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DVとは?

DVとは「配偶者間暴力」のこと

「配偶者間暴力」のこと

DVとは、domestic violence(ドメスティック・バイオレンス)の略で、日本語では「配偶者間暴力」または「夫婦間暴力」という意味です。同居関係にある配偶者の間で起こる家庭内暴力のことです。これは身体的暴力だけでなく、心身的暴力、経済的暴力、性的暴力も含みます。

DVとは近親者間のことも指す

近親者間のことも指す

本来のDVとは、配偶者間や夫婦間で起こる家庭内暴力のことを指します。ですが、近年では、元夫婦や恋人などの、近親感謝の間で起こる暴力全般を指す場合もあります。それだけ、DV自体が増えてきていることであり、さらには、深刻化もしてきているということです。

DV加害者の心理5選

DV加害者の心理①自分が被害者

自分が被害者

DV加害者の心理の1つ目は、自分が被害者である、という心理です。意外に思う人がいるかもしれませんが、加害者の人たちのコメントをネットで検索してみてください。明らかに自分が被害者であるという認識があります。「そんな馬鹿な」と思うかもしれませんが、加害者は自分が被害者であるという心理があるのです。

これは決して、「自分がDVをされている」と思っているのではありません。DV加害者である自覚があります。ですが、DV加害者である自分をコントロールできない自分は、ある意味DV被害者である、という考え方なのです。

DV加害者の心理②相手をコントロールしたい

相手をコントロールしたい

DV加害者の心理の2つ目は、相手をコントロールしたい、という心理です。大変強い支配欲があります。自分の分身を作りたい、という思いが裏にあるのです。自分の思い通りに行動し、自分の思い通りの返事をしないと気が済みません。そうして、相手をコントロールすることで、強い支配欲を満たしています。

相手が弱ければ弱いほど、要求はどんどんエスカレートしていきます。相手の感情は関係ありません。その感情でさえもコントロールしようとします。ですから、面白くなくても笑うことを要求したりします。笑わなければ、怒りの感情を露わにします。ロボットになることを要求しているのです。

DV加害者の心理③自分を認めて欲しい

自分を認めて欲しい

DV加害者の心理の3つ目は、自分を認めて欲しい、という心理です。自分の存在を自分で認めることができていません。また、周囲の人たちからもあまりよく思われていない、という思いがあります。その為、せめて自分の身近にいる人だけでも、自分のことを無理矢理でも認めさせようという強い思いが、行動となっています。


幼少期に自分の存在がないものとして、両親から虐待を受けていた可能性があります。または面と向かって「いらない子だった」と言われて続けてきたのかもしれません。すると、大人になった時に自分の存在意義がわからなくなり、自分の存在を無理矢理認めさせようとする行動を取るようになります。

DV加害者の心理④自分の力を誇示したい

自分の力を誇示したい

DV加害者の心理の4つ目は、自分の力を誇示したい、という心理です。力で押さえつけることで、自分に大きな力があるということに酔っています。また、押さえつけた相手を更に怯えさせることで、自分は無敵だという思いもあるのです。常に勝ち負けにこだわり、勝つ為には力がすべてだという思い込みがあります。

社会では全く相手にされないタイプの人の可能性があります。若しくは、社会では自分が力に押さえつけられている立場にいる可能性もあります。そのストレスを身近な人で発散させているのです。反発すると更に自分の力を誇示してきます。

DV加害者の心理⑤自分の気持ちを分かって欲しい

自分の気持ちを分かって欲しい

DV加害者の心理の5つ目は、自分の気持ちを分かって欲しい、という心理です。自分の気持ちを相手に伝える方法が分かりません。どんな風に自分の感情を表現すれば良いのかがわからないのです。でも、自分の気持ちは相手にわかって欲しい、という欲求だけは大変強くあります。その思いが行動に出ているのです。

自分でも自分の気持ちがわかっていない可能性もあります。抑圧された気持ちをどのように発散すれば良いのか分からず、苛立ちを感じているのです。その苛立ちを発散させたいという気持ちと、この苛立ちを分かって欲しいという気持ちが、行動に表れています。

