岡山弁|岡山県の方言の特徴について!
岡山弁|岡山県の方言の特徴①おじさんぽい口調
最近お笑い芸人の千鳥が人気となっているので、岡山弁を耳にすることが増えたのではないでしょうか。聞いていると分かりますが、岡山弁の方言はおじさんぽい口調という特徴があります。語尾に「~じゃ」や「~じゃけえのう」といった言い回しを使うことが多いため、おじさんやおじいさんのように聞こえます。
そんな岡山県民はどんな県民性なのでしょうか。こちらでは、岡山人の性格や特徴、あるあるについてまとめていますので、岡山に興味のある方は合わせてお楽しみください。
岡山弁|岡山県の方言の特徴②広島弁や関西弁に似ている
岡山弁とひとくちに言っても、方言は地域によって微妙に異なります。隣り合わせた兵庫に近い地域では関西弁の傾向が強く、広島に近い地域では広島弁に似ているという傾向があります。全体としては、広島弁の方言を関西弁のイントネーションにしたものが多いです。
また、岡山弁には母音が連続した場合、その部分がくっついて母音の長音に変わるという特徴があります。例えば「早い」は「はえー」となり、「すごい」は「すげー」となります。女性もこのような口調で話すため、岡山弁にはどうしても荒っぽいといったイメージがついてまわります。
よく聞く|岡山県の方言・岡山弁ランキングTOP10!【10位~6位】
よく聞く!岡山県の方言・岡山弁|10位「ちーたー」
よく聞く岡山県の方言10位は、「ちーたー」です。ちーたーとは、「ちょっとは」という意味となります。岡山弁は語尾を省略して伸ばすという特徴があるので、「ちょっと」と「は」の始めの音だけとってこのような言い方になります。
「ちーたー話を聞かれー(ちょっとは話を聞きなさい)」「ちーたーマシじゃのお(ちょっとはマシだなあ)」などといった使い方をします。
よく聞く!岡山県の方言・岡山弁|9位「えらい」
よく聞く岡山県の方言9位は、「えらい」です。えらいと言っても「偉い」ではなく、岡山弁では「しんどい」といった意味になります。「たいぎい(だるい、面倒くさい)」などと似ていますが、「たいぎい」が気持ち的な面倒くささであるのに対して「えらい」は体がしんどい、息苦しいなどの意味で使われます。
こちらも語尾を伸ばして、「えれー」といった使われ方をします。「とても」の意味の「でーれー」と組み合わせて、「でーれーえれー(とてもしんどい)」と言った言い回しは岡山弁でよく使われます。
よく聞く!岡山県の方言・岡山弁|8位「いぬる」
よく聞く岡山県の方言8位は、「いぬる」です。いぬるとは、「帰る」の意味。聞いただけではどういう意味か分かりませんが、岡山弁ではよく使われる方言です。
「もうおせーけんいぬるわ(もう遅いから帰るわ)」「はよーいねー(早く帰りなさい)」「いなにゃあおえんわ(帰らないといけないわ)」などといった使われ方をします。
よく聞く!岡山県の方言・岡山弁|7位「ちばける」
よく聞く岡山県の方言7位は、「ちばける」です。こちらも県民でなければよく分からない言葉ですが、「ふざける」といった意味となります。
「ちばけとったらおえんで(ふざけてたらダメだよ)」「ちばけー(ふざけるな)」といった使われ方をします。これは岡山県でよく使われる方言ではあるものの、日常会話というよりは喧嘩の中で使うような少々荒い方言です。
よく聞く!岡山県の方言・岡山弁|6位「~ばー」
よく聞く岡山県の方言6位は、「~ばー」です。これも語尾を省略して伸ばす岡山弁ならではの方言です。「~ばかり」という意味で、岡山県では男女ともに非常によく使われます。
「そげんことばーしょーたらおえんで(そんなことばかりしてたらダメだよ)」「うそばー(嘘ばっかり)」といった使われ方をします。
よく聞く|岡山県の方言・岡山弁ランキングTOP10!【5位~1位】
よく聞く!岡山県の方言・岡山弁|5位「わや」
よく聞く岡山県の方言5位は、「わや」です。これは広島や北海道、三重などでも使われている方言で、「滅茶苦茶だ」といった意味の言葉です。ただ岡山県ではそれに加え、「とても」「すごい」というポジティブな意味として使われることもあるのが特徴です。
