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髪のブロッキングとは?

髪のブロッキングとは髪をクリップ等でとめて分けること

まず初めに、髪のブロッキングとは髪をクリップ等で留めて小分けにすることを指します。髪を小分けにしてブロックごとに分ける作業なのでブロッキングと呼ばれています。ヘアサロンで髪をカットしてもらうときにクリップを何個も使って美容師さんが留めているのがブロッキングです。

ブロッキングで巻き髪やヘアアレンジやセルフカラーがきれいに決まる!

ブロッキングは美容院でのヘアカットやヘアスタイルづくりに欠かせない技術ですが、自宅でのセルフカラーや巻き髪、ヘアアレンジでもブロッキングをすることで仕上がりが格段に良くなります。慣れてしまえばブロッキングは難しいものではないですし、クリップやゴムなど身近なもので出来るのでぜひマスターしましょう。

髪を染める時にきちんとブロッキングがされていれば、染め残しがなくなりセルフカラーでもムラなくきれいに染めることができます。また、コテで巻き髪をするときにブロッキングをすれば、コテの熱が髪に均一に伝わって巻き髪のカールの付き具合にムラが出ません。

髪のブロッキングのやり方は?

髪のブロッキングのやり方①基本のブロッキングの方法

1つ目に紹介するのは、基本のブロッキングのやり方です。基本のブロッキングは前髪、両サイド、フロント、バックに髪を分けることです。下記が基本のブロッキングのやり方ですので参考にしてみてくださいね。基本のブロッキングのやり方は、巻き髪やセルフカラーで髪を染める時などいつでも応用が利きます。

    基本のブロッキングのやり方

  1. 1耳の前後で髪を分ける。
  2. 2左右の耳の前の髪(サイド)と前髪を分けてそれぞれクリップで固定しておく。
  3. 3耳の後ろの髪を上下に分けてクリップで留めておく。(フロントとバック)

髪をブロッキングする時は、髪同士が絡まっているとうまくできないので髪の絡まりをコームでとかしてほどいておきましょう。また、髪を留める用のクリップは美容室ではダッカールと呼ばれるものを使うことが多いです。ダッカールは100均にも様々な大きさのものがあるので、髪の長さや量に合わせて購入してくださいね。


髪のブロッキングのやり方②ロングヘアの場合

2つ目に紹介するのは、ロングヘアの場合の髪のブロッキングのやり方です。ロングヘアは髪の長さも量もあるので、しっかりブロッキングしないと巻き髪やセルフカラーで髪を染める時にムラになりやすいので注意しましょう。下記にロングヘアの場合のブロッキングやり方を記載したので参考にしてくださいね。

    ロングヘアの場合の髪のブロッキングのやり方

  1. 1コームの先端を使って髪をすくい取るようにして、髪を耳の前後で分ける。
  2. 2耳の前側の髪をサイドと前髪に分ける。
  3. 3サイドの髪が多い場合は、外側と内側に分け、外側の髪の毛束を手に巻き付けてねじっていく。
  4. 4手に巻き付けた髪を上にあげてクリップを毛束の輪の中心に挟んで留める。
  5. 5同様にして耳の後ろ側もフロントとバックを分けてクリップでねじりあげて留めていく。

ロングヘアの場合は、髪の量が多く長さもあるので、髪を内側と外側にきちんと分けてブロッキングしたほうが仕上がりがきれいになります。また、髪が長くクリップでただ留めているだけだと巻き髪でコテを使うときや髪を染める時に邪魔になるのでクリップでお団子を作るようにまとめたほうがいいのです。

髪のブロッキングのやり方③パーマヘアの場合

3つ目に紹介するのは、パーマヘアの場合の髪のブロッキングのやり方です。パーマヘアは基本のブロッキングとやり方は同じですが、髪にボリュームがあるので長さに関わらずロングヘアと同じように髪を内側と外側に分け、さらにバックを2、3個に細かくブロッキングするときれいにカールを出すことができます。

