つぶらな瞳とはどんな瞳?褒め言葉として使われる意味合いは?
つぶらな瞳とはどんな瞳に対する答えは「まあるくて可愛らしい瞳」
「つぶら」という言葉は漢字で書くと「円ら」と書きます。すなわち「つぶら」というのは「円のようにまるい」という意味です。「つぶらな瞳」はどんな瞳かというと、つまり「まあるくて可愛らしい瞳」という意味の褒め言葉です。
また「つぶらな瞳」という言葉の表現には、丸いということ以外に、クリッとしている、黒目がちである、キラキラ輝いている、という意味も含んでいます。黒目とは目の中心の瞳孔のことではなく、瞳の虹彩の部分のことを言います。日本人の虹彩は黒ではなく濃いブラウンなのですが黒っぽい色なので、全体を黒目と呼びます。
黒目勝ちというのは目の白目の部分が少なく、白目よりも虹彩部分の大きい目のことを言いますので、青い目の外国の人でも、その白目よりも青い虹彩部分が大きい人は、黒目勝ちでつぶらな瞳であると言えます。逆に白目が多くて大きく見開いた目は、透き通るような美しい目であっても「つぶらな瞳」という表現はしません。
つぶらな瞳が褒め言葉として使われる意味合い
どんな瞳が「つぶらな瞳」と言えるかというと、「まるい瞳」といういう意味ですので、どちらかというとぱっちりとしていて、くりっとした目の人に使う褒め言葉です。たとえ大きくて美しい形をした目の人だとしても、切れ長で大きなアーモンド型の目の人には、本来の意味からすると適していない表現であると思います。
また逆三角形で白目部分の分量の多い、三白眼のような目の人や、大きくて丸くても、ぎょろっとした目の人にはあまり使われません。丸くて、白目が少なく黒目勝ちでキラキラしている目元のことを指して「つぶらな瞳」という褒め言葉は使われます。
魅力的な目というのは、小さな目より大きな目の方が良いということは決してありません。しかし、人は大きな目の方が、表情が豊かで親しみを感じることもあります。人が目を大きく見開くにはそういった心理的要因もあるようです。そのことについては下の記事を参考にしてください。
つぶらな瞳を悪口だと勘違いする例は?
小さい目
つぶらな瞳というと、目が小さい人のことを言っていると勘違いしている人はとても多いようです。たまに褒め言葉ではなく、目が小さいことへの遠回しな悪口だと思っている人すらいるほど、勘違いされている言葉です。本来「円ら」という言葉には、「まるい」という意味はあっても、大小に関しての意味は一切ありません。
「つぶらな瞳」というのは、丸くて黒目がちな瞳ということを表している言葉なのですが、人間の黒目、つまり虹彩の大きさは個人差は多少あるもののほとんど変わらないと言われています。大人の黒目の大きさも、赤ちゃんの黒目の大きさもほとんど変わらないそうです。
そのため目の小さい方が、白目の割合も小さくなり、つまり黒目がちになりやすいということから、小さい目をつぶらな瞳と勘違いされたのかもしれません。黒目の大きさは変わらなくても、赤ちゃんは目鼻立ちや頭の大きさ、全てが小さいので、自然と黒目がちになるため、赤ちゃんはみんなつぶらな瞳の持ち主と言えます。
褒め言葉なのに悪口に取られる
あまりに「つぶらな瞳」という言葉のイメージが「小さい目」とされることが多いため、目が小さい人に対していう悪口という認識が定着しつつあるのも現状です。ひどい場合には、視野を小さく持たずに広い視野で物事を見なさい、と言いたい時に、「つぶらな瞳で見ていてはダメだよ」などと間違った使い方が横行しています。
笑って目が小さくなった様子を、つぶらな瞳になっているよ、と描写する人もいます。本来の意味としては、「まるまると可愛らしい瞳」「黒目勝ちな目」という意味ですので、相手の意図がどんな風であれ、悪口とは受け取らず、笑うと目が黒目勝ちになって可愛いねという意味の褒め言葉として受け止めておくのが正解です。
また、小さい目ということ自体も悪口と捉えられてしまいますが、小さい目でも大きい目でも、つぶらな瞳でもそうでなくても、どんな瞳であれバランスや形が良ければ美しい瞳であると言えます。
つぶらな瞳はこんなに可愛い!勘違いを覆す犬猫の参考画像5選
つぶらな瞳は可愛い!犬猫の参考画像①愛しいものを見つめる眼差し
犬の虹彩はとても発達しています。発達しているため犬の目は白目がほとんどない状態です。そのため自然にしていても「黒目勝ち」となります。ですので、常につぶらな瞳で見つめてきます。また犬の瞳孔はワニなど他の動物と違い、縦長とか横長ではなく、人間と同じ丸い形をしているので、親しみがとても湧きます。
食べ物を一点に見つめる目は、キラキラと輝いていて、無心で純粋さが現れているような目です。瞳孔も開き気味で、ますます黒目に輝きが増しています。こんな目で見つめられたら、「待て」と言うのがかわいそうになってしまします。
つぶらな瞳というのはどんな目かというと、まさにこのような目のことをさして表現する言葉です。とても悪口として使う言葉ではないことが、この画像でもわかっていただけると思います。
