余寒見舞いとは?
余寒見舞いをだす時期・日付はいつまでかというと立春を過ぎてから
余寒見舞いを出そうと考えておいてもその時期や日付を知らなければはがきは出せません。いったいいつまでに出せばよいのかを悩んでいる方も多いでしょう。そもそも余寒見舞いとは、寒さの厳しい時期に相手を気遣うはがきのことです。自分自身の近況も報告できるので、季節の挨拶とともにお互いの様子を知ることもできます。
余寒見舞いを出す時期・日付は立春を過ぎてからとされています。立春は二十四節気の内の1つで、暦の上では春を迎えるもののまだ寒い時期といえます。余寒見舞いではなく寒中見舞いはいつまでかというと、寒さの厳しい小寒・大寒の時期に出すのですが、それ以降は余寒見舞いとしてはがきを送りましょう。
大寒がいつからいつまでなのか詳しく知りたいという方は下の関連記事もチェックしてください。一番寒いといわれる時期がいつまでなのかチェックしておきましょう。
喪中の場合は年賀状の代わりに出す
喪中の場合は新年の挨拶である年賀状は出しません。また、喪中の人に対しても年賀状は出さないようにしてください。だからといって挨拶もしないのは失礼ですし、なんだかさみしい物です。そんな喪中では寒中見舞い・余寒見舞いをご挨拶として送るのが一般的です。
その際に、喪中であることを意識し、はがきの中にはおめでたい言葉を使わないようにしましょう。喪中の相手からは喪中はがきが届くので、年賀状は控えて寒中見舞い・余寒見舞いを使用して挨拶状を送ってください。
喪中はがきを出す場合は下の関連記事もチェックしましょう。突然の不幸にバタバタとあわただしくしている方も多いと思いますが、基本的なマナーを確認して正しいはがきを出したいものです。
書き方に悩んだらテンプレートを活用する
いざ余寒見舞いを出そうにも書き方が分からずに悩む方も多いでしょう。そんな時はテンプレートを活用してみてください。印刷するだけで丁寧な挨拶状を作ることができるので、忙しい方にもおすすめです。
余寒見舞いのはがきの書き方&文例10選
余寒見舞いのはがきの書き方&文例①余寒見舞い申し上げます
余寒見舞いのはがきの書き方&文例1つ目は「余寒お見舞い申し上げます」です。待つ初めの一文としてこの例文を覚えておきましょう。この後のメッセージよりも一回り大きな文字で書き、フォントを変えるなどの工夫をすると一目で余寒見舞いであることが分かります。
ビジネスでかかわりのある相手や目上の方に対してもこの一文は欠かせません。プライベートでのお付き合いをしている相手に贈る余寒見舞いにも使えるので、余寒見舞いではます、挨拶の例文を書きましょう。
余寒見舞いのはがきの文例②余寒厳しい折いかがお過ごしでしょうか
余寒見舞いのはがきの書き方&文例2つ目は「余寒厳しい折いかがお過ごしでしょうか」です。余寒の寒さは体に答えますが、お元気ですか?という相手への気遣いのメッセージです。余寒見舞いは相手への気遣いのための挨拶状ですから、相手の状態や様子をうかがう文章は欠かせません。
余寒見舞いのはがきの書き方&文例③ご自愛のほどお祈り申し上げます
余寒見舞いのはがきの書き方&文例3つ目は「ご自愛のほどをお祈り申し上げます」です。「ご自愛」とは自分自身を大切にするという意味の言葉です。つまり、この一文で相手の健康状態を気遣い、元気でいてほしいという気持ちを伝えることができるのです。
「ご自愛ください」という言葉はビジネスシーンや目上の方にも使用できます。忙しい方には「御無理などなさらないようご自愛ください」としても良いでしょう。
余寒見舞いのはがきの書き方&文例④ご健勝のこととお喜び申し上げます
余寒見舞いのはがきの書き方&文例4つ目は「ますますご健勝のこととお喜び申し上げます」です。「ご健勝」とは健康なこと・元気なことを意味します。元気でいてほしいという気持ちを丁寧な言葉で伝えることができる書き方なのです。
「ますますご健勝のこととお喜び申し上げます」はメッセージの前半に書きますが、末文に書きたい場合は「ご健勝お祈り申し上げます」とすると良いでしょう。ご家族の健康も気遣うのなら「皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます」とすると良いでしょう。
余寒見舞いのはがきの書き方&文例⑤つつがなく過ごしております
