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憲法記念日とはいつ?どんな意味を持つ?

憲法記念日とは日本国憲法が施行された記念に定められた祝日のこと

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憲法記念日とは、日本国憲法が施行された記念に定められた日のことをいいます。憲法記念日は、5月3日の祝日でGWと呼ばれる大型連休の真ん中辺りの日になりますね。たくさんの祝日が続くので、今日が何の祝日だったかやどんな意味のある休みなのかということを考えながら過ごす方は少ないかもしれませんね。

昭和の日とみどりの日の間にある憲法記念日。この憲法記念日は、昭和22年(西暦1947年)に施行され、昭和23年(西暦1948年)にその記念として祝日と定められたのです。憲法記念日が昭和の時代に制定されてから、70年以上の月日が過ぎようとしています。その間に時代は、昭和から平成に変わりました。

そして、2019年に平成の時代も終わりを告げ新しい年号「令和」の時代が始まろうとしています。天皇陛下の退位と皇太子様が新天皇として即位される2019年、祝日の日数は前年と比べて違いがあるのでしょうか。2019年の祝日や休日について詳しく知りたい方にオススメの記事がこちらになります。ぜひご覧ください。

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日本国憲法が施行される前は大日本帝国憲法だった

前の憲法について調べる

先程、憲法記念日が、5月3日に日本国憲法が施行された記念に定められた祝日だと言うことをお伝えしました。では、日本国憲法が施行される前の憲法の有無や憲法があった場合にどのような内容だったのか、など気になりますよね。日本国憲法の前は、大日本帝国憲法という憲法がありました。

大日本国憲法は、明治時代に公布、施行された憲法なので明治憲法などと呼ばれています。大日本帝国憲法は、欽定憲法なので主権は天皇にありました。どのようなことかといいますと、この大日本帝国憲法は天皇が絶対の憲法で、国の政治を行う全ての権限を天皇が持っており、国民は天皇に従う必要がありました。


それに対し、今の日本国憲法では天皇は日本国民の象徴となります。政治に関する事に実権は持たず、出来るのは国事行為のみと限られています。また、日本国憲法の主権は国民です。国民主義は、日本国憲法の重要な項目。基本的人権の尊重や平和主義などと並び日本国憲法の3原則とされています。

日本国憲法の基本原則

日本国憲法について調べる

日本国憲法の3原則となる国民主義、平和主義や基本的人権の尊重などが日本国憲法の基本原則となります。まずは国民主義からみていくことにしましょう。大日本帝国憲法の頃は天皇に主権があり、政治などの権限を持っていました。そして国民は天皇に服従するという形でした。

これに対し、日本国憲法では国民が主権を持ち国のあり方について考え、決定していくという形になりました。次に平和主義です。こちらは戦争放棄や戦力を持たない事などを明言し、他の国との武力での争いが起こらないようにして、平和を守り続けるためのことが定められています。

最後は基本的人権の尊重についてです。基本的人権には、平等権や自由権、社会権など5つの権利があります。これらの権利は、人が人らしく生活するために定められたもの。生まれたときから与えられているこの権利には、自由に生きることや差別されないこと、政治に参加する権利などが定められているのです。

憲法記念日が誕生した由来とは?

憲法記念日が誕生した由来①本当は文化の日が憲法記念日の有力候補日だった

話し合い

憲法記念日が誕生した由来の1つ目は、本当は文化の日が憲法記念日の有力候補日だったということがあげられます。現在の憲法記念日は5月3日ですが、もしかしたら11月3日になっていたのかもしれないのです。


11月3日の文化の日は、日本国憲法が公布された日です。また、明治天皇の誕生日で明治節と呼ばれていた日でもあるのです。日本国憲法の前の憲法は、お伝えしたとおり大日本帝国憲法です。この大日本国憲法は、日本初代の天皇の即位日に公布され、その日のことを紀元節と呼んでいました。

それにならい、日本国憲法も前天皇の明治天皇にゆかりある日、明治節を憲法記念日とする予定でした。ですが、他国との話し合いの中で11月3日の日本国憲法の公布日ではなく、それから半年後の5月3日の施行日が憲法記念日と定められることになったのです。

憲法記念日が誕生した由来②5月1日や5日が憲法施行日の候補日だった

憲法施行日の候補日

憲法記念日が誕生した由来の2つ目は、5月1日や5月5日が憲法施行日の候補日だったということがあげられます。憲法記念日は日本国憲法の公布日である11月3日ではなく、憲法施行日の5月3日にすることになったということは、先ほどお伝えしたとおりです。では、なぜ憲法施行日が5月3日になったのでしょうか。

実は、11月3日の憲法公布日よりも5月3日の憲法施行日の方が先に決められていたのです。その憲法施行日は、閣議で5月に行うと決められました。日にちの候補としては1日と5日があげられていましたが、1日はメーデー、5日は端午の節句という理由から両候補日が選ばれることはありませんでした。

そして、5月3日が憲法施行日となったのです。ところで、5月1日のメーデーがどのような日かご存じですか。こちらにメーデーについてまとめられている記事があります。メーデーのことを詳しく知りたいという方は、ぜひこちらの記事をご覧になってくださいね。

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憲法記念日について詳しく学べる書籍は?

