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海の日の由来は?

海の日は7月第3月曜日

カレンダー

海の日は、7月第3月曜日の(国民の)祝日です。日付が固定されていないので、「海の日って何日だったかしら」と思う人も多いでしょう。土曜・日曜と合わせて3連休になりやすいように月曜日に設定されています。このように、第〇△曜日、という移動祝日と、毎年決まった日付の祝日の違いについてはのちに解説します。

暦が赤い日付は祝日と認識されていますが、「祝祭日」という呼び名もありますね。特にご年配の方は「祭日」と言ったりします。元々「祭日」とは、皇室が行う宗教儀礼で大切な祭祀をする日のことでした。これらの大祭日は「皇室祭祀令」によって祝日・休日とされました。しかし1947年に「皇室祭祀令」が廃止されました。

これによって、法律上「祭日」という呼び名はなくなりました。現在では、祝日(国民の祝日)、振替休日、国民の休日の3つが使われています。振替休日は祝日が休日と重なったときに月曜以降を休日に、国民の休日とは祝日と祝日に挟まれた平日が休日になります。日本の祝日一覧は以下の表と記事もご参照ください。

祝日一覧

1月1日 元日
1月第2週月曜日 成人の日 平成11年までは1月15日
2月11日 建国記念日 紀元節祭。神武天皇の即位日。祭日だった
3月20・21ころ日頃 春分の日 天文観測によって日付が決まる
4月29日 昭和の日 2007年制定。昭和天皇の誕生日
5月3日 憲法記念日
5月4日 みどりの日
5月5日 こどもの日
7月3週月曜 海の日
8月11日 山の日
9月第3週月曜 敬老の日 2002年までは9月15日
9月22・23日ころ 秋分の日 天文観測によって日付が決まる
10月第2週月曜 体育の日 2002年制定。2020スポーツの日に年には
11月3日 文化の日 明治天皇の誕生日
11月23日 勤労感謝の日 新嘗祭。五穀の収穫を祝う祭り
12月23日 天皇誕生日

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海の日の由来は「海の記念日」

海

祝日として制定された日付には由来がありますが、海の日の由来は「海の記念日」からきています。「海の記念日」とは、1876年(明治9年)、明治天皇が初めて灯台巡視汽船「明治丸」に乗り航海をしました。航海は50日間にわたりました。

明治天皇が航海したのは東北地方で、青森から出発し函館経由で横浜に到着したのが7月20日でした。その7月20日を「海の記念日」として、1941年(昭和16)に通信大臣・村田省三によって制定されました。

「海の日」は由来である「海の記念日」にちなみ、当初は7月20日でした。海の日が制定されたのは1995年(平成7年)のことです。祝日法(国民の祝日に関する法律)では、「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」を、海の日の意味・目的としています。

海の日とハッピーマンデー廃止の関係は?

ハッピーマンデー制度による海の日の制定

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海の日が制定された1995年(平成7年)には7月20日だった日付が、7月の第3月曜日になったのは「ハッピーマンデー制度」が制定されたためです。「ハッピーマンデー法」は、本来の固定された祝日の一部を、特定の週の月曜日に移動させた法改正のことです。

最初に述べた通り、週休二日の企業が増えたことにより、祝日を月曜にずらして3連休とし休暇をとってもらうことが目的とされた制度なのです。これにより、固定されていた日付の祝日が第〇週の月曜日、となったのです。ハッピーマンデーによって移動した祝日は、「海の日」、「成人の日」、「体育の日」です。

「海の記念日」意味にならないとハッピーマンデー廃止の声

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そんなハッピーマンデー制度には反対の声も多くありますが、特に「海の日」に関しては由来となっている「海の記念日」とのズレからハッピーマンデー廃止の理由としてあげられます。なぜなら、7月の第3週は、7月20日になることがほとんどないのです。

平成31年では7月15日が海の日で、大抵の年で7月15日前後が7月の第3週にあたります。そもそもの由来である「海の記念日」からかけ離れた日付で「海の日」を制定することの、祝日としての意味があるのかという疑問の声が多いのです。同様に、「成人の日」も元々の1月15日にならなくなった祝日の1つです。

ハッピーマンデー制度により、祝日が増えて喜ばしい、観光業界にとってのプラス作用がある一方で、医療機関まで休みになって急患対応が大変、学校では祝日の分のカリキュラムをどこかに入れないといけないなどでメリットもあるのですね。

天皇退位で平成が終わったときの祝日・休日

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今上天皇が退位し、平成が終わり新しい元号になります。その際に祝日はどう変わるのでしょうか。まず、思い浮かぶのが12月23日の「天皇誕生日」ですね。2019年の4月で天皇は退位されるため、2019年の12月23日は平日になります。

現在の天皇陛下の誕生日は2月23日です。平成の後の2020年2月23日が新しい天皇誕生日とされる見込みです。また、明治天皇の誕生日が文化の日、昭和天皇の誕生日が昭和の日として、ご退位された後も祝日として残っているケースもあります。

また、新しい天皇ご即位の日である2019年5月1日が祝日となることが決まりました。2019年のGWは、祝日の間を国民の休日として、10連休となる人も多くなります。平成以降の天皇誕生日については、こちらの記事に詳しく掲載されています。

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海の日に行われるイベント!