DV加害者の特徴5選

DV加害者の特徴①外面が良い

外面が良い

DV加害者の特徴の1つ目は、外面が良い、という特徴です。周囲の人たちには大変人当たりが良く、気の利く素敵な人と称されます。相手の気持ちを汲み取り、相手が喜ぶようなことをさりげなくできる人です。周囲の人たちが何を求めているのか、ということも良く分かっています。喜ばせ上手、楽しませ上手です。

これは言い換えるなら、周囲の人たちの顔色をうかがい、気を使っている、ということです。誰でもこのようなことは行ないますが、それが大変なストレスになっているのです。そのストレスを発散させる為に、身近な人に対してはDVを行なってしまいます。

DV加害者の特徴②定職についていない

定職についていない

DV加害者の特徴の2つ目は、定職に就いていない、という特徴です。少しのことでも大きなストレスを感じたり、または気持ちの起伏が激しい為、なかなか定職に就くことができません。仮に仕事に就いたとしても、上司や同僚との折り合いが悪くなり、すぐに辞めてしまいます。人とあわせることが、得意ではないのです。

定職に就けないのは、自分が悪いのではなく、周囲の人たちが悪いのだという思いがあります。ただ、プライドは高いので、なかなか定職に就けないでいる自分自身に苛立ちも感じています。そのストレスが、行動となって表れるのです。


DV加害者の特徴③家庭環境が複雑

家庭環境が複雑

DV加害者の特徴の3つ目は、家庭環境が複雑、という特徴です。片親だけや、どちらかが再婚相手である、のような家庭環境が複雑な場合、精神面でのバランスを取ることが難しくなります。幼少期の家庭環境はとても大切なのです。また、家庭環境が複雑な場合、自分も虐待を幼少期に受けていた可能性があります。

幼少期の記憶は大人になってからも消えることはありません。ましてや、自分が幼少期に虐待を受けていたなら、尚更です。その時に受けた心の傷はいつまでも癒えることがなく、大人になってから自分がされたことと同じことを、他の人にするようになります。

DV加害者の特徴④嫉妬深い

嫉妬深い

DV加害者の特徴の4つ目は、嫉妬深い、という特徴です。特に配偶者や恋人は、自分の所有物という考えがあります。自分の所有物は絶対に自分のものでなければならないのです。その執着心が嫉妬心となって表れます。自分の所有物は誰にも渡さない、常に自分と一心同体でなければならない、ということです。

相手が同性であっても、誰かと遊びに行くことも許可してくれません。また、お互いに別々の仕事をしている時には、逐一仕事でどんなことがあったのか、どんな人と話したのかまで事細かに連絡をしなければならなくなるでしょう。すべての行動を把握し、支配しておきたいのです。

DV加害者の特徴⑤プライドが高い

プライドが高い

DV加害者の特徴の5つ目は、プライドが高い、という特徴です。プライドが高いことは自分でも自覚しています。また、そのプライドの高さを保つために必死になっているのです。プライドを高く保つ為には、誰かの頭を抑えつけ、自分が優位に立つことだと感じています。その為、他の人たちにも高圧的な態度で接します。

それが身近な人になると、高圧的な態度だけでは済まされなくなります。徹底的に抑えつけて、自分に反抗できないような状態にするのです。そうすることで、自分のプライドの高さを保つだけでなく、より高くしようとする傾向があります。

あなたの彼氏は大丈夫?DVするタイプかどうかの見分け方3選

DV加害者予備軍の見分け方①「おまえ」と呼ぶ

「おまえ」と呼ぶ

DV加害者予備軍の見分け方の1つ目は、「おまえ」と呼ぶ、という見分け方です。予備軍の彼氏は、彼女に対して「おまえ」という呼び方をします。これは、自分の彼女を自分よりも下に見ている心理のあらわれでもあります。対等に見ているのではなく、人格的に自分y理もずっと下に見ているのです。

見分け方として、周囲の人がいても「おまえ」と呼ぶ場合と、二人きりになった時のみ「おまえ」と呼ぶ場合の2つのパターンがあります。ですが、どちらにしても彼女のことは自分よりも下に見ている可能性が高い為、予備軍と考えられます。

