甘皮をケアするメリットは?
甘皮をケアするメリット①爪が健やかに成長する助けになる
甘皮をケアするメリット1つ目は、爪が健やかに成長する助けになることです。甘皮は爪の根元、皮膚との境目にあるキューティクルと、その下に爪に張り付くようにルースキューティクルがついています。ルースキューティクルは爪が伸びる際に一緒に伸びてくる薄皮のような角質です。
ルースキューティクルは取り除いてあげるとキューティクルオイル等が爪にしっかりと届くようになります。そのため、甘皮のケアをすると爪が健やかに成長すると言われています。
甘皮をケアするメリット②ジェルネイルやマニキュアが綺麗に塗れる
甘皮をケアするメリット2つ目は、ジェルネイルやマニキュアが綺麗に塗れることです。余分な甘皮をケアすると、ジェルネイルやマニキュアを塗ることが出来る範囲が広がるため、爪を長く美しく見せることができます。
また、爪と皮膚との境目が分かりやすくなるので、ジェルネイルやマニキュアがとても塗りやすくなります。ルースキューティクルの上にジェルネイルを塗ってしまうと、もちの悪いネイルになってしまうので、ジェルネイルを長持ちさせるためにも、ケアはとても重要です。
甘皮をケアするメリット③ネイルを塗っていなくても手元が綺麗に見える
甘皮周りをケアすると、爪と皮膚の境目がはっきりしてジェルネイルやマニキュアなしでも手元が綺麗に見えます。学生さんや、お仕事の都合でジェルネイルやマニキュアを塗ることが出来ない方も、ぜひ甘皮ケアだけでも挑戦してみてほしいです。
甘皮が硬くなってもやってはいけないことは?
硬い甘皮を押し上げるのはお湯でふやかしてから!
甘皮は体質にもよりますが、びっくりするくらい硬くなってしまうこともあります。甘皮がそんな状態になっているのに気付いてしまうと、ついつい力ずくで押し上げてしまいたくなりますよね。でも、硬いままの甘皮を無理やり押し上げるのは怪我にも繋がりますので、おすすめしません。
少し時間はかかりますが、甘皮のケアはお湯を入れたフィンガーボールに5分程度指先を浸した後や、お風呂上りなど甘皮周りの皮膚が柔らかくなっているときに甘皮ケアをするようにしましょう!甘皮周りの皮膚が柔らかくなっていれば、そんなに力を入れなくても余分な部分だけが綺麗に押し上がります。
甘皮のカットは痛みを感じない程度に!
甘皮をケアすると、とてもすっきりしますよね。ですが、甘皮は爪の根元から細菌等が入ってくるのを防ぐ役割があるので、切り過ぎないように注意してください。甘皮を切りすぎてしまうと出血して痛いのはもちろんですが、炎症を起こしてしまうこともあります。
特に甘皮をセルフケアするのが始めての方や、まだ不慣れな方は少しずつ慎重に行うようにしてください。後で紹介しますが、甘皮をカットするための道具はとても鋭利な刃物ですので、加減を間違うと、爪の表面や皮膚まで傷つけてしまいます。
ケアの頻度は月に1~2回程度にしましょう
甘皮はふと手元を見るといつのまにか伸びてきていると思います。セルフで甘皮ケアをするようになると、つい頻繁に甘皮ケアをしたくなるかもしれませんが、正しい方法でケアしたとしても、月に1~2回程度の頻度にしておくことをおすすめします。
前述しましたが、甘皮は爪の根元に細菌等が入ってくるのを防ぐ役割があるため、あまりにも取りすぎてしまうのは良くありません。それに、甘皮を取りすぎてしまうと表面が大きく波打ったりデコボコのある爪がはえてきてしまうこともあります。
正しい甘皮のセルフケアに必要なものは?
