日焼け止めの使用期限は?
①未開封だと3年
日焼け止めの使用期限は、未開封だと3年です。しかし、ほとんどの日焼け止めには使用期限が表示されていません。なぜなら、医薬品医療機器等法で定められているからです。製造や輸入をしてから3年以上品質が安定する化粧品に対しては、使用期限を表示しなくても良いことになっています。
そのため、未開封で適切な保管をして3年持つ日焼け止めには、使用期限が記載されていません。未開封でいつ購入したか覚えていない時は、製造から3年過ぎているか知る方法があります。日焼け止めに記載されているロットナンバーや、製造番号を確認しましょう。
メーカーに問い合わせると、いつ製造された日焼け止めか知ることができます。これから新たに日焼け止めを購入したら、容器にいつ買ったのか日付を記入するのがおすすめです。いつ購入したか一目でわかれば、使う時に安心できます。使用期限内か確認することで、肌トラブルを避けることができますよ。
②開封後は1年
日焼け止めの使用期限は、開封後は1年です。適切な保管状況で1年なので、開封後は注意が必要です。開封後の日焼け止めは、空気に触れることで酸化しやすくなっています。フタを開けっ放しにする時間が長いと、酸化速度が早まります。また、手や身体などの皮膚には雑菌がついています。
汚れた手で日焼け止めの開け口を触ると、開封後1年以内でも劣化が早まります。日焼け止めを使う時は、手を清潔にしましょう。酸化と雑菌による劣化次第で、使用期限が変わってきます。日焼け止めを使い始める時は、容器にいつ開封したか日付を書くと良いですね。そうすると、使う時にいつ開封したか一目でわかります。
日焼け止めを1年以内でなかなか使い切れないという人は、紫外線対策を見直しましょう。紫外線は1年中降り注いでいます。冬でも、夏の3分の1の紫外線があります。冬の3日分の紫外線は、夏の1日分に匹敵するのです。紫外線は、シミやシワの原因となり老化を早めます。そのため、日焼け止めは毎日塗るのがおすすめです。
去年の日焼け止めの使用期限のチェック方法
①匂いや変色をチェック
去年の日焼け止めを使うか迷う時は、匂いや変色をチェックしましょう。去年の日焼け止めを少量出し、分離や変色をしていたらお肌につけないようにしてください。日焼け止めが劣化し、酸化が進むと匂いに変化が起こります。去年の日焼け止めの匂いを嗅いでみて、違和感を覚えるなら注意が必要です。
酸化が進んでいたり、雑菌が繁殖している可能性があります。匂いに違和感がなく、変色や分離をしていなくても油断禁物です。去年の日焼け止めのテクスチャーが変わっていたら、劣化している可能性があります。固まっていたり固くなっている時は、お肌につけることは避けましょう。
酸化や雑菌で劣化した日焼け止めを使うと、肌トラブルの原因になります。紫外線対策で美肌を保とうと思っても、逆にお肌の負担となってしまうのです。雑菌は、ニキビや肌荒れなど炎症を引き起こします。酸化した日焼け止めは、シミやくすみの元となるので注意が必要です。
②保管状況による
去年の日焼け止めを使えるかは、保管状況によります。古いかどうかだけでなく、適切な保管ができているかがポイントです。日焼け止めの適切な保管場所は、直射日光が当たらない風通しの良いところです。夏場は、滞在する部屋をメインにエアコンをつけると思います。
そのため、滞在時間が長い部屋は、長時間高温多湿になりにくいのです。日焼け止めは、滞在する時間が長い部屋に保管すると良いでしょう。直射日光は、日焼け止めの温度を急激に高め劣化を加速させます。窓際や、車の中に置きっぱなしにするのは良くありません。
湿度が高く風通しの悪い場所は、蒸れて雑菌がわきやすくなります。適切な保管ができていないと、日焼け止めが劣化しやすくなります。「未開封で使用期限内だから」「開封後1年も経っていないから」という理由だけで判断してはいけません。肌トラブルを避けるために、保管方法に注意しましょう。
【お手入れ編】使用期限が切れた日焼け止めの使い道は?