DV加害者予備軍の見分け方②大酒飲み


大酒飲み

DV加害者予備軍の見分け方の2つ目は、大酒飲み、という見分け方です。最も多くみられるケースは、お酒を飲んだ時だけ人が変わり、暴力的になる、というパターンです。これはたくさんのお酒を飲んだことで、それまで抑圧していた感情が一気に爆発するのです。それだけ普段は自分を偽り、ストレスを抱えているのです。

DV加害者予備軍の見分け方③車の運転時に豹変する

車の運転時に豹変する

DV加害者予備軍の見分け方の3つ目は、車の運転時に豹変する、という見分け方です。車の運転はその人の本性が最も表れやすいシチュエーションと言えるでしょう。車という個室の中で罵声を浴びせても相手には聞こえません。また、車という凶器を運転していることで煽ったり、幅寄せをしたりする場合もあります。

もし彼氏が車を運転するのなら、運転時の彼の態度や言動に気をつけましょう。明らかに嫌がらせと感じられる煽り運転や幅寄せ、または、車内で他の車に罵声を浴びせるなどの言動が見られたら、それは予備軍の可能性が非常に高くなります。

DV被害者が加害者と別れられない原因3選

被害者が加害者と別れられない原因①共依存の関係

共依存の関係

被害者が加害者と別れられない原因の1つ目は、共依存の関係、という原因です。お互いがお互いに依存しあっていることが原因んです。加害者側は相手を力で押さえつけることで、自分の存在意義を感じます。被害者側は力で押さえつけられることで、自分が必要とされているという幻想の中に生きているのです。

被害者が加害者と別れられない原因②家族と疎遠

家族と疎遠

被害者が加害者と別れられない原因の2つ目は、家族と疎遠である、という原因です。家族と疎遠の人は、他に頼る人がいません。また、家族と疎遠になっている人は、依存心が大変強い人でもあります。相手が例え暴力的な人でも、その力に頼って生きていくことを、無意識に選んでいるので、別れられないのです。

被害者が加害者と別れられない原因③友人知人が少ない

友人知人が少ない

被害者が加害者と別れられない原因の3つ目は、友人知人が少ない、という原因です。頼れる人がいない、ということです。その為加害者である人に放り出されたら、自分は独りぼっちになってしまう、という恐怖心に似た感情を抱いています。その為、別れられないのです。

DVの対処方法5選

DVの対処方法①自分がDV被害者であることに気づく

自分がDV被害者であることに気づく

DVの対処方法の1つ目は、自分がDV被害者であることに気づく、という対処方法です。多くの人たちは、自分が被害者であることに気づいていません。あなたは被害者なのです。まずはそのことに気づきましょう。それがスタートラインです。

DVの対処方法②精神的に強くなる

精神的に強くなる

DVの対処方法の2つ目は、精神的に強くなる、という対処方法です。自分は一人では生きていけない、という思いは間違っていることに気づかなければいけません。精神的に強くなることで、「私は一人でも充分生きていくことができる」という思いが湧いてくるのです。

DVの対処方法③公的機関を頼る

公的機関を頼る

DVの対処方法の3つ目は、公的機関を頼る、という対処方法です。インターネットでは、DV被害者の為のホットラインが紹介されています。また、駆け込み寺的な場所も数多く設置されています。そのような公的機関を頼りましょう。

DVの対処方法④距離を置く

距離を置く

DVの対処方法の4つ目は、加害者と距離を置く、という対処方法です。これは直接会ってしまうと、あなた自身が加害者への思いを蘇らせ、「彼のもとへ戻ろう」という気持ちになってしまうからです。あなた自身の為に、加害者と距離を置きましょう。

DVの対処方法⑤警察に相談する

警察に相談する

DVの対処方法の5つ目は、警察に相談する、という対処方法です。暴力行為などの肉体的な被害に遭っているのなら、警察に助けを求めましょう。肉体的な被害に遭っていることが明確になれば、警察があなたを守る為に動いてくれます。

DV加害者をかわいそうと思わないこと

DV加害者をかわいそうと思わないこと

DV加害者をかわいそうと思ってはいけません。かわいそうと思うことが、すでに術中にはまっているのです。確かに幼少期の背景が関係している場合がありますが、すべての人たちがDV加害者になるわけではありません。同情するのではなく、毅然とした態度を持ちましょう。


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