ファンデーションの色・オークルとは?
ファンデーションの色・オークルの意味とは黄土色
ファンデーションを選ぶ際によく目にするのがオークルという文字ですが、この言葉はフランス語から来ています。オークルとは、フランス語で黄土色、土色という意味です。オークルという言葉は、日本以外の各国でもファンデーションの色の一種として広く使われ認識されています。
例えば英語でも、黄土色系のファンデーションの色は「ochre(オーカー)」と発音は違いますが、同じ意味で使われています。なので、海外のコスメショップの店員さんもアジア人にファンデーションを進める時は、一般的に日本人の肌にはオークル系が合うので、だいたいこのochre(オーカー)を進めてきます。
確かにアジア人の肌は黄色系なのですが、日本人の中には色白の人も多いですし、海外のオークル系ファンデーションの中にはかなり色の濃いものもあり日本人の肌には似合わないものもあります。なので、海外の製品を買う場合はオークル系の色でも、実際に肌に合わせてみてから購入するようにしましょう。
ファンデーションの色・オークルとは温かみのある黄色
ファンデーションの色には大きく分けて、ピンク系・オークル系・ベージュ系・イエロー系があります。細かく分けるとさらに種類は増えますが、日本人に馴染みのあるバリエーションとしては、この4つでしょう。その中でもオークル系は、日本人の肌に合うと言われている少し赤味の入った黄色のファンデーションとなります。
黄色の私たちの肌に合うのはもちろんですが、少し赤味が混じっていることで、全体的に温かみのある印象に仕上がるのが特徴です。オークル系の中にも明るさや赤味又は黄色味の強さなど様々な種類があり、もちろんメーカーによっても色味はそれぞれ違っています。
ベージュとオークルの違いは?
ベージュとオークルの違い①黄色味の強さ
ベージュとオークルの違い1つ目は、黄色味の強さです。ファンデーションの色を黄色味の強い順に並べると、イエロー系・ベージュ系・オークル系・ピンク系となります。つまりベージュ系のファンデーションは、オークル系よりも黄色味が強い色になっています。
また、メーカーによっては「ベージュオークル」といってベージュとオークルの中間色を、カラーバリエーションとしてラインナップに加えているところもあります。
ベージュとオークルの違い②オークルには少し赤味が入っている
ベージュとオークルの違い2つ目は、オークルには少し赤味が入っているということです。先ほどとは逆に、ファンデーションの色を赤味が強い順に並べると、ピンク系・オークル系・ベージュ系・イエロー系となります。つまり、オークル系のファンデーションは、ベージュ系よりも赤味が強いということです。
そしてこれもまた、メーカーによっては「ピンクオークル」といってピンクとオークルの中間色を、カラーバリエーションとしてラインナップに加えているところもあります。同じ日本人でも周りの人と比べてみると、やはり肌の色はみなさん微妙に少しづつ違っていますよね。
これに対応するために化粧品メーカーも色々なカラーバリエーションを用意し、私たち一人一人の肌の色にあったファンデーションを開発しています。また、季節によってもファンデーションの色を変えたりするので、たくさんのカラーバリエーションがあるのは私たちにとっても嬉しいことですよね。
自分の肌の色に合ったファンデーションの選び方のコツ5つ
ファンデーションの選び方のコツ①自分の肌のベースカラーを知る
ファンデーションの選び方のコツ1つ目は、自分の肌のベースカラーを知ることです。実は肌というものはたった0.02ミリしかない薄い皮で、その下にある血管の色やメラニン色素の影響を強く受けているのです。これをアンダートーンといって、個人によってブルーベースかイエローベースに分けられます。
自分がブルーベースの肌かイエローベースの肌かを判断するのには、一番日焼けをしにくい腕の裏を見るのが良いとされています。血管の色が緑色に見える方はイエローベースの肌で、メラニン色素の量が多いので、日焼けをすると黒くなってしまう方が多いです。一方で、血管の色が赤や青に見える方はブルーベースの肌です。
ご自分の肌がどちらのベースなのかを知ることによってファンデーションを見極める一つのポイントとなります。一般的には、ブルーベースの方はオークル系ファンデーション、イエローベースの方はベージュ系のファンデーションが合いやすいと言われています。
ファンデーションの選び方のコツ②季節に合わせる
ファンデーションの選び方のコツ2つ目は、季節に合わせることです。一年中同じ肌の色や肌のコンディションを保つのは、かなり困難ですよね。夏になれば気を付けていても多少日焼けはしますし、冬になれば乾燥してしまったりします。特にイエローベースの肌の方は、日焼けをすると黒くなりやすいと言われています。
