うなぎと梅干しの食べ合わせが悪いと言われる理由5選
うなぎと梅干しの食べ合わせが悪いと言われる理由①根拠のない昔の迷信
うなぎと梅干しの食べ合わせが悪いと言われる理由1つ目は、根拠のない昔の迷信です。医学的根拠はないと言われています。逆に酸っぱい梅干しは胃酸の分泌を促進するので、脂の多いうなぎの消化を助けてくれるため医学的には食べ合わせは悪くないと言われています。
なぜそのような迷信がひろがったのかは色々な説があります。例えば昔から高価だったうなぎと食欲を増進させる「梅干し」と一緒に食べると、更にたくさん食べてしまう事になるので贅沢を制する目的で言い伝えられたという説もあります。贅沢は悪という観点から、そんな言い伝えが生まれたのかもしれません。
迷信や言い伝えには理にかなっていてためになる迷信や言い伝えもあれば、全く根拠のない誤った言い伝えや迷信もあります。実は嘘だったという迷信を知りたい場合は、「電撃ランキング」さんが下記動画で「衝撃あなたが信じている嘘の迷信６選」を紹介されているので参考にして下さい。
うなぎと梅干しの食べ合わせが悪いと言われる理由②食中毒防止という説
うなぎと梅干しの食べ合わせが悪いと言われる理由2つ目は、食中毒防止という説です。昔から土用の丑の日には夏バテ防止にウナギを食べる習慣があるように、栄養価の高いうなぎを夏に食べる事で暑い夏を乗り切れると夏にうなぎを食べる事は多くありました。
ただ昔は冷蔵庫もなく、夏は食べ物が腐りやすい時期です。そんな腐りやすい夏の時期に万が一うなぎが腐っていて酸味を出していても、酸味の強い「梅干し」と一緒に食べるとうなぎが腐って酸味を出している事に気付けないためという説です。しかしこれもうなぎに限った事ではないので、食べ合わせが悪い根拠にはなりません。
食中毒についてや食中毒予防対策について詳しく知りたい場合は、下記動画も参考にして下さい。「品川区公式チャンネル しながわネットTV」さんが「食中毒予防・食中毒って？」を紹介されています。
うなぎと梅干しの食べ合わせが悪いと言われる理由③過食してしまうという説
うなぎと梅干しの食べ合わせが悪いと言われる理由3つ目は、過食してしまうという説です。うなぎは脂も多くそんなに大食いは出来ませんが、口の中をさっぱりさせてくれる「梅干し」と一緒に食べる事で過食してしまうという説です。
栄養価の高いうなぎを食べ過ぎてしまうとかえって体に悪いから、食べすぎを防止する目的で昔から言い伝えられたという説もあります。ただこれもうなぎに限った事ではないので、うなぎと梅干しの食べ合わせが悪いという理由にはなりません。
過食しすぎて最近お腹周りが気になる！食べすぎのぽっこりお腹を解消したいという場合は、下記の記事も参考にして下さい。ぽっこりお腹に効くストレッチを紹介されています。
うなぎと梅干しの食べ合わせが悪いと言われる理由④栄養が失われてしまう説
うなぎと梅干しの食べ合わせが悪いと言われる理由4つ目は、栄養が失われてしまうという説です。栄養価が高く昔から高価なうなぎの消化を促進してくれる「梅干し」と一緒に食べると、うなぎの栄養が体に吸収される前に消化されてしまうという説です。
しかしこれも昔の迷信で医学的根拠はなく、「梅干し」と一緒に食べる事でうなぎの栄養が失われてしまうという事はありません。先にも紹介したとおり梅干しはうなぎの消化を助けてくれますが、うなぎの栄養が吸収される前に消化されてしまうというのは誤った言い伝えになります。
うなぎの栄養価について詳しく知りたい場合は、下記動画も参考にして下さい。「mainichiarigatou」さんが「食材の栄養と効果うなぎ（鰻）」を紹介されています。
うなぎと梅干しの食べ合わせが悪いと言われる理由⑤うなぎの味を損なう説
うなぎと梅干しの食べ合わせが悪いと言われる理由5つ目は、うなぎの味を損なうという説です。昔から高価で美味しいと言われているうなぎを、昔から庶民に親しまれていた「梅干し」と一緒に食べてしまうと高価なうなぎの味を損なってしまうという説です。こちらも全く根拠のない言い伝えです。
ここまでうなぎと梅干しの食べ合わせが悪いと言われる理由を5選紹介してきましたが、どれも医学的な根拠がある物ではなく、逆に医学的には脂の多いうなぎの消化を助けてくれるので梅干しとの食べ合わせはいいと言われています。
うなぎと梅干しの食べ合わせが悪いという言い伝えはあまり気にする事なく、一緒に食べても医学的には問題ないという事ですね。ただうなぎと梅干しに限らず過食は体調を壊す原因になってしまうので、食べすぎには注意しましょう。
うなぎと梅干し以外に合食禁とされるもの3選
うなぎと梅干し以外に合食禁とされるもの①蟹と柿
うなぎと梅干し以外に合食禁（がっしょくきん）とされるもの1つ目は、蟹と柿です。合食禁（がっしょくきん）とは一緒に食べると体に害があると言われている食べ合わせの事で、蟹と柿はどちらも体温を下げる効果があるため体が冷えすぎてしまいます。
