歯を食いしばる人の心理・原因10選
歯を食いしばる人の心理・原因①ストレスの溜まる生活
歯を食いしばるという行為には、明確となる根拠は、実は未だ解明されていない事も多く存在します。その為、一概にこれという原因がはっきりしているものはないという事でもあります。しかし、その中でも最も有力とされているのが「ストレス」です。
人間というのは、強いストレスを感じると自然と体を揺らしたり、落ち着きのない行動を取りがちです。また、「貧乏ゆすり」のようなあからさまにイライラしている症状を見せる時もあれば、パッと見た感じではわからないような「歯ぎしり」などで自分の身を粉にした行動をとる事も多いと言えます。
歯を食いしばる人の心理・原因②過度に集中して歯茎から血が出ている事も
歯を食いしばるという行為は、寝ている時の歯ぎしりだけではありません。起きていても、何かに集中している時というのは、自分でも気付かないうちに歯を食いしばっている事ってありませんか?仕事や勉強している時、家事をしている時など集中しているだけでなく、緊張が伴う場面などで起こりやすいと言われています。
また、緊張状態が長く続くと、それによりストレスを抱える事にもなってしまいます。過剰な力で歯を食いしばるという行為は、顎の筋肉が緊張する事により、肩こりや頭痛などを引き起こしてしまう事も少なくありません。しかし、これは意識がある状態で歯をの食いしばりに気付く事ができればやめる事ができます。
その為、歯を食いしばる行為に気付く事が出来た時点で、すぐに口元をリラックスする事を意識しましょう。また、昼間に歯を食いしばる癖があるという場合には、筋肉がその癖を記憶している可能性もありますので、自分でその癖を直すという意識を持って日々を過ごしましょう。
歯を食いしばる人の心理・原因③アルコールやタバコ
アルコールというのは、特に睡眠には悪影響を及ぼす事は周知の事と思います。アルコールやタバコにより、睡眠が浅くなっている事が原因で食いしばりや噛み締め癖が現れているという事も少なくありません。アルコールを摂取する事により、ぐっすり眠れると勘違いしている人もいますが、実際にはその逆です。
また、タバコには覚醒作用があるので、寝る前の一服は良質な睡眠の妨げとなる事を覚えておきましょう。しかし、タバコやアルコールというのは、嗜好品という事もあり、生活には欠かせないという人も多いと思います。その為、摂取する時間帯などに注意する事を意識しましょう。
歯を食いしばる人の心理・原因④逆流性食道炎
「逆流性食道炎」という病名を聞いた事がありますか?逆流性食道炎というのは、強い酸性の胃液や胃酸、胃で消化されている途中の食べ物などが食道へと逆流する事により、食道が炎症を起こしてしまっている症状の事を言います。逆流してきた酸性の液が口の中まで入ってくると、口の中は途端に酸性に傾きます。
そうすると、私たちの体はすぐに口の中を中性に戻そうとするので唾液の分泌が増えるのです。唾液の分泌を増やすには、歯ぎしりをする事で増やす事ができるのですが、そうなれば体にも悪影響を及ぼしてしまうので、歯ぎしりを直す前に、逆流性食道炎を直す事が歯ぎしりを直す事に繋がります。
歯を食いしばる人の心理・原因⑤歯並びが悪い
これは、全ての人に当てはまる事ではないのですが、歯並びが悪い事が結果として食いしばりや噛み締め癖に直結している事も少なくありません。歯並びが悪い事により、噛み合わせが安定せず、噛み合わせが安定しないストレスにより歯ぎしりや歯を食いしばる行為に繋がっている事があります。
噛み合わせが悪いというのは、顎の成長にも影響してきます。その為、小さな頃から噛み合わせというのは、大事になってくるのです。噛み合わせが悪い人がすべて食いしばりや噛み締め癖があるとは言えませんが、少なくとも体に不調をきたす原因になる事は間違いありません。
歯を食いしばる人の心理・原因⑥時間に追われている
忙しい毎日に追われている生活を送っているという人も、食いしばりが多い傾向にあります。時間通りに物事を進めなければ気が済まないという性格の人は、歯を食いしばる癖があるという事も少なくありません。生真面目な性格である場合には、自然と噛み締め癖が付いているという事も多いので、注意しましょう。
歯を食いしばる人の心理・原因⑦食いしばりの癖がある人は競争心が強い
競争心が強い心理を持つ人というのは、ちょっとした事でも相手に負けたくないという心理が働きます。このような心理を持つ人というのは、すぐに自分自身を追い込む傾向にありますので、常に緊張状態が続くという事も言えます。常に、緊張状態が続くというのは、歯を食いしばる、噛み締め癖がある人に多く見られます。
