シャギーカットとは?
シャギーカットとは:毛先を軽くする切り方
シャギーカットは髪の厚みが減るので、髪の量が多い人がするとまとまりやすくなります。内巻きにするとガーリーな印象に、外にはねさせれば元気な印象になります。シャギーカットにすると髪が広がる、という方は髪の量が少ないか梳きすぎです。梳きすぎの場合は短くカットして落ち着かせましょう。
シャギーカットとは、毛先を軽くする切り方のことです。人気があったブラントカットは毛先をまっすぐにカットする切り方なため重さが残るものでしたが、シャギーカットは髪の毛の下の方をスキばさみなどで梳いてカットするので軽く見えるのが特徴です。動きも出るので野暮ったくならず、垢抜けて見えます。
シャギーカットの意味:毛先を削いでまばらにするカット技法
シャギーカットの意味は、髪の毛先を削いでまばらにするカット技法です。元はシャグと呼ばれ、あごから肩までの短めのカットを指しました。まばらにするということは毛先を細くして長さを一定にしないことです。
シャギーカットは1960年代に誕生しました。ニューヨークのある美容師が始めたもので、初期はミック・ジャガーなどのアーティストや、ジェーン・フォンダといった女優たちがこの髪型にしていました。最近ではニューヨークの恋人に出演していたころのメグ・ライアンがシャギーカットでした。
レイヤーカットとの違い:レイヤーカットは段を付ける切り方
シャギーカットとレイヤーカットの違いは、シャギーカットが毛先につれて細くなっていくのに対し、レイヤーカットは毛先は薄くせず下に向かって長くなるように段を付ける切り方のことです。そのため、レイヤーカットにするとシャギーカットより厚みが出ます。どちらも動きが出る髪型ですが、仕上がりに差があります。
シャギーカットは毛先が軽く透けて見え、レイヤーカットは毛先がそのままなので落ち着いて見えます。ちなみに、両方を混ぜた切り方も存在します。髪にレイヤーを入れて段を付け、毛先を削げばミックスされたカットになります。シャギーカットで、とお願いすると毛先だけ削がれることになります。
画像はレイヤーカットの髪型です。段だけ入っているのが分かりますね。軽くパーマをかけたり巻いたりしてもある程度重みがあるので落ち着きます。髪の量が少ない方で動きを出したい、という方はレイヤーカットをお願いしましょう。
シャギーカットの切り方は?
シャギーカットの切り方①スキばさみで斜めに切る
シャギーカットの切り方1つ目は、スキばさみを斜めに入れてカットすることです。髪の毛が下がるように指で挟んで、髪の上の方から段階的に斜めにスキばさみを入れて梳いていきます。垂直に入れると段が入ってシャギーカットになりません。ちなみに、カットする前に髪を濡らしてからでないと梳きすぎになります。
スキばさみは仕上がりが早いのですが、手入れされていないスキばさみだと枝毛になりやすいという問題があります。カットの後はトリートメントなどでケアしましょう。通常のはさみでカットしてもらうように依頼する手もあります。時間と料金が多めにかかってしまいますが、きれいに仕上がります。
シャギーカットの切り方②カミソリで削いでカットする
シャギーカットの切り方2つ目は、カミソリで削いでカットする方法です。スキばさみと同じように指で挟み、カミソリの刃を充てて撫でるように削いでいきます。カミソリでカットすると毛先の角がとれて丸くなり、髪のボリュームが収まるというメリットと、くせ毛や量が少ない人では髪が跳ねやすくなるデメリットがあります。
シャギーカット用のレザーも販売されており、櫛の形をしているものと顔用のカミソリに似た形のものがあります。セルフでシャギーカットにしたいという方はこちらを使うと簡単にできます。こちらもお手入れして使わないと、髪の毛がぼろぼろになるので注意しましょう。
シャギーカットの髪型10選
シャギーカットの髪型①黒髪ショートヘア
シャギーカットの髪型1個目は、黒髪のショートヘアです。シンプルな髪型ですが、束感が出て不揃いな髪先がおしゃれですね。黒髪なので軽くなりすぎず、大人っぽく見えます。このままでも軽めに見えますが、ワックスをつけて根本をふんわりさせるとより動きが出て柔らかくなります。
黒髪は地毛のままでもできますが、垢抜けて見えるようにしたいという方はネイビーを入れた暗色の髪色にしましょう。きれいな色にするためにはブリーチを入れる必要がありますが、透明感が出ます。
シャギーカットの髪型②ミディアムボブ
シャギーカットの髪型2個目は、ミディアムボブです。毛先に透け感があり、重めのボブでも軽い印象です。グラデーションカットが混じっているので段があります。外側もふんわりとアウトラインを崩してイレギュラーな髪型です。普通のボブに飽きてしまった方はシャギーを入れると新鮮に見えるのでおすすめです。
画像では内巻きですが、外はねにすると抜け感が出て今風になります。内巻きは丸顔や卵型、外はねはベース型や逆三角形の方に似合います。
