床の間の活用方法は?
床の間の活用法①床の間をそのまま収納として活用する
床の間の収納活用方法の1つ目は、地棚や違い棚のそのままの形を収納として活用する方法です。既にある違い棚をリフォームしたり新たに別の棚を嵌め込んで使うのは難しいため、今ある形を活かす方向でおしゃれな収納作りを目指します。
ただし水墨画が描かれているような純和風の床の間の場合は、壁紙や天袋の雰囲気が洋風なおしゃれさに近づけにくくなってしまいます。その場合は壁をペンキで塗ったりリメイクシートを使うなど、床の間のそのままの形を活かしながら一部リフォームを取り入れることも必要になるでしょう。
POINT
違い棚がある床の間はある姿を活用するのが吉
おしゃれな床の間収納にリフォームしようと思っても、なかなかDIYレベルで違い棚がある床の間から違い棚を撤去してリフォームすることは難しいです。違い棚や天袋がある場合は、プチリフォームを取り入れつつ基本はそのままの形を活用しましょう。
床の間の活用法②床の間に合う棚を入れて収納にする
床の間の収納としての活用法の2つ目は、床の間に合うサイズの棚を入れて使う方法です。違い棚がない床の間では一番スタンダードな床の間の活用方法ではないでしょうか。メタルラックやカラーボックス等、床の間のサイズに合わせた棚を入れて活用します。
棚を入れてしまうとゴチャついてしまう見た目は、カーテンや扉を設置して目隠しするとおしゃれです。またカーテン等をつけるのが面倒という場合は棚に収納するものを見せる収納にするか、棚に同じ形のボックスを入れて均一な見た目にすると綺麗に見えます。
POINT
床の間に棚を入れる方法は手間が少なくおしゃれに
床の間に棚を入れて収納する方法は、一番手間がかからず見た目もそれなりに整えやすいです。ただしおしゃれに見せたい場合は収納しているものを綺麗に展示しましょう。あるいは収納しているものを徹底的に見せず見えるのは箱だけなど、見た目の統一性が必要です。
床の間の活用法③好みのインテリアにリフォームする
床の間の収納としての活用法の3つ目は、好みのインテリアになるようにリフォームする方法です。壁をペンキやリメイクシートで変えることで雰囲気を変えたり、作りつけの棚を設置して大容量の棚にしたり、扉をつけて目隠しするなど様々ですが、大なり小なり自分好みに作り替えてしまうのです。
床の間収納を、見せる収納にするのか、隠す収納にするのか、おしゃれな収納にするのか方向性は違えど、おしゃれに見せたい場合は多少なりともリフォームをした方が良いでしょう。ただし一度リフォームしてしまうと原状復帰が難しいため、賃貸の部屋やレイアウトと頻繁に買えたい場合にはあまり向きません。
地棚・天袋・違い棚がある床の間の活用方法は?
床の間の活用方法①違い棚を飾り棚として利用する
床の間をそのままおしゃれに活用する方法の1つ目は、違い棚を飾り棚として利用する方法です。もともと違い棚は美しく物を展示するための棚なので、そのままの使い方をしてみましょう。ジュエリーボックスやアクセサリーボックスなどを1、2点のみ置けば見せる収納としておしゃれなインテリアが完成します。
無地の布やフェルトを敷いて、お気に入りのネックレスやピアスや指輪などを飾ってもいいですね。あるいはお気に入りのマスコットや写真を飾るのも良いでしょう。ランプシェードを添えて雰囲気作りをするのも良いかもしれません。飾るものを少なくすることが違い棚をおしゃれなインテリアに見せるコツです。
- 飾るものは少なく2、2点にする
- 複数点ものを飾る時はアイテムの系統が同じものを選ぶ
違い棚を飾り棚にするときのポイント
床の間の活用方法②地棚と天袋の戸を外して見せる収納に利用
床の間をそのまま収納として活用する方法の2つ目は、地棚や天袋の戸を外して見せる収納にすることです。地棚や天袋の戸はどうしても和の雰囲気を醸し出してしまい、洋風なおしゃれさを演出しづらいです。しかし戸を外すだけでもグっと雰囲気が変わりますよ。