余寒見舞いのはがきの書き方&文例5つ目は「私どももおかげさまでつつがなく過ごしております」です。「つつがなく」は漢字で「恙無く」と書き、無事・問題ないという意味です。「恙」とは病気や災難を意味するので、健康で元気に過ごせているという報告ができるメッセージなのです。
余寒見舞いのはがきの書き方&文例⑥ご厚誼のほどお願い申し上げます
余寒見舞いのはがきの書き方&文例6つ目は「今年もご厚誼ご厚誼のほどお願い申し上げます」です。「厚誼」は「こうぎ」と読み、情の厚い関係を意味します。ビジネスシーンや目上の方にも使える文章なので、仕事関係の相手に送る余寒見舞いの例文として役立ててください。
余寒見舞いのはがきの書き方&文例⑦大変なのではないかと案じております
余寒見舞いのはがきの書き方&文例7つ目は「そちらは雪が降り、日々大変なのではないかと案じております」です。この文例・テンプレートは雪が降る地方にお住まいの方にぴったりです。雪が降ると寒いだけではなく、雪かきをしなければならないこともあるでしょう。路面が凍結すると歩くだけでも大変です。
漠然と元気ですか?と聞くよりも、具体的な例やエピソードを添えてメッセージを書いてみてください。そうすることでより、相手のことを心配しているという様子が伝わるでしょう。親戚や義理の両親などに送る余寒見舞いとしてもおすすめです。
余寒見舞いのはがきの文例⑧新年のご挨拶を申し上げ大変失礼いたしました
余寒見舞いのはがきの書き方&文例8つ目は「御逝去のことと存じ上げなかったとはいえ、新年のご挨拶を申し上げ大変失礼いたしました」です。御不幸があったとは知らずに年賀状を出してしまったという経験はありませんか?
特に年末の御不幸は喪中はがきを出す余裕がないこともあるでしょう。知らなかったとはいえ年賀状でおめでというというメッセージを送ってしまったときは、余寒見舞いでひとことお詫びをしてください。この例文を使用する場合は文章の前に個人の敬称も書き加えましょう。
また、お葬式に参列する場合は下の関連記事をチェックしておください。お葬式にはマナーがあり、間違った行動や振る舞いは失礼にあたることもあるので注意が必要です。
余寒見舞いのはがきの文例⑨ご丁寧な年賀状を頂きありがとうございました
余寒見舞いのはがきの書き方&文例9つ目は「ご丁寧な年賀状を頂きありがとうございました」です。この例文は年賀状を出すことができなかった相手への世寒中見舞いにおすすめです。思ってもいなかった相手から年賀状が送られてくることもあるでしょう。
年末にバタバタして十分な準備ができないこともあります。そんな時は年賀状をいただいたことへの感謝の気持ちを伝え、「ご挨拶が遅れ申し訳ございません」と謝罪の一文も加えましょう。この例文は寒中見舞いをいただいた相手へのお返事としても活用できます。
その場合は「ご丁寧な寒中見舞いを頂きありがとうございました」とすると良いでしょう。また、年賀状をいただいた方には次の年こそ間に合うように新年の挨拶をしたいものです。下の関連記事では年賀状のマナーについてご紹介しています。正しいマナーをチェックして素敵な年賀状を書きましょう。
余寒見舞いのはがきの書き方&文例⑩余寒見舞いの最後に日付を書く
余寒見舞いのはがきの書き方&文例10個目は「日付」です。余寒見舞いの挨拶や、相手を気遣う文章。近況報告を書き終わったら最後にその日の日付を書き加えてください。年は西暦ではなく、年号を用いて書きます。日にちは細かく書くこともありますが、「二月」「如月」と書いても良いでしょう。
2月ごろに手紙を書く方は下の関連記事もチェックしてください。ビジネスシーンでも役立つ文書や挨拶文の書き方もご紹介しています。手紙でも挨拶の一文は印象を大きく変えてくれます。時候の挨拶などを上手に使って素敵な手紙を書き上げてください。
余寒見舞いで挨拶を
メッセージアプリやSNSの普及で友人の近況などはすぐにすることができます。しかし、ビジネスシーンなどではしっかりとした挨拶ができるように準備をしておきましょう。また、家族でも親戚や両親へのメッセージはその後の関係を築いていくためにも重要です。余寒見舞いがいつまでなのか確認してはがきをだしてください。
商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。
KEYWORD
関連のキーワード
NEW
新着記事
RANKING
人気の記事