初心者でもスヌードって編めるの?
手編みスヌードは意外と簡単に作れる!
スヌードは手編み初心者の方でも比較的簡単に挑戦できます。セーターのように編んでいる途中で幅を変える必要もほとんどありませんし、袖と身頃を別々に編んで縫い合わせる…というような工程も必要ありません。
極端な話ですが、スヌードの幅を決めて作り目を作ったら、あとは好みの長さになるまでひたすら編んでいき、最後に輪につなぐだけで完成です。
そんな作り方で、外に着けて出かけられるようなものは出来ないんじゃない?と不安に思う方もいるかもしれません。でも、心配しなくても大丈夫です!最近は編み物に使う毛糸や器具にも様々なものがあり、複雑な模様編みや難しい技術を使わなくても可愛いスヌードができちゃいます。
手編み初心者だけでなく中級者も楽しんで編める!
スヌードはまっすぐ編む、というのが基本になります。そのため、編み物の基礎を覚えたい初心者の方にぴったりです。基本のメリヤス編みやガーター編みが出来て、模様編みにチャレンジする中級者の方にも、目の増減がないスヌードは模様編みの練習に集中できるので、おすすめです。
スヌードの編み方!スヌードを編むのに必要なものは?
スヌードを編むのに必要なもの①毛糸
スヌードを編むのに必要なもの1つ目は毛糸です。防寒具として使うスヌードを作るのには、やっぱり毛糸がベストです。首周りで肌に直接触れることが多いので、チクチクしない、肌触りの良いものを選ぶといいですね。
毛糸と一口に言っても色や太さによって様々なものがあります。1~2ミリくらいのものから、1センチを超えるような太さのものもありますし、段染めになっていて途中で色が変わるものもあります。スラブのように太さが変わるものや、ファーが付いていたりちょっと変わったものもありますので、ぜひ色々探してみてください。
手編みに慣れていない方や、初めて編み物をする、という方は太さが均一で、細いものよりは太い毛糸のほうが編み進めるのも速く、編み目の1目1目が見やすいのでおすすめです。
スヌードを編むのに必要なもの②編み針(棒針や輪ばり)
スヌードを編むのに必要なもの2つ目は編み針です。編み針は大きくかぎ針と棒針にわかれますが、スヌードは棒針で編むことが多いので、棒針がおすすめです。かぎ針に比べて編地がやわらかくふわっと仕上がります。様々な太さのものがありますので、使う毛糸の太さや作品に合うものを選ぶようにしてください。
太い編み針で編むとざっくりとした編地になり、細い編み針だとぎゅっと密度の高い編地になります。毛糸と同じで、手編みに不慣れなうちは目が大きく速く編みあがる、太めのものがおすすめです。
スヌードを編むのに必要なもの③編み図
スヌードを編むのに必要なもの3つ目は編み図です。特に初心者の方は、編み図を見ながら編むのがおすすめです。手編みに慣れている方は、まっすぐ編むだけのスヌードは編み図なしでも作れてしまうかもしれませんが、初心者の方はなるべく編み図に沿って編むほうが編みやすくなります。
ネットで探すと無料の編み図も最近はたくさんありますので、毛糸のメーカーさんや、手芸店のホームページなどを探してみてください。
初心者でも簡単な可愛いスヌードの編み方3選
初心者でも簡単な可愛いスヌードの編み方①ガーター編みスヌード
初心者でも簡単な可愛いスヌードの編み方1つ目はガーター編みスヌードです。手編セーターなどに良く使われているメリヤス編みを編んでいくときは、表編みと裏編みを交互に編んでいくため、1段編むごとに編み方を変えなければいけません。初めて棒針編みをする方の中には編み方がごっちゃになってしまう方もいるようです。
でも、こちらのスヌードで使われているガーター編みは、1段編んでも編み方を変える必要がなく、表編みのみで編めてしまいます。ひたすら表編みのみを繰り返すだけで、独特のボーダー柄のような模様も出来てとても可愛いので、手編み初心者の方にも簡単に編めておすすめです。
また、ガーター編みはとても伸縮性があるので、首にぴったりな小さめサイズでも頭を通しやすいスヌードになります。また、編地自体もメリヤス編みのものより厚みがあるので、防寒具であるスヌードを編むのにはぴったりです!
