東寺の御朱印を頂ける場所は?待ち時間・値段も
東寺の御朱印を頂ける場所は?
東寺にある「食堂(じきどう)」と呼ばれている建物が納経所となっており、東寺の御朱印9種類を全てこちらの場所で頂くことが出来ます。僧侶が普段の生活の中で修行を見出す場所として建てられ、レプリカの千手観音像なども安置されています。東寺の境内の所々で「納経所」への矢印看板があるので目安にして探しましょう。
東寺の御朱印の受付時間・待ち時間は?
東寺の御朱印の受付時間は基本拝観時間内になっています。東寺の開門・閉門時間が5:00~17:00、拝観時間は建物によって異なりますが8:00〜17:00になっており、拝観時間終了30分前の16:30には拝観受付と御朱印の受付も終了となります。御朱印を頂きたい場合は早めに食堂に行くのをおすすめします。
御朱印の待ち時間は桜・紅葉の見頃時期や修学旅行シーズンは大変混みます。最近は海外からの観光客も多く土日祝日も混雑が予想されるので行列が出来ることは覚悟しておきましょう。御朱印を並ばずに書いて頂きたい場合は、早朝時間が狙い目です。少し早起きをして東寺を訪れてみましょう。
東寺の御朱印の値段は?
東寺の御朱印の値段または初穂料は御朱印9種類全て一律300円です。御朱印を頂きたい場合は小銭を用意しておきましょう。御朱印の受付が混雑している場合は受付対応して頂いている方への配慮にもなります。
POINT
初穂料(はつほりょう)とは
神社に納めるお金のことで、昔はお金の代わりに農作物を渡していたことから初穂料(はつほりょう)と言われるようになっています。
御朱印ガールと言われる御朱印を集める女子もいる昨今ですが、御朱印を頂く際の基本的なマナーってご存知でしょうか?下記の記事では、知っておくべき正しい御朱印のもらい方、知っているとかっこいい御朱印のもらい方、マナーの悪い御朱印のもらい方、御朱印帳の9つの基本情報などご紹介しています。
東寺の御朱印9選!
東寺の御朱印①金堂【薬師如来】
次に東寺の御朱印をご紹介していきましょう。まず1つ目は本堂である金堂の「薬師如来の御朱印」です。本堂の金堂には日光・月光両菩薩と薬師如来の薬師三尊と、十二神将が安置されています。御本尊の薬師如来は右に日光菩薩立像、左に月光両菩薩が配置するスタイルで奈良の伝統を受け継いだものとされています。
御本尊の薬師如来は薬壺(やっこ)を持たない古い様式の仏像で、あらゆる病気から人々を守ってくれると言われています。皆の幸せを願う桓武天皇の思いが込められているとも言われています。健康面が気になる人はぜひ薬師如来の御朱印を頂いてみましょう。
東寺の御朱印②真言宗十八本山【弘法大師】
東寺の御朱印2つ目は「真言宗十八本山の弘法大師の御朱印」です。特に指定がない場合は弘法大師の御朱印を書いて頂くことになります。東寺・神光院・仁和寺を回る「京の三弘法めぐり」の御朱印でもあります。弘法大師空海の名前が刻まれた御朱印を東寺に来た記念に頂いてみませんか。
弘法大師と共に巡拝すると言われている四国八十八ヶ所巡礼の第九霊場でもあり、四国巡礼に出かける方は弘法大師が住まれていた国宝である東寺の御影堂にご挨拶をして出発して行きます。前堂には弘法大師坐像も安置されています。
東寺の御朱印③都七福神【毘沙門天】
東寺の御朱印3つ目は「毘沙門天の都七福神の御朱印」です。御影堂の南側にある毘沙門堂では都七福神の兜跋毘沙門天(とばつびしゃもんてん)が祀られています。財宝と福徳の神様の毘沙門天は家内安全や財運などにご利益があると言われています。
京都の七福神は七福神発祥の地ということもあり日本最古の七福神と言われています。七福神巡りで東寺を訪れる人も多く、他には六波羅蜜寺で「弁財天」、萬福寺で「布袋尊、恵比寿、大黒天、福禄寿、寿老人」などを巡礼していきます。
