たらこの親魚は?
たらこの親魚は「スケトウダラ」
たらこの親魚は、一般的にはスケトウダラと言われています。スケトウダラの卵巣を塩漬けにしたものをたらこと呼んでいます。主な原産地は北海道で、明治期以降スケドウダラ漁が発展していきました。今でもたらこの生産の60%は北海道が占めています。
たらこの親魚は広義にはマダラも含む
たらこの親魚は、広義にはマダラも含みます。かつてはマダラの卵巣を使ったものをたらことしていましたが、明治期にマダラが不漁となり、その代わりにその時発展していたスケトウダラの卵巣を、たらことすることにしました。ですので、たらこの親魚はマダラでもあるのです。
たらこと明太子の違いは?
たらこと明太子の違いは調味法でたらこから辛子明太子は作られる
たらこと明太子は同じスケトウダラの卵のことで、違いは調味法です。スケトウダラの卵を塩漬けにしたものを「たらこ」、そのたらこを唐辛子を使った調味料に漬け込んで熟成させたものを「辛子明太子」といいます。
朝鮮語でスケトウダラのことを「ミョンテ(明太)」と呼ぶことから、日本でも明太子と呼ばれるようになりました。明太子は調味液に昆布やゆずを混ぜたものも販売されており、各メーカーで風味を工夫することができるのも違いの一つです。
たらこと明太子の違いは含まれる栄養成分
たらこと明太子は含まれる栄養成分が違います。しかし、たらこと明太子の親魚は同じですので、そもそもの栄養成分は同じで、明太子にすると増える成分があるということです。まずたらこですが、たんぱく質が非常に豊富です。次いでビタミンB1や亜鉛、ナトリウム、葉酸、ビタミンC、脂質やカリウムが含まれます。
たんぱく質が豊富なのに脂質や糖分が少ないので「高たんぱく低脂質の食品」ということになります。体の組織作りのために必要な栄養成分が豊富に含まれていますね。明太子にすると、カプサイシン、βカロテンなどの栄養素も得られます。たらこも明太子も含まれる塩分は多いので、1日に食べる量は50gまでにしましょう。
タラコの美味しい焼き方は?
タラコの美味しい焼き方①割れないように下準備をする
タラコの美味しい焼き方1つ目は、割れないように下準備をすることです。タラコの切れ目から中身が広がってしまった経験をされた方も多いのではないでしょうか。焼く前に1腹を1枚のラップに包み、2腹分なら500wで2分くらいレンジでチンします。その後に焼くと、切れ目が割れにくくなります。
タラコの美味しい焼き方②アルミホイルで包んで蒸し焼きにする
タラコの美味しい焼き方2つ目は、アルミホイルで包んで蒸し焼きにすることです。タラコは中まで火が通るのに時間がかかったり、焼きすぎて焦げてしまったりと火加減が難しいです。しかし、1腹ずつアルミホイルで包んでから弱火から中火でじっくり10分程焼くと、蒸し焼きになって良い感じに火が通ります。
アルミホイルで包むことによって、面倒な魚焼きグリルの掃除も簡単にできます。また、フライパンでも同様に焼くことができますので、手軽に焼きタラコを楽しむことができます。火力はご家庭によって違いますので、焼き時間は様子を見ながら調節してくださいね。
たらこを使ったレシピ13選
たらこを使ったレシピ①たらこパスタ
たらこを使ったレシピ1個目は、たらこパスタです。たらこを使ったレシピで1番目に思い浮かぶ方も多いと思う定番のレシピです。プチプチとした食感のたらことバターがパスタによく絡まって美味しいですよね。お子さんも食べやすいまろやかな味ですよ。
- 1たらこ2腹に包丁で縦に切り込みを入れて、中身を取り出します
- 2そこにバター20gとマヨネーズ大さじ1を加えます
- 3パスタを茹でます
- 4パスタが茹で上がったら2のソースと混ぜ合わせます
- 5お皿に盛り付けて青じそやねぎをトッピングしたら完成です
たらこパスタの作り方
