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湿気の原因は?湿気取りをせずにそのままにしておくデメリットは?

湿気の原因は梅雨や生活で出る水蒸気

傘をさすカップル

湿気の原因は、梅雨時期の湿度や生活で出る水蒸気です。梅雨の時期は、湿度が80%まで上がりますから、当然室内の湿度も高くなります。さらに、洗濯物を部屋干しすることが多くなるため、湿度がどんどん上がってしまいます。5kgの洗濯物を室内に干すと、約3リットルもの水蒸気が出ると言われます。

梅雨の時期以外でも、人の呼気や汗、料理をしたときに出る水蒸気、お風呂など、様々な場所から湿気が発生します。生活している人が多いほど水蒸気も発生しやすくなりますから、湿気対策が重要になるでしょう。

湿気取りをしないでおくデメリット①結露ができる

窓を眺める女性

湿気取りをしないでおくデメリット1つ目は、結露ができることです。空気が含む水分量は、温度によって変わってきます。温度が高いとたくさんの水分を含めますが、温度が低くなると水分を含める量が少なくなります。

冬になると気温が低くなるため、空気に含める水分量が少なくなり、水分が飽和状態になって結露となってしまいます。また、梅雨の時期は空気中の水分量自体が多いため、飽和状態になって結露が起こります。湿気を放置するとPCやスマホなどに結露ができ、故障する危険があるので注意しましょう。

湿気取りをしないでおくデメリット②カビが生える

頭を抱える女性

湿気取りをしないでおくデメリット2つ目は、カビが生えることです。6月の梅雨の時期は湿度が高くなり、夏に向けて気温も高くなってきます。7月になるとさらに気温が上がり、家の湿度・温度が高い状態になるため、カビが生えやすい環境になってしまいます。

カビは食料や家具をダメにするだけでなく、病気の原因になることもあります。梅雨の時期だけでなく、湿気の多い場所はカビが生えやすいので、繁殖させないように気をつけましょう。

湿気取りをしないでおくデメリット③害虫が発生する

嫌がる男性

湿気取りをしないでおくデメリット3つ目は、害虫が発生することです。ムカデやダニなどは、乾燥に弱く、ジメジメした湿度の高い環境を好みます。梅雨の時期になると、住宅にダニなどの害虫が発生しやすくなり、それを餌にするムカデが家に侵入してくるようになってしまいます。

湿った布団や洗濯物は、ダニやムカデの大好きな環境です。湿った物をそのままにしておくと、いつの間にか家に害虫がいっぱい、などという事態になりかねません。小麦粉などの食料にも害虫がわきやすくなりますから、湿気取りをしないデメリットは大きいですね。

湿気取りの対策や方法7選

湿気取りの対策や方法①扉を開けて換気をする

窓から外を眺める女性

湿気取りの対策や方法1つ目は、扉を開けて換気をすることです。湿気を減らすために、晴れた日に窓を開けて空気の入れ替えをするようにしましょう。雨の日は外から湿気が入ってきてしまうので、窓を閉めて除湿機を使うようにしてください。

また、閉めっぱなしになっているクローゼットや、料理で水蒸気が出るキッチン、お風呂場なども湿気が溜まりやすいので、扉や窓を開けて空気を入れ替えるのがよいでしょう。ただし、クローゼットは頻繁に換気していると防虫剤の効果が弱くなります。換気は月に1~2回程度にしましょう。

湿気取りの対策や方法②水蒸気の発生を抑える

鉢植えの植物

湿気取りの対策や方法2つ目は、水蒸気の発生を抑えることです。寒い時期に活躍する石油ストーブやガスファンヒーターは、湿気の高い時期に使うと、発生した水蒸気でさらに湿気を上げてしまいます。湿気の高い時期には、エアコンを使うなどして、水蒸気を発生させないよう工夫しましょう。

家の中にある観葉植物も、意外とたくさんの水蒸気を発生させます。湿気が気になる場合は、観葉植物を少なくするか、マメに換気をするようにしてください。その他、水槽なども水蒸気の発生元になりますから、除湿機を使うなど、対策をきちんとするようにしましょう。

