栓抜きがない時の対処法は?
身近にあるもので瓶ビール・ワインコルクの栓は開けられる
最近では少なくなってきた瓶の飲み物ですが、アルコール類にはまだ王冠の栓やコルクのワインをよく見かけます。ホームパーティーにお呼ばれして栓抜きを忘れてしまった時、おいしい料理にビールやワインで乾杯する時に、身近にあるものを代わりに使って栓が開いたら便利ですよね。
どの代用品も、ある程度強度があり金属を使ったものが多いです。ご家庭に必ず一つはあるのもばかりですから、栓抜きやワインオープナーがない場合の栓の開け方として覚えておいて損はありません。
てこの原理をうまく使う
栓を開ける時、小学校の理科で習った「てこの原理」を使えば女性でも簡単に開けられます。「てこの原理」は小さな力で大きな力を発生させる作用のことです。女性だと力がないから開けられないなんてことはありません。
缶のプルタブを思い浮かべてみてください。爪をひっかけるところを「力点」、プルタブが止めてあるところを「支点」、缶の口が開くところが「作用点」になります。
瓶ビールでいうと代用品を持つ手を「力点」、瓶を掴んでいる手を「支点」、王冠の下、代用品をひっかけるところが「作用点」です。「力点」と「支点」の間を長く、「作用点」と「支点」の間を短くすることで、小さな力でも簡単に開けることができます。ここからは王冠の栓を抜く代用品をご紹介していきます。
瓶ビールの栓抜きがない時の代わりになるもの7選
王冠の栓抜きがない時の代わりになるもの①スプーンを使った開け方
瓶ビールの栓抜きがない時の代わりになるもの、まず1つ目はスプーンです。利き手とは反対の手で王冠の下をしっかり握ります。王冠のすぐ下にスプーンの先端をひっかけ、スプーンの一番丸いところが親指の上にくるようにします。あとは柄の部分を下に押し下げれば、開けることができます。
どの家にも必ず1つはあるスプーンを使うこの方法は、しっかりした大きめのスプーンのほうが余分な力を使わずに開けられますよ。
王冠の栓抜きがない時の代わりになるもの②ハサミを使った開け方
瓶ビールの栓抜きがない時の代わりになるもの、2つ目はハサミを使った開け方です。瓶ビールの王冠の下くらいを、利き手とは反対の手でしっかり握ります。利き手でハサミを閉じたまま、刃を横にした状態で栓のすぐ下の部分にあてます。利き手とは反対の手を台にして、ハサミの柄の部分を下に押し下げます。
ハサミの柄の部分を手に当て、台にするので、ケガをしないように軍手やタオルなどをかぶせて行うと安全です。大きめのハサミのほうが力が入れやすいです。
王冠の栓抜きがない時の代わりになるもの③コインを使った開け方
瓶ビールの栓抜きがない時の代わりになるもの、3つ目はコインを使った開け方です。利き手とは反対の手で、瓶の栓の下あたりをしっかりと握ります。コインを横にして、王冠のすぐ下の部分にあて、瓶を握った手を台にして、上に向かってコインに力を加えます。
この方法は少しコツがいりますが、慣れてしまえば簡単です。使用するコインは大きすぎても小さすぎても力加減が難しいので、10円玉くらいのコインが最適ですよ。
王冠の栓抜きがない時の代わりになるもの④ナイフを使った開け方
瓶ビールの栓抜きがない時の代わりになるもの、4つ目はナイフを使った開け方です。この方法では、小さめのナイフを使いましょう。栓の少し下くらいを利き手とは反対の手で握ります。利き手でナイフを横にして持ち、王冠のすぐ下にあてます。
瓶を握っている手を台にし、利き手でナイフの柄を下方向に押し下げます。ナイフが滑ってケガをしないようにタオルなどを使って開けましょう。
王冠の栓抜きがない時の代わりになるもの⑤ベルトのバックルを使った開け方
瓶ビールの栓抜きがない時の代わりになるもの、5つ目はベルトのバックルを使った開け方です。瓶をベルトのバックルに通し、王冠に引っかけて上に持ち上げるだけです。こちらは栓抜きに一番近い開け方になります。ベルトは男性用がおススメですよ。
