自己嫌悪とは?意味は?
自己嫌悪とは
自己嫌悪とは、「じこけんお」と読みます。長い人生の中で、大抵の人は自己嫌悪に陥ったことがある、または陥ることがあることでしょう。
ずっと、長い期間自己嫌悪に陥ってしまうと、どの角度から自分を見ても嫌になり、自分が嫌いでしょうがなくなり何をするにしても自分に対して自信を無くしてしまいます。「自分なんて」という感情を持つ人が多いでしょう。
以下に、なぜ自分を責めてしまうのか、その心理について詳しく書かれている記事を掲載いたしましたので参考に一度目を通してみてください。
自己嫌悪の意味
自己嫌悪の意味を簡単に説明すると、「自分を嫌いになり、自分自身を疎ましく思う気持ち」という意味になります。自己嫌悪が強い人は成長するという可能性もありますが、強すぎては自分に対しての自信を無くしてしまい、必要以上に自分を卑下してしまう可能性もあります。
自己嫌悪に陥る原因や心理5選!
自己嫌悪に陥る原因や心理その①劣等感が強い
自己嫌悪に陥る原因や心理一つ目は、劣等感が強いということです。劣等感とは「周りより自分は劣っている」と思い込み、自分を追い詰めることです。
周りと比べて「自分は何もできていないんだ」と思えば思うほど、小さなことでも欠点を見つけてしまい、その小さな欠点でさえ許せなくなってしまうのです。特にコンプレックスを多く持っている人ほど自己嫌悪に陥りやすいと言われています。
自己嫌悪に陥る原因や心理その②競争心が強い
自己嫌悪に陥る原因や心理二つ目は、競争心の強い人です。競争心が強い人は、一つ一つの物事に対して、無意識のうちに自分と他の人を比較しては勝ち負けをつけ、その勝敗によって傷ついたりします。
周りからしてみればどうでもいいようなことでさえ、競争心の強い方は無意識のうちに比べてしまい負けた分だけ傷つき自分を嫌になっていきます。
他人と比較し、思うようにいかず、続けて負けが重なってしまった時に、「自分は何一つできない」と思い込むようになり、自信を無くし、物事に対しての意欲を失ってしまうのです。
自己嫌悪に陥る原因や心理その③完璧主義者
自己嫌悪に陥る原因や心理三つ目は、完璧主義者です。完璧主義者の人は、基本的に自分に対する理想が高いです。そのため、自分に厳しく、周りにも厳しくなります。
ちょっとした失敗ですら許すことができず、何をするにも気を抜くことがありません。また、失敗してしまった時には、「こんなこともできないのか」と自分を追い詰めてしまうでしょう。
また、完璧を求めすぎることによって作業のスピードが周りと比べて遅くなります。完璧に物事をこなすことが悪いわけではありませんが、周りとの差が生じてしまうことで、さらにストレスを感じてしまうようになります。
自己嫌悪に陥る原因や心理その④ネガティブシンキング
自己嫌悪に陥る原因や心理四つ目は、ネガティブシンキングであることです。ネガティブシンキングになる人は、周りから否定され、受け入れてもらえなかった経験がある人や大きな失敗をした人によく見られます。
そのため、「また以前のように失敗するのではないか」と失敗することを恐れ、前に進むことができなくなります。「どうせ自分にはできない」と行動を起こす前から、失敗を恐れ決めつけ、なかなか行動に移すことのできない自分を貶してしまい自己嫌悪に陥る人が多いのではないのでしょうか。
自己嫌悪に陥る原因や心理その⑤周りからの評価を気にしすぎる
自己嫌悪に陥る原因や心理五つ目は、周りからの評価を気にしすぎる人です。常に周りからの評価を気にしすぎてしまうことによって、必要以上にプレッシャーを感じてしまうことで、気持ちが萎縮してしまい、できることでもまともに作業することができません。
また、周りのちょっとした言葉や反応でさえ、過剰に意識してしまい、それほど落ち込むような言葉でなくても、アレコレ考えてしまい、落ち込んでしまうケースが多いです。そして、そんな自分が嫌になり自己嫌悪に陥ります。
自己嫌悪に陥るデメリットは?
