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北欧インテリアとは?

北欧インテリアとは北欧4カ国で生まれたインテリア

北欧の窓辺

北欧インテリアとは、北欧のデンマーク、スウェーデン、フィンランド、ノルウェーの4カ国で生まれたインテリアの総称です。英語ではScandinabian-style(スカンジナビアのスタイル)と言い、国によって特徴は異なりますが、基本的にシンプルで実用的なものが多いです。

北欧は冬が長く、他の地域と比べて太陽の光を浴びる時間が短いため、気象条件的には、気分が沈みがちになりやすい土地柄です。その物理的には恵まれているとは言えない条件下でも、人生を大切にしようという心意気から、美しい街並みを整えて、おしゃれで使い勝手の良い家具や、インテリアの文化が発達しました。

北欧家具の歴史は1940年代から

北欧風のソファのある部屋

北欧家具は、元々は貴族向けの大きな重たい家具が主流でした。1940年代に生活協同組合が、デンマーク国民を豊かにする目的で、「高い質、買いやすい価格、高い機能やデザイン」を掲げた家具を製造したところから、現在のような家具産業が発達したと言われています。

元々北欧は物理的な理由から、家の中で過ごす時間の長い、家具へのニーズが高い地域です。そこへ各デザイナーと、メーカーが協力して展示会の出展をして、顧客のニーズに寄り添った商品を、提案できる仕組みを作り上げてきました。

北欧家具は、1940年代から60年代が黄金期と言われていて、代表的な椅子を生み出したハンス・J・ウェグナーや、アルネ・ヤコブセン等が活躍しました。この時代に作られた家具は、ビンテージ品として世界的な人気があります。またリプロダクト品の他に、デザインをまねた製品も多数出回っています。

北欧インテリアの特徴とは?

北欧インテリアの特徴①明るく可愛らしい

北欧風の可愛い部屋

北欧インテリアの特徴の一つ目は、白や薄いグレーメインの部屋に、明るい色のファブリック類を、アクセントカラーとして取り入れている事です。上の写真では緑とピンク色のファブリックが、アクセントカラーとなり白メインの部屋を可愛らしく仕上げています。壁の大きなポスターもポイントになっています。

北欧インテリアの特徴②観葉植物を置く


観葉植物のある部屋

北欧インテリアの特徴の二つ目は、観葉植物を置いている事です。上の写真では、観葉植物が白メインの部屋に、鮮やかさと活気を与えています。ウッドテイストの机と椅子、そしてセンスのある壁の飾りが、暖かい雰囲気を作っています。

北欧インテリアの特徴③白を基調にしたインテリア

北欧風の白メインの部屋

北欧インテリアの特徴の三つ目は、白を基調にしている事です。上の写真のように床も壁も、家具のメインカラーまで白の場合も珍しくはありません。上の写真では寂しげになりがちな配色に、卓上ランプと机、椅子の脚と床に置いた額に、ウッドテイストを取り入れて、ぬくもりを出しています。

北欧インテリアらしく見せるコツ

北欧インテリアらしく見せるコツ①ベースカラーを決める

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北欧インテリアらしく見せるコツの一つ目は、部屋のベースカラーを北欧らしくすることです。北欧インテリアのカラーは、ホワイトや薄いグレー類の白っぽい色が基本になっています。そしてそこに木目調の物を組み合わせて暖かみを出します。

北欧インテリアらしく見せるコツ②アクセントカラーを決める

オレンジ色のカウンター

北欧インテリアらしく見せるコツの二つ目は、白系ベースの部屋に、オレンジやピンクや水色等の、明るい色をアクセントカラーとして取り入れる事です。気分が沈みやすい人は、黒やダークグレー等の暗く重たい色は避けましょう。部屋の色合いをシンプルにモノトーンでまとめるのも避けて、色で暖かみや快活さを出しましょう。

なぜなら私たちは、日頃から周囲にある色の影響を受けています。上の写真の様に、オレンジ色等の明るい色を大きな面積に取り入れたインテリアは、日本では珍しいですが、是非取り入れたいセンスです。

北欧インテリアの中には、黒やダークグレーがメインの、北欧の冬を連想させる暗い感じの部屋もあります。日照時間の短い、冬の長い場所で生まれた寂しい雰囲気を、わざわざ取り入れる必要はありません。人が住む場所にはおしゃれさと共に、明るさや安らぎが必要です。


部屋を北欧風にするリメイクアイテム

部屋を北欧風にするアイテム①リメイクシート

部屋を北欧風にするアイテムの一つ目が、リメイクシートです。壁の雰囲気が北欧風でなくてもこれを貼れば、簡単に北欧風にできます。わざわざ業者に頼む必要もありません。ただし、原状回復が必要な賃貸などには向いていません。

リメイクシートは、家具のイメージチェンジにも使えます。北欧インテリアにしたいけど、今持っている家具の雰囲気が違う時、または表面が傷んでいても、内側はしっかりしている家具がある時にもオススメです。下のリンクはメーカーは違いますが、リメイクシートの具体的な使い方と使用例です。

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部屋を北欧風にするアイテム②フロアシート

部屋を北欧風にするアイテムの二つ目が、フロアシートです。これを貼れば部屋の床を白い北欧風にできます。しかし剥がす時に綺麗に剥がせない、床暖房には向いていない等のデメリットがあり、原状回復が必要な賃貸には向いていません。茶系のウッドテイストの物もあるので、自分がしたい部屋の雰囲気で選べます。