シャギーカットの髪型③ストレートのミディアムヘア
シャギーカットの髪型3個目は、ストレートのミディアムヘアです。トップが持ち上がり下の方の量が少ないので、頭の形が良く見えます。毛先はシャギーカットで軽めに動きを出します。このミディアムボブはすっきりして可愛くなりすぎないので、年代が上の方でも似合うボブです。
ワックスを付けるときは、適量を手にとって根元から立ち上げるように馴染ませていきます。その後、形を整えながら束感やハネを作ります。また、ワックスを付ける前にブローして整えておきましょう。ワックスのみだと髪が潰れてしまいます。
シャギーカットの髪型④ミディアムパーマヘア
シャギーカットの髪型4個目は、ミディアムのパーマヘアです。大分動きとボリュームが出ましたね。軽くてふわふわして見えます。髪の量が少ない方はパーマをかけるとシャギーカットにしても丁度良い量になりそうです。
パーマはカラーより髪が痛みます。少しでも痛まないパーマをかけたいですよね。エアウェーブパーマは薬剤を使いながら乾燥させてパーマヘアにします。乾いた後もパーマヘアが維持でき、ワックスでスタイリングすることもできます。
シャギーカットの髪型⑤ミディアムのカーリーヘア
シャギーカットの髪型5個目は、ミディアムのカーリーヘアです。カール部分もシャギーも控えめなので、シャギーカット初心者の方におすすめです。顔周りのシャギーカットには小顔効果もあり、丸顔の方におすすめです。内巻きにすればシャギーカットが目立ち、骨格カバー効果がアップします。
より小顔に見せたいなら前髪を斜めに流しましょう。目尻あたりまで隠すとバランスが良くなります。前髪はシャギーカットにせず、厚めにしてゆるくカーブさせます。
シャギーカットの髪型⑥グラデーションカラーのセミロングヘア
シャギーカットの髪型6個目は、グラデーションカラーのセミロングヘアです。根元は重めですが、毛先は梳かれて軽く仕上げています。部分的にカラーが入っているのでシャギーカットが分かりやすくなっています。カールがかかって上品な印象です。
黒髪グラデーションカラーは、毛先につれて明るく染める方法と明るくカラーした髪の毛の真ん中から上を黒く染める方法があります。簡単なのは前者の方で、伸びてきた黒い髪の毛をそのまま使えます。プリン頭になってもおしゃれに見えるので人気です。
シャギーカットの髪型⑦ライトブラウンのセミロングヘア
シャギーカットの髪型7個目は、レイヤー入りのセミロングヘアです。シャギーカットと聞いてこのような髪型を想像する人が多いと思いますが、こちらはレイヤーカットも含まれています。動きがあって華やかなので、一時期流行しました。最近もブームに火が付きつつあります。
レイヤー入りシャギーカットは髪の長さがこれぐらいの方が映えます。段が入ってシャギー部分がはっきりするのと、適度な女性らしさが出るのでおすすめです。明るいブラウンにするとより軽く見えます。
シャギーカットの髪型⑧ウェーブセミロングヘア
シャギーカットの髪型8個目は、ウェーブのかかったセミロングヘアです。ウェーブにするとラフな感じになります。髪もふわっとしてガーリーな印象です。前髪は適度に梳いて軽くしてあります。カジュアルなファッションに合いそうです。
ウェーブヘアはパーマをかけると楽ですが、ゆるふわにしたいのならヘアアイロンで巻いた方が安上がりです。ゆるいパーマはもって1ヶ月とすぐ取れてしまうためです。フォワード巻きとリバース巻きを交互にしてミックス巻きにしましょう。ゆる巻きの方法はこちらの記事で紹介されています。
シャギーカットの髪型⑨ストレートのセミロングヘア
シャギーカットの髪型9個目は、ストレートのセミロングヘアです。レイヤーを入れないとこのような髪型になります。根元と比べると明らかに毛先が軽いですね。毛量が多くて広がるという方はこのようにシャギーカットにすると量が減って扱いやすくなります。
内側からも梳いているので跳ねにくく、髪が落ち着きます。この髪型ではワックスなどスタイリング剤は使っていません。ドライヤーだけでまとまります。
シャギーカットの髪型⑩ロングパーマヘア
シャギーカットの髪型10個目は、パーマをかけたロングヘアです。上からもパーマがかかってゴージャスですね。シャギーカットのおかげでボリューミーになりすぎません。白人の髪の毛はアジア系と比べると細いそうです。外国人風パーマにしたいなら毛先を細くするとそれらしくなります。
髪型にシャギーカットを取り入れよう!
ブラントカットが定番人気ですが、シャギーカットにすると毛先が透けて見えるのでおしゃれです。最近人気なミディアムのウルフカットとも相性が良いのでぜひ試してみてくださいね。いつもの髪型にも取り入れて変化をつけましょう。
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