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縮毛矯正とは?ストレートパーマとの違いは?

縮毛矯正は1990年代から始まったくせ毛の救世主!

縮毛矯正とは、髪をストレートの状態に保つことのできる技術です。縮毛矯正の技術は1990年代に始まり、それ以前は完全には伸ばせなかった髪のクセを、しっかりとストレートにできる画期的な方法と言われました。今では大抵の美容院で、縮毛矯正のメニューを見かけますよね!

筆者も幼い頃から強い髪のクセがコンプレックスだったのですが、縮毛矯正が出始めた時、美容師さんに勧められてかけ、その効果に非常に驚きました。縮毛矯正はまさに、くせ毛の人の救世主とも言える技術でしょう。縮毛矯正によって、クセ毛の方でもサラサラロングヘアーを手に入れられるようになりました。

縮毛矯正は髪に癖がある人におすすめ!梅雨時期のうねりにも!

縮毛矯正もストレートパーマも、髪の癖をまっすぐにするメニューです。しかし、髪に元から癖がある人や天然パーマの方が髪をストレートにしたいのなら、縮毛矯正がおすすめです。縮毛矯正なら、強い癖の髪の方も、施術した部分は半永久的に効果が続きます。

また、梅雨の時期だけはクセがでてしまうという方にもおすすめです。梅雨になるとヘアスタイルがなかなか決まらなかったり、家でうまくセットしたのに、梅雨の雨の中に出るとセットが崩れるなんてこともあるでしょう。

梅雨の時期は、湿気が多く、普段はストレートの方でもクセが出てしまう場合が多くなります。でも、縮毛矯正は梅雨のような湿気の多い時期でも、ストレート効果が続きますから、安心して出かけることができるのです。

梅雨限定のうねりにオススメなのは部分縮毛矯正!

梅雨限定で、うまくセットができないという方には、部分縮毛矯正がオススメです。美容院では、前髪や顔まわりだけなど、部分的な縮毛矯正を提供しているお店も多いです。部分縮毛矯正は通常の縮毛矯正よりも価格がリーズナブルですし、時間も短く済みます。

また、髪のダメージも減らせるので、髪にもお財布にも優しいメニューです。一度施術すれば効果が持続しますので、梅雨になると髪がうねるという悩みを解消してくれるでしょう。実際に、梅雨には縮毛矯正を希望するお客さんが急増するそうです。

ストレートパーマはかけたパーマを元に戻す効果

一方のストレートパーマは、基本的には、かけたパーマを元に戻すために行うものです。ですので、強い癖のある髪質の方は、一時的には、ボリュームが抑えられたり、髪がストレートにはなりますが、縮毛矯正のように効果は持続せず、早い時期に元に戻ってしまう場合もあります。

筆者(強い天然パーマ)も、縮毛矯正がまだ普及していない頃にストレートパーマをかけたことがありますが、かけた当初はまっすぐでも、気づけばあっという間に元に戻ってしまったなんてこともしばしばありました。


縮毛矯正とストレートパーマとは薬剤も施術も全く違う

縮毛矯正とストレートパーマに違いがでるのは、使用している薬剤が違うこと、そして、施術の方法が違うことが理由です。いずれも第1剤と第2剤という薬剤を使用します。第1剤はいずれも髪の結合を切断し、柔らかい髪の状態を作り出します。

ストレートパーマでは、第1剤塗布後にコームなどで髪をまっすぐにした状態の所に、第2剤を塗布し、洗い流したら終了です。一方、縮毛矯正の場合は第1剤塗布後、髪を乾かし、ヘアーアイロンを使用して髪をまっすぐな状態に整えた後に、第2剤を塗布して洗い流したら終了です。

このヘアーアイロンで、熱を加えて髪をまっすぐにする過程の有無が、縮毛矯正とストレートパーマの大きな違いになります。この過程があるために、縮毛矯正の方が、ストレートパーマに比較すると施術に要する時間が長くなるのです。

縮毛矯正の持続期間・施術頻度の目安は?