冬に比べて肌の色が少し焼けてしまっているのに、同じ色のファンデーションを使っていると、顔だけ白く浮いて見えてしまいますよね。また乾燥しやすい季節には、潤い成分の多く入ったファンデーションを選ぶことも大切です。
基本的に私たちは、一日の半分くらいの時間をファンデーションをつけたまま過ごしています。なので、ファンデーションの色や馴染みやすさだけではなく、入っている成分にも注目して自分の肌のコンディションにあったファンデーションを選ぶことをお勧めします。
ファンデーションの選び方のコツ③色白の方にはピンクオークルがおすすめ
ファンデーションの選び方のコツ3つ目は、色白の方にはピンクオークルがおすすめということです。色白の方には、先ほどの肌のベースカラーでいうとブルーベースの方が多いです。色白なために青い血管が強く影響して見えてしまうので、時には顔色が悪く映ってしまうこともあります。
そんなお悩みを抱えている方には、ピンクオークルのファンデーションがおすすめです。ピンクオークルとは、ピンク系とオークル系の中間色で、黄色に赤系の色味が他のファンデーションに比べると強めに入っています。この赤味がファンデーションに入っていることで、血色感をあげることができ、顔色がよく見えます。
また色白さんの欠点である、顔色の悪さをカバーしてくれるだけでなく、色白さんの長所ともいえる肌の透明感も一段とアップさせてくれます。色白さんにオススメのピンクオークル系のファンデーションを纏めた記事があるので、参考にご覧ください。
ファンデーションの選び方のコツ④赤みが気になる方にはベージュがおすすめ
ファンデーションの選び方のコツ4つ目は、赤みが気になる方にはベージュがおすすめということです。一般的にイエローベースの肌の方はベージュ系のファンデーションが合うと言われています。イエローベースの方は赤味の強いファンデーションを塗ると、ファンデーションが浮いたり、くすんで見えたりする場合があります。
一方で、ベージュ系のファンデーションを使うと、肌に明るさや温かみが出て全体的に健康的で華やかな印象になります。また、ベージュ系のファンデーションは肌の赤みや、ニキビ跡が気になる方にもおすすめなのです。一般的にピンクやオークル系のファンデーションはよりカバー力が高く、気になる部分をカバーしてくれます。
逆に、肌の赤みが気になるという方が、ピンク系やオークル系ファンデーションを使うと、さらに肌の赤みを目立たせてしまうことにもなってしまいます。肌のベースカラーだけではなく、ご自身のお肌の悩みに合わせてファンデーションを選ぶのも大事なコツです。
ファンデーションの選び方のコツ⑤メーカーの違いを試してみる
ファンデーションの選び方のコツ5つ目は、メーカーの違いを試してみることです。一口にオークル系、ベージュ系などと言っても、メーカーによってその色にはかなり違いがあります。例えばA商品では、オークル系を使っていても、B商品の場合はベージュ系が肌に馴染むというようなことは、多々あります。
メーカーによって、オークル系・ベージュ系の色味には違いがあります。オークル系の赤味が他のメーカーよりも強い場合もあれば、黄色味が強いこともあります。ファンデーションを買える時は、例えば私はピンクオークルだからなどと決めつけずに、一度試してから購入するようにしましょう。
ファンデーションを変えたいけど、どこのメーカーの商品が良いのか迷っているという方は、プチプラで優秀なファンデーションを纏めた記事があるので、参考にご覧になってみて下さい。
オークル系・ベージュ系あなたの肌にぴったりのファンデーションを選ぼう!
ピンク系・オークル系・ベージュ系・イエロー系の違いや特徴など、それぞれの肌のベースカラーや悩みに合わせたファンデーションの選び方をご紹介してきました。イエローベースの肌の方に合う色、ブルーベースの肌の方に合う色、血色をよく見せたい方、赤みをカバーしたい方など、ファンデーションの選び方は様々です。
しかしイエローベース全ての方にベージュ系のファンデーションが似合うという訳ではありませんし、人の肌は十人十色です。また、ファンデーションを選ぶ上で大切なのは、肌のベースカラーや肌の悩みだけでありません。こういう肌になりたいというあなたの理想や希望も大切な一つの条件です。
例えば、薄付きのナチュラルな肌を作りたいのか、しっかりと毛穴までカバーされたドール肌を作りたいのか、好みのファッションや髪形によっても、なりたい肌は変わってきますよね。自分の肌に合う色や悩みをカバーできるもの、またはお肌にいい成分などを知った上で、自分の理想にあったファンデーションを見つけましょう。
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