湿気取りの対策や方法③湿度を一定にする

雪が見える窓際の風景

湿気取りの対策や方法3つ目は、家の中の湿度を一定にすることです。湿度は家の中のどこでも同じわけではなく、寒い場所ほど湿気がたまりやすくなっています。あまり使わない締め切った部屋などがあると、その部屋の温度が下がり、湿度が上がってしまいます。

一部屋だけ温度を上げすぎるのも、他の部屋との温度差が出すぎて、結露しやすくなるので良くありません。できるだけ家全体の温度と湿度を一定にして、適度な湿気を保つようにしましょう。

湿気取りの対策や方法④壁に家具をくっつけない

家具

湿気取りの対策や方法4つ目は、壁に家具をくっつけないことです。部屋の隅や外に面している壁の側は、外気温との差によって湿度が上がりやすくなります。そのような場所に家具が置いてあると、さらに湿気が溜まることになってしまいます。

家具の裏などに湿気が溜まると、カビやダニ、ゴキブリが発生する可能性があります。通気性を良くして湿気を取るために、家具は壁から5cmほど離して設置するようにしましょう。5cmという幅は、ゴキブリにとって居心地の悪い広さになるため、ゴキブリ対策にもなるそうです。

湿気取りの対策や方法⑤結露を予防する

雑巾で拭く女性

湿気取りの対策や方法5つ目は、結露を予防することです。結露はカビの一番の原因です。窓や壁に結露ができていたら、すぐに拭き取るようにしましょう。こまめに結露を拭き取ることで、カビの発生を抑えることができます。

やり方は、まず食器用洗剤50mlを、水1リットルによく溶かします。できた洗剤溶液にタオルや雑巾を浸し、軽く絞って窓ガラスなどを拭きます。そのあと、乾いたタオルで乾拭きして洗剤を全体にのばします。効果は数日間ですので、こまめに塗り直すようにしてくださいね。

湿気取りの対策や方法⑥寝室の布団に工夫をする


寝室の枕

湿気取りの対策や方法6つ目は、寝室の布団に工夫をすることです。寝ている間、私達はたくさんの汗をかきます。その汗は布団に吸い込まれるため、布団はたくさんの水分を含んでいるのです。寝室に湿気った布団を敷きっぱなしにすると、布団や床にカビが発生してしまいます。

寝室の湿気を取るには、布団と床の間に新聞紙を敷いたり、除湿シートを敷くなどして対策しましょう。押し入れに布団をしまうときは、下にすのこなどを置くと、通気が良くなり湿気防止になります。すのこの下に新聞紙などを敷いておけば、さらに効果が上がりますよ。

湿気取りの対策や方法⑦扇風機や換気扇を使う

キッチン

湿気取りの対策や方法7つ目は、扇風機や換気扇を使うことです。家の空気を入れ替えるときは、扇風機や換気扇を使うと効率が上がります。特に通気性の悪いキッチンは、換気扇を24時間回しておくのがおすすめです。

部屋の空気を入れ替えるなら、部屋の扉を開けたら換気扇を回し、扇風機を換気扇からできるだけ離して置きましょう。そして換気扇の方に向けて扇風機を回してください。扇風機も使うことで空気が流れるようになり、効率よく換気できますよ。

家の中で湿気がたまりやすい場所と防止策は?