パスタはたらこパスタ以外にも様々な具材でアレンジできるので、ご家庭でも重宝しますよね。ストックを置いているご家庭も多いかと思いますが、きちんと保存容器に入れていますか?100均のパスタケースについての記事がありますので、保存の際はぜひそちらも参考にしてみてください。
たらこを使ったレシピ②たらことチーズの卵焼き
たらこを使ったレシピ2個目は、たらことチーズの卵焼きです。お弁当や夕食のあと1品に大活躍の卵焼きにもたらこは相性抜群です!おつまみにもぴったりですよ。いつもと違った卵焼きをぜひお試しください。たらこと一緒に入れるとろけるチーズがポイントです。
- 1たらこは中身を取り出しておきます
- 2ボールに卵2個とめんつゆ小さじ1、味の素ひとつまみを入れて混ぜ合わせます
- 3熱したフライパンに油を引いて、卵を薄く流し入れます(弱火)
- 4巻く側から1~2cm下に、たらこととろけるチーズを1列に並べます
- 5表面が乾いてきたら、並べた方からくるくる巻いていきます
- 6残りの卵液も数回に分けて流し入れ、繰り返し巻いていけば完成です
たらことチーズの卵焼きの作り方
たらこを使ったレシピ③たらこの天ぷら
たらこを使ったレシピ3個目は、たらこの天ぷらです。天ぷらとの組み合わせは意外かもしれませんが、お店にもメニューとして置いてあるところもあるのです。サクップチッとした食感がやみつきになりますよ!中に火を通しすぎないことがポイントです。たらこの周りに海苔や大葉を巻くと、また違った味わいになりますよ。
- 1たらこは一口大に切ります
- 2天ぷら衣をつけて油で揚げたら完成です
たらこの天ぷらの作り方
たらこを使ったレシピ④にんじんのたらこ炒め
たらこを使ったレシピ4個目は、にんじんのたらこ炒めです。にんじんは常備されているご家庭も多いかと思いますので、気軽に試せるレシピです。にんじんしりしりのようなイメージで、炒めるだけで簡単にできます。夕食のあと1品やお弁当の色どりにも良いですね。
- 1にんじんは千切りに、たらこは中身を出しておきます
- 2フライパンにごま油を入れて、にんじんがしんなりするまで炒めます
- 3たらこを加えて炒め、酒、しょうゆ、みりんを小さじ1ずつ入れます
- 4たらこの色が変わったら完成です
にんじんのたらこ炒めの作り方
たらこを使ったレシピ⑤れんこんのたらこマヨ和え
たらこを使ったレシピ5個目は、れんこんのたらこマヨ和えです。根菜のシャキシャキとした食感と、たらこのプチプチとした食感が良く合う1品です。たらこマヨはれんこんだけではなく、葉物野菜とも相性が良いので色んな食材と合わせてみてください。このレシピでは、れんこんの水切りをしっかりすることがポイントです。
- 1れんこんを薄切りにして2分ほど茹でます
- 2茹でている間にたらこの中身を取り出し、マヨネーズと混ぜ合わせます
- 3茹でたれんこんをザルで水切りし、たらこマヨと和えたら完成です
れんこんのたらこマヨ和えの作り方
たらこを使ったレシピ⑥たらこチーズパン
たらこを使ったレシピ6個目は、たらこチーズパンです。朝食にぴったりのレシピで、食パンにたらことチーズ、卵を乗せて焼くだけです。忙しい朝にも手軽に作れて、パンのアレンジの幅が広がりますね。乗せるチーズはとろけるチーズがおすすめです。
- 1食パンの真ん中をくぼませて、卵1個をくぼみに入れます
- 2たらこの中身を取り出し、マヨネーズと混ぜ合わせます
- 3落とした卵の周りにたらマヨで土手を作ります
- 4お好みのチーズを上に乗せ、トースターで焼いたら完成です
たらこチーズパンの作り方
たらこを使ったレシピ⑦たらこ焼うどん
たらこを使ったレシピ7個目は、たらこ焼うどんです。しょうゆベースでシンプルな焼うどんに、たらこが良いアクセントになっています。ソースやしょうゆの焼うどんに飽きてきたらぜひお試しください。うどんは昼食にもササっと作れて便利ですよね。
- 1たらこの中身を取り出し、ねぎは小口切り、うどんは軽く湯通ししておきます