東寺の御朱印④西国愛染十七霊場第8番【愛染明王】
東寺の御朱印4つ目は「西国愛染十七霊場第8番の愛染明王の御朱印」です。西国愛染十七霊場とは、大阪・兵庫・岡山・京都・滋賀・三重・奈良・和歌山を結ぶ愛染明王を祀っている17の霊場のことを言います。東寺の毘沙門堂は第8番札所になります。
愛染明王(あいぜんみょうおう)は密教世界の金剛王と大日如来が変化した姿と言われており、夫婦円満・結婚成就・良縁成就などのご利益があるそうなので素敵なご縁を求めている人は一度参拝してみてはいかがでしょうか。
東寺の御朱印⑤京都十三仏霊場第12番【大日如来】
東寺の御朱印5つ目は「講堂の大日如来の御朱印」です。講堂は弘法大師空海が庶民に密教を伝えるために建てられたとされており、大日如来を中心とした21体の仏像が立体曼荼羅で安置されています。宇宙の中心そのものを表していると言う大日如来を中心にした立体曼荼羅は、東寺の中でも見応えたっぷりの迫力です。
また東寺の講堂では亡くなった方の追善法要として行う京都十三仏霊場にて12番札所にもなっています。京都十三仏霊場とは、初七日から三十三回忌までの十三の忌日に死者を成仏へと導いてくれる京都市内の十三箇所の寺の霊場を巡ることを言います。
東寺の御朱印⑥洛陽三十三観音第23番【十一面観音菩薩】
東寺の御朱印6つ目は「洛陽三十三観音第23番の十一面観音菩薩の御朱印」です。京都の大小33の寺院にある小さな観音を巡礼する洛陽三十三観音巡りの23番目の札所が十一面観音菩薩となっています。洛陽三十三観音巡りは清水寺本堂も巡礼所となっています。
東寺の食堂にある十一面観音菩薩は病難から守る・財産や食に困らないなどの現世利益と極楽浄土を願える後世利益などの14種類のご利益があると言われています。
東寺の御朱印⑦御影堂【不動明王】
東寺の御朱印7つ目は「御影堂の不動明王の御朱印」です。不動明王坐像は写真の掲載も難しいとされる秘仏です。不動明王は大日如来の化身になり、恐ろしい出で立ちですがおとなしく仏道に従わないものを無理矢理導いて救済するという役目があると言われています。コワモテだけどかなりのご利益が期待出来ます。
東寺の御朱印⑧観智院【虚空蔵菩薩】
東寺の御朱印8つ目は「観智院の虚空蔵菩薩の御朱印」です。観智院は真言宗の勉強に励む場所「勧学院」とされており、ご本尊が虚空蔵菩薩となっています。智慧の仏とも言われている虚空蔵菩薩は学業系のご利益があると言われているので、受験勉強や資格取得に向けて日々勉強中の方におすすめの御朱印です。
東寺の御朱印⑨鎮守八幡宮【南無八幡大菩薩】
東寺の御朱印9つ目は「鎮守八幡宮の南無八幡大菩薩の御朱印」です。東寺を創建した際に王城鎮護を願って祀られた社がこの鎮守八幡宮です。本尊の僧形八幡神と二尊の女神は八幡三神像と呼ばれ、日本最古の神像とも言われています。また戦勝祈願のご利益があるとも言われ古くは足利尊氏が祈願に訪れたとされています。
東寺の御朱印帳を頂ける場所は?料金も
東寺の御朱印帳を頂ける場所は?
東寺では御朱印帳が頂けるのも御朱印と同じ「食堂(じきどう)」です。御朱印を頂く際に一緒に購入しましょう。食堂は東寺の表門から入り金堂、講堂の前をまっすぐ進んだちょうど真ん中の位置にあります。色んな種類のかわいいデザインの御朱印帳がたくさんあり、たまに限定商品の御朱印帳も売られています。
東寺の御朱印帳の値段は?
東寺の御朱印帳はサイズが大・小あり、大の値段が1,600円、小の値段が1,300円になっています。御朱印帳と御朱印1種類頂くと2,000円ぐらいのお値段になります。なお、御朱印帳を開けるとあらかじめ真言宗十八本山・弘法大師の御朱印が書かれています。
東寺の御朱印帳4選!
