三つ折りでのマナーの重要性は?
三つ折りでのマナーはキレイが基本
三つ折りでのマナーはキレイが基本です。三つ折りを折ったときにうまくいかずに、何度かやり直して二度三度、折り線をつけてしまったという経験がある方もいるのではないでしょうか?
しかし、不格好なまま送ってしまうと、送る相手にも失礼になりかねません。端をきっちり揃えて、キレイな見た目で送るのが基本マナーです。
三つ折りでのマナーは先方への礼儀
三つ折りでのマナーは、先方への礼儀の現れです。請求書や手紙が送られてくるときに、うまく折れていなかったり、正しい方法で送られていないとガッカリしてしまうものです。逆にきちんと正しいマナーを守ったお便りをいただくと、先方への礼儀を伝えることができます。
見えない相手だからこそ、きちんとマナーを守りたいものですよね。せっかく送る手紙や請求書は、キレイに折り、正しい入れ方で封筒へ入れていきましょう。三つ折りのマナーについて、次のパートから詳しくご紹介していきます。
【基本編】知っておくべき正しい三つ折りのマナー9選!
知っておくべき正しい三つ折りのマナー①三つ折りが入る封筒を選ぶ
知っておくべき正しい三つ折りのマナーの1つ目は、「三つ折りが入る封筒を選ぶ」ことです。せっかくキレイに三つ折りをしても、封筒に対して大きすぎて入らなかったり、逆に小さくて余白が余りすぎてしまっては不恰好になってしまいます。便箋にはサイズがあり、合う封筒を購入することができます。
たとえばA4サイズの用紙を三つ折りにするなら、「縦型(長形3号)」が、B5サイズの用紙を三つ折りにするなら「長形4号」がよいでしょう。このように送りたい紙のサイズに合わせて封筒を選ぶことで、キレイに書類を送ることができます。封筒の表書きに書いてあることが多いので、購入時に確認するのがおすすめです。
知っておくべき正しい三つ折りのマナー②正式な手紙は白無地の二重封筒
知っておくべき正しい三つ折りのマナーの2つ目は、「正式な手紙は白無地の二重封筒」を選ぶことです。改まった手紙や書類を送るときには、中に裏紙がついた二重の封筒に入れるようにしましょう。弔事やお見舞いの手紙の場合には、不幸が重なるという意味のタブーになりますので、この場合は一重の封筒を使うようにします。
先方に送る手紙や書類の種類に合わせて、封筒を選ぶようにするのが正しい基本マナーとなりますので、覚えておくとよいでしょう。
知っておくべき正しい三つ折りのマナー③三つ折りは巻き三つ折りが一般的
知っておくべき正しい三つ折りのマナーの3つ目は、「三つ折りは巻き三つ折りが一般的」です。三つ折りは2つ種類があり、「巻き三つ折り」と、「外三つ折り」という折り目がZ字に見える折り方もあります。
「外三つ折り」は見た目から「Z折り」とも言われていますが、窓付封筒を使いたいときや、履歴書を送るときに自分の顔や氏名を1番上に持って来たいときに使う折り方です。送る書類に合わせてどちらも使うことができますが、一般的には「巻き三つ折り」を選択する場合の方が多いようです。
知っておくべき正しい三つ折りのマナー④横書きの請求書や手紙は下から折る
知っておくべき正しい三つ折りのマナーの4つ目は、「横書きの請求書や手紙は下から折る」ことです。横書きの書類を巻き三つ折りする方法は、紙を縦に置き、手紙や書類の下側を3分の1分おります。その後、上3分の1分を被せるようにおります。内側に谷折りをしていき、書類全体が内側に隠れるような形なる折り方です。
たとえば請求書は一般的に横書きになりますので、三つ折りした請求書を開くと、1番上に「請求書」の文字が来るようにたためていれば正解です。
知っておくべき正しい三つ折りのマナー⑤縦書きの手紙も下から折る
知っておくべき正しい三つ折りのマナーの5つ目は、「縦書きの手紙も下から折る」ことです。縦書きの手紙を入れる場合にも、手紙を縦に置きましょう。「拝啓」と書かれた部分が右上に来ます。下から3分の1分を折りたたみ、次に上から下へと3分の1分を折りたたみます。
手紙を開いたときに、1番先に右上の「拝啓」の文字が出てくるように折れていればOKです。意外に逆に折っていたという方も多いようなので、縦書きの手紙の折り方もポイントを押さえておくとよいでしょう。
