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保守的の意味は?

保守的とは「古くからの習慣や制度を守ろうとすること」

デスク

保守的の意味は「古くからの習慣や制度を守ろうとすること」です。新しく何かを始めたり、今まである制度を変えていったりすることに強い抵抗を感じ、今まで自分が続けてきた習慣やルールをそのまま続けていこうとすることを意味しているのです。

とはいえ、決して古いものを必死に守り続けているわけではありません。世の中の変化に応じてやり方を変えなければいけない場面はたくさんあります。しかし、保守的な人たちは「急激な変化」が好きではないのです。今まであったものを全部変えてしまうことに対して抵抗を感じている人たちというわけですね。

保守的の対義語は「革新的」や「進歩的」

前向き

保守的の対義語は「革新的」や「進歩的」です。制度や習慣、または組織のあり方などをどんどん変えて新しくしていこうとする考え方のことです。古い制度の上でやっていこうとする保守的な考え方とは正反対なのがわかりますね。

「革新的」や「進歩的」などの対義語のほかに「リベラル」という対義語もあります。こちらについては後ほど詳しくご紹介していきます。物事に対する考え方の違いは人それぞれなので、否定せず尊重していけるといいでしょう。

仕事をしていくにあたっては、広い視野を持つことが大切です。保守的な人も革新的な人も、その場の様子をしっかり見定めて物事を判断しなければいけませんよね。以下の関連記事を参考に、ぜひ視野を広げていきましょう。

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保守的な人の性格は?

保守的な人の性格①堅実な考え方をする


堅実

保守的な人の性格の1つ目は、堅実な考え方をすることです。堅実とは、考え方や物事の進め方がしっかりしていて危なげがないことを意味します。危なげのない考え方は、しっかりと確立された方法の上に成り立っています。

そのため、堅実な性格の人というのは保守的になりがちです。今まで自分が行ってきた、確立された方法を変えることはできるだけしたくないからです。新しいルールにおいて、自分の今までのやり方が通用するとは限りません。そのため、堅実な人たちは保守的になってしまうと言えるのです。

保守的な人の性格②人見知りである

こわい

保守的な人の性格の2つ目は、人見知りです。たとえば、会社などで出世して別の部署に配属されることがあるでしょう。今までと違う立場で、今までと違う人に囲まれて…と考えると、苦痛に思う人がいます。人見知りな人は、保守的になってしまうことが多いのです。

「環境が変わって、新しい人たちとうまくやっていけるかな…」そんなふうに臆病になって考え込んでしまうことが多いので、どうせならあまり環境が変わらないほうが安心できるのです。そんな人見知りな人たちは、保守的になってしまいがちです。

保守的な人の性格③心配性である

心配

保守的な人の性格の4つ目は、心配性であることです。新しい変化についていけるかどうかわからず、怖くなってしまったり心配になってしまったりする…。そんなふうにあれこれ心配してしまう人は、保守的な性格の人と言えるでしょう。

新しいルールや新しい世界に自分がうまく馴染めるかどうかわからない。失敗したらどうしよう、うまくやっていけなかったらどうしよう…と考え込んでしまう気持ち、ありますよね。なにかに取り組む前から失敗することなどを想定し、怖くなってしまうような心配性な人も、また保守的な人なんです。

保守的な人の性格④安定を望む


安心

保守的な人の性格の4つ目は、安定を望むことです。新しいことを始めたり、新しいルールを作ったりすることは、今までの自分の安定を崩すことになりかねません。挑戦しようという気持ちよりも、今の安定を保ったままでいたい…と考える方も多くいらっしゃることでしょう。そういう人もまた保守的であるといえます。

安定志向の人というのは、新しい環境に飛び込むことを恐れることが多いです。環境が変わって、周囲の状況、もしくは自分自身が変化することに不安を感じるのでしょう。

保守的な人の性格⑤考え方が偏っている

怒る

保守的な人の性格の5つ目は、考え方が偏っているということです。考え方が偏るとはどういうことかというと「これこそが絶対正しい」、「こんなのは絶対間違っている」という、確固たる考え方を持っているということなのです。

「今までのやり方が絶対にいいんだ」ということを強く信じている人は、それ以上新しいことをしようと思わないことが多いのです。「私はこういうやり方じゃないといけないんだ!」という自分なりの強い考えを持っている人は、保守的になりがちなのです。

保守的な人の性格⑥周囲の評価を気にする

評価

保守的な人の性格6つ目は、周囲の評価を気にすることです。周囲の評価というものは、自分の自信につながるとても大切なことではあります。現在の環境で自分が満足できる評価を得ることができている人は、保守的になりがちな傾向があります。