①はさみに付いた粘着物を落とす
使用期限が切れた日焼け止めの使い道は、はさみの粘着物を落とすことです。テープや粘着物がある箇所をはさみで切ると、ベタベタが刃に付きますよね。はさみの切れ味が悪くなり、使う時に開閉しずらくなって不快になります。ベタベタ取りの方法は、とても簡単です。
はさみに日焼け止めを塗り、チョキチョキと開け閉めしましょう。はさみと粘着物に日焼け止めが馴染んだら、ティッシュか布でしっかり拭き取ります。日焼け止めに含まれる成分が、粘着物落としの役割をするので切れ味が復活しますよ。
使用期限が切れた日焼け止めは、文房具のお手入れとしての使い道があります。カッターや彫刻刀の、ベタベタ取りにも使えます。刃物にベタベタがついて困っている人は、ぜひ試してみてください。
②シルバーアクセサリ―のくすみ取り
使用期限が切れた日焼け止めの使い道は、シルバーアクセサリ―のくすみ取りに使えます。日焼け止めの成分が研磨剤の役割を果たし、くすみが綺麗に取れます。くすんでしまったシルバーアクセサリーに、日焼け止めを少量垂らします。ティッシュや布で磨いたら完成です。
この方法は、細かい飾りがついたシルバーアクセサリーには向いていません。細かな箇所に日焼け止めが入り込み、取れにくくなることがあるからです。シンプルなデザインのシルバーアクセサリーに、用いるようにしましょう。
こちらの記事では、アイテム別でコスメの使用期限や期限後のトラブルについてご紹介しています。使用期限があるのは、日焼け止めだけではありません。今持っているコスメの使用期限を知らないという人は、ぜひ参考にしてみてください。
【役立ち編】使用期限が切れた日焼け止めの使い道は?
①手についた油性ペンが落ちる
使用期限切れの日焼け止めは、手についた油性ペン落としです。簡単に手を綺麗にすることができますよ。まず、油性ペンがついた箇所に日焼け止めを塗ります。指で優しくこすって、日焼け止めを馴染ませます。ティッシュで拭き取るか、水で洗い流すと油性ペンが綺麗に落ちます。
この方法は、使用期限が切れて嫌な匂いや分離・変色をしていない日焼け止めを使ってください。変色や分離をしている日焼け止めを手に塗ると、肌トラブルを起こす可能性があるからです。
こちらの記事では、油性ペンでアートネイルをする方法についてご紹介しています。油性ペンを使うと、簡単にアートネイルができるので、ぜひ試してみてください。日焼け止めを使った油性ペンの落とし方を知って入れば、アートネイルに失敗しても安心です。
②シールが綺麗に剥がれる
使用期限切れの日焼け止めは、シール剥がしに使えます。壁や小物についたシールを、綺麗に剥がしたい時におすすめです。まず、張り付いたシールを温めます。ドライヤーの熱を当てると良いでしょう。やけどに注意してくださいね。また、壁や小物が熱くなり過ぎないように気をつけましょう。
温めた後に、日焼け止めをたっぷり塗ります。しばらく時間を置くので、日焼け止めがしっかりシールに密着するようにティッシュをかぶせます。ティッシュの上から手で押して、日焼け止めとティッシュがシールに密着するようにしてください。30分~1時間ほど放置します。
最後に、綺麗なティッシュや布で拭き取ったらシールが綺麗に剥がれます。この方法は、壁や小物の変色に注意しましょう。酸化や分離した日焼け止めを使うと、壁や小物にシミができる可能性があります。心配な時は目立たない箇所に日焼け止めをつけて、変色しないか確かめましょう。
日焼け止めの使用期限を守って肌トラブルを避けよう!
日焼け止めには、使用期限があります。未開封や開封後で、どのくらい経っているのか確認しましょう。また、保管状況が悪いと、未開封であっても劣化を早めてしまうので注意が必要です。使用期限切れの日焼け止めは、酸化や雑菌の影響で肌トラブルの原因となります。
いつ買ったか覚えていない日焼け止めは、特に注意してください。去年の日焼け止めは、匂いや色・テクスチャーを確認してから使いましょう。使用期限切れの日焼け止めには、いろいろな使い道があります。
日焼け止めとして使うことはできませんが、生活に役立つアイテムになります。日焼け止めの使用期限や期限切れ後の使い道を知って、肌トラブルを避けましょう。こちらの記事では、リップクリームの使用期限や過ぎた場合の使い道について解説しています。リップクリームをなかなか使い切れない人は、ぜひ参考にしてください。
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