知っておくべき正しい三つ折りのマナー⑥枚数が多いときはまとめて折る
知っておくべき正しい三つ折りのマナーの6つ目は、「枚数が多いときはまとめて折る」ことです。書類がたくさんある場合には、個々に折るかどうか迷ってしまうこともあると思います。しかしそれぞれを折ってしまうと、先方が読むときに、1枚ずつ開いていかなければいけないので手間をかけてしまうことになります。
読む方がスムーズに読めるように、全部重ねてまとめて折りたたむようにすると、相手への配慮も込めた三つ折りができるので覚えておきましょう。
知っておくべき正しい三つ折りのマナー⑦たて封筒の入れ方は裏側を表にする
知っておくべき正しい三つ折りのマナーの7つ目は、「たて封筒の入れ方は裏側を表にする」ことです。三つ折りにした紙を入れるとき、どちらを前にしたらいいのか、どちらを下にしたらいいのか迷ってしまったことがある人も多いのではないでしょうか。たて封筒の入れ方は、差出人を書く裏側を表にします。
三つ折りにした紙の上にかぶっている側の右上が、封筒の裏側の右上にくるようにして入れていきます。手紙では拝啓が書かれている部分、請求書では請求書と書かれている部分が、封筒の裏側を表にしたときに右上にくればOKです。
知っておくべき正しい三つ折りのマナー⑧横封筒の入れ方は宛名面を表にする
続いてご紹介する、知っておくべき正しい三つ折りのマナーの8つ目は、「横封筒の入れ方は宛名面を表にする」ことです。横封筒を宛名面を表にして置いたら、三つ折りにした紙をそのまま入れるイメージです。手紙だと拝啓と書いてある書き出しの部分が、封筒の右下にくるように入っていれば間違いありません。
横封筒は結婚式の招待状や、挨拶状、写真を送ったりするときに使われることが多く、日常で意外に使われることが多いです。洋封筒での送り方も覚えておくとよいでしょう。
知っておくべき正しい三つ折りのマナー⑨封筒を閉じたら糊付けするのが基本
知っておくべき正しい三つ折りのマナーの9つ目は、「封筒を閉じたら糊付けするのが基本」ことです。ビジネスでは、手紙や請求書を送る場合にしっかり封を閉じることが正しい基本マナーです。大切な文書はほかの人に開封されたり、盗み見られたりすることを防ぐ必要があるため、しっかり封をする必要があるのです。
封筒を閉じたら、必ず糊か両面テープを使って糊付けしていきます。シールを使いたい場合には、糊付けした上から貼りましょう。セロハンテープやホチキスは見た目にも美しくありませんし、取れやすいため使うのは控えるのが無難です。
【応用編】知ってるとかっこいい正しい三つ折りのマナー6選!
知ってるとかっこいい正しい三つ折りのマナー①用紙の角を利用し綺麗に折る
知ってるとかっこいい正しい三つ折りのマナーの1つ目は、「用紙の角を利用し綺麗に折る」ことです。三つ折りにするのは意外に難しく、手こずってしまったことがある人も多いと思います。そこで用紙の角を利用すると、道具を使わずに綺麗に折ることができるので便利です。まずは折ったときに内側にしたい面を上にします。
紙の角を持ったら、折り目がつかないように注意しながら、三角形ができるように紙の長辺に角を合わせます。角が当たっているところがおよそ3分の1のラインになりますので、ここで一度紙を折り曲げます。あとは残りの下部分を紙と折り目がぴったりと合うように綺麗に折り曲げたら、三つ折りの完成です。
知ってるとかっこいい正しい三つ折りのマナー②もう1枚紙を使い綺麗に折る
知ってるとかっこいい正しい三つ折りのマナーの2つ目は、「もう1枚紙を使い綺麗に折る」方法です。先ほどの1つ目の方法が苦手だった方はこちらを試してみてくださいね。方法は、三つ折りしたい紙を縦に置いたら、同じサイズのもう1枚の紙を横に置きます。するとはみ出た部分がおよそ3分の1のサイズになります。
はみ出た部分を折り曲げたら、目安に横向きに置いていた紙を取り除き、下半分を綺麗に折りたたみましょう。綺麗な三つ折りが出来上がります。用紙によってはぴったり3分の1にならない場合もありますが、見た目が綺麗な三つ折りを折ることができます。
知ってるとかっこいい正しい三つ折りのマナー③定規ではかって綺麗に折る