海洋基本法で海の日の行事を推奨

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2007年(平成19年)制定の海洋基本法では「海の日において、国民の間に広く海洋についての理解と関心を深めるような行事が実施されるよう努めなければならない」と定めています。海に囲まれた日本で、海の日には海への理解と関心を深めるイベントをしよう!ということですね。

1996年(平成8年)から、7月20日から31日までを「海の旬間(じゅんかん)」として海事活動がなされていました。2003年(平成15年)以降は、海の日が3連休になり、7月1日から31日を「海の月間」として、国土交通省海事局が中心になり「海フェスタ」などのイベントが全国各地で行われています。

特にハッピーマンデー制度により3連休になって以降は、海の日本来の意味が失われないように、と国策として海への認識と理解への行事が行われているのです。国土交通省や日本財団の下で「海と日本プロジェクト」が立ち上げられています。全国で海に関する活動やイベントが行われています。

海の日に行われるイベント①海フェスタ

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海の日に行われるイベント1つ目は、国土交通省海事局が行っている「海フェスタ」です。2019年の「海フェスタ」は開港120年を迎えた清水港で開催予定です。イベントの内容は、記念式典、海の総合展、海や港に関するセミナー、船の一般公開や体験乗船など多数予定されています。海フェスタの目的も記されています。

海フェスタは全国各地で開催されています。2018年度は新潟で開催されました。国土交通省のHPでは、海フェスタの目的を以下に記しています。

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 「海フェスタ」は、「海の恩恵に感謝し、海洋国日本の繁栄を願う日」という「海の日」 本来の意義を再認識し、海に親しむ環境づくりを進め、広く国民の海に対する関心を喚起することを目的として開催されています。

引用 : 国土交通省

海の日に行われるイベント②汽笛の一斉吹鳴

港

海の日に行われるイベント2つ目は、汽笛の一斉水鳴です。海の日には、海事局が運輸局管轄である港に停泊中の船の汽笛の一切吹鳴が行われています。これは、「海の月間」のイベントの1つであり、全国各地で行われています。

2018年度は、北は稚内港、室蘭港や函館港などの北海道の港、青森港や八戸港、関東では東京湾、中国・四国地方の港湾内、九州までの港湾で一斉吹鳴が行われました。海の日には、お住まいの地域から近くの港に足を運んでみると、汽笛が鳴り響くのを聞ける貴重な体験ができますよ。

海の日に行われるイベント③小学生乗船無料キャンペーン

船

海の日に行われるイベント3つ目は、小学生の乗船無料キャンペーンです。一般社団法人日本旅客船協会によって、平成25年から毎年、「海の日」と「こどもの日」に全国各地で行われています。海に触れ合う機会の減った子供たちが、海に親しむ目的で開催されています。

乗船無料だけでなく、乗り場までのバス無料になるところや、イベントのある航路もありますよ。第12回は、72事業者(87航路)が小学生無料のキャンペーンに参加し、宮城県や千葉県、東京都、広島県など26都府県の乗り場からの乗船が可能でした。

海の日に行われるイベント④灯台一般公開

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海の日に行われるイベント4つ目は、灯台の一般公開です。海の日には、全国各地の海上保安部が灯台の一般公開をしています。船が陸地を確認すること、船の位置を確認すること、港の位置を示すための灯台ですが、一般の人が灯台に昇る機会はめったにありません。灯台からの絶景の景色が見られるチャンスですね。

地域交流イベントを同時に開催している八戸の「鮫角灯台」や、地球の丸さがわかると人気の室蘭「チキウ岬灯台」などは観光客にも人気です。楽しみながら灯台の意味について学ぶ良い機会になるでしょう。

海の日に行われるイベント⑤ブルーサンタのゴミ拾い

こども

海の日に行われるイベント5つ目は、「ブルーサンタ」のゴミ拾いです。海さくらという団体が、2005年に江の島を「タツノオトシゴが戻ってくるくらい綺麗にする」という目標で江の島の清掃を始めました。以降毎月江の島中心に清掃活動をして、2016年から「ブルーサンタ」として海の日の一斉清掃が始まりました。

クリスマスには赤いサンタが来るように、海の日は青いサンタが、次世代のこどもや海の生き物のために白い袋にゴミを拾うという素敵な催しです。全国220か所でブルーサンタ活動が行われています。楽しみながら、海への感謝を込めての清掃活動は、海の日の意味ある過ごし方と言えますね。

海の日の由来と意味を知ってもっと楽しもう

祝日には制定された意味がそれぞれありますが、海の日にも「海の記念日」という由来がありました。海洋について触れ合い知識を深める機会にしてほしいという目的もありました。

ただの休日として過ごすのではなく、海の日の意味を考え、日頃恩恵を受けている海に感謝する機会にしたいですね。今回の記事を参考に、より深く海の日を楽しみましょう。

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