コンシーラーの種類と違い
種類①リキッドタイプ
リキッドタイプのコンシーラーは伸びがよく、保湿力が高めです。選び方は、目元や口元などのよく動く場所に適しています。クマや口角に使うとヨレにくく、瞬きや表情の変化などの動きにもフィットしてくれます。広範囲に使っても厚ぼったくなりにくいのが特徴です。逆にニキビやシミにはカバー力が足りず、向いていません。
リキッドタイプはグロスのようなチップや筆ペンの一体型タイプが多いです。どちらも基本的にはテクスチャーに違いはなく、繊細な目元や口元に向いています。ピンク系やパール入りのタイプでくすみを飛ばしたり、ハイライト効果のあるアイテムもありますよ。
種類②パレットタイプ
コンシーラーの種類は大きく分けると、リキッドか固形になります。パレットは固形タイプになり、リキッドよりカバー力は高くなります。選び方はシミやニキビ、小鼻の赤みなど、ピンポイントで隠したい部分に使うのに適しています。多色が1パレットに入った商品は悩みに合わせて自分で色味を変えて使うこともできます。
濃いクマにも薄く伸ばすことで少量で隠れますが、リキッドと違い多くつけてしまうと乾燥しやすくひび割れが起きやすくなります。パレットでも柔らかめのアイテムを選ぶとクマにも使いやすくなりますよ。
種類③ジャータイプ
ジャータイプも固形のコンシーラーです。一般的にはパレットと同じくらいのテクスチャーのアイテムが多いです。選び方は、やはりニキビやシミなどのピンポイント使いに向いています。自分の肌色にあったアイテムが見つかればパレット違い、色を混ぜなくても良いので時短になりますよ。
種類④スティックタイプ
商品によってテクスチャーは違いますが、基本的にはリキッドより固く、パレットやジャーと同じくらいの粘度の商品が多いです。選び方は大きなシミや、広範囲のそばかすなどのカバーに適しています。気になる部分に直接サーっと塗り広げたり、スタンプのようにぽんぽんと重ねたり調節しながら使えます。
広範囲に伸ばしやすくカバー力は高いもののリキッドと違い、目元など細かく乾燥しやすい部分のカバーは不得意です。狭い範囲に対してコンシーラーの量が多くつきすぎてしまい、厚塗りの原因になります。
種類⑤ペンシルタイプ
ペンシルタイプは固めのテクスチャーですが、ベタっと一気につきすぎないのが特徴です。繰り出し式のクレヨンタイプのアイテムは削る手間もなくおすすめですよ。選び方はピンポイントで隠したいニキビやそばかすを一つずつ消すのにおすすめです。ただし、ニキビをあまり刺激しないように優しく使いましょう。
コンシーラーの種類
リキッド | パレット | ジャー | スティック | ペンシル | |
テクスチャー | 柔らかい | やや固め | やや固め | やや固め | 固め |
悩み・部位 | クマ・口元 | シミ・ニキビ | シミ・ニキビ | 大きなシミ・広範囲のそばかす | ニキビ・そばかす |
悩み別コンシーラーの違い|クマを隠したい
【クマ】色の選び方
クマには冷えや血行不良タイプの「青クマ」、摩擦やメイク残りが原因の色素沈着タイプの「茶クマ」、たるみや生まれつきの骨格で目元がくぼんで影になる「黒クマ」の3タイプがあります。それぞれの色タイプによって選び方が違います。
青クマにはオレンジで血色感良く、茶クマにはイエローでカバー、黒クマにはピンクやパール系でふっくらと見せましょう。それぞれの反対色を使うと、効率よく隠すことができます。
【クマ】塗り方
クマにはリキッドタイプを使います。チップや筆ペンタイプが多いので、そのまま目元につけていきます。クマの気になるところと、気にならない境目に塗り、そこからぼかしていくと自然に仕上がります。いきなり目のキワから隠そうとすると、厚塗り感が出てしまい悪目立ちする原因になります。
指でぼかしてもOKですが、専用のブラシを使うとさらにきれいに仕上がります。また、時間があればメイク前にホットタオルなどで目元を温めて血行を良くしておき、あらかじめクマを薄くしておくのもおすすめです。茶クマや黒クマの方も、青クマと混合している場合もあります。
クマを隠すのに特化した厳選11アイテムを紹介した記事もおすすめです。クマのタイプ別の解消法もおさらいして、疲れ顔知らずになりましょう!
