昼寝の重要性とは?
昼寝の重要性①体の調子を整える効果がある

昼寝の重要性1つ目は、体の調子を整えてくれる効果があります。子供の体はまだ小さく、体力は大人に比べて弱いため、お昼寝することで午前中の疲れを取ることができます。ちょっとの時間でもお昼寝をすることで、夕方に向けて体力をリセットさせることができ、夜寝るまでの数時間を機嫌よく元気に過ごすことができます。
1歳では2時間から3時間程度、2歳では1時間から2時間程度、3歳では30分から1時間程度のお昼寝をすることが多いと言われています。年齢とともにお昼寝も夜の睡眠時間も変化していきます。大人と同じように夜にまとめて眠ることができるようになるのは、3歳を過ぎてからが多いと言われており、個人差があります。
昼寝の重要性②リラックスし情緒が安定する

昼寝の重要性2つ目は、リラックスし情緒が安定する効果があります。大人もお昼寝すると心地よくなりリラックスできるように、子供もお昼寝をするとリラックスすることができ、情緒面で安定することがわかっています。お昼寝をすると情緒の安定に関わるメラトニンの分泌を促してくれると言われています。
メラトニンは、もともと1歳から5歳の幼児期に一番多く分泌されるため、年齢を重ねるたびに分泌量が減っていきます。歳を取るとメラトニンの分泌量が減ってくるので、眠る時間が短くなっていきます。メラトニンが少ないと、疲れた体が休憩モードに入らずなかなか眠れない、イライラしてしまうことが増えてしまいます。
昼寝の重要性③子供の発達を促してくれる

昼寝の重要性3つ目は、子供の発達を促してくれる効果があります。睡眠中には成長ホルモンが分泌されるため、身長を伸ばし、筋肉を増強する体の発達を促してくれるほか、脳の疲れを取って知能の発達を促してくれます。成長ホルモンは、眠りに入ってから30分から1時間後の深い眠りの間に多く分泌されると言われています。
夜の眠りだけではなく、お昼寝の時にも成長ホルモンが分泌されるため、体が資本のアスリートもお昼寝すると言われています。とくに成長が著しい子供の時期には、成長ホルモンの分泌を促してあげることがとても大切です。発達を促す成長ホルモンがうまく分泌できるように、子供のお昼寝を手助けしてあげましょう。
赤ちゃん・子供が昼寝しない原因は?
赤ちゃん・子供が昼寝しない原因①生活リズムが乱れている

赤ちゃんや子供が昼寝しない原因1つ目は、生活リズムが乱れていることが考えられます。体内時計は25時間周期で巡っていると言われています。朝日を浴びることで体内時計がリセットされ1日の始まりを認識し、新しい周期がスタートします。朝起きるのが苦手な場合は、カーテンを開けて朝日を浴びることから始めましょう。
お昼寝は15時前に済ませると、夜の眠りに影響が少ないとされています。朝は朝日を浴びて早めに起き、お昼ご飯を食べてお腹を満たすことでメラトニンが分泌されて自然に眠くなります。昼食後にお昼寝を始めて遅くても15時には起こすと生活リズムが整いやすくなりますので、生活リズムを見直してみることも大事です。
赤ちゃん・子供が昼寝しない原因②眠くない・疲れていない

赤ちゃんや子供が昼寝しない原因2つ目は、眠たくない、疲れていないことが考えられます。昼間に太陽の光を浴びることでメラトニンが生成されます。メラトニンは体を休憩したいモードに変換させてくれ、眠気を誘ってくれる成分です。一日中室内にいると日光に当たる時間が少ないので、眠たくならないことが考えられます。
また、子供も体をあまり動かさないでいると疲れていないことから、年齢とともにお昼寝を必要としなくなる場合もあります。お昼寝をスムーズにさせたい場合には、なるべく太陽の光を浴びる時間を作ることが大切です。さらに、体を動かして程よく疲れさせ、体力をリセットするお昼寝を必要とする機会を作ることが大切です。
赤ちゃん・子供が昼寝しない原因③刺激を受けすぎて興奮している

赤ちゃんや子供が昼寝しない原因3つ目は、刺激を受けすぎて興奮している状態が考えられます。いつもは行かない場所に行ってきたり、新しい刺激を受けたりすると、子供も大人と同じように興奮して眠れなくなることがあります。強い刺激を受けることで脳が覚醒して緊張した状態になってしまい、昼寝しないことがあります。
一時的な刺激であれば、しばらくして日常生活が落ち着いてくると、またお昼寝をしてくれるようになるのであまり心配する必要はありません。初めて地下鉄に乗ってお出かけしたり、旅行や引越しで場所が変わった時など、いつもと違う刺激を受けた時にはお昼寝しない場合もあるので、子供の様子をみてみると良いでしょう。
赤ちゃん・子供が昼寝しない原因④テレビやスマホをみている