前者の場合は「部屋がわやじゃ(部屋が滅茶苦茶だ)」後者の場合は「おめーはわや勉強が出来るのう(あなたはすごく勉強が出来るんだね)」といった使い方をします。
よく聞く!岡山県の方言・岡山弁|4位「なんしょんなら」
よく聞く岡山県の方言4位は、「なんしょんなら」です。「何をしているんだ」といった意味で、よく聞く岡山弁ではあるもののどちらかというと好戦的なシチュエーションで使うことの多い方言です。
例えば友達が自分の持ち物にいたずらしているのを発見したときなどに使ったりします。純粋に何をしているのか聞きたいときには、「なんしょん?」といった言い方がベストです。
よく聞く!岡山県の方言・岡山弁|3位「~のう」「のう?」
よく聞く岡山県の方言3位は、「のう」です。意味としては「~だよね」ですが、これは語尾として使われるパターンと、同意を求める言葉として使われる場合があります。語尾として使われる場合には、「~じゃ」と組み合わせて「~じゃのう」と言うことも多いです。
語尾として使う場合は「岡山県は温暖じゃのう(岡山県は温暖だね)」、同意を求める場合はそのまま「のう?(だよね?)」といった使われ方をします。また、「~ではなく」といった否定の意味として使う場合もあり「岡山駅はあっちじゃのうて?(岡山駅はあっちじゃなかった?)」といった使い方もあります。
よく聞く!岡山県の方言・岡山弁|2位「おえん」
よく聞く岡山県の方言2位は、「おえん」です。これは本当に岡山県ではよく使われる方言で、「ダメ」「いけない」といった意味となります。
使い方としては、「そんなもんいろーたらおえん(そんなもの触ったらダメ)」少し変化した言葉として「おえまー」「おえりゃーせん」といったものもありますが、意味合いはすべて同じです。岡山弁の特徴である語尾に「が」を付けて、「おえんが」「おえまーが」といった使い方もします。
よく聞く!岡山県の方言・岡山弁|1位「ぼっけえ」
よく聞く岡山県の方言1位は、「ぼっけえ」です。これは岩井志麻子さんの著書「ぼっけえ、きょうてえ」で有名になったので、耳にしたことがある方も多いと思います。「とても」「すごく」という意味ですが、「すごい」という形容詞として使うこともあります。
「ぼっけえきょうてえ(すごく怖い)」「ぼっけええれーな(すごくだるいな)」といった使い方をします。形容詞として使う場合には「おめーぼっけえな(あなたすごいね)」という言い方になります。
可愛い|岡山県の方言・岡山弁ランキングTOP10!【10位~6位】
可愛い!岡山県の方言・岡山弁|10位「~せにゃあ」
可愛い岡山県の方言10位は、「~せにゃあ」です。「~しないと(いけない)」といった意味ですが、きつい口調の多い岡山弁としては珍しい可愛い響きですよね。
使い方としては、「いけない」という意味の「おえん」と組み合わせることが多く、「はよー勉強せにゃあおえん(早く勉強しないといけない)」といった言い方になります。
可愛い!岡山県の方言・岡山弁|9位「もんげー」
可愛い岡山県の方言9位は、「もんげー」です。アニメ「妖怪ウォッチ」のキャラクターのセリフで有名になった岡山弁ですが、これは「ものすごく」といった意味になります。岡山弁には「すごく」の方言が非常に多く、ご紹介した「ぼっけえ」「もんげー」の他にも「でーれー」「ぶち」などもよく使われます。
「もんげー」の使い方としては「とても」にそのまま置き換えるだけです。「もんげーあっちいなあ(すごく暑いね)」「もんげー楽しいなあ(とても楽しいな)」といった風な使い方をします。
可愛い!岡山県の方言・岡山弁|8位「たのまー」
可愛い岡山県の方言8位は、「たのまー」です。「頼むよ」という意味ですが、なんとなく甘えているような印象でお願いごとも聞いてしまいそうですよね。
使い方としては、「明日付き合ってや、たのまー(ちょっと付き合ってよ、頼むよ)」「ほんまたのまー(本当に頼むよ)」といった言い方になります。
可愛い!岡山県の方言・岡山弁|7位「ええがー」
可愛い岡山県の方言7位は、「ええがー」です。これは「いいじゃん」という意味の岡山弁です。伸ばしが多いので、なんとなく力が抜けるようなゆるさがあって可愛いですよね。