この方法は、「てこの原理」を使った中で一番簡単で、安全に開けられるやり方です。屋外で代用品が見つからない時でもベルトをしている男性は多いので試しやすいですね。
王冠の栓抜きがない時の代わりになるもの⑥プルタブと棒を使った開け方
瓶ビールの栓抜きがない時の代わりになるもの、6つ目は缶のプルタブと棒です。棒は割り箸など、プルタブの穴に通るものでかまいません。缶からプルタブを外し、瓶の王冠に引っかけます。プルタブの穴の部分に割り箸を通し、棒を上に押し上げます。
あまり強度の弱い棒だと、押し上げる時に折れてしまう可能性があるので、しっかりしたものを選んでください。この方法も栓抜きで抜くやり方に近いです。
王冠の栓抜きがない時の代わりになるもの⑦紙を使った開け方
瓶ビールの栓抜きがない時の代わりになるもの、7つ目は紙を使った開け方です。強度がない紙でも、折りたたんで「てこの原理」を使えば開いてしまいます。用意するのはある程度大きめの紙、A4サイズのコピー用紙が最適です。それを5~6回、細長く折りたたみます。
紙を折りたたんだら、折り目の部分を王冠の下に引っかけ、紙を押し上げます。コツは紙をしっかりと折りたたみ、厚みと強度をつけ、頑丈にすることです。
代用品が1つも見つからない場合の他の王冠の栓の抜き方
「てこの原理」を使えば、その他のものでも開けることができます。爪切りやドアノブ、ライターの持ち手の部分など、強度のあるものを使うことがポイントです。瓶ビールが2本あれば、1本に引っかけて開けることもできます。やってみると、どんなもので開くのかもっと試したくなってきますよ。
ワインの栓抜きがない時の代わりになるもの7選
ワインの栓抜きがない時の代わりになるもの①靴を使ったコルクの抜き方
ワインの栓抜きがない時の代わりになるもの、1つ目は靴を使う抜き方です。靴でどうやってコルクが抜けるのか、ちょっと想像しにくいですよね?でもやり方は簡単です。まず靴の底にワインの瓶の底を当てます。足を入れて、ちょうど「かかと」にくる部分です。あとはそれを壁など、硬いところに少しずつ叩きつけるだけです。
この方法は、「空洞現象」という物理現象を利用した開け方です。瓶を叩きつけると内部で気泡ができます。その気泡が消える時、コルクが少しずつ上に押し上げられるため開くのです。靴と瓶を余りに強く叩きつけると瓶が割れてしまいますから、力加減に注意して行いましょう。
ワインの栓抜きがない時の代わりになるもの②アイスピックを使った抜き方
ワインの栓抜きがない時の代わりになるもの、2つ目はアイスピックを使う抜き方です。アイスピックがない時は、串焼きの串や目打ちなど、ある程度長さのある細い金属の棒を使用しましょう。コルクに深く斜めに刺します。引き抜くときは瓶を回しながら、押し上げるようにゆっくり上に引き抜きます。
この方法の注意点ですが、アイスピックは必ず斜めに刺しましょう。垂直に刺すとアイスピックだけが抜けてしまいますし、何度も刺しなおすと、コルクがボロボロになってしまう可能性があるからです。
ワインの栓抜きがない時の代わりになるもの③カギを使ったコルクの抜き方
ワインの栓抜きがない時の代わりになるもの、3つ目はカギを使う抜き方です。なるべく先のとがった、細めのカギのほうがやりやすいです。瓶の端からコルクにカギを斜めに差し込みます。あとはコルクをゆっくり回転させ、上に押し上げるだけです。
アイスピックで開ける方法に似ていますが、カギなら差し込んでしまえば力が入れやすいです。この方法も、コルクがボロボロにならないように注意して行ってみてください。
ワインの栓抜きがない時の代わりになるもの④ネジとドライバーを使う抜き方
ワインの栓抜きがない時の代わりになるもの、4つ目はネジとドライバーを使ったコルクの抜き方です。まずはある程度長さのあるネジを用意しましょう。コルクの真ん中にドライバーを使って、ネジを奥まで差し込みます。あとは差し込んだネジを引き抜くだけです。
