ぼたん鍋とは?
お皿に盛った形が牡丹に似ているぼたん鍋はイノシシのお肉の鍋料理
ぼたん鍋とは、イノシシのお肉を使った鍋料理のことを言います。ぼたん鍋は牡丹鍋とも言われ、イノシシのお肉をお皿に並べたときの形が牡丹に似ているということが由来とされています。イノシシや鹿など野生鳥獣の食肉ををジビエと言い、昔のフランスでは上流階級の貴族しか食べられない高級品だったそうです。
イノシシのお肉は豚肉と一緒!
イノシシのお肉と聞くと少し身構えてしまいますが、実は豚の先祖はイノシシで、豚とイノシシのお肉は同じなんです。豚は家畜として扱いやすかったイノシシを選別して品種改良された動物なので、豚のお肉がおいしいと思う方はイノシシも当然おいしく感じますよ。イノシシは筋肉質なので、お肉が硬めなのが特徴です。
ぼたん鍋のレシピ7選
ぼたん鍋の作り方①基本の味をマスターしよう!基本のぼたん鍋のレシピ
ぼたん鍋の作り方1つ目は、基本の味噌味で食べるぼたん鍋のレシピです。野菜もたっぷりと使うので健康的です。味噌を使うので、イノシシの独特の臭みも消すことができますよ。初めてぼたん鍋に挑戦する方におすすめの食べ方です。材料とレシピをご紹介するので、イノシシ肉をゆっくり味わってみましょう!
- イノシシ肉(300~400g)
- 白菜(1/4玉)
- 白ねぎ(1本)
- 春菊(1束)
- エノキ茸、椎茸、しめじなどのキノコ類(適量)
- 豆腐(1丁)
- 糸こんにゃく(1袋)
- 茹でてある大根(1/4本)
- ささがきにしたごぼう、にんじん(適量)
- だし汁(適量)
- 合わせ味噌(適量)
材料(3~4人前)
- 1お鍋にだし汁、合わせ味噌を入れて煮立てます。お味噌汁より少し濃いぐらいがちょうど良い味になります。
- 2煮立てた①にイノシシ肉、野菜などの具材を入れます。
- 3野菜が煮えたら、火加減を調節して完成です!〆はうどんやお餅などがおすすめです。
基本の味噌味ぼたん鍋のレシピ
ぼたん鍋の作り方②食が進む!カレー風味のぼたん鍋のレシピ
ぼたん鍋の作り方2つ目は、カレー味のぼたん鍋のレシピです。近年人気の出てきたカレー鍋でもぼたん鍋と作ることができます。子供がいる家庭は味噌味よりもカレー味の方が食べやすくおすすめです。今回ご紹介するレシピはお水を入れないで、白菜から出た水分で作るので、たっぷり白菜を用意してくださいね!
- イノシシ肉(300~500g)
- カレールー(適量)
- 白菜(1/2玉)
- 白ねぎ、しいたけ(適量)
- 糸こんにゃく、豆腐(適量)
- エノキ茸、椎茸、しめじなどのキノコ類(適量)
材料(4~6人前)
- 1白菜を葉と茎が分かれるように真ん中で半分に切ります。白菜の葉の方を使い、白菜とイノシシ肉を交互にしていきます。
- 2①で準備した具材をお鍋に入れて、フタをしてから弱火で火にかけます。
- 3②が煮立ったら、ねぎの葉の部分と豆腐以外の具材を入れて、再度フタをして弱火で火にかけます。
- 4③もある程度火が通ったら、豆腐とねぎの葉を入れて、フタをします。
- 5カレールーを入れて好みの味になるように調整して完成です!
- 6〆はご飯を入れて雑炊やチーズも添えてリゾットなどがおすすめです。
カレー味のぼたん鍋のレシピ
ぼたん鍋の作り方③ごまの豊かな風味が香るごま味噌仕立てのレシピ
ぼたん鍋の作り方3つ目は、ゴマ味噌のぼたん鍋のレシピです。すり鉢ですりごまを作って入れるので、風味豊かなごまの香りが広がります。ごまと味噌は相性が良く、ごまの風味でイノシシ肉の臭みも吹き飛びます。ちょっと変わった具材なので、普通のぼたん鍋に飽きたら、このレシピを活用してくださいね!