家の中で湿気がたまりやすい場所と防止策①クローゼットは服の収納に注意

たくさんの服

家の中で湿気がたまりやすい場所と防止策1つ目は、クローゼットの服の収納に注意することです。クローゼットは普段は閉めたままになっていることが多く、衣類についた水分の湿気がたまりやすい場所です。衣類を脱いだ後にすぐにクローゼットに閉まうと、吸い込んだ汗や熱気で湿度を上げることになってしまいます。

衣類をクローゼットにしまうときは、しばらく干して乾かすことで湿気防止になります。また、衣類をクローゼットいっぱいに詰め込むと、空気の通りが悪くなり湿気がたまりやすくなります。服と服の間には、適度に空間が空くようにしましょう。

家の中で湿気がたまりやすい場所と防止策②下駄箱は重曹などを置く

青い靴

家の中で湿気がたまりやすい場所と防止策2つ目は、下駄箱には重曹などを置くようにすることです。下駄箱も、普段は閉め切っていて、靴の湿気がこもりやすい場所です。脱いだばかりの靴を下駄箱に入れると、靴が吸い込んだ水分と熱で湿度が上がり、カビが生えてしまうことがあります。

下駄箱の湿度を上げないようにするには、靴を脱いだ後しばらく乾燥させましょう。下駄箱の中に重曹や炭などを入れておけば、湿気を吸い取ってくれるのでさらに効果的です。重曹や炭は、靴から発生する臭いも吸収してくれますから、防臭効果も期待できますよ。

家の中で湿気がたまりやすい場所と防止策③寝室はマメに換気する

寝室

家の中で湿気がたまりやすい場所と防止策3つ目は、寝室はマメに換気することです。寝室は湿気を含んだ布団があるため、湿気がたまりやすい場所です。カビを予防するためにも、朝起きたら窓を開けて換気をするようにしましょう。寝室の空気の入れ替えをすれば、湿気取りできるだけでなく、目覚めも良くなります。


寝室にベッドが置いてある場合、ベッド下に荷物を置くのは湿度を上げる原因になります。ベッド下は湿気を逃がすためのスペースなので、この場所に荷物があると湿気がこもり、カビやダニが発生してしまうのです。寝室の湿気防止には、ベッド下や布団の下の通気を良くするように気をつけましょう。

家の中で湿気がたまりやすい場所と防止策④シンク下は食料を置かない

キッチン

家の中で湿気がたまりやすい場所と防止策4つ目は、シンク下には食料を置かないことです。キッチンはもともと湿気がたまりやすい場所ですが、シンク下は排水パイプがあるため、さらに湿度が高くなります。お湯を流したりすると熱もこもりますから、カビが発生しやすい環境となっています。

シンク下に食料や調味料を置くと、食料がカビやすくなりますし、食料自体からも湿気が出てしまいます。シンク下に食料品を置くのは止めておきましょう。湿気を防止するには、時々扉を開けて、換気することが大切です。また、月に1度はしまっているものを取り出し、不用品を廃棄するようにしましょう。

おすすめの湿気取りグッズは?

おすすめの湿気取りグッズ①重曹

並んだ瓶

おすすめの湿気取りグッズ1つ目は、「重曹」です。重曹は除湿と消臭効果があり、湿気取りに重宝するアイテムです。小さな瓶などに重曹を入れ、クローゼットや下駄箱などの湿気が多い場所に置いてみましょう。重曹を入れた容器は密封せず、空気と触れやすいようにガーゼなどで蓋をするようにしてください。

重曹の交換は、通常は3ヶ月ほど、湿気が多い時期は1ヶ月ほどが目安です。湿気を吸って固まった重曹は、捨てずに再利用しましょう。水に溶かせば掃除用のクリーナーとして使えますし、重曹クリームクレンザーにすることもできますよ。

重曹はドラッグストアやホームセンターなどにおいてありますが、実は100均でも購入できます。下の関連記事に詳しいことが載っていますので、参考にして良いものを探してみてくださいね。

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おすすめの湿気取りグッズ②炭

引き出しにしまわれた洋服

おすすめの湿気取りグッズ2つ目は、「炭」です。炭には表面に小さな穴がたくさんあり、ここから湿気や臭いを吸収してくれます。狭い場所の湿気取りや消臭に効果がありますので、トイレやクローゼット、下駄箱の湿気取りに向いています。

湿気取りに使った炭の交換時期は、3ヶ月~6ヶ月ほどです。古くなった炭は、洗って天日干しすれば、何度でも使うことができます。消臭に使った場合は、3日ほどで効果がなくなるようです。消臭の効果を期待するなら、マメに交換したほうがよいでしょう。