縮毛矯正の持続期間|持続期間は半永久的!ロングだと効果の持続が長くなる

縮毛矯正は、基本的に、かけた部分の効果は半永久的に続きます。ただしロングの方の場合には、髪が短い方に比較すると縮毛矯正の効果は長く続きます。なぜならロングの場合には、髪の重さでクセが下に引っ張られるため、持続期間が長くなるのです。

縮毛矯正の持続期間|長持ちさせるコツは普段のヘアケアにある

とはいえ、縮毛矯正を3ヶ月に一度の頻度でかけると、お金もかかってしまいますよね。縮毛矯正は普段のケア次第で長持ちさせることができます。長持ちさせるためには、普段から髪の状態を良い状態に保っておくことがとても大事です。

特にロングヘアーの方は、髪が長い分、髪の栄養が不足しがちです。ロングだと特に毛先がパサついてしまう方も多いようです。せっかくなら、パサつきのない綺麗なサラサラストレートロングヘアでいたいですよね。

縮毛矯正の効果を長持ちさせるためには、トリートメントを定期的に行ったり、ヘアアイロンやドライヤーを高い温度にしすぎない、カラーリングで明るい色にしすぎないなど、髪への負担を減らすことを心がけるとよいでしょう。トリートメントに関する記事があるので参考にしてください。

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縮毛矯正の施術頻度|基本的に伸びた部分だけ施術する


縮毛矯正は、一度施術した部分は半永久的にストレートの状態が保たれます。ですから、二回目以降の縮毛矯正の施術は、伸びてきた部分だけ施術すれば基本的に大丈夫です。伸びた部分以外も過剰に施術すると髪に負担がかかりますので、避けた方が良いでしょう。

一見、伸びた部分以外もクセが出てきているように感じる場合がありますが、多くの場合は髪が傷んで、栄養が足りなくなっている場合にそのような状態になります。そのような場合には美容師さんに相談し、縮毛矯正と同時にトリートメントも行うなど、必要な栄養を補うことで、元の状態に戻すことができるでしょう。

縮毛矯正の施術頻度|クセの強い人は3ヶ月を目安に!

縮毛矯正の施術頻度は、クセの強さにより変わってきます。大体3ヶ月〜1年に一度施術する方が多いようです。伸びた部分には元の髪のクセが出てくるため、クセの強い方や髪の短い方は、3ヶ月を目安に施術すると伸びた部分のクセが気にならずに済むでしょう。

自宅で縮毛矯正をする方法は?

自宅で縮毛矯正するなら薬剤とヘアアイロンを入手!

自宅で縮毛矯正をする場合に必要になるのは、ストレートヘアアイロンと縮毛矯正用の薬剤です。ヘアアイロンは温度が調整できるものか、温度が160〜180℃程度のものを選ぶと良いでしょう。薬剤は、ドラッグストアやネットショップなどでも入手可能です。ヘアアイロンに関する記事があるので参考にしてください。

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まずはしっかりとシャンプー!リンスやトリートメントはしないで!

まずは、髪をしっかりとシャンプーします。この時、いつものようにリンスやトリートメントは使わないことがポイントです。リンスやトリートメントを使ってしまうと薬剤の浸透率が悪くなってしまい、うまく縮毛矯正ができなくなってしまう場合もあります。シャンプーをした後はタオルドライとドライヤーで半乾きにします。

軽くタオルドライした状態の時に、前処理剤を使うのもおすすめです。前処理剤を使うことで、髪の傷みを予防したり、ムラなく縮毛矯正の薬剤が浸透するようになります。前処理剤を使用した後は、ドライヤーで半乾きの状態まで軽く乾かします。

イヤーキャップやクリームで肌を守るのを忘れずに

次に、薬剤を塗り始めることになりますが、その前にイヤーキャップやクリームで肌を守ることが大事です。縮毛矯正の薬剤がもしも肌につくと、負担がかかり、荒れてしまうこともあるので、事前のケアをした方が安全です。


薬剤がつきそうなおでこや顔まわりにクリームやワセリンを塗り、耳にはイヤーキャップをはめると良いでしょう。クリームやワセリンは普段使っているようなもので構いません。イヤーキャップは100円ショップやドラッグストアにも売っており、比較的簡単に入手できるでしょう。

1剤は素早くブラシで塗布!特にロングの場合は注意を

次に、1剤を髪の根元から1cm程度離した部分から毛先に向かってブラシで塗布していきます。塗りムラがないよう、小さな毛束を作りながら少しずつ塗っていくと良いでしょう。薬剤は髪にダメージも与えますので、ゆっくり塗っていると、最初に塗り始めた箇所が時間を置けば置くほどダメージを受けることになります。

素早く全体に塗ることが大事です。ロングの場合には自分ですべて塗布するのは大変ですから、人に手伝ってもらうと良いでしょう。また、後頭部も自分では、なかなか塗布しづらいので、もしも手伝ってもらえる人がいるのなら手伝ってもらった方が、髪のためにも良さそうです。