- ①だし汁の材料
- 水(360cc)
- 合わせ味噌(50~60g)
- みりん(30cc)
- 薄口醤油(5cc)
- かつおだしの素(2~3g)
- すりごま(大さじ2杯)
- 白ごま(適量)
- ②具材
- イノシシ肉(150g)
- 5~6mm厚の輪切りにしたじゃが芋(200g)
- 4cm幅に切ったほうれん草(小2束)
- 5~6等分にしたもめん豆腐(1/3丁)
材料(1人分)
- 1鍋に水を入れて沸騰させます。沸騰したら味噌を溶き、白ごま以外のだしの材料を入れます。
- 2じゃが芋を入れ、中火で6~7分ほど火にかけます。じゃが芋に串が通ればOKです。
- 3もめん豆腐を入れ、その上にイノシシ肉が重ならないように並べます。
- 4イノシシ肉に火が通ったら、ほうれん草を乗せます。
- 5ほうれん草がくたっとなったら、白ごまを振りかけて完成です!
ゴマ味噌のぼたん鍋のレシピ
ぼたん鍋の作り方④さっぱりとした味わいの中華スープ仕立てのレシピ
ぼたん鍋の作り方4つ目は、さっぱり中華スープのぼたん鍋のレシピです。普通の味噌ベースでイノシシ肉の味に慣れたら、新しい味に挑戦してみましょう!お肉の臭みが気になる方も、きちんと臭み対策をすればさっぱり系のおだしでもおいしく食べることができます。色々挑戦してお気に入りのお鍋を探しましょう。
- ①だし汁の材料
- 縦に割って種を抜いた鷹の爪(3本)
- 顆粒タイプの中華スープの素(大さじ2杯)
- 塩(大さじ1杯)
- 水(300ml)
- 料理酒(日本酒でもOK)(300ml)
- すりおろし生姜(大さじ1杯)
- ②具材
- イノシシ肉(300g)
- 千切り野菜(大根・人参・セロリ)(適量)
- 三つ葉(1束)
- エノキ茸(1/2袋)
- 油抜きした薄あげ(1枚)
- 豆腐(1丁)
材料(2~3人分)
- 1お鍋に水・お酒・中華スープの素を入れて沸騰させて、塩で味を整えます。
- 2①の味の調整が終わったら生姜と鷹の爪を入れます。
- 3三つ葉とイノシシ肉以外の具材を入れて、フタをして沸騰させます。食感が重要なので、煮すぎないようにしましょう。
- 4イノシシ肉と三つ葉を入れてフタをし、軽く沸騰したら完成です!
中華スープで作るぼたん鍋のレシピ
ぼたん鍋の作り方⑤辛いものが好きな人におすすめの豆板醤仕立てのレシピ
ぼたん鍋の作り方5つ目は、寒い冬にぴったりのピリ辛豆板醤仕立てのぼたん鍋のレシピです。辛いものが好きな方は病み付きになる味ですよ。味噌がベースですが豆板醤を加えることでお腹の中からぽっかぽかになれるので、冬の寒い日に一味加えてみるのがおすすめです。さらに一味を加えてみるのもおすすめです!
- ①だし汁の材料
- 昆布だし(1200cc)
- お酒(300cc)
- 味噌(大さじ1杯)
- 豆板醤(大さじ1/2~1杯)
- ②具材
- イノシシ肉(400g)
- ざく切りにしたチンゲン菜(2束)
- 5cm程度に切ったねぎ(1本)
- エノキ茸、椎茸、しめじなどのキノコ類(適量)
- 1口サイズに切った豆腐(1丁)
- 糸こんにゃく(1袋)
- すりごま(お好みの量で)
材料(3~4人分)
- 1お鍋に昆布だしとお酒を入れて火にかけます。沸騰直前で味噌・豆板醤を入れます。
- 2イノシシ肉以外の具材を入れて火にかけます。
- 3野菜に火が通りきる前にイノシシ肉を入れて火にかけます。最後にすりごまをかけて完成です!
- 4お好みで一味をかけたり、すりごまを多めにかけたりしてみてくださいね。
豆板醤仕立てのぼたん鍋のレシピ
ぼたん鍋の作り方⑥人気の日本料理すき焼き風ぼたん鍋のレシピ
ぼたん鍋の作り方6つ目は、すき焼き風ぼたん鍋のレシピです。日本料理の中でも一般家庭でよく作られる、日本国民に愛されているメニュー「すき焼き」をぼたん鍋にしてみましょう。牛肉や豚肉などで作るすき焼きよりも少し薄めにした割り下がよく合いますよ。今回は割り下の作り方も合わせてご紹介します!
