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お墓参りでのマナーの重要性は?

ご先祖様に感謝を伝えるため①お墓参り中マナーを守ることは大切!

ご先祖様に感謝を伝えるためには、お墓参り中にマナーを守ることが大切です。お盆やお彼岸のお墓参りは「日頃の感謝をご先祖様に伝える」という日本人の習慣です。ご先祖様がいるからこそ、両親から私たちへと命が受け継がれてきています。ご先祖様に失礼のないように正しいマナーを知っておきましょう。

仏教では死んだあとも魂はこの世界に居続けると言われています。「輪廻」と言って、魂は六道と呼ばれる6つの世界のいずれかに生まれ変わることになっているのです。この輪廻を外れ、亡くなった人が極楽浄土へ行けるよう祈るのがお墓参りです。故人のためにもきちんとした作法でお送りしたいですね。

お墓参りをきっかけに亡くなった人の夢を見た、という経験をした人もいるのではないでしょうか。その夢はあなたに何かを伝えようとしているのかもしれません。亡くなった人の夢にはどんな意味があるのか、気になる方はこちらの記事もご覧ください。

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ご先祖様に感謝を伝えるため②失礼がないように持ち物を準備する!

ご先祖様に感謝を伝えるためには、失礼のないように準備をしておくことが大切です。お墓参りに行く前に必要な持ち物は揃えておくようにしましょう。当日に足りないものがあると、再びお墓参りに行く必要が出てくるかもしれません。その日のうちにきちんとお墓参りが終わらなくてはご先祖様に失礼になってしまいますね。

道具によっては墓地や霊園で借りることができる物もあるようです。事前に用意するもの、当日買えるもの、墓地で借りられるものなどを確認しておくとよいでしょう。

    お墓参りに必要なもの

  • 数珠:お墓参りの正式なマナーとしては持つべきですが、必ず必要なわけではありません。
  • お線香:宗派によってお供えする本数が違います。一緒に行く方のために束で持っていきます。
  • ロウソク:お線香に火をつけるために使います。
  • マッチ・ライター:ロウソクに火をつけるためのものです。
  • お花:花立に飾る数だけの仏花を持っていきます。
  • お供え物:お菓子や果物など。お供え物を置く半紙を持っていくと便利です。
  • 手桶・柄杓:墓石に水をかけるのに使います。寺院や霊園によっては借りられることもあります。

ご先祖様に感謝を伝えるため③ご先祖様のお墓の掃除をしっかりする!

ご先祖様に感謝を伝えるため、ご先祖さまのお墓をきれいに掃除するようにしましょう。お墓参りの作法として、お供えをする前にはお墓の掃除をすることになります。ご先祖様にきれいな場所で過ごしてもらうよう、掃除の準備もしっかりしておくことがマナーです。


    お墓の掃除に必要なもの

  • ほうき・ちりとり:お墓周辺のゴミや落ち葉を掃除します。
  • 軍手:雑草を抜いたり墓石の掃除に使います。スコップなどもあると便利です。
  • バケツ:掃除用の水を入れます。借りられる場合もありますが、持って行ったほうが安心でしょう。
  • ゴミ袋:抜いた雑草やゴミを持ち帰るのに使います。
  • 雑巾:墓石や燭台などを綺麗にするのに使います。新品を用意しましょう。
  • スポンジ:墓石の掃除で傷をつけたくない時に使います。新品を用意しましょう。

ほうきやちりとりなどが急に用意できない時は100均で買うのもよいでしょう。100均でどんなほうきやちりとりが買えるかはこちらの記事で紹介しています。新品の雑巾やスポンジも買えますから、一緒に購入するとよいかもしれませんね。

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【基本編】知っておくべき正しいお墓参りのマナー3選!