東寺の御朱印帳①桜と石松模様の御朱印帳
次は東寺で買える御朱印をご紹介していきましょう。まず1つ目は桜と石松模様の御朱印帳です。紅色に染まった桜が綺麗に細かく散りばめられていて金色の石松模様ととてもマッチしているシックな御朱印帳になっています。サイズは大・小あり、色味は黒とグレーがあり好みの御朱印帳が選ぶことが出来ます。
東寺の御朱印帳②桜模様の御朱印帳
東寺の御朱印帳2つ目は桜模様の御朱印帳です。サイズは大・小あります。配色がピンク色で伝統的な模様がかわいく女性にはとても人気があります。東寺では「不二桜」と呼ばれる八重紅しだれ桜が有名で、桜が咲く時期はライトアップされています。ぜひ桜の綺麗な時期の思い出に桜模様の御朱印帳はいかがでしょうか。
東寺の御朱印帳③紅葉柄の御朱印帳
東寺の御朱印帳3つ目は紅葉柄の御朱印帳です。青紅葉と赤紅葉が混ざり合った幻想的な紅葉柄が綺麗です。サイズは大・小あります。東寺では放生池周辺に咲く紅葉と五重塔のバランスがとても綺麗でライトアップされた際も趣があります。東寺に来た記念に御朱印と紅葉の御朱印をセットで持っておくのもいいですね。
東寺の御朱印帳④亀模様の御朱印帳
東寺の御朱印帳4つ目は亀模様の御朱印帳です。鮮やかな色味の亀が散りばめられた落ち着いた雰囲気のあるデザインの御朱印帳になっています。サイズは大・小あるので持ちやすい方を選びましょう。東寺では毘沙門堂の近くに亀の台座「尊勝陀羅尼の碑」があったり、放生池に亀がいたりと亀とゆかりがある場所になっています。
色んなお寺や神社で売っている御朱印帳の正しい使い方はご存知でしょうか。御朱印ブームにのって御朱印を集めだした人も多いでしょう。下記の記事では正しい御朱印帳の使い方や、最終ページの使い方、御朱印帳の裏表の見分け方、御朱印帳におすすめのカバーなどご紹介しています。ぜひ参照してみてくださいね。
東寺について!ご利益・参拝時間・アクセスなど
東寺の基本情報
東寺はまたの名を「教王護国寺」と言い、平安時代に建てられた真言宗の総本山で創建から1200年経つ国立の寺院です。嵯峨天皇が弘法大師空海に託し、日本ではじめての密教寺院として誕生しました。1994年に世界遺産にも登録されています。
今でもなお弘法大師空海ゆかりの地として毎月21日に「弘法さん」もしくは「弘法市」と呼ばれる骨董市を開催し毎度賑わっています。東寺といえば五重塔のイメージが強いですが、東寺には他にも見るべき素晴らしい場所がたくさんあります。
金堂にある重要文化財の「薬師如来坐像」、弘法大師空海が暮らしていた「御影堂」、講堂にある「大日如来を中心とした21体の立体曼荼羅」は空海が思い描く密教の世界を描いていると言い伝えられています。他にも壬生通り沿いにある国宝「蓮華門」は境内からは見えないので東寺を訪れた際はチェックしてみて下さい。
東寺のご利益や特徴
東寺の境内にはご利益があるパワースポットが至る場所にあります。先ほどもご紹介した東寺の御影堂にある秘仏「不動明王坐像」は南側から参拝することでご利益が得られ、そのご利益効果は無限大と言われているので立ち寄っておきたいパワースポットの一つになっています。
毘沙門堂にある都七福神の「兜跋毘沙門天」は財宝と福徳の神様なので、家内安全や財運などにご利益があると言われています。しっかり参拝しておきましょう。他にも毘沙門堂近くにある「尊勝陀羅尼の碑」は周りを一周して亀を撫でてから自分の具合の悪い患部を撫でると病気を吸い取ってくれると言われています。
東寺の参拝時間・アクセス方法
東寺の参拝時間は宝物館と観智院、講堂と金堂と場所によって異なります。東寺を参拝する際は確認してから行くようにしましょう。東寺の拝観にかかるお値段ですが食堂、御影堂などは無料です。金堂・講堂・五重塔は有料で一般800円、観知院は500円のお値段がかかります。
東寺へのアクセス方法は徒歩・電車・バスの3通りあります。徒歩の場合は京都駅から九条油小路通りをひたすらまっすぐ歩き、九条大宮通りを右に曲がれば到着するので京都の街並みを見ながら歩いて行くのもおすすめですよ。
東寺の参拝時間
講堂・金堂 | 8:00~17:00(16:30受付終了) |
宝物館・観智院 | 9:00~17:00(16:30受付終了) |
東寺へのアクセス方法
徒歩 | 15分〜20分 |
電車 | 近鉄東寺駅より徒歩10分 |
市バス | 78系統・19系統「東寺南門前」、42系統「東寺東門前」、16系統「東寺西門前」乗車時間20分〜30分 |
2019年東寺の特別拝観・ライトアップ情報
東寺では四季を通じてイベントを行なっています。2019年も1月に新春特別拝観から始まり、夜桜のライトアップ、 秋期特別公開、紅葉ライトアップなどたくさんのイベントがあります。特別拝観の時は五重塔の初層内部や宝物館が拝観出来るのでぜひチェックしてみましょう。拝観の値段の詳細は東寺HPでご確認下さい。
東寺の特別拝観・ライトアップ情報一覧
1月1日~1月9日 | 新春特別拝観 |
1月10日~3月18日 | 「京の冬の旅」五重塔特別拝観 |
3月16日~4月14日 | 夜桜ライトアップ |
3月20日~4月25日 | 春期特別公開 |
4月26日~5月25日 | 春期特別公開(五重塔初層特別公開) |
9月20日~11月25日 | 秋期特別公開(五重塔初層特別公開)紅葉ライトアップと金堂・講堂夜間特別拝観 |
東寺に行って御朱印を集めてみよう!
京都駅から徒歩20分圏内で歩いて行きやすく、いつも参拝客で賑わっている東寺には無限大のご利益があるパワースポットと素敵な御朱印が9種類もあります。人気のお寺の御朱印なので御朱印を頂くのも混雑して大変かもしれません。空いている早朝を狙って行くと朝方の神秘的な五重塔も見えて清々しい気持ちになりますよ!
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