- お好みの毛糸(初心者の方には太目のものがおすすめ)
- 毛糸に合った太さの棒針
- とじ針
用意するもの
- 1スヌードの幅に合った数の作り目を作る
- 2表編みで編み始め、1段目を編み終わったら編地を裏返す
- 3手順②を必要な長さが編めるまで繰り返す
- 4最後の段を編んだら、編み始めの段とつなげて輪にする
ガーター編みスヌードの作り方
初心者でも簡単な可愛いスヌードの編み方③編み機で簡単スヌード
初心者でも簡単な可愛いスヌードの編み方3つ目は編み機で簡単スヌードです。この編み機は、最近100円ショップなどでも売られています。説明書の通りに糸をかけたら、付属で付いてくるかぎ針のような棒で、毛糸を引っ掛けてすくいあげるようにして、棒の内側に置いていく…という手順を繰り返すだけです。
編み機に添付されている説明書など、文章の説明だけでは最初は分かりづらいかもしれませんが、イラストや動画で見るととても簡単です!ガーター編みでも難しくてよくわからない、という方も解説の動画のリンクが下記にありますので、ぜひ挑戦してみてください!
作れる編地の幅が編み機の幅に限られるので、作れるスヌードの大きさにも制限はありますが、しっかりとした編地で厚みもあるので、暖かいスヌードが作れます!太目の毛糸で作るのがおすすめです。
- 編み機と付属のかぎ棒
- 毛糸(太目のものがおすすめ)
- とじ針
用意するもの
- 1編み機の説明書の通りに、糸を8の字を描くように掛けていく
- 2掛け棒にかかっている糸のうち、下の糸を付属のかぎ棒で救い上げるようにして掛け棒から外し、内側に置く
- 3作りたいスヌードの長さになるまで、糸を掛けてかぎ棒ですくう手順を繰り返す
- 4説明書の通りに糸の始末をして、編み始めととじ針でつなげる
編み機で簡単スヌードの編み方
初心者でも簡単な可愛いスヌードの編み方③輪ばりスヌード
初心者でも簡単な可愛いスヌードの編み方3つ目は輪ばりスヌードです。輪針というのは、2本の短めの編み棒がやわらかいコードで繋がった編み棒で、つなぎ目のない筒状の生地を編むことが出来ます。そのためニット帽や靴下など、筒状の作品を編むのによく使われています。
スヌードを編むときは、マフラーのように細長く編んでいき、最後に編みはじめと編み終わりをつなげて輪にすることが多いですが、輪針を使うと最初から筒の形で編み始めることが出来ます。また、普通の棒針で編むときのように、1段ごとに生地を裏返す必要がないため、常に表側を見て編めるのも初心者の方には嬉しい点です。
輪針がない場合は、両端に玉が付いていない編み棒を4本使って代用することもできますが、手編み初心者の方は、輪針を使ったほうが簡単に編めます!スヌードの長さに合わせた輪針が必要なので、80センチ以上の長さのものがおすすめです。
- お好みの毛糸
- 毛糸に合った太さと、作りたいスヌードの長さにあった輪針
用意するもの
- 1輪針にスヌードの長さの分の作り目を作る
- 2作り目の最初と最後が繋がるように輪にして編み始める
- 3作りたいスヌードの幅まで編み進める
- 4糸の始末をする
輪針スヌードの作り方
中上級者の方向け!スヌードの編み方2選
中上級者の方向け!スヌードの編み方①ファー毛糸のふわふわスヌード
中上級者の方向け!スヌードの編み方1つ目は、ファー毛糸のふわふわスヌードです。ファー毛糸は、芯になっている細い毛糸が1本あり、そこからファーのような毛足の長いふわふわがたくさん出ている毛糸です。
このふわふわのおかげで、1本の毛糸で編んだとは思えないくらい、ボリュームのある仕上がりになります!ボリュームがあるので隙間風なども入りにくく、暖かくて軽いスヌードが出来ちゃいます。
ただ、ファー毛糸はふわふわが付いているため、編み目が見えづらく、初めて手編みをする方には少し編みづらいです。ガーター編みならもう普通に編める!という方におすすめな毛糸になります。編み目が緩くなったりきつくなったり安定しない、という方にも編み目が見えづらいため均一な編地に見えやすいのでおすすめです。
- ファー毛糸
- 毛糸の太さに合った棒針
- とじ針
用意するもの
- 1作りたいスヌードの幅に合った数の作り目を作る
- 2ガーター編みで必要な長さまで編み進める
- 3糸を始末し、編み始めの段とつないで輪にする
ファー毛糸スヌードの作り方
中上級者の方向け!スヌードの編み方②ケーブル編みスヌード
中上級者の方向け!スヌードの編み方2つ目はケーブル編みスヌードです。棒針編み、というとこのような模様が編まれた作品を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。初心者向けに紹介させていただいたガーター編みや編み機を使った編み方とはかなり違う編み方になっています。
ケーブル編み模様の編地は、裏編みの編地ベースに表編みの模様が浮き上がって見えるように出来ています。ケーブル編み独特の、編地をねじったような模様は、実際に2~5目分くらいの編み目を縄編み針という特殊な編み針を使って実際にねじるようにして作られています。
模様をきれいに出すためには、表目と裏目がきれいに編める必要があるので、棒針編みに慣れてきて、メリヤス編みがきれいに編めるようになったらぜひ挑戦してみてください。手間と時間はかかりますが、完成したときにはきっと感動してしまいますよ!
