しいたけの保存方法・仕方｜使用するアイテム・物は？
しいたけはあまり日持ちしない食材
菌類のしいたけは、湿気や水分に弱い食材です。その為、使い切れなかったしいたけを、そのまま冷蔵庫へ保存し、たった数日で傷んでしまった経験はありませんか？しいたけは、そのままの状態で保存すると、あまり日持ちしない食材なのです。ですが、正しい保存方法と、保存の仕方次第で長期保存も可能になります。
しいたけの保存方法・保存の仕方
しいたけの保存方法は、常温保存、冷蔵庫保存、冷凍保存、干して保存する仕方があります。それぞれ、保存の仕方によって、保存可能な期間が変わってきます。用途に合わせて保存の仕方を工夫しましょう。
しいたけの保存に使うアイテム
しいたけの保存に使うアイテムは、新聞紙又はキッチンペーパー。ポリ袋やフリーザーバック。これらがあると大丈夫ですが、しいたけは乾燥した状態で保存するのが望ましい為、シリカゲルなどの乾燥剤があればとても良いです。100円ショップで販売されているもので充分です。
乾燥剤は、しいたけの保存以外にも活躍するアイテムなので、買っておいても良いですね。また、干ししいたけを自家製で作る場合は、干し台が有れば便利ですが、無い場合でもザルｙは新聞紙で代用出来ます。
こちらの記事で、100円均一で購入できる乾燥剤についてまとめてあります。シリカゲルの活用術も紹介していますので、是非参考にして下さい。
しいたけの保存！おすすめの方法・仕方は？
しいたけの保存！おすすめの方法・仕方①常温保存の仕方
しいたけを買って来たその日、もしくは次の日に使い切る場合は、常温保存も可能です。常温保存した場合の保存可能期間は、冬場の常温で1週間程度、夏場の常温で2日程度です。
- 1しいたけの表面の汚れを軽く拭き取ります。
- 2しいたけの傘が下になるように、新聞紙又はキッチンペーパーで包む。
- 3包んだしいたけと乾燥剤をポリ袋に入れます。
- 4しいたけは、水気のある場所に置いておくと、すぐに傷んでしまうので、高温多湿を避け、冷暗所に置きます。
しいたけの常温保存の仕方
しいたけの保存！おすすめの方法・仕方②冷蔵庫の野菜室で保存
しいたけは、冷蔵庫の野菜室で保存出来ます。常温保存よりも日持ちさせるには、冷蔵庫保存がおすすめです。冷蔵庫での保存の場合は、1週間程度の保存が可能です。
保存の仕方は常温保存の仕方と同じです。新聞紙又はキッチンペーパーに傘を下にして包んだしいたけを、ポリ袋にいれ、冷蔵庫の野菜室へ保存します。しいたけは水分を避け、乾燥した状態で保存するのが理想的な為、冷蔵庫保存の場合も乾燥剤があれば、一緒にポリ袋へ入れて下さい。
しいたけの保存！おすすめの方法・仕方③冷凍庫で保存
しいたけは冷凍庫で保存が可能な食材です。冷凍保存は、より長期間の保存が出来ます。生のしいたけに比べ、栄養価が上がるので、おすすめな保存方法です。スープや炊き込みご飯に使いたい場合は、スライスして、分量ごとに小分けしておくと、料理に使う時に便利です。
- 1しいたけの表面の汚れを軽く拭き取ります。
- 2軸の部分を切り落とし、使いやすい大きさにカットします。
- 3カットせずにそのまま冷凍したい場合は、石づきだけは切り落として下さい。
- 4カットしたしいたけをフリーザーバックに入れて冷凍庫へ保存します。
しいたけの冷凍保存の仕方
しいたけの保存！おすすめの方法・仕方④干ししいたけにして長期保存
買ってきた干ししいたけを保存する場合は、密閉できる保存袋に乾燥剤を一緒に入れて、冷蔵庫で保存します。干ししいたけは、常温保存も出来ますが、高温多湿を避け、風通しの良い冷暗所で保存しましょう。干ししいたけの保存可能期間は、１年程度です。