部屋を北欧風にするアイテム③フロアタイル

部屋を北欧風にするアイテムの三つ目が、フロアタイルです。こちらは原状回復が必要な賃貸に住む人にも向いています。ボロボロになった畳の部屋でも、これを上に敷けばおしゃれな洋室に変えられます。防音効果もある上に、床暖房の部屋でも使えます。色もシンプルな白系から、落ち着いた茶系まであります。

北欧インテリアのコーディネートとコツ

北欧インテリアのコーディネートとコツ①絨毯類


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北欧風ラグ

ラグマット

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北欧インテリアのコーディネートとコツの一つ目は、絨毯類の選び方です。床が元々ウッドテイストなら、それを生かせるように絨毯は、床を覆ってしまわない大きさにしましょう。また逆に床が北欧風ではない時は、床を覆う大きさの白いラグか絨毯を敷きましょう。白は汚れが目立つので、防汚加工付きのものがオススメです。

色柄物の大きな絨毯(ラグ)は、一枚敷いただけで、部屋の雰囲気を大きく変えてくれます。またキッチンマットや足拭きに、北欧柄を持ってくるのもオススメです。絨毯の中にある色を、家具や他のファブリック類とコーディネートするのが部屋に統一感を出すコツです。

北欧インテリアのコーディネートとコツ②色柄物の取り入れ方のコツ

北欧インテリアのコーディネートとコツの二つ目は、色柄物の取り入れ方についてです。クッションカバーもしくは、ソファーやカバーベッドカバーなどを北欧柄にすれば、大きな面積のイメージが変えられます。更にキッチンマットや足拭も北欧柄にして、繰り返し取り入れることで、統一されたイメージも期待できます。

カーテンを北欧柄にするのも、部屋のイメージを大きく変えます。ものによっては値段も張りますが、カーテンとクッションカバー、ベッドカバーやファボリックパネルや小物類を同じ柄で揃えれば、統一感が出ます。直線縫いのみで作れるので、ミシンをお持ちならば、自作する方法もあります。

もちろん部屋中を同じ模様で統一するのは、なかなか難しいと思います。しかし柄モノを部屋に置く場合は、なるべく同じ色や、それに似合う色を使って統一感を出すのが、おしゃれな部屋作りのコツです。

北欧インテリアのコーディネートとコツ③ウッドテイストを取り入れる

北欧風の居間

北欧インテリアのコーディネートのコツの三つ目は、ウッドテイストの家具や、小物を目立つ所に置くことです。ウッドテイストは、どんなスタイルにもなじみやすく、飽きにくいデザインが魅力とされています。またぬくもりや温かさを感じさせるアイテムとして人気があります。

リメイクシートには、ウッドテイストの物もあります。予算があまりなくて、新しい家具を新調するのが無理でも、今まで使ってきた家具にリメイクシートを貼って、ウッドテイストにして、北欧インテリアらしく見せる方法もあります。

シンプルな部屋を北欧風にするグッズ

シンプルな部屋を北欧風にするグッズ①ファブリックパネル

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Alice アートパネル 壁掛けフック付き marimekko

ファブリックパネル 北欧

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シンプルな部屋を北欧風にするグッズの一つ目は、ファブリックパネルです。これが飾ってあれば、部屋が北欧らしくなります。ファブリックパネルは、布を買ってきて自作することも可能です。予算があまりない人には、特にオススメです。簡単な作り方と飾り方についての関連記事があるので、ぜひ参考にして下さい。

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シンプルな部屋を北欧風にするグッズ②照明

シンプルな部屋を北欧風にするグッズの二つ目は、照明です。シックな部屋もシンプルな部屋も素敵ですが、ペンダントライトは部屋に、北欧らしいかわいさを加えます。LEDの刺すような光は、おしゃれな雰囲気を台無しにします。素敵な照明には、暖かな優しい光を放つ白熱球か蛍光灯を使いましょう。

シンプルな部屋を北欧風にするグッズ③観葉植物

シンプルな部屋を北欧風にするグッズの三つ目は、観葉食物です。部屋全体がモノトーンでシンプルでも、観葉植物が潤いや活気を与えてくれます。部屋の中に観葉植物を飾るのは、緑が恋しくなる長い冬を乗り切る、北欧の人たちの知恵です。

自分の部屋を北欧風に

本物の北欧インテリアはおしゃれな上に、機能性や耐久性にも優れています。また北欧には綺麗な街並みや、日本とは違うタイプの美しい自然、物語の舞台など、様々な憧れの要素はあります。しかし実際には距離的にも遠く、物価も高く、簡単には行けないので、かえって憧れの場所になっています。

そんな日本で人気の「北欧スタイル」は、インテリアの達人でも本場の”Scandinavian-style”と完全に同じようにはできません。元々の生活様式が違うからです。これを機にコーディネートのコツをつかんで、おしゃれな北欧インテリアを無理なく取り入れて、自分に合った北欧風スタイルを目指しましょう。

またおしゃれな部屋に住むのには、通常はお金がかります。しかしリメイクシート類を使った簡単なDIYや、手作りを取り入れれば、予算を抑えながら、おしゃれな雰囲気の部屋を作る事もできます。できる所から早速始めてみてはいかがでしょうか。


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