髪のブロッキングのやり方④髪を染める時

4つ目に紹介するのは、髪を染める時のブロッキングのやり方です。セルフカラーで髪を染める時に気になってしまうのが色ムラだと思います。自分で髪を染めるときれいに仕上がらないと感じてしまう原因はブロッキングにあります。ブロッキングがきれいにできていると、染め残しや色ムラなく仕上げることができます。

髪を染める時のブロッキングのやり方は、基本のブロッキングのやり方とほぼ同じなのですが、染めにくいバックを細かくブロッキングすることを意識しましょう。耳から後ろの髪を上・中・下の3段階に分けると染めにくいバックや襟足の部分まできれいに染めることができます。

せっかく3段階に細かくブロッキングしても髪を染める時の順番を間違えてしまうと、セルフカラーの仕上がりにムラができてしまいます。セルフカラーで髪を染める時は、髪が染まりにくい襟足や下の毛先から初めて、体温が高く染まりやすい頭皮に近い上部を最後に染めるようにするとムラなく染まります。


髪のブロッキングのやり方⑤前髪のブロッキングのやり方

5つ目に紹介するのは、前髪のブロッキングのやり方です。前髪のブロッキングはコテで巻き髪をするときはもちろん、前髪のセルフカットの時にも使える技術です。前髪をセルフカットすると髪の長さにばらつきが出てうまくできないと感じている人は、ブロッキングをきちんとするだけで仕上がりが変わります。

    前髪のブロッキングのやり方

  1. 1コームで登頂部分から三角形を描くように髪を分けて、サイドの髪をクリップで留めてよける。
  2. 2前髪を外側と内側に半分ずつぐらいの量になるように分けてクリップで留める。

上記が前髪のブロッキングのやり方です。1のステップでサイドの髪をきちんとよけてブロッキングしないと前髪をカットするときに幅を広く取りすぎてしまいますので注意しましょう。前髪を外側と内側に分けることで髪をカットしたときに長さにばらつきが出にくくなりますよ。

前髪のブロッキングは、髪の毛をブローするときや巻き髪をするときも時間があれば実施したほうが良いでしょう。前髪のうねりが気になるという方は、前髪の表面だけを巻いたりブローしていることがあります。ブロッキングして内側もしっかりブローしたりコテで巻くことで前髪が決まりやすく持ちも断然良くなります。

髪のブロッキングの髪の分け方のコツは?

髪のブロッキングで髪の分け方のコツ①指でやるのが難しければコームを使う

1つ目の髪のブロッキングで髪の分け方のコツは、指でやるのが難しければコームを使うことです。ブロッキングに慣れないうちはコームを使って髪を分けるのがおすすめです。コームの先端を使い左右の耳同士を結ぶ線を引くように頭皮に這わせて動かし反対側の耳にコームの先端が着いたら髪をすくうように取りましょう。

コームを使うことで指で髪をすくいとってブロッキングするよりも細かく正確に髪を分けることができます。耳の後ろ側も同様にして左右の耳を結ぶ線を引くようにコームを頭皮に這わせて動かしてフロントとバックをブロッキングするときれいにできますよ。

髪のブロッキングで髪の分け方のコツ②クリップやゴムを上手に使うこと


2つ目の髪のブロッキングで髪の分け方のコツは、クリップやゴムを上手に使うことです。ショートやボブヘア等の髪が短い方は、襟足やバックの髪をクリップできれいにブロッキングするのが難しくすぐに落ちてきてしまう場合があります。その場合は、ヘアゴムを使ってブロッキングするのもOKです。

ヘアゴムを使うと短い毛も簡単にまとめることができるので、ブロッキング初心者の方や不器用さんでも簡単にブロッキングすることができます。ただし、ヘアゴムをブロッキングに使うと髪に結んだ跡がついてしまうことも考えられます。ブロッキングに使うヘアゴムは跡がつきにくいものを選び手早く作業するようにしましょう。

逆に髪が長い方や量が多い方は、髪をクリップでねじりあげてお団子を作るようにブロッキングすることで、コテで巻き髪をするときやセルフカラーの時に邪魔にならずに済みます。ブロッキングのやり方は1つではないので、このように髪の長さや量に合わせてクリップやゴムを上手に使ってブロッキングしてみてください。

