厳しい親に育てられた子供の性格5選
厳しい親に育てられた子供の性格①他人に甘えない
厳しい親に育てられた子供の性格その1は、他人に甘えない性格です。厳しい親だと、家で甘えることがほとんど許されません。そのため、小さい頃から甘えるという行為をほとんどしたことがない子供が多くいます。甘えるといった行為ができないので、親だけでなく他人に甘えることもできない人間になります。
他人への甘え方がわからないと同時に、甘えることは許されないことだと考えてしまいます。甘えは悪など思い込んでいるため、甘えたいとこころのどこかで考えても行動に移せません。甘えることなく我慢するのです。厳しい家では、甘えられない子供を作り上げていると言えます。
厳しい親に育てられた子供の性格②自信をあまり持っていない
厳しい親に育てられた子供の性格その2は、自信をあまり持っていない性格です。厳しい親は子供が頑張っても、それ以上を求めます。勉強で100点を取るのは当たり前で、学年で一番になるのは当たり前といった考え方です。子供が少し頑張ったくらいでは褒めてももらえないし、逆に叱られる状況になります。
親に褒められることなく、良くやったと肯定してもらえない家庭で育っているので、自分はできない人間だと勘違いをしてしまいます。周囲から見ると非常に優秀な子供でも、親に認めらないため自分に自信がまったく育ちません。自信が育たないまま、成長していくことになります。
厳しい親に育てられた子供の性格③外ではじける
厳しい親に育てられた子供の性格その3は、外ではじける所です。厳しい親は、家でにぎやかにしたりすることを許しません。家では反抗することもなく、静かに過ごすことを要求します。そのため家から一歩出ると、俄然元気が出てきます。家以外の所では活発になり、いろいろはじける子供が多くいます。
隠れて友人の家で今流行りのゲームをしたり、ちょっとしたいたずらをしてみたりと、厳しい親の下では絶対にできないことを外ではします。そんな子供も、家に帰ると借りてきた猫のように変貌します。
厳しい親に育てられた子供の性格④自立心が足りない
厳しい親に育てられた子供の性格その4は、自立心が足りないことです。厳しい親に育てられた子供の多くは、親の言うことを守って特に親の言うとおりのことをします。子供のすることは学校に関することでもプライベートでも、親によって決められるのです。そのため、自分で何かを決定する力が欠けている子供もいます。
「親に相談しないと決められない」と考える子供が多く、普通の家庭の子供と比較すると自立心がないことがあります。厳しい親は子供の自由な発想を認めない傾向が強くあるため、それを抑圧します。そのため、子供には自立心が育ちようがないという方が正しいかもしれません
厳しい親に育てられた子供の性格⑤利点としては辛抱強い面がある
厳しい親に育てられた子供の性格その5は、辛抱強い面があることです。厳しい親に育てられてハードな毎日を過ごしている子は、家でかなりの我慢をしています。我慢することが普通になってしまい、外に出ても辛抱強い所があります。例えば他の子供がワーワーとわめく場面でも、じっとこらえて黙っていることができます。
他にも行儀が良い、行動を乱さない、むやみやたらと怒らないなど、あらゆる場面で辛抱強い性格が見え隠れします。辛抱強いという面だけで言えば、これは厳しい親に育てられた子供の利点と言えます。
厳しい親に育てられた子供のストレスあるある5選
厳しい親に育てられた子供のストレスあるある①否定されるので辛い
厳しい親に育てられた子供のストレスあるあるその1は、否定されるので辛くそれがストレスになることです。何をしても「ダメだ」とか「もっとやれ」と否定されることによって、子供には多大なストレスがかかります。学校で褒められたり一番を取っても、厳しい親は褒めてあげたり認めてあげることはありません。
子供からすれば「よくできたね」の一言でいいのですが、その一言すら厳しい親はケチります。それは大変なストレスになり、子供の気持ちをだんだんとダメにしていきます。そのうち子供は親に肯定されることなど期待もしなくなり、否定されることも悲しいことに受け入れるようになってしまいます。
厳しい親に育てられた子供のストレスあるある②好きなことができない
厳しい親に育てられた子供のストレスあるあるその2は、好きなことができないことです。厳しい親は、子供がやりたいと思っても自分たちが必要ないと思うことはさせません。子供に自由を与えないのです。そういうことが多く、子供は好きなことができません。それは子供にとって非常なストレスになります。
周囲の子供が成長に伴って享受できる楽しみを、厳しい親は認めないため厳しい親を持つ子供は他の子と同じことができないこともあります。親が認めてオッケーを出したことだけをすることができ、普通の親を持つ子供と比べて好きなことができない不自由さばかりを子供は感じるようになります。
厳しい親に育てられた子供のストレスあるある③命令されることが多い