- 2フライパンにごま油を入れて熱し、うどんとたらこを炒めます
- 3しょうゆとみりんを小さじ2ずつ、白だしと酒を小さじ1ずつ加えて火を止めます
- 4予熱で和えて、お皿に盛り付けたらねぎと刻み海苔をかけて完成です
たらこ焼うどんの作り方
たらこを使ったレシピ⑧たらこあんかけオムライス
たらこを使ったレシピ8個目は、たらこあんかけオムライスです。お家で食べるオムライスはケチャップやデミグラスソースが定番かと思いますが、たらこと鶏ガラスープの素があれば、簡単にたらこソースが作ることができます。いつものオムライスが違った味わいになりますね。
- 1玉ねぎをみじん切り、ベーコンを一口大に切ります
- 2フライパンにバターを引いて、玉ねぎを飴色になるまで炒め、ベーコンも入れます
- 3ご飯を入れて、バターとしょうゆをそれぞれフライパン2周くらいまわしかけます
- 4最後にマヨネーズをフライパン1周くらいまわしかけ、ご飯は別皿に移しておきます
- 5フライパンに多めの油を引き、フライパンになじませたら余分な油は拭き取ります
- 6卵3個を箸で10回ほど混ぜるように溶きます
- 7卵を一気に流し込み、フライパンを揺らしながら箸でぐるぐると混ぜます
- 8表面が半熟で、底が少し固まってきたら火を止め、1人分のご飯を真ん中に乗せて包みます
- 9フライパンにあんにしたい分の水を入れ、たらこの中身を取り出して入れたらひと煮立ちさせます
- 10鶏がらスープの素を入れて、味見をしながら調節します(少し濃いめがおすすめ)
- 11片栗粉を入れてとろみをつけたら完成です
たらこあんかけオムライスの作り方
たらこを使ったレシピ⑨たらこのポテトサラダ
たらこを使ったレシピ9個目は、たらこのポテトサラダです。いつものポテトサラダにたらこが加わるとアクセントになって美味しいですよ。めんたいポテトサラダの辛さが苦手な方も、たらこなら安心です!じゃがいもは茹でずにレンジでチンするだけなので、時短レシピです。
- 1たらこは魚焼きグリルで3分焼いてほぐしておきます
- 2きゅうりをいちょう切りにしてひとつまみの塩を振っておきます
- 3ハムは半分に切って5㎜、玉ねぎは1㎜のスライスにして水にさらしておきます
- 4じゃがいもに切り込みを入れ、ふんわりとラップをしてレンジで6分チンします
- 5じゃがいもフォークで潰しながら皮を取ります
- 6じゃがいもがアツアツの内に、マヨネーズ大さじ1と酢小さじ2を混ぜ合わせます
- 7きゅうりは絞らずそのまま加え、ハムと絞った玉ねぎ、たらこを加えます
- 8粗熱が取れたら、仕上げにマヨネーズ大さじ1と塩コショウで味を整えて完成です
たらこのポテトサラダの作り方
たらこを使ったレシピ⑩厚揚げのたらこチーズ焼き
たらこを使ったレシピ10個目は、厚揚げのたらこチーズ焼きです。厚揚げとたらこは意外な組み合わせかもしれませんが、たらことチーズがジューシーな厚揚げにとても合い、おつまみにもぴったりです!ボリュームもあるので、夕食のメインのおかずにもなれますよ。
- 1厚揚げに包丁で切り込みを入れ、上の部分を切り取ります
- 2くり抜いた中身の豆腐を細かく切り、ゆで卵、マヨネーズ大さじ2塩、たらこを加えてよく混ぜます
- 31の厚揚げの中に具材を入れ、チーズを乗せたらトースターで5~7分焼きます
- 4チーズが溶けたらパセリをかけて完成です
厚揚げのたらこチーズ焼きの作り方
たらこを使ったレシピ⑪ハッセルバックポテトたらこマヨ
たらこを使ったレシピ11個目は、ハッセルバックポテトたらこマヨです。スウェーデン発祥の料理で、じゃがいもに切り込みを入れて焼くだけのお手軽な料理なのに、写真映えもしてパーティーにもピッタリと今ブームになっています!じゃがいもとたらこマヨが相性抜群ですよ。
- 1じゃがいもをよく洗い、皮つきのまま切り落とさないように5mm間隔の切り込みを入れます(じゃがいもの下に割りばし2膳を置くと、切り落とし防止になります)