- 1しいたけの表面の汚れを軽く拭き取ります。
- 2切ったしいたけ又は、そのままのしいたけを、干し台に吊るして天日干しします。
- 3そのままのしいたけは、傘が下になるように並べます。
- 4干し台が無い場合は、新聞紙やザルに、重ならないように並べます。
- 5夏場は1日程度、冬場は2～3日程度干すと出来上がりです。
干ししいたけの作り方
雨が当たらない、風通しの良い場所で干すのが理想的ですが、日光が当たるガラス越しの室内でも作ることが出来ます。干ししいたけは、意外と簡単に作れます。最も長期保存が可能な保存の仕方ですので、たくさん頂いた時や、安く大量に購入できた場合は、干ししいたけを手作りして長期保存してみましょう。
干ししいたけの戻し方と干ししいたけの冷凍保存
干ししいたけの戻し方は、とても簡単です。干ししいたけが浸かる位の冷水に、干ししいたけを浸し、冷蔵庫の中で5時間程かけてじっくり戻します。カットしてある干ししいたけは、2時間程で大丈夫です。
戻した干ししいたけを使い切れなかった場合は、戻し汁と分けてフリーザーバックに入れ、冷凍保存が可能です。その場合の保存可能な期間は1ヶ月程度です。戻した干ししいたけを冷蔵庫で保存する場合の保存可能期間は、5日程度です。
こちらの記事では、生姜の保存方法と保存の仕方について紹介しています。ショウガも気が付くと冷蔵庫でカビが生えていまっている事や、干からびてしまっている事がありませんか？正しい生姜の保存方法も学んでみましょう。
しいたけの保存方法・仕方｜注意するポイントは？
しいたけの保存方法・仕方｜注意するポイント①しいたけは水洗いしない
しいたけは、水気に弱い食材です。水洗いしてしまうと、大事な栄養と風味が落ちてしまいます。保存の前には、水洗いせず、キッチンペーパーなどで表面の汚れや埃を優しく拭き取る程度で充分です。冷凍のしいたけは、解凍せずにそのまま調理します。解凍すると、べちゃべちゃになってしまいます。
しいたけの保存方法・仕方｜注意するポイント②傷んだしいたけの見分け
保存可能な期間は、あくまでも目安ですので、実際に使う前に、傷んでいないか確認してから使いましょう。傷んだしいたけを見分けるポイントは複数あります。傷んでいるしいたけの特徴に当てはまる場合は、使わないようにしましょう。
- 傘の裏が黒っぽく変色している。
- 触るとぬるぬるしている。
- 異臭がする。
- 切った断面がピンク色に変色している。
- カビが生えている。
傷んだしいたけの特徴
しいたけの保存方法・仕方｜注意するポイント③新鮮なしいたけの選び方
買って来たしいたけは、出来るだけ日持ちさせたいですから、新鮮なしいたけの特徴について覚えておくと良いですね。中には、売っている時点で、傷み始めているしいたけもありますので、新鮮なしいたけを選びましょう。
- 傘の裏が白く、傷が無い
- 傘の裏のヒダがハリが有り、白い幕がうっすら見える
- 傘が開きすぎていない
- 傘の色は薄茶色
- 軸が太く、短い。傘は厚みがある
- パックや袋に水滴が付いていない
新鮮なしいたけの特徴
しいたけの栄養とおすすめレシピ
しいたけの栄養
しいたけは、冷凍や天日干しする事で、生のしいたけよりも栄養価が高くなります。その理由は、冷凍や天日干しにする事で、しいたけの水分が膨張し、細胞が壊れます。そうすると、栄養素や味の旨味成分が溶け出しやすくなるからです。
また、しいたけはビタミン、カリウム、食物繊維が豊富な食材です。その為、便秘の改善に効果があります。美容にも、健康にも良い食材ですね。