知っておくべき正しいお墓参りの基本マナー①命日のお墓参り

知っておくべき正しいお墓参りの基本マナー1つ目は、命日のお墓参りについてです。命日とは故人が亡くなった日のことです。祥月命日は亡くなった日と同月同日のことで、月命日はそれ以外の月の同日を言います。

祥月命日には法事や法要が行われることがありますが、お墓参りでは塔婆供養で故人の供養をします。卒塔婆・塔婆とはお墓の周囲に立ててある梵字が書かれた板で、この塔婆を立てることが故人を弔うことになるのです。塔婆を立てた時点で供養は終わりますので、余分な塔婆は処分するかお焚き上げをするようにしましょう。

月命日では自宅の仏壇へお供えし、お線香をあげて供養するのが一般的のようです。お墓参りをするかどうかは家によって違うので、遺族の方の都合を聞くのがよいでしょう。

知っておくべき正しいお墓参りの基本マナー②お彼岸のお墓参りの仕方

知っておくべき正しいお墓参りの基本マナー2つ目は、お彼岸のお墓参りの仕方です。お彼岸は年に2回、春のお彼岸と秋のお彼岸があります。基本的には春のお彼岸は春分の日を中日として前後3日間の合計7日間、秋のお彼岸は秋分の日を中日として前後3日間の合計7日間です。

お彼岸のお墓参りには、「ぼたもち」や「おはぎ」をお供えします。春は粒あんの「ぼたもち」、秋はこしあんの「おはぎ」をお供えするのが通例となっているようです。お供えしたぼたもちやおはぎは、お墓参りのあとにいただくようにしましょう。

知っておくべき正しいお墓参りの基本マナー③お盆のお墓参りの仕方


知っておくべき正しいお墓参りの基本マナー3つ目は、お盆のお墓参りの仕方です。基本的にお盆は7月13日から16日、あるいは8月13日から16日に行われますが、これは地域によっても異なるようです。わからない場合は地域の人やお寺に聞いてみるとよいでしょう。

13日はご先祖様が帰ってくる日と言われ、ご先祖様を迎えに行くという意味で13日にお墓参りをすることが多いようです。地域によってはお墓で迎え火を焚くところもあります。迎え火を提灯に移し家まで持ち帰ることで、ご先祖様も家に帰ってくると言われます。

関東では14~15日に、ご先祖様がいなくなったお墓にお参りする「留守参り」という風習があります。初盆の法要はこの期間に行われます。16日は送り火を焚いてご先祖様をお見送りします。迎え火のようにお墓で焚くこともあるため、13日と16日にお墓参りをするという地域も多いようです。

【応用編】知ってるとかっこいい正しいお墓参りのマナー3選!

正しいお墓参りのマナー応用編①お墓参りの作法

正しいお墓参りのマナー応用編1つ目は、お墓参りの作法です。まずお墓参りに行くときの服装ですが、特に決まりはありません。しかし他のお墓の御遺族もいらっしゃいますから、あまりにも露出が高すぎるような服・派手すぎる服・臭いの強すぎる香水などは避けるようにしましょう。

墓地についたら手を洗って浄めましょう。それから手桶に水をくんでお墓に向かいます。お墓に向かって一礼・合掌し、ご先祖様に到着の挨拶をしてから掃除を始めます。掃除が終わったらお花・お水・お線香・お供え物を供え、手を合わせてお参りをします。帰りはゴミやお供え物を持って綺麗にして帰ります。

正しいお墓参りのマナー応用編②お墓の掃除のやり方

正しいお墓参りのマナー応用編2つ目は、お墓の掃除のやり方です。掃除はまずお墓の周りから始めます。落ち葉を掃いたり、雑草を抜く・枯れた花を取り除くなどします。木が植えてあるならば剪定もしておきます。次にスポンジでお墓の汚れを落としていきます。苔なども丁寧に取り除きましょう。

お墓の汚れがひどい場合は墓石用の洗剤を使います。墓石を綺麗にしたら、花立てや線香を乗せる皿などの小物を綺麗にしていきます。最後に乾いた雑巾やタオルで水分を拭いていきましょう。水分が残っているとお墓に苔が生えてしまうことがあるので、きちんとタオルで拭くようにしてください。

正しいお墓参りのマナー応用編③花やお線香の供え方


正しいお墓参りのマナー応用編3つ目は、花やお線香の供え方です。お墓にお供えする花はハサミできちんと切り揃え花立てに入れましょう。生花の場合は綺麗な水もたっぷりと入れておきます。墓石に水をかけたら水鉢にも水を入れます。

お線香を備える時は、まず燭台にロウソクを置きライターなどで火をつけます。ロウソクでお線香に火をつけたら、手で仰ぐなどして炎を消しましょう。その後お線香をお供えします。お線香は宗派によって本数が違いますし、立てておく・横にしておくなど置き方にも違いがあるようです。

意外とやりがち!悪いお墓参りのマナー例3選!