厳しい親に育てられた子供のストレスあるあるその3は、命令されることが多いことです。命令は厳しい家庭のあるあるで、常に親は命令口調で子供と接します。話し合うとか意見を述べるといった形を、絶対に取りません。上から頭ごなしに命令して、それに子供を従わせようとします。
この命令は、子供にとって大変なストレスになります。次は何を言われるのか、どんな命令をされるのかと、毎日びくびくしながら親と会話をしなければなりません。反発も許されないので、命令に「はい」と従うしかないのが現実です。
厳しい親に育てられた子供のストレスあるある④家に居るとイライラする
厳しい親に育てられた子供のストレスあるあるその4は、家に居るとイライラすることです。家にいると厳しい親に監視されているような気分になり、好きなこともできず自由もなく、子供はイライラが溜まってきます。その結果、家に居るよりも学校や外に居る方がいいという子供に育ちます。
中には、遅い時間まで家に帰らなくなる子供も出てきます。厳しい親に育てられて親の言うことだけを聞く子供ならいいですが、大きくなるにつれてそれに反発し、親の言うことを全く聞かない子供になる可能性もあります。特にイライラする子供は、親との喧嘩を繰り返すようになる可能性があります。
厳しい親に育てられた子供のストレスあるある⑤委縮して力が発揮できない
厳しい親に育てられた子供のストレスあるあるその5は、委縮して力が発揮できないことです。親が厳しいのでいつも親の顔色を伺い、親に余計な小言を言われないように家でも外でも自分に厳しく生活しています。失敗しないように怒られないようにと考えすぎるがあまり、普段から委縮してしまい本当の力が発揮できません。
力が発揮できないということは、自分の持っているエネルギーを完全に出しきれません。そのため子供にとっては非常な欲求不満になり、ストレスが溜まって仕方がないでしょう。
もっと優しい親だったら良かったのにと思う瞬間はどんな時?
優しい親だったら良かったのにと思う瞬間①他の家の母親が優しいのを見た時
優しい親だったら良かったのにと思う瞬間その1は、他の家の母親が優しいのを見た時です。友達の家に遊びに行って、おやつを出されたり、友達とその母親の仲の良い会話などを聞くと、自分の家の母親とはあり得ない関係性に気付かされます。そして友達が羨ましく感じてしまい、優しい母親が欲しいと思います。
自分の母親がもっと優しかったら、いろいろなことが楽しくできて幸せを感じると子供は思います。しかし現実は全く違います。友達の親が優しい人で、親子の仲が良く楽しそうなのを見ると、居た堪れない気持ちになるでしょう。
優しい親だったら良かったのにと思う瞬間②望まない方向に物事が進む時
優しい親だったら良かったのにと思う瞬間その2は、望まない方向に物事が進む時です。進路や習い事など、子供に選択権がなく親が勝手に決める割合が厳しい親には高くあります。子供が拒否しても、親の言うとおりに物事は進んで行きます。そういう時、優しい親なら意見を聞いて背中を押してくれるのに、と考えてしまいます。
全く自分の望むことをさせてくれない父親や母親に対して、腹が立つ気持ちも出てきます。反抗心の強い子供であれば、厳しい親だからと大嫌いになってしまいます。母親に関しては、「自分の味方になってくれてもいいのに」と思ってしまいます。母親嫌いな子供の心理は、関連記事に詳しく載っているので参考にしてください。
優しい親だったら良かったのにと思う瞬間③病気になった時
優しい親だったら良かったのにと思う瞬間その3は、病気になった時です。厳しい親は子供が病気になっても優しく看病をしたりしません。逆に、自己管理の悪さをとがめられることもあります。病気になって非常にしんどいからこそ、優しい親だったら看病してくれて体を労わってくれるのにと考えてしまいます。
優しい親だったら良かったのにと思う瞬間④何をしても認めてもらえない時
優しい親だったら良かったのにと思う瞬間その4は、何をしても認めてもらえない時です。頑張って勉強をしたり手伝いをしたり、父親や母親に認めてもらおうと子供は頑張ります。しかし厳しい家庭の親は、子供が及第点に達しても認めません。それどころか「もっと頑張れ」と言います。子供からすれば、辛いだけの話です。
子供は認められることで自己肯定感を得ます。認めてもらえることによって、「自分はすごい」とか「頑張れば自分もやれる」といったように自信を持ってさまざまなことに取り組むことができます。しかし厳しい親は基準も厳しいため、子供の自己肯定感を削ぎます。子供からすれば優しい親に、優しく褒めて欲しいのです。
厳しい親の言うことは気にしない!自分に自信を持とう!
厳しい親は子供のためを思って厳しくしているのでしょう。しかしその厳しさが子供の自信を取り上げては本末転倒です。親が認めてくれなくても、自分に自信を持って生きましょう。いつか親の言うことが理解できる日が来るかもしれません。その日まで、自分の信じるように前に進んでみてください。
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