地棚や天袋は奥行きが広いため、奥側には無地の箱を入れて通常の収納スペースとして使います。無地の箱は手前の物を見せるための視界の邪魔にならない工夫です。手前側を好みのアイテムを飾って見せる収納にしましょう。戸を残したい時はリメイクシートで戸の雰囲気を変えると見せる収納でなくとも天袋や地棚が浮きません。
- 奥側は物を入れて収納スペースにする
- 奥側の収納は手前側の視界の邪魔にならないような柄のものを選ぶ
- 見せない収納に活用したい場合は戸にリメイクシートを貼ってアレンジする
天袋・地棚を見せる収納にするためのポイント
天袋の収納方法については難易度別にまとめたこちらの記事も参考になりますよ。100均アイテムを使ったおしゃれな方法もあるので、気になられた方はご覧ください。
既成の収納アイテムを使ったおしゃれな収納アイデア5選
床の間収納アイデア①押入れ用収納ケース
床の間の収納アイデアの1つ目は、押入れ用収納ケースを使用する方法です。奥行きが広い床の間でも押入れ用の収納ケースなら奥行きを存分に活用できます。また同じ形状、見た目の収納ケースを積み重ねれば見た目にもすっきりと収納できます。おしゃれにしたい場合は収納ケースにリメイクシートを貼ってもいいですね。
床の間収納アイデア②メタルラックと収納カゴを併用しておしゃれに
床の間の収納アイデアの2つ目は、メタルラックを床の間に入れて収納用のカゴを併用する方法です。単純に棚に物を入れるのではなく、収納用のカゴを使うことで見た目にスッキリとしたインテリアの印象を与えます。またシンプルなボックスに統一すればそれだけでインテリアが映えますよ。
メタルラックなどではなく普通の本棚を入れても良いでしょう。その場合は床の間の柱のカラーに合わせた落ち着いた色合いの本棚を選んでください。カラーリングが同じだと和室から浮かずにおしゃれな書籍コーナーに変えることができます。
床の間収納アイデア③カラーボックスを積み重ねた簡易たんす
床の間収納アイデアの3つ目は、カラーボックスを積み重ねて簡易たんすに利用する方法です。カラーボックス用の引き出しは100均でもシンプルなものが豊富に取り揃えられています。このためカラーボックスはインテリアを統一するのに向いています。
また、カラーボックスはサイズが小さいので積み重ねや段違いに乗せるなどアレンジを利かせることができます。カラーボックスを重ねる時には、補強金具を利用して固定しておくと安心です。
床の間収納アイデア④強力つっぱり棒と収納ケースでクローゼット
床の間の収納アイデアの4つ目は、強力な突っ張り棒と収納ケースやカラーボックスを組み合わせて簡易クローゼットに利用する方法です。耐荷重の高い専用の突っ張り棒さえ取り付ければ、簡単にクローゼットに早変わりです。見た目が気になる場合はカーテンを取り付けるなど工夫するといいですね。
床の間収納アイデア⑤テレビボードを置いてテレビコーナーに利用
床の間の収納アイデアの5つ目は、テレビボードを置いてテレビコーナーに利用する方法です。床の間は一段上がっていて普通の収納に使うには浮きやすいという特徴がありますが、テレビを置く場所としてなら浮いていても構わないでしょう。テレビボードさえあればテレビコーナーとしてのインテリアが簡単に完成します。
床の間のおしゃれなリフォームアイデア5選
床の間のリフォームアイデア①リメイクシートの利用
床の間のリフォームアイデアの1つ目は、リメイクシートで壁紙や床、天袋等の戸の雰囲気を変えることです。リメイクシートはホームセンターだけでなく100均にも売っています。近ごろでは貼って剥がせるタイプも沢山あるため気軽に雰囲気を変えてリフォームすることができますよ。
壁や床の雰囲気が変わるだけで畳の部屋でも和モダンの雰囲気になりますし、板張りの部屋ならそれだけで和室から洋室に雰囲気が変わりますね。
床の間リフォームアイデア②カーテンを設置