お腹を壊しやすかったり代謝を下げてしまったりするため、蟹と柿は合食禁とされています。また蟹は海のもの、柿は山のものなので流通が発展していなかった昔は蟹と柿を一緒に食べるには蟹の鮮度が落ちて食あたりを起こしてしまうため合食禁と言われたという説もあります。
鮮度に関しては今流通も発展しているので問題はありませんが、体を冷やしすぎるという点で一緒に食べるのは控えた方がいいかもしれません。ただ栄養価から見ると、ビタミンCを豊富に含んでいる柿はカニに含まれる亜鉛を効率よく吸収してくれるので相性はいいと言われています。
うなぎと梅干し以外に合食禁とされるもの②天ぷらとスイカ
うなぎと梅干し以外に合食禁とされるもの2つ目は、天ぷらとスイカです。天ぷらは油を多く含んでいるので消化するのに時間がかかります。スイカは水分を多く含んでいるので体を冷やす効果がありますが、そのため胃腸の働きが弱まって代謝が悪くなってしまいます。
消化に時間がかかる天ぷらと胃腸の働きを弱めるスイカを一緒に食べてしまうと、消化不良を起こしてお腹を壊しやすいという事から天ぷらとスイカは合食禁と言われています。個人差もありますので、必ず消化不良を起こすという物ではありません。
ただ普段から胃腸が弱い、お腹を下しやすいという方には、不向きな食べ合わせとなります。冷めた天ぷらを美味しく食べる方法を知りたい場合は、下記の記事も参考にして下さい。電子レンジで揚げ物の温め直し法を紹介しています。
うなぎと梅干し以外に合食禁とされるもの③ところてんと生卵
うなぎと梅干し以外に合食禁とされるもの3つ目は、ところてんと生卵です。ところてんはほぼ水分で出来ているので体を冷やしやすい食べ物です。またダイエットに効果あると言われているところてんは、消化しにくく栄養価も低いです。
そんな消化しにくく体を冷やし代謝を弱くするところてんと、鮮度が落ちやすい生卵の組み合わせはお腹に負担がかかりやすいと言われています。
ところてんダイエットに興味があるという場合は、下記動画も参考にして下さい。「TheHayabusa108」さんが「ところてんダイエットは低カロリー且つレシピも超簡単です！」を紹介されています。
うなぎと梅干しを美味しく食べられる料理は？
うなぎと梅干しを美味しく食べられる料理①うなぎと梅干しのチャーハン
うなぎと梅干しを美味しく食べられる料理1つ目は、うなぎと梅干しのチャーハンです。うなぎと梅干しを細かく刻んで卵と一緒に炒め、うなぎのたれで味付けをします。詳しいレシピは下記「クックパッド」サイトで紹介されています。
下記動画は「山田水産株式会社」さんが紹介されている「家庭で出来る・うなぎの極上ひつまぶしの作り方」です。極上ひつまぶしの作り方や、ひつまぶしの食べ方を詳しく紹介されているので、うなぎのひつまぶしを自宅で作りたいという場合はぜひ参考にして下さい。
うなぎと梅干しを美味しく食べられる料理②梅干し入りう巻き
うなぎと梅干しを美味しく食べられる料理2つ目は、梅干し入りう巻きです。うなぎのかば焼きと南高梅、大葉を卵で包むだけなので簡単です。詳しいレシピは下記「クックパッド」サイトで紹介されています。
下記動画は「うなぎ割烹北御門」さんが紹介されている「長崎和食鰻屋の鰻巻きの巻き方」です。う巻きがうまく巻けないという場合は、参考にして下さい。
うなぎと梅干しを美味しく食べられる料理③うなぎの梅煮出し茶漬け
うなぎと梅干しを美味しく食べられる料理3つ目は、うなぎの梅煮出し茶漬けです。だしに梅干しを入れてうなぎを煮て、最後にお吸い物をかけてだし茶漬けにしてもおいしく召し上がれます。詳しいレシピは下記「クックパッド」サイトで紹介されています。
下記動画は「opanntyu」さんが紹介されている「梅干し作り方」です。自分で美味しい梅干しを作ってみたいという方は、参考にして下さい。
うなぎと梅干しの食べ合わせは悪くない
いかがでしたか。うなぎと梅干しの食べ合わせが悪いと言われる理由を色々紹介してきましたが、どれも医学的な根拠はありません。逆にうなぎの消化を助けてくれるため、梅干しとの食べ合わせは悪くないと言われています。
「うなぎと梅干しの食べ合わせが悪い」と今まで敬遠されていた方も多いかと思いますが、気にする事無く一緒に食べてもいいという事ですね。ただうなぎは脂分も多いため過食しすぎてしまうと、お腹の調子を壊してしまう場合もあるので過食には注意した方がいいかもしれません。
ただ昔から食べ合わせが悪いと言い伝えられているものには、理にかなっている物もたくさんあります。言い伝えは詳しくその根拠を調べてみてから、参考にするといいですね。
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