おすすめの湿気取りグッズ③新聞紙

新聞紙を見る女性

おすすめの湿気取りグッズ3つ目は、「新聞紙」です。新聞紙は湿気を取るだけでなく、消臭効果や汚れを吸着する効果もあります。下駄箱に敷いたり、車に敷いたりするのにも便利です。押し入れやクローゼットの湿気取りには、引き出しの中に敷いておくと良いでしょう。

湿気の多い狭い場所には、丸めて置いておくだけでも効果があります。新聞紙の交換は、1ヶ月ほどが目安です。湿った新聞紙はそのまま捨てられるので、交換も簡単なのが良いところですね。

おすすめの湿気取りグッズ④除湿シート

ベッド

おすすめの湿気取りグッズ4つ目は、「除湿シート」です。梅雨の時期や汗による布団の湿気対策には、除湿シートがおすすめです。カビが生えやすいのは、敷布団の下やマットレスの下ですから、この部分に除湿シートを敷くようにしましょう。

また、100均などでも買える薄い除湿シートなら、下駄箱の中に敷くことができます。下駄箱の中の湿気を放っておくと、「長期間履かずに置いた靴にカビが生えてしまった」なんて事態になりかねませんから注意しましょう。下駄箱に使う除湿シートは、消臭効果もあるものを選ぶようにしてくださいね。

湿気取りにおすすめの除湿機は?

梅雨の湿気取りにおすすめの除湿機は「コンプレッサー式除湿機」

濡れた窓を見る女性

梅雨の湿気取りにおすすめの除湿機は、「コンプレッサー式除湿機」です。コンプレッサー式の除湿機は、部屋の空気を冷却器で冷やし、結露させて水分を取り除く、という仕組みになっています。ですから、気温が高い時期に使うと高い効果を発揮します。除湿量も多いので梅雨の時期にぴったりでしょう。

逆に、気温の下がる冬の時期は除湿能力が下がってしまいます。コンプレッサー式除湿機のメリットとしては、ヒーターを使うデシカント式より消費電力が少ないこと、除湿機の熱で室温がほとんど上昇しないことです。デメリットは、冬場は除湿能力が落ちること、動作音が大きいことです。

冬場の湿気取りにおすすめの除湿機は「デシカント式除湿機」

雪の中にいる女性

冬場の湿気取りにおすすめの除湿機は、「デシカント式除湿機」です。デシカント式の除湿機は、まずゼオライトという乾燥剤に湿気を吸収させます。そのあとヒーターで水分を温めて気化させ、それをまた冷やして結露させることで除湿をします。

一番のメリットは、ヒーターで温めてから除湿するため、気温に除湿能力が左右されないことです。そのため、一年中使うことができます。しかし、ヒーターのせいで室温が上がってしまうので、夏場は使いにくいでしょう。また、ヒーターの分だけ消費電力が大きくなるのもデメリットです。

一年中湿気取りに使える除湿機は「ハイブリッド式除湿機」

ソファでくつろぐ女性

一年中湿気取りに使える除湿機が欲しいなら、「ハイブリッド式除湿機」がおすすめです。ハイブリッド式の除湿機は、コンプレッサー式とデシカント式のいいところを合わせた除湿ができます。梅雨の時期や夏場はコンプレッサー式で除湿し、冬場はデシカント式で除湿するので一年中活躍できます。

ハイブリッド式除湿機のメリットは、どの季節でも高い除湿能力を期待できること、機能を使い分けるのでランニングコストが抑えられることです。しかし、2つの機能がついているため本体が大きいこと、価格が高い傾向があることがデメリットとなります。

湿気取りの対策をして家を快適にしよう!

いかがでしたでしょうか。湿気取りをしないと、様々なデメリットがあることがわかりますね。湿気がたまりやすい寝室なども、原因と対策を知っていればきちんと湿気を取り除けます。今回紹介したグッズなどを使って、湿気のない快適な生活を目指しましょう。


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