- 2流水で切り込みの間をよく洗い、15分ほど水に浸して水気を拭きます
- 3スキレットか耐熱皿にじゃがいもを置き、オリーブオイル大さじ1を切れ込みにも入るようにかけます
- 4塩コショウをかけ、220度のオーブンで45分焼きます
- 5途中の30分ほどで1度取り出し、たらことマヨネーズを混ぜ合わせたものを塗って再びオーブンに戻します
- 6焼きあがったら粗びきコショウを少々かけて完成です
ハッセルバックポテトたらこマヨの作り方
たらこを使ったレシピ⑫たらことしらたきのいり煮
たらこを使ったレシピ12個目は、たらことしらたきのいり煮です。ツルっとしたしらたきとプチプチ食感のたらこがよく合います。たんぱくなしらたきにアクセントが加わり、クセになります。おかずのあと1品にも、お弁当にもおすすめです。
- 1しらたきは塩少々をふって軽く揉み、水洗いして水気を切って食べやすい大きさに切ります
- 2たらこは中身を取り出しておきます
- 3フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、しらたきを水気がなくなるまで炒めます
- 4たらこを加えて炒め合わせ、塩コショウで味を整えたら完成です
たらことしらたきのいり煮の作り方
たらこを使ったレシピ⑬青梗菜のたらこソースがけ
たらこを使ったレシピ13個目は、青梗菜のたらこソースがけです。青菜とたらこも実は相性が良いのです。ソースの作り方を覚えたら、ほうれんそうや小松菜でもアレンジしてみてください。
- 1青梗菜は縦に4等分にして、水に浸します
- 2根元の泥がゆるんだら、洗い流してさらに縦に4等分に切り、さっと洗って水けを切ります
- 3たらこは中身を出し、マヨネーズ大さじ2、水、紹興酒各大さじ1、ラー油小さじ2/3~1を加えて混ぜ合わせ、たらこソースを作ります
- 4中華鍋に水5カップを入れて強火で熱し、沸騰してきたら塩、サラダ油各小さじ1と1/2を加え、青梗菜を茎のほうから入れます
- 5茎がやや透き通ってきたらざるに上げて広げ、そのままさまして水けを飛ばします
- 6青梗菜がさめたら、器に盛ってたらこソースをかけ、好みの量のねぎとしょうがのみじん切りをふったら完成です
青梗菜のたらこソースがけの作り方
生たらこのほぐし方は?
生たらこのほぐし方①包丁を使う
生たらこのほぐし方1つ目は、包丁を使う方法です。生たらこを購入し、ほぐして料理に使いたい場合は包丁を上手く使うと綺麗に中身が取れますよ。まずはたらこの薄皮に包丁で切り込みを入れ、身を少し開きます。次に包丁の背を使って中身をしごき出します。たくさん購入したら、ほぐして冷凍しておいても便利ですね。
生たらこのほぐし方②ラップを使う
生たらこのほぐし方2つ目は、ラップを使う方法です。ラップを使えば、ほぐしたたらこもまな板に残らず、洗い物も少なくて済みます。明太子の取り出し方として紹介されていますが、生たらこでも同様に取り出すことができます。ポイントはラップをきつく巻くことと、下の方から押し出すことです。
- 1ラップの中央に、腹の開いている方を下にしてたらこを置きます
- 2たらこの上、左右のラップをたらこをしっかり包むように折ります
- 3余ったたらこ下のラップを切り、出し口を作ります
- 4ラップで巻いたたらこを、下から押し出していきます(必ず下の方から)
ラップを使った生たらこのほぐし方
たらこを美味しく食べよう!
たらこの親魚やたらこと明太子の違い、たらこを使ったレシピまで紹介してきました。たらこは美味しいだけでなく、体の組織作りに必要な栄養成分が豊富に含まれた食材であることがわかりましたね。そのまま焼いて食べるのも良いですし、紹介したレシピにもぜひ挑戦してみてくださいね。
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