正しい甘皮のセルフケアに必要なもの①キューティクルプッシャー
正しい甘皮のセルフケアに必要なもの1つ目は、キューティクルプッシャーです。金属製で、丸くなっている方を爪にあて甘皮を根元側に押し上げるのに使います。爪に当てる際は、爪に対して立てて使うのではなく、斜めに寝かせて使うようにしてください。
反対側のとがった部分は、爪のサイドや角に隠れている角質を掻き出したりするのに使えます。先端がとがっているので、使う際は爪や皮膚を傷つけないように気をつけましょう。キューティクルプッシャーで甘皮を押す際は、鉛筆を持つように握ってから、人差し指だけ離して使うと、余分な力が入りにくくなります。
キューティクルプッシャーで甘皮を押すと痛みを感じる方は、ウッドスティックに薄くコットンを巻いたものや、綿棒で代用できますので、使いやすいものを使いましょう。ウッドスティックは100円ショップ等でも購入できます。
正しい甘皮のセルフケアに必要なもの②ガーゼやウェットティッシュ
正しい甘皮のセルフケアに必要なもの2つ目はガーゼやウェットティッシュです。プッシャーやウッドスティックや綿棒で押し上げた甘皮周りには、爪にへばりつくように薄い角質、ルースキューティクルが残っていることが多いです。このルースキューティクルを取り除くのに使います。
指に巻きつけ、ルースキューティクルの上をくるくると撫でるようしていきます。ネイルサロンだと写真のようにキューティクルニッパーを持った手の親指にガーゼを巻きつけ、ガーゼでルースキューティクルを取りながら、残ったものをキューティクルニッパーで切っていきますが、セルフの場合は別々に行ったほうが簡単です。
正しい甘皮のセルフケアに必要なもの③キューティクルニッパー
正しい甘皮のセルフケアに必要なもの3つ目は、キューティクルニッパーです。キューティクルニッパーはガーゼで取りきれなかったルースキューティクルや、ささくれをカットするのに使います。爪切りやハサミでささくれを切るより、しっかりと根元から切ることができるので、持っておくと便利です。
お値段は数百円で買える物から、数万円するものまで様々な種類があり、刃先の大きさや角度、切れ味に違いがあります。値段が高いものだと、切れ味が良すぎて不慣れな方が使うのは危ないため、最初は値段が安いものを使ったほうが安心です。
また、キューティクルニッパーの刃先はとても繊細で、落としてしまったり硬いものを無理やり切ろうとすると刃先が曲がってしまって使えなくなってしまいますので、使う時やしまう時に注意が必要です。
正しい甘皮のセルフケアに必要なもの④キューティクルオイル
正しい甘皮のセルフケアに必要なもの4つ目はキューティクルオイルです。甘皮ケアの後は、それまで付いていた角質がなくなるので、爪周りの皮膚が乾燥しやすい状態になっています。この状態で乾燥させてしまうと、逆にささくれが増えてしまうこともありますので、保湿するためにキューティクルオイルを使います。
写真のようなボトルタイプで、蓋に刷毛が付いているものが多いですが、最近はポーチなどに入れて持ち運びやすいペンタイプなどもあるようです。香りも、お花やフルーツなど色々なものがあり、ボトルの中に香りに合わせたドライフラワーなどが入っていて、見た目もとても可愛いです。
他にあると便利な物
上記のもの以外に、甘皮をふやけやすくするキューティクルリムーバーや、指先をお湯につけられるフィンガーボールなどもあると便利です。甘皮はキューティクルリムーバーをつけなくても柔らかくなりますし、必ずしも必要なものではありませんが、甘皮ケアを時短したい方などは用意しておくといいかもしれません。
フィンガーボールも手が入るサイズで、お湯が入れられる入れ物(洗面器でも大丈夫です)があれば代用可能です。そのため無理に揃える必要はありませんが、専用のものは指をお湯に浸しやすい形状になっていたり、使いやすいものが多いです。
セルフでジェルネイルをされる方は、甘皮を押し上げ、ルースキューティクルを取り除きながら爪のサンディング(ジェルネイルを塗る前の爪の前処理)もできるセラミックプッシャーなどがあると便利です。
正しい甘皮のセルフケアの仕方は?