「岡山県にくりゃーええがー(岡山県に来たらいいじゃん)」といった使われ方をします。「この服似合うと思う?」という問いかけに対して、「いいじゃん!」と同じノリで「ええが!」と言ったりもします。
可愛い!岡山県の方言・岡山弁|6位「~じゃがん」
可愛い岡山県の方言6位は、「~じゃがん」です。語尾として使う「~じゃ」はお隣の広島でも使われますが、岡山弁の特徴として、最後に「がん」が付くというものがあります。特に女性がよく使う可愛い岡山弁で、「~でしょう?」「~じゃん?」といった、同意を求めるニュアンスの意味となります。
使い方としては、「明日練習じゃがん?(明日練習でしょ?)」という風になります。この「がん」は地域性が強く、「が」で止まる地域もあり、その場合は「明日練習じゃが?」となります。
可愛い|岡山県の方言・岡山弁ランキングTOP10!【5位~1位】
可愛い!岡山県の方言・岡山弁|5位「ちゃらがき」
可愛い岡山県の方言5位は、「ちゃらがき」です。これは「走り書き」という意味の名詞です。「ちゃら」はもともと「でたらめ」「いい加減」という意味で江戸時代から使われていた言葉で、岡山県以外でも方言として使う地域もあります。現代では「チャラ男」といった言葉もありますよね。
これは名詞なのでそのまま、「ちゃらがきじゃけえ読めんかもしれん(走り書きだから読めないかもしれない)」といった使い方をします。
可愛い!岡山県の方言・岡山弁|4位「なんしょん?」
可愛い岡山県の方言4位は、「なんしょん?」です。「何をしているの?」といった意味で、広島弁の「何しよるん?」を更に短くした方言がこれにあたります。なんとなくリズミカルで可愛いですよね。
この方言の使い方は、「今なんしょん?(今何をしているの?)」「昨日なんしょったん?(昨日何をしていたの?)」など。また、「なんしょーるん?」という言い方もありますが、これはもう少し丁寧な印象で使われます。
可愛い!岡山県の方言・岡山弁|3位「~せられー」
可愛い岡山県の方言3位は、「~せられー」です。「~しなさい」という意味の命令形の言葉です。これは岡山県内でも備前地方でよく使われる方言で、広島に近い美作地方だと広島弁の「しんさい」に近い「しんちゃい」、備中地方だと「しねー」となります。
使い方としては、「はよーせられー(早くしなさい)」といった使われ方をします。また、「~するのはやめなさい」という否定の意味の場合は、「グズグズせられな(グズグズするのはやめなさい)」といった風に「せられ」のあとに「な」を付ける言い方になります。
可愛い!岡山県の方言・岡山弁|2位「ちゃーちゃーいう」
可愛い岡山県の方言2位は、「ちゃーちゃーいう」です。ちゃーちゃーとはぺちゃくちゃと騒がしくしゃべるさまを意味する岡山弁で、「ごちゃごちゃ言う」といったニュアンスの言葉になります。うるさい人を非難するときに使われますが、標準語よりもとげとげしさがなくて可愛いですよね。
例えば小言が多い人に対して、「こめーことをちゃーちゃーいうな(細かいことをごちゃごちゃ言うな)」喧嘩で人を蔑んだ様子で「なにちゃーちゃーよーんなら(何ごちゃごちゃ言ってるんだ)」といった使い方をします。言葉は可愛いですが、相手をバカにした気持ちも含まれていることの多い方言です。
可愛い!岡山県の方言・岡山弁|1位「じゃーじゃー」
可愛い岡山県の方言1位は、「じゃーじゃー」です。これは「そうだ、そうだ」といった同意の言葉で、日常的にもよく使われる岡山弁です。文字にすると分かりづらいですが、うなずきや前後の会話からなんとなく意味は通じると思います。標準語なら、会話の途中で聞き手が同調する「そうそう」「だよねー」に近いです。
会話に入れるときは、例えば「今年は本当に果物が不作だねえ」に対して「じゃーじゃー(だよねー)」といった具合に使います。どちらかというとお年寄りを中心に使われる方言で、若者はもう少し分かりやすく「じゃなー」という言い回しを使うことが多いです。
面白い|岡山県の方言・岡山弁ランキングTOP5!