赤ちゃんや子供が昼寝しない原因4つ目は、テレビやスマホをみていることが関係している場合があります。テレビやスマホ、タブレットなどの液晶画面が発するブルーライトは、睡眠を促すメラトニンの分泌を阻害すると言われています。メラトニンがうまく分泌されないと、なかなか眠たくならないのでお昼寝をしなくなります。
お昼寝の時間なのにスマートフォンやタブレットで動画を見せていると、お昼寝しないことがあります。できれば、お昼寝の1時間前くらいにはスマホで動画を見せることを切り上げて、なるべく子供の手が届かない場所に置くのがおすすめです。また、液晶画面にブルーカットフィルムをあらかじめ貼っておくのも良いでしょう。
昼寝しない赤ちゃん・子供を寝かしつける方法は?
赤ちゃんを寝かしつける方法|子守唄を歌う・背中やお尻をトントンする

赤ちゃんを寝かしつける方法は、子守唄を歌ったり背中やお尻をトントンするのが効果的です。生まれてばかりの赤ちゃんは一日中寝てばかりのことが多いようですが、個人差がありなかなかまとめて寝てくれない0歳児の赤ちゃんもいます。眠たいけどうまく眠れないような時には、抱っこして子守唄を歌ってあげましょう。
昔ながらの童謡として歌われている子守唄のほか、最近ではCDやアプリにも眠りに誘う音楽がありますので利用してみるのもおすすめです。また、背中やお尻をトントン叩いてあげると赤ちゃんも気持ちがよくなるので、リズミカルに叩いて眠りを誘ってあげるのがポイントです。手が疲れてきたらさすってあげるのも良いですね。
1歳児を寝かしつける方法|ママも一緒にお昼寝するのがおすすめ

1歳児を寝かしつける方法は、ママも一緒にお昼寝するのがおすすめです。まだ1歳児であれば2時間程度はお昼寝すると言われています。まだまだ歩いても転んでしまったり、体力もそれほど強くはありません。1歳児は自分で歩いてもすぐに抱っこすることが多く大変な時期なので、できるだけ体を横にして休むことが大切です。
ママも一緒にお布団に横になって、一緒にゴロンと寝てみましょう。まだ眠たくないから嫌だという子もいるかもしれません。大好きなおもちゃなどを一緒にお布団に持ってきて横になりながら遊ぶと、たとえ眠らなくても体は休めることができます。繰り返してお布団に誘っているうちに、お昼寝することも増えていきます。
2歳児を寝かしつける方法|外で日光を浴びていっぱい遊んで疲れさせる

2歳児を寝かしつける方法は、外で日光を浴びていっぱい遊んで疲れさせるのがおすすめの方法です。2歳児になるとイヤイヤ期に突入するため、なかなか親の言うことを素直に聞き入れてくれなかったり、反抗することが多くなります。お昼寝させようと思ってお布団に誘っても、イヤ、昼寝しない!となってしまいがちです。
お昼寝しないでいると夕方になって変な時間に寝てしまうこともあったり、夕飯を食べながら寝てしまうなど困ってしまうことになります。なるべく早く、15時前にお昼寝を済ませたい時には、午前中は外で思いっきり活動させるのが最適です。ママはちょっと大変かもしれませんが、近くの公園にお散歩にいくのがおすすめです。
昼間に日光を浴びることでメラトニンが分泌されやすくなり、成長ホルモンもしっかりと促されます。もし昼寝をしなかったとしても、成長にとっては欠かせないホルモンがしっかりと蓄積されています。直接、昼寝に結びつかなかったとしても、あまり神経質にならないようにすることが大切です。
3歳児を寝かしつける方法|絵本で寝る時間を意識させるのが大事

3歳児を寝かしつける方法は、絵本などを使って寝る時間を意識させるのが大事です。3歳児くらいになると、集団生活にも慣れ始める時期ですので、生活習慣などに意識を持っていくことがおすすめです。寝る前の儀式的なものを作ると、もうお昼寝の時間なんだなと理解して、昼寝の習慣をつけることができます。
3歳になると少しずつ体力もついてくるので、お昼寝しないことも増えてきます。あまり長くお昼寝させすぎると、夜寝るのが遅くなる可能性もあるので、お昼寝は15時頃には切り上げましょう。また、お昼寝しなかった時には夜は早めに寝かせるなど調整していくのが最適です。
昼寝しない時には子供のペースに合わせて心にゆとりを持とう!

ここまで、赤ちゃんや1歳から3歳児の子供がお昼寝しない理由や寝かしつける方法について詳しくお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?子供がお昼寝しないと、心と体の健やかな成長に欠かせないメラトニンや成長ホルモンの分泌に影響することがわかりました。
体の成長はもちろん精神の安定や脳の発達にもつながるので、お昼寝の重要性や効果がよくわかりました。ただし、睡眠には個人差がありますので、育児書に書いてある通りにはいきません。なるべく子供のペースに合わせて、ゆとりを持って見守っていくことが大切です。
今回お伝えしたお昼寝の悩みについてだけではなく、赤ちゃんの夜泣き対策について詳しく説明した記事や、初めての子育てにおすすめの育児書をランキング形式で紹介した記事がありましたので、ぜひ合わせてご覧ください。


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