甘皮ケアの方法と手順
甘皮ケアの方法と手順について紹介していきます。最初はどこまで甘皮を押し上げるのかなどが分かりにくいので、痛くない程度に優しく行うようにしてください。また、利き手側をケアするときは特に怪我をしやすいので十分注意してください。
ルースキューティクルを取る時は、できるだけガーゼや綿棒で取りきるようにすると、キューティクルニッパーの使用が最小限になるので、怪我をしにくく安全です。キューティクルニッパーを使うときは、甘皮周りを綺麗につなげるようにして切ると、ささくれなどになりにくく、仕上がりが綺麗に見えます。
- 1ケアの後にジェルネイルやマニキュアを塗る場合は、先に爪の形を整えておく
- 2指先を40度程度のお湯にハンドソープ数滴を入れたフィンガーボールに浸し、甘皮周りをやわらかくふやけさせる(お風呂あがりなどに行う場合は省いてもかまいません)
- 3手の水気を軽くふき取り、キューティクルプッシャーやウッドスティック、綿棒を使って甘皮回りを優しく押し上げる
- 4押しあがった甘皮の下、爪に張り付いている薄皮状の角質(ルースキューティクル)をガーゼや綿棒を使って優しく擦り取る
- 5ガーゼや綿棒で取りきれなかった部分があったら、キューティクルニッパーを使って取っていきます
- 6キューティクルオイルで保湿する(ジェルネイルやマニキュアを塗る場合は、塗り終わってからキューティクルオイルを塗ると良い)
ウォーターケアの方法
綿棒だけで簡単甘皮ケア!
キューティクルプッシャーやガーゼなどを、いちいち揃えるのが面倒くさい!という方向けに、綿棒を使った簡単甘皮ケアの方法をご紹介します。金属製のキューティクルプッシャーを使うと痛い、という方にもこの方法はおすすめです。
- 1甘皮周りをお風呂などに入ってふやけさせます
- 2ふやけた甘皮を、綿棒を使って優しく押し上げます
- 3爪の表面に残っているルースキューティクルを、綿棒をクルクルとまわしながら当てて取り除く
- 4しっかりと保湿をする
綿棒を使った簡単甘皮ケア
甘皮が硬い時の処理の仕方
冬場など、乾燥する時期になると甘皮がカチカチで、フィンガーボールに手を浸けて時間をおいても甘皮がなかなか押し上げられない!ということもあると思います。そのような場合は、1度で無理をして甘皮を押し上げようとせず、プッシャーで押し上がる分だけ押し上げたら、フィンガーボールにもう1度つけてみましょう。
もしフィンガーボールにずっと指を浸けて待つのが面倒!という方は、お風呂に入ったついでにケアをするのがおすすめです。メイクを落としたり、髪を洗っている間にかなり指周りもふやけますので、フィンガーボールに指を浸けて待つ時間が省けます。
爪のサイドの硬い角質部分を取りたい時なども、十分にふやけていない状態でキューティクルニッパーで切ってしまうと怪我をしやすいです。硬い角質に無理矢理刃を入れて切ってしまうと、キューティクルニッパーの刃を傷めてしまうこともありますので、気をつけてください。
甘皮ケアの後はしっかり保湿しましょう
甘皮周りをケアした後は、しっかりとキューティクルオイルで保湿をするようにしてください。前述していますが、ケアをすることで爪を覆っていた余計な角質を取ってしまっている上、お湯に浸けた後ということもあり、爪周りの皮膚はとても乾燥しやすくなっています。
正しい方法で甘皮ケアをしたとしても、ケア後に爪や爪周りが乾燥してしまうと、2枚爪になりやすくなったり、かえってささくれが増えてしまったりとトラブルが起こりやすくなります。
なので、普段キューティクルオイルなんて使わない、という方もケア後は塗るようにしてくださいね。余計な角質がなくなった分、キューティクルオイルの成分をダイレクトに爪に届けられますよ!
甘皮ケアをして美しい指先になりましょう!
この記事では、甘皮周りのケアに必要な道具や方法を紹介させて頂きましたが、いかがだったでしょうか?手元は仕事中や物を受け取ったり渡すときなど、意外と目に付く機会が多い部分ですので、しっかりお手入れをして手元を綺麗に見せましょう!
この記事が、これから甘皮ケアに挑戦してみようかな、という方の参考になると幸いです。綺麗に甘皮がケアできるととても楽しいので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
下の記事では、ケアをした爪をもっと綺麗に見せられる形の整え方や、爪の磨き方などのお手入れ方法を紹介していますので、ぜひこちらも参考にしてみてください!
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