- ①割り下の材料
- 水(500cc)
- 昆布(1枚)
- かつお節(1握り)
- しょうゆ(220cc)
- 白ザラメ(250g)
- みりん(少々)
- ②具材
- イノシシ肉(450g)
- 白ねぎ(2本)
- しいたけ(6個)
- エノキ茸(1袋)
- 糸こんにゃく(1袋)
- 焼き豆腐(1丁)
材料(3人分)
- 1昆布をふきんで軽く拭いて水と一緒にお鍋に入れます。沸騰する直前に昆布を出して、沸騰したら火を止めます。
- 2①にかつお節を入れて1~2分おきます。そのあと、ざるやふきんなどでこします。
- 3②にしょうゆ・白ザラメ・みりんを混ぜ合わせて割り下が完成です。
- 4イノシシ肉・野菜の順番で入れて、煮て完成です!お肉はしっかり火を通しましょう。
- 5〆はうどんを入れて楽しんでくださいね!
すき焼き風ぼたん鍋のレシピ
ぼたん鍋の作り方⑦京野菜を入れるはりはり鍋風ぼたん鍋レシピ
ぼたん鍋の作り方7つ目は、醤油だしのはりはり鍋風ぼたん鍋のレシピです。はりはり鍋とは近畿地方の郷土料理でクジラ肉を使いますが、はりはり鍋風ぼたん鍋はそのお肉をイノシシ肉に変えて京野菜と一緒に味わうのがおすすめです。レシピには生姜などの臭み対策がないので、気になる方は足してみてくださいね。
- ①だし汁の材料
- 水(500cc)
- 昆布(1枚)
- かつお節(1握り)
- 薄口しょうゆ(50cc)
- お酒(50cc)
- ②具材
- イノシシ肉(450g)
- 京水菜(適量)
- 白ねぎ(1本)
材料(3人分)
- 1昆布をふきんで軽く拭いて水と一緒にお鍋に入れます。沸騰する直前に昆布を出して、沸騰したら火を止めます。
- 2①にかつお節を入れて1~2分おきます。そのあと、ざるやふきんなどでこします。
- 3②に薄口しょうゆ・お酒を混ぜ合わせます。
- 4イノシシ肉を入れて煮立ったら、野菜を入れて完成です!
- 5〆はお餅や和そば、雑炊などがおすすめですので試してみてくださいね。
はりはり鍋風ぼたん鍋のレシピ
ぼたん鍋が食べれる東京で安いお店3選
ぼたん鍋が食べられる東京で安いお店①個性的なお店「米とサーカス」
ぼたん鍋が食べられる東京で安いお店1つ目は、米とサーカス高田馬場店です。こちらのお店では、ジビエ料理の王道の猪肉、鹿肉、馬肉、熊肉といったお肉のほかに、キジ・ラクダ・ワニ・ダチョウ・カンガルーといった様々な獣肉を楽しむことができます。珍獣ハンターになった気分を味わうことができますよ。
ぼたん鍋が食べられる東京で安いお店②鹿肉味わえる「ジビエズマーケット」
ぼたん鍋が食べられる東京で安いお店2つ目は、ジビエズマーケットです。小民家のような佇まいで、個室も多く、女子会にもぴったりなお店です。色々なジビエが楽しみたい方は、炭火焼グリルの盛り合わせがおすすめです。平日はランチもやっていて、ジビエが食べ比べできるランチプレートで気軽にジビエ体験ができます。
ぼたん鍋が食べられる東京で安いお店③囲炉裏を囲んでジビエ三昧「またぎ」
ぼたん鍋が食べられる東京で安いお店3つ目は、またぎです。店内には大きくて細長の囲炉裏があり、その囲炉裏を囲んで様々なジビエをその場で焼きながら味わうことができます。ぼたん鍋は2人前から注文でき、目の前に広がる囲炉裏でグツグツ煮込むのを見ていると、ほっとする気持ちになれますよ。
冬の寒さをぼたん鍋で楽しく乗り越えましょう!
ぼたん鍋のレシピやぼたん鍋が食べられるお店をご紹介しましたが、いかがでしたか?普段なかなか食べることのないイノシシ肉ですが、旬の秋から冬にかけてスーパーに並ぶこともあります。独特の臭みさえ取り除けばおいしく食べることができるので、牡丹のようにきれいなお肉を是非1度味わってみてくださいね。
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