つぶらな瞳は可愛い!犬猫の参考画像②ぬいぐるみのような可愛らしさ
毛に埋もれていたり、奥目な顔立ちだとさらに黒目勝ちが強調されて、「つぶらな瞳」という表現がピッタリとなります。小さい目でも、まんまるとしたお目々は存在感があり、まるで黒くてキラキラした丸型のボタンを縫いつけた、ぬいぐるみみたいです。
このようなぬいぐるみのような目で、物言わずじっと訴えるように見つめてくるつぶらな瞳も、愛おしくなるような可愛らしさがあります。言葉を喋ることのない犬たちは目でたくさんの表情を表し、人間にその感情を伝えようとしています。
つぶらな瞳は可愛い!犬猫の参考画像③優しく見守る
忠実な犬の飼い主を見つめる目は、つぶらでそしてとても優しげです。犬は散歩していても、しばしば飼い主を振り返り、様子をうかがったりします。じっと観察してきます。犬は目を合わすたびにどんな瞳かも表情さえもコロコロと変わって、いつまで見てても飽きない目をしています。
つぶらな瞳は可愛い!犬猫の参考画像④まあるい猫の目
猫の目はつり上がった鋭い目というイメージもありますが、瞳孔が全開に開いたお目目はまんまるとしていて、黒目がちで、キラキラしています。猫好きや猫派の人は、このクリクリした目が大好きな人が多いです。
ただ、猫の場合は犬と違い、狩りの本能からか、瞳孔を見開いている状態は、獲物を狙っていたり、戦闘態勢の時もあります。単に動くものに好奇心を抱いて瞳孔を開いて見つめていることもあります。
人間から見ると、瞳孔を見開いて目をクリクリ、うるうるさせているように見えて可愛らしいものですが、もしかすると猫としては、攻撃的に相手を見つめている可能性もありますので、注意が必要です。
つぶらな瞳は可愛い!犬猫の参考画像⑤虹彩の綺麗な色
眩しい時にキュッと閉まる瞳孔ですが、猫の瞳孔は縦長です。瞳孔の周囲にある虹彩ですが、猫の虹彩は綺麗な色をしていて、透き通った宝石のようにキラキラしています。暗闇でピカッと光ることでもお馴染みです。
猫も物言わない代わりに、目で会話する動物です。よく言われているのが、猫がゆっくり瞬きするのは親愛の表現と言われています。先ほどのじっと見つめるというのが猫の威嚇の意味もあるというのも目で会話している一例です。
つぶらな瞳の魅力
守ってあげたくなる
丸くてキラキラしていて、黒目勝ちの瞳は、赤ちゃんや先ほど紹介した可愛い犬や猫のような瞳を連想させます。そのため、つぶらな瞳を見ていると、本能的に守ってあげたいという気持ちにさせられます。そういった心理にも可愛らしいと思うところがつぶらな瞳の魅力です。
純粋
つぶらな瞳は守ってあげたくなる幼さとともに、ぬいぐるみや人形、また動物のように悪意のない純粋なイメージも与えます。白目が多い三白眼などはかっこいいとは言えますが、少し強い印象も与えます。つぶらな瞳は純粋で人柄の優しそうな印象を与えます。
つぶらな瞳になるには
カラコン
人間の虹彩の大きさは変わらないのですが、人工的に大きくさせるにはカラコンを使うのが、どんな瞳の人でも簡単に黒目勝ちになり、つぶらな瞳になれるのでオススメです。自分の黒目より数ミリ程度虹彩を大きくさせることができます。一回り虹彩が大きくなるだけで、ずいぶんと印象が変わります。
アイメイク
目の形を丸く優しい印象にする方法として、アイメイクだけでも十分印象が変わります。切れ長の人は目尻や目頭の切れ込みが強いので、パールや明るい色でその部分の影を飛ばすようにして明るくすると優しい印象ができます。
さらに、アイホールに丸くグラデーションを入れたり、ロングのマスカラで目元の特に中央を強調することで、目を丸く演出でき、お人形のようなつぶらな瞳を作ることができます。
アイプチ
丸い目にするには単純に横の幅より縦の幅をプラスすることです。それには幅広二重にするのが一番です。アイプチを使えば、二重も自力でアレンジすることができます。
アイプチは100均ショップなどでもたくさん売っています。たくさんありすぎて、どんなものが良いのか迷ってしまうと思います。そんな時は次の記事も参考にしてください。
つぶらな瞳は悪口ではなくて褒め言葉
「つぶらな瞳」は、なんとなくよく使われていてよく聞く言葉ではありますが、どんな瞳のことを指しているか、その意味を深く理解されず、単に「小さい目」と勘違いされて使われている言葉です。褒め言葉であるのに悪口に使ったり、褒めたのに悪口と受け止められてしまったりします。
相手に対して使う言葉ですので、しっかりとその言葉の意味を理解して、使っていけるようになりましょう。またその言葉を言われた方も、褒められたことをきちんと理解できるように、言葉を正確に使うことで、本来の意味が浸透していけば良いなと思います。
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