床の間のリフォームアイデアの2つ目は、カーテンをつけておしゃれに目隠しする方法です。カーテンの付け方は突っ張り棒をカーテンレール代わりにする簡易的な物から、カーテンレールを取り付けるものなどお好みの物を選べます。カーテンが揺れるのが好きじゃないという方は、ロールカーテンなどもおすすめです。
- 突っ張り棒に布を通した簡易カーテン
- カーテンレールをつけた普通のカーテン
- シェードカーテン
- ロールカーテン
- ブラインド
床の間の目隠しにおすすめのカーテン種類
床の間リフォームアイデア③クローゼット扉を設置
床の間のリフォームアイデアの3つ目は、クローゼットの扉を設置して目隠しする方法です。この目隠し扉は、違い棚がついているタイプ床の間でも、床の間全てをまるまる隠すので洋室の雰囲気に変えることができます。クローゼット用のレールの取付が難しい場合は板と蝶番で開き戸にするのも良いでしょう。
床の間リフォームアイデア④埋め込み型デスクに改造
床の間のリフォームアイデアの4つ目は、天板を固定して埋め込み型のデスクに転用することです。テーブルやデスク用の天板はホームセンターに塗装済の物が売っています。天板用の板を床の間に固定してデスクにします。追加で頭上に本棚や飾り棚を設置するとより便利ですね。
床の間リフォームアイデア⑤天袋や地棚の戸を取り換える
床の間のリフォームアイデアの5つ目は、天袋や地棚の戸を開き戸に変えて洋室風にアレンジすることです。開き戸にするための扉板は100均に売っているコルクボードや板を使って、蝶番で固定するだけでOKです。扉用の板を好きな色にペンキやスプレーで塗ると、よりおしゃれな雰囲気になるでしょう。
和室の床の間のDIY実例4選
和室の床の間DIY実例①ペンキを塗る
床の間のDIY実例1つ目は、ブルーグレーのペンキで壁をリフォームしています。更に照明はあえて裸の白熱球を見えるようにぶら下げることで、和モダンの雰囲気に仕上がっています。
和室の床の間DIY実例②可動棚をDIY
床の間のDIY実例2つ目は、可動棚を設置してデスク兼本棚と収納棚にリフォームしています。床の間の壁に支柱を固定してそこにフックをかけ、棚板を4つ乗せて使用しています。可動棚なので本棚にもデスクにも収納場所にも変更可能です。
- 可動棚用支柱4本
- 可動棚用フック適宜
- パイン材の棚板
- 棚板用のニス
- 支柱固定用のネジ適宜
可動棚の使用素材例
和室の床の間DIY実例③飾り棚・本棚をDIY
床の間のDIY実例3つ目は、奥行きの狭い飾り棚県本棚をDIYして書籍コーナーへリフォームしています。下の空いた空間にはテレビボードを置いているのでテレビコーナーにもできます。床の間の風合いによく似たブラウンに着色することで落ち着いた雰囲気でまとまっています。
和室の床の間DIY実例④リメイクシートと飾り棚でおしゃれにリフォーム
床の間のDIY実例の4つ目は、床をリメイクシートでリフォームした上にDIYした飾り棚を置いています。棚は着色した杉板に穴を空けて、ボルトで固定しています。シンプルながら空間の余白を大事にしていて、おしゃれさが滲むようなリフォームですね。この飾り棚は本棚への転用もできそうです。
- 杉板
- 棚板着色用の水性スプレー
- 寸切りボルト(長ねじ)
- ナット(棚板の数の8倍)
飾り棚の材料の一例
床の間をリフォームする方法については、奥行きの深い押入れをDIYでリフォームする方法も参考になりますよ。収納の作り方なども載っているこちらの記事も詳しく解説されています。
床の間を収納としておしゃれに活用しよう!
床の間の活用方法は、そのままの形を利用する、棚を入れる、リフォームするの3つの方法があります。方法を組み合わせたりDIYの実例を参考にしたりして、あなた好みのおしゃれなインテリアに変身させられるといいですね。
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