髪のブロッキングで髪の分け方のコツ③髪の量が多い人は細かくブロッキング

3つ目の髪のブロッキングでの髪の分け方のコツは、髪の量が多い人は細かくブロッキングすることです。ロングヘアやパーマヘア等の髪にボリュームがある方、もともとの髪の量が多い方は、基本のブロッキングのやり方で紹介した前髪・両サイド・フロントとバックの5つよりも細かくブロッキングしましょう。

左右両サイドの髪を外側と内側に、フロントとバックに分けるのではなく上・中・下の3段階に分けてブロッキングすることでコテで巻き髪をするときにきれいにカールがつきやすくなったり、セルフカラーで染める時のムラもなくなります。髪は細かくブロッキングすればするほどプロの仕上がりに近づけますよ。

髪のブロッキングでコテのコツは?

髪のブロッキングでコテのコツ①髪に厚みができないようにブロッキングする

1つ目の髪のブロッキングでコテのコツは、髪に厚みができないようにブロッキングすることです。コテで巻き髪をしたのにカールがつきにくいと感じている方や、カールの仕方が均一にならない方はこれができていないことが多いのです。髪に厚みができてしまうと、コテの熱が十分に伝わらず髪にカールがつきにくくなります。

巻き髪をする時は髪に厚みができないように細かくブロッキングすること、コテで毛束をとる時も少量ずつ取って巻くことを意識しましょう。カールをしっかりとつけたい方は、細かくブロッキングした上で細めのコテを選んで時間をかけて少しずつ巻いていくのがおすすめです。

ここに初心者におすすめの巻きやすいコテを紹介した記事を載せました。コテの太さ選びは、きれいな巻き髪に仕上げる上でとても重要です。長さによってもおすすめの太さがありますのでこちらの記事を参考にコテを選んでみると、きれいなカールを作ることができるはずです。

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髪のブロッキングでコテのコツ②クリップが落ちないようにしっかり留める

2つ目の髪のブロッキングでのコテのコツは、クリップが落ちないようにしっかり留めることです。コテで巻き髪をする時は、毛束をコテで挟んで毛先に滑らせて髪を前方に少しテンションをかけながら巻いていきます。この時に髪のブロッキングを固定しているクリップの留めが甘いとせっかくのブロッキングが取れてしまいます。

コテを使った巻き髪をする時は、多少のテンションがかかっても落ちないぐらいにしっかりとクリップで髪を留めることを意識しましょう。特に髪を内側と外側にブロッキングして、内側をコテで巻いている時に外側のブロッキングが崩れやすいので注意が必要です。

髪のブロッキングでコテのコツ③バックのブロッキングは特に細かく

3つ目の髪のブロッキングでコテのコツは、バックのブロッキングを特に細かくすることです。自分でコテを使って巻き髪をするとき、自分では見えづらい上手が届きにくいのでバックが上手に巻けないという人も多いと思います。コテで巻き髪をするときは、バックのブロッキングを細かく丁寧に行うことをおすすめします。

髪のブロッキングは、細かくすればするほどコテで巻き髪を作るときにきれいなカールをつけることができます。自分で見えづらく巻きづらい場所であるバックは、髪を縦方向に上・中・下・の3段階に分けた上でさらに横にブロッキングして少量ずつ毛束をとって巻くときれいにカールがつきます。

髪のブロッキングのやり方をマスターしよう!

今回は、髪のブロッキングのやり方や髪の分け方のコツを中心に紹介しましたがいかがでしたでしょうか。髪のブロッキングは、やるとやらないではヘアスタイルの仕上がりに大きな違いが出てくる大事な作業です。慣れてしまえば決して難しいことではないので、この記事を参考にブロッキングのやり方を覚えてしまいましょう。

また、ここに巻き髪のスタイリング剤のおすすめ10選をまとめた記事を載せました。コテで巻き髪をするときにブロッキングと同じくらい大事な工程がこの巻き髪のスタイリング剤を使うことです。おすすめの巻き髪のスタイリング剤とブロッキングできれいな長持ちするカールヘアを目指しましょう。

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