自分の心を自分で傷つけてしまう
自己嫌悪に陥ってしまったときに、「自分はなんでこんなこともできないんだ」、「自分なんかいないほうがマシだ」など、自分で自分を傷つけてしまう傾向にあります。
そうすることで自分の存在意義を感じることができなくなり、自分自身が、自分を必要としなくなってしまうのです。そのため、自尊心や自己肯定感が低くなり、症状が悪化していくとうつ病などの精神疾患にかかることもあります。
人は案外知らないうちに自分で自分を傷つけていることが多いです。あなたもその一人かもしれません。一度、自分で自分を責め、気づつけてはいないか日ごろの自分を思い返してみてください。
性格が暗くなる
どれだけ性格が明るかった人でも、自己嫌悪が進行し、うつ病などの精神疾患にかかってしまった場合、性格が暗くなってしまいます。
自分に自信をつけることができなくなり、常に下を向き周りの人を寄せ付けにくい雰囲気を自ら出してしまうのです。また、自分に余裕がなくなり、おもわず周りを傷つけてしまうような言動をしてしまう場合もあります。
心配して歩み寄って声をかけてくれた人に対しても、劣等感を感じて攻撃的な態度をとってしまい、気づいたら自分の近くには誰もいなくなってしまうのです。そして、その状況に陥っていることに気づいた時には誰にも頼ることができなくなり、どうしようもない孤独感と戦うことになるのです。
自己嫌悪の克服方法7選!仕事や恋愛で自分が嫌いになった時の解消法は?
自己嫌悪の克服方法その①短所を長所に変える
自己嫌悪の克服方法一つ目は、短所を長所に変えて考えるということです。短所は長所という言葉をよく耳にします。誰しもが抱えるコンプレックスを、抱え込むだけではよくありません。
「自分のこんなところが嫌だ」とただ自己嫌悪になっていくのではなく、自分の欠点がわかっているのであれば、それは大きなメリットです。「自分のダメなところを自分で理解している」という考え方に変えてみましょう。
自己分析は、誰しもができることではありません。そのため、他人よりも自己分析能力が長けていると考え方を変えてみてください。短所を長所に変え、自分の嫌なところを魅力に変えていきましょう。
自己嫌悪の克服方法その②自己肯定
自己嫌悪の克服方法二つ目は、自己肯定をすることです。自己肯定するような、ポジティブな言葉を口癖にすることで、ネガティブな心理を減らし、自分で自分の気持ちをあげていくのです。
人前でも、自分を自己否定するような言葉はなくし、ポジティブな言葉を発するように心がけるのも、一つの自己肯定のアプローチになるかもしれません。
自己嫌悪の克服方法その③気持ちの切り替え
自己嫌悪の克服方法三つ目は、気持ちの切り替えです。失敗したことをいつまでも引きずるのではなく、一度反省したらしっかり気持ちを切り替えて新しい気持ちで物事へ取り組むようにすることが大切です。
ずるずると引きずって家に帰り、失敗を思い返し落ち込んでいても物事は好転しません。さらに、失敗を引きずると、その日一日だけでなく次の日も憂鬱な気分になります。
気持ちの切り替えができず落ち込み、また作業に支障が出て失敗をし、落ち込むの繰り返しでは負の連鎖です。反省はしっかりと行い、その日のうちにその日の自分と向き合い気持ちを切り替え、新たな気持ちで次の日の朝を迎えましょう。
自己嫌悪の克服方法その④他人をあまり気にしない
自己嫌悪の克服方法四つ目は、他人をあまり気にしないということです。実際他人が何を思っているかなんて、その人にならない限り考えてもわからないものです。
そのため、あの人がこう思っているのではないかなど悪い妄想ばかりして、一人で勝手に落ち込むのはやめましょう。案外、人は他人のことを気にしていないものです。そして、自分は自分です。胸を張って自分らしく過ごしましょう。
自己嫌悪の克服方法その⑤自分が達成できる目標設定に
自己嫌悪の克服方法五つ目は、達成できる目標設定を立てることです。高すぎる目標設定を立ててしまうと、その目標を達成できなかった時、自分自身の自信を無くしてしまう原因になってしまうからです。