歯を食いしばる人の心理・原因⑧目標達成の為にがむしゃらに働く
目標達成の為にがむしゃらに行動する心理を持つ性格の人は、食事も忘れる程、集中し過ぎる傾向にありますので、そういう意味でもストレスを溜め込みやすい傾向にあります。歯を食いしばる、噛み締め癖がある人にとって、ストレスは大敵です。ストレスを抱え込まない為にも、ストレス発散は定期的に行いましょう。
歯を食いしばる人の心理・原因⑨ストレス発散がうまくできない
ストレスというのが、歯ぎしりや噛み締め癖がある人には良くないという事は何度もお話していますが、ストレス発散の仕方がわからず、ストレスを溜めてしまっている事が原因である事も少なくありません。やはり、ストレス発散方法というのは、人それぞれだと思いますので、そういう意味でも自分自身で探す他、ありません。
ノンストレスで生活するというのは、今の世の中なかなか難しい事です。その為、自分自身で一番最適なストレス発散方法を探すというのも大事なポイントです。
歯を食いしばる人の心理・原因⑩足を組む癖がある
足を組む癖があるという人は、ご存知の方も多いと思いますが、体の歪みに直結します。体の歪みというのは、噛み合わせなどに影響してくるので、そういう意味でもそれが原因で食いしばりの癖になっているという事も多いと言えます。
ここに、歯ぎしりの原因をまとめた記事がありますので、この記事を参考に、歯ぎしりする人の心理を理解して熟睡できる方法も併せて読んでみて下さい。
歯を食いしばることで起きる悪影響6選
歯を食いしばることで起きる悪影響①噛み締め癖により歯がすり減る・かける
歯を食いしばる事により、与える悪影響の一つに「歯がすり減る・かける」という事が挙げられます。何度も歯を食いしばる事により、歯に複数の小さなヒビが入り、歯がもろくなる事で、ちょっとした堅い物を食べただけでもかけてしまう事もあります。また、知覚過敏や虫歯の原因にもなってしまいます。
歯を食いしばることで起きる悪影響②歯周病の治療をしている意味がなくなる
歯周病というのは、虫歯の原因と言われるプラークや歯周病菌によって歯茎が腫れたり、骨が砕けたりする病気です。歯周病の治療には、徹底的にプラークや歯石を取り除く必要があります。しかし、歯を食いしばる癖があるという人は、骨に余計な力が掛かる事により、歯周病菌を取り除いたとしても骨はどんどん減っていきます。
その為、歯が徐々にグラグラしてくるので、歯周病の進行を止める事が出来なくなってしまうのです。そういう理由により、いくら歯医者に通って歯周病の治療をしたとしても、歯を食いしばる癖が直らなければ意味がないという事になります。
歯を食いしばることで起きる悪影響③噛み締め癖は肩こりや頭痛の原因になる
口を閉じる筋肉が働くと、顎関節は押さえつけられた状態になります。これが長時間に及ぶと、関節への血の巡りが悪くなり、感覚が敏感になって痛みを感じやすくなる傾向にあります。顎関節周囲の血の巡りも悪くなるという事もあり、頭痛や肩こりを引き起こしてしまうのです。
歯を食いしばることで起きる悪影響④歯の食いしばりにより顔が大きくなる
顎に力が入った状態が続くと、エラの筋肉が張ってしまう事により顔が大きくなってしまいます。エラが張った顔というのは、エスカレートすると「ベース顔」と言われる四角い顔になってしまうので、それだけ顔の面積が増えてしまう事にもなってしまいます。
顔が大きくなってしまう事を防ぐ為にも、歯の食いしばりの癖は直したいものです。ここに、100均でも購入する事のできる「小顔ローラー」を紹介している記事がありますので、この記事を参考に、歯を食いしばる癖のせいで顔が大きくなってしまったという方は、試してみて下さい。
歯を食いしばることで起きる悪影響⑤食いしばりによりリラックスできない
寝ている状態にも歯ぎしりや歯を食いしばる癖があるという場合には、寝ている時でさえリラックスできていないという事になります。寝ても疲れが取れないという理由は、もしかしたら歯を食いしばる癖のせいかもしれません。寝ていても、歯を食いしばる癖のせいで常に緊張状態が続いているという事が原因という事も言えます。
歯を食いしばることで起きる悪影響⑥噛み締め癖は顎関節症の危険性も
口を大きく開けた時に顎が鳴ったり、口を大きく開ける事が出来ないという場合には注意が必要です。これらの症状は、「顎関節症」と言われる病気の症状であり、その症状が進行すると最悪の場合、食事ができなくなる危険性があります。歯ぎしりをする事により、顎の筋肉が疲れてしまい、痛みを感じるようになるのです。
歯を食いしばる癖を止める方法は?