しいたけの栄養についてご紹介しましたが、こちらの記事は手軽に食べられるコンビニサラダチキンの栄養成分についての記事です。ダイエット中の便利食材として話題になっているサラダチキンのカロリーについても解説していますので、是非参考にしてみましょう。
しいたけのおすすめレシピ・干ししいたけの含め煮
長期保存が可能な干ししいたけを丸ごと使えるレシピとなっています。おせち等に入っていたりいますので、一見難しそうですが、とても簡単に作れます。干ししいたけからダシがたっぷり出て、とてもおいしいですよ！
- 干ししいたけ・・・6個
- 干ししいたけの戻し汁・・・1カップ
- 酒・・・大さじ1
- 砂糖・・・大さじ3
- みりん・・・大さじ1
- 醤油・・・大さじ2
干ししいたけの含め煮の材料
- 1戻した干ししいたけの軸を切ります。
- 2鍋に干ししいたけの戻し汁と干ししいたけを入れ、中火で5分煮ます。
- 3あくが出るので、綺麗に取り除きます。
- 4調味料を全て入れ、落し蓋をして弱火で7分煮ます。
- 5火を止め、煮汁ごと冷まして出来上がりです。
作り方
しいたけのおすすめレシピ・しいたけの肉詰め
こちらのレシピは、生のしいたけをメインのおかずに出来るおすすめのレシピです。ボリュームもあるので、お子さんも大好きだと思います。ご飯のおかずにも、おつまみにもぴったりです。
- しいたけ大・・・10個
- ☆豚ひき肉・・・200ｇ
- ☆大葉・・・3枚
- ☆片栗粉・・・小さじ1
- ☆塩コショウ・・・少々
- ◎みりん・・・大さじ2
- ◎醤油・・・大さじ1
- ◎砂糖・・・大さじ1
- 片栗粉・・・適量
しいたけの肉詰めの材料
- 1しいたけの軸を切り、傘に十字の切れ目を入れます。
- 2切った軸はみじん切りに、大葉は細かく切ります。
- 3☆の材料とみじん切りにした軸を、粘り気が出るまで良く混ぜます。
- 4◎の材料は混ぜ合わせておきます。
- 5しいたけの傘の裏(白い部分)に片栗粉をまぶします。
- 6片栗粉をまぶした面に、肉を丸く詰め、肉の表面に片栗粉をまぶします。
- 7熱したフライパンに油を敷き、しいたけを下にして並べ、中火で蓋をして5分焼きます。
- 8裏返して、お肉に焼き色が付いたら◎の調味料を入れて絡めます。
作り方
しいたけのおすすめレシピ・冷凍しいたけの野菜スープ
冷凍しておいたスライスしいたけを活用できる簡単な野菜スープレシピです。冷凍から取り出したスライスしいたけは、解凍せずにそのまま調理します。お好みのお野菜や、冷蔵庫の余り野菜で作れます。具沢山にしてダイエットスープとしてもおすすめです！
- 冷凍スライスしいたけ・・・適量
- お好きな野菜(キャベツや玉ねぎ)・・・適量
- コンソメキューブ・・・2個
- 醤油・・・少々
- コショウ・・・少々
冷凍しいたけの野菜スープの材料
- 1野菜を適当なサイズにカットし、冷凍のままのスライスしいたけと一緒に鍋に入れます。
- 2鍋に水を入れ、沸騰させ、あくを取ります。
- 3野菜が柔らかくなったら、コンソメを入れます。
- 4醤油とこしょうでお好みで味を整えて出来上がりです。
作り方
しいたけの保存方法に詳しくなろう！
しいたけは、スーパーで年中買う事が出来るようになりました。様々な料理に使う事ができる万能な食材です。傷みやすく、日持ちしないのが残念な所でしたが、しいたけの保存方法や保存の仕方に詳しくなれば、長期保存が可能な食材でした。難しいと思っていた干ししいたけも自宅で簡単に作れますので、是非試してみて下さい。
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