そのため、無理のない目標を立てて一つずつ確実に目標を達成していくことが大切です。やみくもに目標を立てても、達成できなければ自信も無くしてしまい意味がありません。しっかり見通しを立てて、目標を立てていきましょう。
自己嫌悪の克服方法その⑥自分のための時間を作る
自己嫌悪の克服方法六つ目は、自分のための時間を作ることです。自分のための時間とは、嫌なことがあったとき、落ち込んでしまったとき、少し気持ちを落ち着かせるためにも、リラックスできる時間を作り、気持ちを切り替えさせるということです。
自らをいたわることで、自分を大切にする習慣を作り、体と心に対して、無理のない生活習慣を癖付けることは大切なことです。体も心も疲れ切っていては、気持ちは落ち込むばかりです。自分を大切にしましょう。
自己嫌悪の克服方法その⑦褒められたことを思い出す
自己嫌悪の克服方法七つ目は、過去に自分が褒めてもらったことを思い出すことです。何かしら、失敗を繰り返してしまうことは、誰にでもあることです。最近うまくいかないと落ち込んで自分が嫌になる時もあるでしょう。
「自分は何もできない」と思う前に、過去に褒めてもらったことを思い出して、「自分は何もできない」と思わないようにしましょう。褒められた過去を思い出して、自分に対する価値観を高めていきましょう。
仕事や恋愛で自分が嫌いになった時の解消法
仕事で自分が嫌いになった時の解消法
仕事で自己嫌悪になる人のほとんどが、仕事がうまくいかないという理由だと思います。自己嫌悪になってしまった時、なぜ自分は自己嫌悪になっているのか考えてみてください。原因の一つとして、今の仕事が自分に合っていないという可能性があります。
「自分はこの仕事に向いていない」と思うタイミングとして考えられるのは、入社して間もない時だと思います。そんな時は思い切って転職を考えてみましょう。早いうちに転職し、その転職先でのスキルを上げていきましょう。自分に合った仕事を見つけることで、気持ちも楽になり効率的な仕事ができ、自己肯定感も上がります。
女性であれば、出産を経て会社に復帰という人もいます。以前は問題なくこなしていた仕事が、なぜか復帰後うまくいかない。長期休みをもらって取り戻そうと頑張っているのに失敗ばかり。進んでいく時代の流れに置いて行かれてはいませんか?いち早く原因に気づき、以前のやり方を捨て、臨機応変に対応していきましょう。
恋愛で自分が嫌いになった時の解消法
恋愛で自己嫌悪に陥ってしまったら、方向性を見失いうまくいきません。ただでさえ恋愛というのは、「不安」との闘いであり、自分に少しも自信がない場合は、その恋愛はうまくいくことはまずないでしょう。そのため、自己嫌悪に陥った場合はすぐに解消する必要があるのです。
自己嫌悪に陥ってしまったら、まず、自己嫌悪になってしまっている原因を突き止めましょう。原因を見つけなければ対処のしようがありません。よく思い返して対処していきましょう。
また、自己嫌悪する自分とうまく付き合っていくことも一つのポイントとなります。ありのままの自分を理解し受け止め、自分は自分以外の何物でもないと開き直ると心理的な余裕も生まれます。自分のいい部分に目を向けて、あまり周りの評価を気にしすぎないようにしましょう。
自己嫌悪に陥っても自分なりの方法で克服しよう!
長い人生の中、一度は皆、自己嫌悪に陥ってしまうことはあると思います。「自分はこうだから嫌だ」と思ってしまうことすべてが悪いことだとは思いません。自分がダメだと思うところを自分自身で見つけることで、改善することができ、自らのスキルアップにつながるからです。
ですが、自己嫌悪が深刻になっていき、自分を責め続けること、それは自分のスキルアップにつながる自己嫌悪ではなくなってしまいます。そうならないためにも、適度な自己嫌悪を心掛け、進行してしまいそうなら、いち早く原因を探り、そのたび対応していきましょう。
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