- お好みの毛糸
- 毛糸の太さに合った棒針
- 縄編み針
- とじ針
用意するもの
- 1必要な目の数の作り目を作る
- 2縄編み部分を表編み、他の部分が裏編みになるように編む
- 3縄編み部分を指定の段数ごとに、縄編み針を使ってねじるように編む
- 4必要な長さをあんだら、糸を始末し編みはじめとつなげて輪にする
ケーブル編みスヌードの作り方
可愛い手作りスヌードのアイデア5選
可愛い手作りスヌードのアイデア①ネックウォーマー
可愛い手作りスヌードのアイデア1つ目はネックウォーマーです。スヌードだと、首周りがちょっと寒い…という方は、同じような作り方で出来てしまうのでおすすめです。
スヌードは頭を通して着けるので、首周りは緩めですが、ネックウォーマーは首にぴったりくらいのサイズで編んで、巻いてから前で留められるようにボタンなどを付けて作ります。ボタンが正面に来るので、色や形にこだわったものをつけるのがおすすめです。
可愛い手作りスヌードのアイデア②アームニッティング
可愛い手作りスヌードのアイデア2つ目はアームニッティングスヌードです。アームニッティングというのは名前の通り、腕を編み棒の代わりにして編む手法です。腕の太さの編み目ができるので、スヌードはもちろん、ブランケットなどのような大きな作品もあっという間に編みあがります。
もし、挑戦するときは、指くらいの太さの極太毛糸があると、編地がスカスカにならずにきれいな編み目ができます。もし、ここまで太い毛糸が手に入らない、というときは手持ちの毛糸を何本か束にして使っても大丈夫です。編地がそのまま模様のように見えてとても可愛いので、ぜひ挑戦してみてください。
可愛い手作りスヌードのアイデア③メビウス編みスヌード
可愛い手作りスヌードのアイデア3つ目はメビウス編みスヌードです。メビウス編み、というのはメビウスの輪のように、1度ひねって輪にしたようになる編み方です。このひとひねりのおかげで、編地の表と裏、両方が見えるようになり、1重で首に掛けてもとても動きのあるスヌードになります。
メビウス編みは輪針を使った編み方で、作り目が少し特殊ですが、作り目の後は一方向に編んでいくだけで、ひねりの入ったスヌードになります。輪針がない時や、作り目が難しく感じる方は、普通に編んだスヌードを、あとからつなげる時にひねっても大丈夫です!
可愛い手作りスヌードのアイデア④カラフルスヌード
可愛い手作りスヌードのアイデア4つ目はカラフルスヌードです。一定の長さを編んだら、違う色の毛糸につないで編んでいくことで、カラフルなスヌードが作れます。この画像のスヌードは、色が変わると模様編みの仕方も変わっていて、優しい色合いなのに変化があってとても素敵です!
色だけでなく、途中でファーつき毛糸をはさんだりしても、質感が大きく変わる個性的なスヌードになりますし、逆に色は変えず、模様編みの編み方だけを変えて変化を出すことも出来ます。編み物に慣れてきたらぜひ挑戦してみたいスヌードです。
可愛い手作りスヌードのアイデア⑤かぎ針編みスヌード
可愛い手作りスヌードのアイデア5つ目はかぎ針編みスヌードです。ここまで紹介させていただいたスヌードは、ほとんどが棒針編みのスヌードでしたが、かぎ針編みでもスヌードを作ることが出来ます。
棒針編みにくらべると、薄手の編みあがりになることが多く、ふわっとした質感にはなりづらいですが、棒針編みとはまた違った雰囲気になります。かぎ針編みにはかぎ針編みにしか作れない模様編みがあるので、作りたいスヌードの雰囲気によってはかぎ針編みで編んでもいいかもしれませんね。
初心者でも簡単な編み方で可愛いスヌードを編もう!
いかがだったでしょうか?セーターなどのウェアに比べると、スヌードは目数の増減もほとんどなく、手軽に作ることが出来ます。冬はコートで洋服が隠れてコーディネートがワンパターンになりがちです。
スヌードを色違いで作っておくと、同じアウターを着ても雰囲気が変わりますので、手編み初心者の方も、手編みに慣れてきた方も、手作りのスヌードで冬を楽しく過ごしましょう!
下記の記事では、ルームシューズの編み方について紹介させていただいています。ちょっとまだスヌードを作るのは不安…もっと小さなものから始めたい、という方や、もっと色々編みたい!という方も、合わせてご覧ください。
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