現在の環境で満足な評価を得ているので、変化した環境にうまく適応し、満足する評価をしっかり得ることができるか…。そんなことを不安に思ってしまうのです。そんな周囲の評価を気にしてしまう人は、保守的な考え方を持っていると言えるでしょう。

保守的な人の性格⑦面倒くさがり


めんどくさい

保守的な人の性格の7つ目は、面倒くさがりなことです。新しいルールやシステムを考えて実行することは、非常に面倒なことです。新しいことを覚えたり、今までと違うことをしなくてはならなかったり…。そんなところも保守的な人の特徴として挙げることができます。

面倒くさがりな人は、新しいことを始めるのに気乗りがしない人が多いです。新しいことをするためには、そのための準備や勉強などをしなければならないからです。なかなか大変ですよね。「今のままでも十分なのに、どうしてもっと面倒なことをしようとするんだろう?」という心理が働いてしまうのですね。

面倒くさがりというのは、時には厄介になってしまう性格のひとつです。やらなければならないことを「面倒くさい」で片付けるわけにはいきませんよね。もしご自分の面倒くさがりな性格を変えたいと感じている方がいらっしゃるのであれば、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。

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保守的とリベラルの違いは?

リベラルとは「自由主義」のこと

自由

リベラルとは政治用語で「自由主義」を意味します。先程ご紹介したとおり「保守的」の対義語の1つです。「自由主義」がなんなのか、少々わかりづらいかもしれませんね。自由主義とは個人の自由な活動を保障しようとする思想をさしており、この「自由」のためには国家による規制や干渉を排除することも厭わない思想です。

言葉が少々難しくなってしまいましたので少し簡潔に言い換えると「それぞれの人たちの自由な生活のために、今までの存在したルールを変えていこうとする思想」となります。リベラルは保守派の対義語のひとつでもあるということです。

日本の世の中におけるリベラルは左翼に近い「改革派」

改革

リベラルな考え方をする人たちを「左翼」という呼び方をすることもあります。聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。彼らは古い考え方や習慣をどんどん排除し、個人の自由を守りたいという思想を持っています。

そのため、古くから大切にされていた伝統や文化などが邪魔になってしまう場合は、それを捨ててしまってでも新しい社会を作っていきたいと考えているのです。これが日本における「リベラル」こと左翼の人たちの考え方とされています。

もちろん、個人により主義主張の違いなどはありますので、リベラルな考え方をする人の中にも少し保守寄りの人もいることでしょう。あまり神経質にならず、その人の意見や主張を聞いてみることも大切なのです。

保守派とリベラルの違いは「現在の文化や制度に対する考え方」!

叫ぶ

保守派とリベラルの違いは、昔からある伝統や文化に対する考え方にあります。保守派の人たちは、できる限り既存のルールを変えることなく、必要に応じて少しずつ様々な文化のよさを取り入れようとします。何か変えるべきことがあればよく考えた上で対応し、急激な変化をさせず、少しずつ社会に取り入れようとするのです。

リベラルは、既にある伝統や文化、習慣などを一気に壊した上で新しい方向に持っていこうとするのです。よりよい世の中のために、保守派が守ろうとしているルールや文化をすべて変えてしまおうとする態度を取ることが多いわけですね。

保守派もリベラルも「世の中をよりよくしよう」という考え方はそれぞれ持っているのです。しかし、既にある文化やルールなどに対する態度が大きく変わります。つまり保守派とリベラルの大きな違いは「現在の制度を守りながら少しずつ変えるか」と「現在の制度を壊して1から作り直すか」というところにあります。

保守的な性格にはいいところもよくないところもある

保守的な性格について見てきましたが、いかがでしたでしょうか。保守的な性格というのは、今ある文化や制度を大切に重んじることとも言えます。その文化や制度が素晴らしいものであるのなら、守ることは大切なことです。保守的な性格の人や保守派の考えを持つ人は、既にある制度に新しいものを取り入れたいと考えています。

しかし変化を恐れるあまり、ネガティブな考え方になってしまう人も多いようです。仕事などの場面において、チャレンジを恐れることは自分自身のスキルアップを阻むこともあります。あまり保守的な考え方になりすぎず、「やってみよう!」と思うことも大切です。ビジネスなどの場面においてはしっかり心がけたいものです。

また政治思想のお話として、保守派とリベラルの考え方の違いについてもご紹介しました。それぞれの考え方や主張をよく知って、自分も考えてみることも大切です。対義語である革新的・進歩的な人たちとの考え方の違いも踏まえて、少しでも考えるきっかけになりましたら幸いです。


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