く時には、ふんわりと空間を持たせて巻いてやると良いでしょう。
写真のようにアルミをたくさん巻くのが嫌だという場合には、ティッシュや綿などの緩衝材を挟むことによって、空間ができて反応が良くなりますよ。アルミホイルにあまり皺を寄せたくない場合には、緩衝材を入れるのがおすすめです。
POINT
アルミのみのタッチペンは太い
タッチペンやスタイラスペンを使う時に細いタッチペンを求める人は少なくありませんが、実はアルミホイルのみの自作タッチペンは、ペン先が細い物を作るのは難しいです。ペン先が太目でないと、スマホが反応しづらいため、自作タッチペンのペン先は太くなります。
スマホ用自作タッチペンのコツ②伝導スポンジを代用でもOK
先端までアルミホイルを使った自作タッチペンでは、スマホやiPhoneの画面を傷つけそうで怖いという方におすすめなのが、ペン先に伝導スポンジを使うことです。伝導スポンジは通常のスポンジと異なり、その名の通り電気を通す性質のあるスポンジです。
持ち手の部分にはアルミホイルを巻く必要がありますが、ペンの先端は伝導スポンジにすれば、スマホの画面を自作タッチペンで傷つける心配が減る上、細いタッチペンも可能になります。伝導スポンジを使った自作タッチペンの作り方は、アルミホイルのタッチペンとほとんど同じです。
- 伝導スポンジ
- 棒
- アルミホイル
- 輪ゴム
伝導スポンジを使った自作タッチペンの材料
- 1伝導スポンジを長さ1cm、太さ5mm程度にカットしておきます。
- 2伝導スポンジを棒に輪ゴムで括りつけます。
- 3棒の握り手の部分から、伝導スポンジを先端5mm程度残してアルミホイルを巻いて完成です。
伝導スポンジを使った自作タッチペンの作り方
タッチペン(スタイラスペン)の仕組みは?
タッチペン(スタイラスペン)の仕組み①スマホ画面は静電気を感知する
多くのスマホやiPhoneで採用されている画面認識の仕組みは、静電パネルというもので、液晶画面の表面に当たる指やタッチペンなどを介した静電気を感知しています。人間の皮膚表面には静電気があるため、触れるだけでスマホの画面が操作できるという訳です。
このため、電気を通さない手袋などをはめてしまうと、皮膚の静電気をスマホの液晶画面に伝えることができず、操作ができなくなるという仕組みです。
タッチペン(スタイラスペン)の仕組み②タッチペンも静電気を伝導する
スマホやiPhoneの液晶画面が静電気を感知するため、タッチペンやスタイラスペンも静電気を液晶画面にあてています。タッチペンやスタイラスペンは持ち手が金属製の物ばかりだと思いますが、これは手の静電気をペンの軸に伝えてタッチペンを通して静電気を液晶画面に当てているからです。
このため、タッチペンやスタイラスペンは、自作の物や市販のものに関わらず、持ち手部分からペンの先端まで、電気を通す伝導性のある素材が使われているのです。
iPhoneやタブレットのタッチペンを自作するメリットは?
iPhoneやスマホのタッチペン自作メリット①素早く作れて製作費が安価
自作タッチペンのメリットは、何と言っても製作費が非常に安価だという点にあります。アルミホイルさえあれば作れると言っても過言ではありません。タッチペンがすぐに手に入らなくても、棒にアルミホイルを巻くだけで代用品ができるのです。
最近はタッチペンやスタイラスペンの普及に伴い、100均でも優秀なタッチペンが登場してきましたが、家にあるアルミホイルを少し千切って棒に巻くだけという自作方法は、100均よりも安上がりです。一次的な代用で形状を気にしないのであれば、すぐに作れる手っ取り早さもメリットですね。
iPhoneやスマホのタッチペン自作メリット②細いものも自作できる
市販の安価なタッチペンの多くはゴムタイプや繊維タイプなどで、ペン先が1cm近くある太いタイプが主流です。もちろん画像のようなペン先が細いタッチペンも存在しますが、主流の形状に比べると値段がグっと上がり購入の敷居がとても高くなってしまいます。
その点、自作タッチペンの場合には、太さを自分で調節して作ることができるので、細いタッチペンも安価で自作することが出来ます。アルミホイル製でも伝導スポンジ製でも5mm程度までは先端が細いタッチペンを製作できるので、細いタッチペンが安価で欲しい場合には、自作タッチペンはおすすめです。
iPhoneやスマホのタッチペン自作メリット③好きな形状にできる
写真は既存のタッチペンやスタイラスペンをデコって自分好みのペンにカスタマイズした例ですが、自作のタッチペンは自分好みの形状に作ることができます。タッチペンの仕組みとしては、電気を通すものを手に持ってスマホの画面に触れさせればいいだけなので、究極はアルミホイルの塊でも作ることができます。
このため、スマホのストラップの先端にアルミホイルを巻いてタッチペンの代用にしたり、アルミホイルで作った人形をタッチペンの代用にすることも可能です。とにかく電気を通すもので、液晶画面に5mm程度の接地面が確保できればタッチペンの代用ができるので、形状は自由自在です。
代用タッチペンの自作スタイラスペン実例5選!