歯を食いしばる癖を止める方法①歯ぎしりにはマウスピースを使用する
歯医者さんに通う事で、食いしばりの癖を治す方法として推奨されているのが「マウスピース」を装着する事による治療法です。マウスピースを装着している時に、歯ぎしりをしたとしても直接歯同士を擦り合わせる事はありませんので、そういう意味でも歯への負担を減らす事が期待できます。
歯を食いしばる癖を止める方法②生活習慣を見直しストレスをなくす
歯を食いしばる癖の原因の多くは、ストレスが関係している事がほとんどです。その為、生活習慣をできるだけ改善し、規則正しい生活を意識しましょう。一番のストレス解消法は、良質な睡眠を取る事です。また、適度な運動を心掛ける事もいいでしょう。体を適度に疲れさせ、心の安定にも繋がります。
歯を食いしばる癖を止める方法③睡眠時のスマホやパソコンはやめる
スマホやパソコンの画面から放出されるブルーライトというのは、光エネルギーが強い為、見る事で脳が活性化されてしまいます。その為、眠る前に見てしまうと、どうしても目が冴えてしまい、眠れなくなってしまうのです。その為、眠る1時間前までには見ないように自分で意識しましょう。
また、どうしても仕事などで使用する必要性が出てきた場合には、ブルーライトカットのメガネを装着するなどの対策をする事で効果を得る事ができます。ここに、100均で購入する事ができるブルーライトカットのメガネをまとめた記事がありますので、併せて読んでみて下さい。
子供の歯を食いしばる癖を止めさせる方法は?
子供の歯を食いしばる癖を止めさせる方法①ストレスを溜めていないか観察
大人と同様、子供も子供なりにストレスを抱えている場合もあります。子供の年齢が小さければ小さい程、ストレスの解消法もわからないのでそういう意味でも大人が気づいてあげる必要性が出てきます。そして、ストレスの解消法として歯ぎしりをしている事も多いので、その場合には他のサインも併せて注意深く観察しましょう。
歯ぎしり以外に、爪を噛んだり、蕁麻疹、おむつが外れてもおねしょしている、怒りっぽいなどの症状が出る場合も多いものです。その為、歯ぎしり以外の行動にも注目してみて下さい。もし、これらの行動が見られた場合には、心理的なものかもしれないので、子供の話を聞く時間を設けるなどの対処法をする必要があります。
子供の歯を食いしばる癖を止めさせる方法②よく噛む習慣をつける
食べ物をよく噛まずに、飲み込んでしまう癖があるという場合には歯ぎしりや歯を食いしばる癖がある傾向にあります。あまり食べ物を噛まないという場合には、顎の成長を促す事を妨げている事と同じ事ですので、そういう意味でも噛み合わせに直接影響してくると言えます。
ここに、子供の歯ぎしりについて、より詳しく説明している記事がありますので、この記事を参考に、子供の歯ぎしりが体に与える影響を考えてみて下さい。
ストレスを解消する方法は?
ストレスを解消する方法①有酸素運動を行う
手軽にできるストレス解消法の中に、「有酸素運動を行う」という事があります。有酸素運動というのは、脳が刺激される事でストレスを緩和してくれるのでウォーキングなど自分のできる範囲で調節できる運動を選ぶ事をおすすめします。それにより、無理なく継続できるという事が期待できます。
ストレスを解消する方法②泣ける映画を見る
「涙活」という言葉もあるように、思い切り泣く事で、副交感神経が優位となりリラックス効果が得られると言われています。映画を見て涙を流すという事ももちろん良いのですが、嫌な事があった時には思い切り涙を流してストレス解消する事で、ストレスを溜め込まないという事も言えます。
ストレスを解消する方法③嫌な事を紙に書き出す
ストレスに感じている事やモヤモヤしている事を紙に書き出す事で、ストレス解消できます。感情的になっている時には、なかなか思ったように紙に書くという事も出来ないと思いますが、それでも良いのです。書く事に意味があります。紙に書くという事は、言い換えれば話を誰かに聞いてもらっている事と同じです。
特に、女性の場合には、誰かに話を聞いてもらう事でスッキリしたという経験をした事がある人も多いですよね?また、客観的に自分自身を見る事もできるようになります。自分を客観視する事により、同様の事が起こった場合には、どのような対処法をしたらいいのかがわかるはずです。
ここに、ストレスのタイプ別に見たストレス解消法をまとめた記事がありますので、併せて読んでみて下さい。自分のストレスのタイプを知る事で、上手にストレスと付き合っていけるようになるはずです。
歯を食いしばる癖がある人はストレスを溜め込まない生活を目指そう
今回は、「歯を食いしばる癖がある人の心理や原因」をテーマに、食いしばりの癖を治す方法などについても併せて紹介してきましたが、いかがでしたか?ストレスが原因である事も少なくない噛み締め癖がある人というのは、普段の生活に原因が潜んでいるという事も多いものです。
その為、歯を食いしばる癖がある人は、その原因を探し出すと共に、心理的要因など根本的な原因を改善する必要があるという事でもあります。歯茎を傷めたり、睡眠時に眠りが浅い事で疲れが取れないというようなストレスをさらに、生み出してしまう懸念もありますのでぜひこの機会に、歯を食いしばる癖を治してみませんか?
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