悪いお墓参りのマナー①お墓に水以外のものをかける

悪いお墓参りのマナー1つ目は、お墓に水以外のものをかけることです。水以外のお酒やジュースなどの飲み物をかけると、含まれる糖分などで墓石を傷めてしまいます。故人の好きなものをお供えしたい気持ちはわかりますが、一度傷付いたり変色してしまった墓石は簡単には元に戻せません。

水以外の飲み物をお供えしたい場合は、コップなどの器に入れてお供えするようにしてください。そして帰りに持って帰るようにしましょう。缶や瓶をお供えするのも悪いマナーとなります。瓶が割れて墓石を汚したり、錆の跡がつく原因になるので止めておきましょう。

悪いお墓参りのマナー②ろうそくや線香を吹き消す

悪いお墓参りのマナー2つ目は、ろうそくや線香の火を吹き消すことです。ろうそくやお線香の炎を消す時に、つい口で吹き消してしまうことがあるかもしれません。しかし息をかけて吹き消すことは、ご先祖様に失礼な悪いマナーとなります。仏教では、息は穢れたものとされているからです。

ろうそくの火を消す場合は、手で仰いで消すようにします。手首のスナップをきかせるようにすると消しやすいでしょう。またお線香の炎を消す場合は、お線香を縦に持ち上から下へ振って消すようにします。お線香を横にすると炎で火傷する危険がありますから、縦に持つようにしてください。

悪いお墓参りのマナー③お供えの食べ物をそのままにする

悪いお墓参りのマナー3つ目は、お供えの食べ物をそのままにすることです。お供えした食べ物をそのままにすると、カラスや野生動物が荒らしてしまうことがあります。そうなると食い散らかされたお供え物でお墓が汚れてしまいます。

また暑い時期にお供え物を放置すると、腐敗したりカビたりして悪臭の原因になってしまいます。他のお墓に来られる方の迷惑になりますから、お供え物をそのままにするのは止めましょう。お供え物を食べると仏様のお力をいただけると言いますから、その場で食べてしまうか家に持ち帰っていただくとよいでしょう。

キリスト教と神道のお墓参りの作法

キリスト教のお墓参りの作法

キリスト教のお墓参りでは、お供えするための白い花が必要になります。用意する花は白い菊や白い百合、白いカーネーションなどが一般的のようです。仏教でお供えする仏花のようなものは避けたほうがよいでしょう。お墓参りの手順は、お墓を掃除したら花を供え、神にお祈りします。

キリスト教ではお墓参りはあまり重要視されないようです。なぜなら死は永遠の安息だと考えられているからです。仏教では故人が極楽浄土へ行くために長期間お祈りする必要があるので、お墓参りが習慣化されているわけですね。

神道のお墓参りの作法

神道のお墓参りでは榊が必要となります。その他に必要なのは水・お塩・お神酒・米などです。お墓参りの手順はまずお墓の掃除をしてから、榊・水・お塩・お神酒・米をお供えします。そして二礼・二拍手・一礼をしたあと合掌し礼拝します。

神道では、故人は神様と同じ扱いになるため神社の参拝と同じ手順となります。神道式ですから、二拍手は音を立てて拍手するようにしましょう。

お墓参りの正しいマナーを身に着けた大人になろう!

お墓参りの基本的なマナーは知っていても、悪いマナーを知らずにやってしまった人もいるかもしれませんね。ご先祖様に感謝するというお墓参りの習慣は素晴らしいものです。自分の子供たちにこの素晴らしい習慣を伝えていくためにも、正しいお墓参りのマナーを身につけておきたいですね。


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