自作タッチペン実例①割りばしとゴムキャップとラップで
こちらのタッチペンはペン先にゴムキャップを採用した自作の実例です。市販のゴムキャップタイプのタッチペンを参考に、割りばしにラップを巻き付けた上で先端にゴムキャップをつけて、輪ゴムで留めています。反応はまずまず良いとのことで、ゴムキャップが用意できればスタイリッシュな見た目でおすすめです。
POINT
ゴムは電気を通さないが表面に帯電する
電気を通さない筈のゴムがタッチペンに採用されているのが疑問に思った方もいらっしゃるでしょう。ゴム自体は電気を通しませんが、ゴムの周りに電気を帯びるので、タッチペンを伝った静電気がタッチペンのゴムの表面にだけ伝わることで、ゴムキャップのタッチペンは液晶画面に反応させているのです。
自作タッチペン実例②綿棒とアルミホイルで
小さくて小回りがきいて便利と評判なのが、こちらの綿棒とアルミホイルの組み合わせの自作タッチペンです。こちらは、綿棒の先端の綿部分がクッションになり、比較的ピッタリとアルミを巻いていても反応しやすいという特徴があります。
綿棒の先端もちょうど5mm程度なので、アルミホイル使用のタッチペンとしては、一番シンプルかつ細い形状の自作の実例ではないでしょうか。
自作タッチペン実例③ボールペンとアルミホイルで
こちらはシンプルにボールペンの上側にアルミホイルを巻いただけの自作タッチペンの例です。比較的ぴったりとアルミホイルを巻いてあり、クッション性はいまいちですが、ボールペンの上側は太く接地面が広いので、反応しやすいんですね。
アルミホイルをふんわりと巻かないといけないのは、接地面が多くないとスマホの液晶画面が反応しづらいこともあるので、指と同じくらいの太さにはなってしまいますが、元々握って字を書くことを想定されたボールペンを使った自作タッチペンは持ちやすさ抜群です。
自作タッチペン実例④既成のタッチペンをデコってオリジナリティーを
こちらは既製品のタッチペンを自分好みにデコってカスタマイズした実例です。自作タッチペンを求める人は、自分好みのものを作りたいという型もいらっしゃるかもしれません。でも自作タッチペンはなかなか細いものや、おしゃれな見た目に仕上げることが難しいですね。
そんな時には市販のタッチペンをデコって自分好みのデザインのタッチペンに改造してしまいましょう。ラインストーンを付けたりするだけでも見た目にオリジナリティーを出すことができます。
自作タッチペン実例⑤天然の流木をタッチペンに代用
こちらはアルミホイルもゴムも何も使わない天然素材をそのまま使ったタッチペンで、流木を拾ってきて使っているとのことです。オリジナリティー溢れるこの流木タッチペンは問題なく反応するとのことで、便利さとおしゃれさ、そしてオリジナリティーの三点をそろえたタッチペンですね。
流木は敷居が高くてもスマホのタッチペンは100均で手軽に手に入ります。スマホやiPhoneのアクセサリーと言えば、スマホカバーやケースも100均で揃えることができますが、手帳型カバーなども含めてチェックしたい方にはこちらの記事もおすすめです。
自作タッチペンや代用スタイラスペンの作り方や使い方の注意点は?
自作タッチペンの注意点①極細スタイラスペンの自作は難しい
先にも触れていますが、実のところ自作で極細のタッチペンを作ることは難しいです。これは、微弱な静電気をスマホの液晶画面に伝えるのに、タッチペンやスタイラスペンの先端の接地面が少ないと、十分に静電気が伝わらず、反応し辛くなってしまうからです。
伝導スポンジ、アルミホイル、ゴムキャップなど材料は様々ですが、細いタッチペンを自作する場合には最低でも5mm程度の接地面を確保する必要があるのです。このため、ボールペンのペン先のような極細のタッチペンを自作することは難しいです。
POINT
市販なら極細タッチペンが手に入る
市販のタッチペンでは極細のスタイラスペンが販売されています。これはスタイラスペン、タッチペン自体に静電気を発生する機械が組み込まれているため、手の微弱な静電気に頼らず、少ない接地面でも静電気を伝えることができるからです。
自作タッチペンの注意点②作り方によっては壊れやすい
自作のタッチペンは何と言っても簡単に作れるのが魅力ですが、その分適当に作れば壊れやすいというデメリットもあります。アルミホイルを巻き付けるだけのタイプの場合は、巻き方に応じてセロハンテープや輪ゴム等でアルミホイルを固定するなど補強する必要があります。
簡単に作り直せるのでいいですが、安定して使いたい場合はアルミホイルの固定方法や、伝導スポンジを使う場合はペン先の摩耗具合に応じて交換できるようにするなど、壊れにくく長く使える工夫しましょう。
自作タッチペンの注意点③細いペンは特に画面の傷に注意が必要
自作タッチペンに限った話ではありませんが、スマホやiPhoneでタッチペンを使う時には、液晶画面を傷つけないように注意が必要です。特に細いタッチペンを使う時には画面を傷つける心配があります。
また、アルミホイルの自作ペンを代用する場合は、特にひっかき傷に注意する必要があります。スマホやiPhoneにガラスカバーなどの保護シートを貼れば傷は防げるので、積極的に使いましょう。100均のガラスフィルムについての紹介はこちらの記事に纏められています。
ポイントを押さえて自作タッチペンを作ろう!
自作タッチペンの作り方のポイントは、アルミホイルなどの電気を通す伝導製の素材を使って作ることと、極細のタッチペンは作れないこと、細いものは5mm程度までにとどめることです。
スマホの画面を傷つけないために、できるだけガラスフィルムや保護シートを併用して使うとより良いでしょう。ポイントさえ守れば大きさも太い、細いの洗濯も自由な自作タッチペンを作ってみてはいかがでしょうか。
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