知ってるとかっこいい正しい三つ折りのマナーの3つ目は、「定規ではかって綺麗に折る」ことです。1つ目と2つ目の方法は、見た目が綺麗に折ることができますが、等間隔かと言われるとずれてしまうこともあります。本当にきちんと3分の1にこだわりたい人は、定規ではかるのが良いでしょう。
たとえばA4サイズは縦が297mmなので、3分の1サイズは縦99mmに、B5サイズは縦257mmなので、3分の1サイズは86mmになります。定規で測りながらこのサイズにぴったり折ると、見た目も美しい三つ折りを折ることができます。
知ってるとかっこいい正しい三つ折りのマナー④封筒を閉じたら封字をする
知ってるとかっこいい正しい三つ折りのマナーの4つ目は、「封筒を閉じたら封字をする」ことです。封字は、手書きの文字で封を閉じることです。糊で封筒の封を閉じたら、その上から封字を書きます。何にでも使うことができるのが「〆」という文字なので、覚えておくと良いでしょう。
何にでも使うことができるのが「〆」という文字なので、覚えておくとよいでしょう。ちなみに「〆」は漢字の「締」が由来で、バツ印や英語のエックスではないのでご注意くださいね。
知ってるとかっこいい正しい三つ折りのマナー⑤場に合わせ封字を使い分ける
知ってるとかっこいい正しい三つ折りのマナーの5つ目は、「場に合わせ封字を使い分ける」ことです。オールマイティに使うことができるのは「〆」ですが、そのほかにも場に合わせて封字を使い分けるとかっこいい印象を与えることができます。
たとえば「緘」は、履歴書や卒業証書を送るときなど、よりフォーマルな文書に使います。結婚式など慶事の場合では「寿」「賀」などの封字を使うとよいでしょう。
知ってるとかっこいい正しい三つ折りのマナー⑥女性だけが使える蕾を使う
知ってるとかっこいい正しい三つ折りのマナーの6つ目は、「女性だけが使える蕾を使う」ことです。封字の中には女性だけが使える封字があり、それが「蕾」です。「莟」「つぼみ」とも書くことができ、ひらがなで書く場合には縦書きで使いましょう。
ビジネスシーンでは使わないのが一般的なので、プライベートで送る手紙などで「蕾」を使ってみるのがおすすめです。送る相手に優雅な印象を与えることができるでしょう。
意外とやりがち!悪い三つ折りのマナー例3選!
意外とやりがちな悪い三つ折りのマナー例①封字を赤字で書く
意外とやりがちな悪い三つ折りのマナー例の1つ目は、「封字を赤字で書く」ことです。赤は速達などの注意書きに用いられることが多く、配達時に紛らわしくなるので悪いマナーとなります。封字の文字を書くのは黒のぺんで書くのが基本の正しいマナーです。
意外とやりがちな悪い三つ折りのマナー例②封筒をセロハンテープで止める
意外とやりがちな悪い三つ折りのマナー例の2つ目は、「封筒をセロハンテープで止める」ことです。封筒はセロハンテープやホチキスで止めてしまうと、取れやすくなってしまうので悪いマナーとなります。糊付けしてから送るのが基本なので、覚えておきましょう。
意外とやりがちな悪い三つ折りのマナー例③お悔やみの手紙で二重封筒を使う
意外とやりがちな悪い三つ折りのマナー例の3つ目は、「お悔やみの手紙で二重封筒を使う」ことです。中に裏紙が入っている二重の封筒は、「不幸が重なる」ということを連想させてしまうため、お悔やみの手紙で使うのは悪いマナーとなります。
せっかくのお手紙も悪い印象を与えてしまっては、もったいないことになってしまいます。弔事の場合にも使わないように気をつけましょう。
三つ折りの正しいマナーを身に着けた大人になろう!
三つ折りの正しい基本マナーをご紹介しましたが、いかがでしたか?三つ折りは綺麗に折ることが大切なだけでなく、封筒への入れ方も大切なマナーのうちの一つです。正しいマナーを守ることで、手紙や請求書を送る相手への礼儀も示すことができますので、ぜひ次に何かを郵送する場合にはぜひ使ってみてくださいね!
手紙を書くには基本のマナーを覚えておくとよいでしょう。また、可愛い便箋や手紙もチェックしておくと、いざという時に役立ちます。ぜひこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
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