憲法記念日について詳しく学べる書籍①日本国憲法はどう生まれたか?


憲法記念日について詳しく学べる書籍の1冊目は「原典から読み解く日米交渉の舞台裏日本国憲法はどう生まれたか?」です。著者は青木高夫さんで、自動車産業の職場においてルール作りに深く関わっていたことから、日本国憲法もルールのひとつという捉え方をして作られている書籍です。

日本国憲法は、他の国の考えを押しつけられて作られた憲法だといわれることがあります。そのことについて、実際のところはどう考えるべきかというところから、日本国憲法がどのよう作られて公布、施行されたのかが英文と共に綴られています。

憲法記念日について分かりやすく学べる書籍②「けんぽう」のおはなし

憲法記念日について分かりやすく学べる書籍の2冊目は「けんぽうのおはなし」です。企画原案が井上やすしさんで、著者が武田美穂さんです。憲法の内容だけでなく、憲法はどうあるべきかということが分かる書籍となっています。

憲法がどのようにして出来たのか、国がどのような国家を目指していのかということを、子供でも理解しやすい言葉を選んで書かれています。憲法は、堅苦しくて少し苦手だと感じている大人の方にもオススメの1冊です。

憲法記念日についてわかりやすく学べる書籍③子どもにつたえる日本国憲法

憲法記念日についてわかりやすく学べる書籍の3冊目は「井上ひさしの 子どもにつたえる日本国憲法 (シリーズ 子どもたちの未来のために) 」です。著者は井上ひさしさん、イラストはいわさきちひろさんです。井上ひさしさんが小学生に向けて伝えた憲法の話の内容がまとめられた1冊となっています。

日本国憲法というと、なんだか難しいと感じ敬遠してしまいがちです。ですが、この「井上ひさしの 子どもにつたえる日本国憲法 (シリーズ 子どもたちの未来のために) 」は、いわさきちひろさんの優しくて柔らかい雰囲気の挿絵が目にとまり、つい手に取って読んでみたいと感じさせます。

本文も、小学生に向けて話をした内容がまとめられているというだけあって、子供でもわかりやすくなっています。もちろん、教科書などで学んだことがある大人も「なるほどな」と、より理解することが出来るようになっています。憲法の内容だけでなく、日本国憲法がどのようにして出来たのかを知ることが出来る1冊です。

憲法記念日についてわかりやすく学べる書籍④憲法くん

憲法記念日についてわかりやすく学べる書籍の4冊目は「憲法くん」です。松元ヒロさんの一人芝居を基に武田美穂さんが絵本にしました。松元ヒロさんは、芸人で政治や政権に関する事を題材に一人芝居などをされています。武田美穂さんは絵本作家で、松元さんの舞台を見ていたことから、この書籍が作られることになりました。

日本国憲法がなぜ出来たのか、そもそも憲法とは何なのかという基本的なことから、憲法についての様々な事を知ることが出来ます。憲法のことを初歩的なことから知りたいという方にもオススメ出来る書籍となっています。わかりやすくて綺麗な挿絵が入っている絵本などの書籍を見ると、友人や子供に贈りたくなりますよね。

そんなプレゼントしたくなる書籍をおしゃれにラッピングしてみてはいかがでしょうか。誰でも、素敵に包装された贈り物は嬉しいはずです。こちらに、絵本のラッピング方法がまとめられた記事があります。ぜひ参考にして頂いて、オススメの書籍を綺麗にラッピングしてプレゼントしてくださいね。

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憲法記念日に日本国憲法を学んでみよう

5月の大型連休の真ん中にある憲法記念日について、お伝えしてきました。本当は、憲法記念日を5月3日ではなく11月3日にしたかったなど、学校で習ったかもしれないけど忘れていた事が多くあったのではないでしょうか。憲法記念日は、日本の憲法について学ぶいい機会です。

憲法記念日や日本国憲法について、わかりやすく学べる書籍もありますので手に取ってご覧になってみてはいかがでしょうか。改めて読んでみると、これまでよく分からなかったことが「なるほどな」と理解することも出来るはずです。憲法のように人を守るために決まりがあるように、私たちも約束など守るべきことがあります。

約束やルールなどを守ることで、多くの人が穏やかな生活を送ることが出来るようになります。私たちの日常でも約束や時間など守ることが大切ですが、中には守ることが出来ない人もいます。約束や時間を守る人、守らない人について書かれた記事がありますので、ぜひご覧になって特徴や心理を知っていただけたらと思います。

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