悩み別コンシーラーの違い|ニキビを隠したい
【ニキビ】色の選び方
ニキビをカバーするには、自分の肌より少し暗めのオレンジベージュやイエロー系がおすすめです。オレンジやイエロー系が数色入ったパレットは、それぞれで使ってもよし、肌色に合わせて色をミックスして作ることもできます。ニキビにも優しい薬用タイプや低刺激性のコンシーラーを使うのもおすすめです。
赤みの強いニキビには白ニキビとは違い、グリーン系の色を仕込むと赤みを打ち消してくれます。やはり多色パレットがあると、いろいろな色を買い揃えずにすむので便利ですよ。
【ニキビ】塗り方
ニキビにはパレットやジャータイプを使います。コンシーラーをブラシにとったあと、一度手の甲やティッシュでブラシをなじませます。このひと手間で付けすぎを防止して、仕上がりがきれいになります。薄く重ねていくことを意識しましょう。指で重ねていくとうまく付かないので、できればブラシを使うことをおすすめします。
ニキビよりひと回り広めの範囲にコンシーラーを塗り、周りから指やスポンジでぼかしてなじませていきます。パレットの場合は、ニキビに塗ったコンシーラーより明るめの色を境目にぼかしていくと、自然に仕上がります。また、ニキビを強く刺激にないように優しくのせていくのもポイントです。
ぼかす時はニキビの中心部分はあまり触らないようにしましょう。せっかく隠したニキビがまた出てきてしまいます。外側から中心に、肌色と馴染むようにぼかします。上からフェイスパウダーを重ねると、より自然になり崩れにくくなります。
悩み別コンシーラーの違い|シミを隠したい
【シミ】色の選び方
シミを隠す色の選び方は、イエローベージュやオレンジベージュ系の自分の肌と同じくらいの色か、やや暗めのコンシーラーを選びましょう。クマと違い、ピンク系の明るいカラーを使っても隠れず、逆に目立ってしまいます。
どの色が自分の肌色と合うかわからない方や、いろんな色を買い揃えるにはお金がかかってしまう…とお悩みの方は、キャンメイクのカラーミキシングコンシーラーがおすすめです。プチプラでカラーバリエーションも豊富ですよ。
【シミ】塗り方
ニキビと同じように、コンシーラーでシミより一回り大きく覆います。やはりブラシに取りすぎないように少量ずつ重ねてから、周りをぼかしていきましょう。スティックの場合は直接気になる部位に重ねてからぼかしましょう。うまく隠れたら、上からフェイスパウダーでカバーすると崩れにくくなります。
シミはチークを乗せたいゾーンにできることが多いものです。チークを重ねたら、せっかく隠したシミが出てきてしまう!というお悩みが多くあります。この場合はコンシーラー→フェイスパウダー→チークの順で重ねていくときれいに仕上がりますよ。
カバー力も高く、色持ちがいいNARS(ナーズ)のコンシーラーがおすすめです。カラーバリエーションも豊富でベストコスメも多数受賞している人気商品ですよ!こちらの記事でシミやクマの悩みを解決できるアイテムを見てみましょう。
コンシーラーの色と種類
①オレンジ
オレンジのコンシーラーは血色感が足りない部分を隠すのに最適です。青クマや、イエローでは隠れない濃い茶クマにもオレンジを仕込むと、血色の悪さやくすみ感を打ち消してくれます。イエローやベージュと組み合わせてぼかすと境目がなじんで、より自然にみせてくれます。
青クマに悩んでいる方、オレンジのコンシーラーを探していたらこちらの記事もおすすめですよ。デパコス、プチプラともにオレンジコンシーラーだけを紹介していますので参考にしてみてください。
②ピンク
ピンクのコンシーラーは、黒クマの悩みに効果的です。オレンジやイエローと違い、隠すのではなく、ハイライトのような使い方ができます。パール感のあるピンクを選ぶと、ピンク色と光のダブル効果でくぼんだまぶたをふっくらと明るく見せてくれます。
唇の山の部分にちょんと乗せるのもおすすめです。ハイライト効果でぷっくりした唇になります。逆に、ニキビやシミをピンクで隠そうとすると膨張して逆に目立ってしまうためNGです。
ピンクのコンシーラーについてもっと知りたい方は、こちらの記事がおすすめです。プチプラ・デパコス別にピンクのコンシーラーだけをご紹介しています。特に色白さんはくすみやすいのでチェックしてみてください。
③イエロー
イエロー系のコンシーラーは茶クマや、赤みの悩みをカバーするのに向いています。クマだけでなく、上まぶたのくすみも晴らしてくれます。またオレンジのコンシーラーをぼかす時にイエローを一緒に使うと、自然に仕上がります。
パレットタイプにイエローが入っていると他のカラーと混ぜて使えるのでおすすめです。自分の肌よりやや濃い色を作るとシミやニキビ、小鼻の赤みをカバーしやすくなります。自分の肌色にあった色は口元に使うと、口角が上がって見えリップも映えて幸せ顔に見える効果もありますよ!お疲れ顔から卒業しましょう。
コンシーラーは悩みによって種類を使い分けよう
コンシーラーはテクスチャーや色で得意分野が異なり、選び方に違いがあることについて説明しました。まずは自分の悩みと向き合ってみることが大事です!どんなコンシーラーを使えばいいか見極めて選びましょう。リキッドタイプと固形タイプを一つずつ持っていれば様々な悩みに対応できますよ。
初めは難しいかもしれませんが、コンシーラーをうまく使いこなせると自分の顔がびっくりするほど健康的で明るい美肌になります。うまく悩みを隠して、ベースメイクをアップデートしましょう!
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