ペンチがあると抜きやすいですが、無ければフォークなどでネジを引き抜くほうが安全です。ただし、この方法はコルクが劣化していると、ボロボロになってしまうことがあるので注意が必要です。
ワインの栓抜きがない時の代わりになるもの⑤ナイフを使った抜き方
ワインの栓抜きがない時の代わりになるもの、5つ目はナイフを使う抜き方です。ペティナイフや果物ナイフなど、小さめのナイフを使いましょう。コルクの真ん中にナイフの先端を当て、左右、もしくは前後に力を入れながらナイフをコルクに差し込みます。あとはゆっくり回しながら上に引き上げます。
この方法は、いきなり強い力でナイフを差し込むとコルクが奥に入ってしまいますから、ゆっくりと弱い力で差し込み引き上げるのがコツですよ。
ワインの栓抜きがない時の代わりになるもの⑥ライターを使う抜き方
ワインの栓抜きがない時の代わりになるもの、6つ目はライターを使う抜き方です。ライターでコルクのすぐ下の部分を温め、瓶の中の空気を膨張させて、コルクを抜く方法になります。勢いよくコルクが抜けるので、徐々に温めて様子を見ながら行いましょう。
このやり方は、力は使いませんが火を使うので、火傷にはくれぐれも注意が必要です。コルクが抜けて、瓶が熱くないことを確かめてからワインを注ぎましょう。
ワインの栓抜きがない時の代わりになるもの⑦スプーンを使った抜き方
ワインの栓抜きがない時の代わりになるもの、7つ目はスプーンを使った抜き方です。どの方法も試したけれど、開かなかった時の最終手段になります。コルクを瓶の中に落としてしまいましょう。すぐに飲むのなら問題はありません。コルクをスプーンでぐいぐい押し込みます。
この方法は、スプーン以外にも硬くて瓶の口に入るものなら何でも使えます。コルクがボロボロになってしまった時も、この方法で開けるしかありません。コルクのくずがワインに交ってしまった場合は、茶こしなどで漉せば大丈夫です。
紙もスプーンもない!くずも入れたくないときの対処法
代用品が1つも見つからないし、もし失敗してコルクのくずがワインの中に入るのは嫌だ、という方は最初から思い切ってコルクを中に落としてしまいましょう。そして20センチくらいのビニール紐を用意してください。紐の両端はくっつけたままで、真ん中を何回か割きます。割いたところを瓶の中に入れコルクに引っかけます。
すると紐がコルクに絡むので、そのまま引き抜きます。なかなかコツがいりますが、コルクを落としたまま飲もうとすると、うまくグラスに注げず、ワインがこぼれてしまう可能性が高いのです。大きめのコルクのくずが瓶の中に残ってしまった時も試す価値があります。
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栓抜きがない時に代用品で開ける時の注意点は?
ケガをしないように注意する
せっかく栓が開いても、ケガをしてしまっては楽しい雰囲気も台無しですね。どの方法も、危険な道具を使用したり、一時的に強い力を加えるものもあるので、ケガをしないように十分に注意しながら行いましょう。軍手やタオルなどがあればさらに安心です。
安全な場所で開ける
瓶を壁に打ち付けたりする場合、室内だと騒音の問題もありますから、注意が必要です。力加減を間違えると瓶が割れてしまう危険性もあるので、周りの安全にも気を配りながら行いましょう。瓶ビールなど炭酸系の飲み物は、吹き出してしまう可能性もありますから、タオルなどをうまく使って行って下さい。
身近な代用品を使って栓を開けよう
いかがでしたか?今回は栓抜きがないときに使える代用品をご紹介しました。身近なものから意外なものまであったことでしょう。少しコツがいるものもありますが、BBQやホームパーティーにお呼ばれした際、この中の開け方を覚えておいてぜひ試してみてください。
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