塗布し終わったら、薬剤の表記に従って放置します。大抵は15分から20分程度の時間が必要になります。その際、薬剤に表記がある場合には、サランラップなどで髪全体を覆うようにします。なお、1剤はたっぷり使用した方がうまく縮毛矯正することができるでしょう。

髪の軟化をチェック!不十分なら5分から15分放置

薬剤に記載してある放置時間になったら、髪を細い束にして指やブラシの柄に巻きつけ、髪が軟化しているかどうかをチェックします。軟化していないと、髪はするっと解けますが、軟化していれば、ほどけないまま止まります。

初めて自分で縮毛矯正をする場合には、事前に軟化していない状態の髪を巻きつけて、状態の違いを覚えておいた方が良いでしょう。特にクセの強い部分でチェックするのがおすすめです。軟化していないようなら薬剤の記載に従い、放置時間を5〜15分程度伸ばします。

大抵は、30分程度あれば軟化します。万が一、軟化しない場合には、薬剤が合っていなかったり、あるいは量が少なすぎたりする場合があります。その場合には、残念ですが、一度すすいでやり直す必要があります。

水やぬるま湯でしっかりと洗い流したら完全に乾燥!

その後、1剤を水がぬるま湯でしっかりと洗い流します。シャンプーやリンス、トリートメントは不要です。洗い流したら、軽くタオルドライし、その後ドライヤーで完全に乾かします。タオルドライの際、こすってしまうと薬剤の影響でダメージになりやすいので、叩くように優しく拭き取った方が良いでしょう。

いよいよストレートヘアアイロンでまっすぐに!

ここからが、いよいよ髪がまっすぐになる縮毛矯正の醍醐味です。完全に乾いた髪を、少しずつ小束にし、根元からヘアーアイロンをかけていきます。縮毛矯正はこの過程がとても大事で、この過程でまっすぐにできていないと、そのままの状態で癖がついてしまうので注意が必要です。

焦らないで大丈夫ですので、丁寧にヘアアイロンでストレートにしていき、違和感のある箇所は再度ヘアアイロンをかけていきます。ただし、あまり同じ箇所で長時間ヘアアイロンを当てると、髪が傷んでしまいますので注意が必要です。特にロングの方や、後頭部は、見えにくいので人に手伝ってもらうのも良いでしょう。

2剤を根元から塗ってしばらく放置

せっかくストレートアイロンでつやつやストレートになっているので、そのまま終わりにしたいところですが、縮毛矯正はもう1段階必要です。このストレートの状態のところに、根元から2剤を塗布し薬剤の表記に従って放置します。

この過程が終わったら、よく水やぬるま湯で薬剤を洗い流してから、シャンプーし、シャンプーやトリートメントをします。この過程の前に後処理剤が必要な場合もありますので、薬剤の表記に従うようにしてください。これで、縮毛矯正は完成です!

しっかりと乾かしクセがつかないよう注意!

縮毛矯正をした後は、髪にクセがつきやすい状態になっています。ですので、しっかりドライヤーで乾かすことが大事です。また、縮毛矯正をかけて数日間は、髪にクセがつきやすい状態になります。きれいなストレートの状態を保つために、髪を結んだり、耳にかけるのもなるべく控えた方が良いでしょう。

おすすめの市販縮毛矯正剤は?

おすすめ①ミルボンリシオアテンジェH

おすすめの市販縮毛矯正剤の1つ目は、ミルボンリシオアテンジェHです。こちらは、通常の美容院でも多く使用されている商品です。しっかりとストレートになると評判の商品で、容量もたっぷりなので薬剤が不足することもありません。

おすすめ②資生堂プロフェッショナルクリスタライジングストレートα

おすすめの市販縮毛矯正剤の2つ目は、資生堂のプロフェッショナルクリスタライジングストレートαHです。この商品には、椿オイルやヒアルロン酸など、傷んだ髪を補修する成分が入っています。髪を補修しながら矯正をすることで、艶のある仕上がりになると評判の商品です。

縮毛矯正はくせ毛の救世主!自宅でも施術可能!

縮毛矯正は、髪のクセを半永久的にストレートに保てる、くせ毛の救世主的な技術です。施術に手間や時間がかかりますが、髪のクセに悩む場合には試してみる価値はあるでしょう。また、自宅でも薬剤や器具があれば施術可能です。縮毛矯正で憧れのさらさらストレートヘアを手に入れてみてはいかがでしょうか?


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