面白い!岡山県の方言・岡山弁一覧|5位「やっちもねー」
面白い岡山弁5位は、「やっちもねー」です。これは「つまらない」「馬鹿馬鹿しい」を意味する方言で、広島でもよく使われます。独特なリズム感が面白い方言ですね。テレビばかり見ている子供に対して「やっちもねーことしょーらんとはよー寝られー(つまらないことをせずに早く寝なさい)」といった使われ方をします。
面白い!岡山県の方言・岡山弁一覧|4位「ばんこ」
面白い岡山弁4位は、「ばんこ」です。「でーれー」「もんげー」などと同じく、「とても」を意味する岡山弁です。比較的他県民でも意味の通じやすい岡山弁の中でも、これは聞いただけではなかなか理解できないのではないでしょうか。隣接する広島や兵庫などでも使われない、岡山県特有の方言と言えます。
面白い!岡山県の方言・岡山弁一覧|3位「かばち」
面白い岡山弁3位は、「かばち」です。「屁理屈」という名詞の岡山弁ですが、これは広島でもよく使われます。「カバチタレ」という漫画が有名ですよね。言い訳ばかりしている人に対して、「かばちこくな!」「かばちたれな!」といった使われ方をします。
面白い!岡山県の方言・岡山弁一覧|2位「はよーしねー」
面白い岡山弁2位は、「はよーしねー」です。これは日常的にも大変よく使われるので、県外から岡山県に来た人は驚いてしまいますが、「しね」は「死ね」という意味ではなく「しなさい」という意味の言葉です。「はよー」は「早く」で合わせて「早くしなさい」という意味となります。
例えば、グズグズと行動が遅い人に対して「グズグズしょーらんとはよーしねー(グズグズしてないで早くしなさい)」といった使われ方をします。
面白い!岡山県の方言・岡山弁一覧|1位「でーこんてーてーてー」
面白い岡山弁1位は、「でーこんてーてーてー」です。岡山弁の特徴を表す言葉としてよく取り上げられる方言ですが、意味としては「大根炊いといて」となります。内容的に普段使う言葉ではありませんが、母音が「え」になったり、伸ばしが多用されたりと岡山弁の癖が詰まった方言ですね。
【好き!】岡山県の方言(岡山弁)を使った告白表現をご紹介!
好き!岡山弁の告白表現①ぼっけえ好きじゃけん、付きおうて
岡山弁の告白表現一つ目は、「ぼっけえ好きじゃけん、付きおうて」です。「とても」を意味する「ぼっけえ」に、「付き合って」を意味する「付きおうて」を使っています。全体の意味としては「すごく好きだから、付き合って」となります。
好き!岡山弁の告白表現②おめーのことが好きじゃわ
岡山弁の告白表現二つ目は、「おめーのことが好きじゃわ」です。「おまえ」の語尾を伸ばした「おめー」は、荒く聞こえますが岡山県では普通に使われます。全体の意味としては「おまえのことが好きだ」となります。おもに男性が使うニュアンスの告白の方言です。
お気に入りの岡山弁をぜひ使ってみよう!
岡山県の方言一覧をご紹介しましたがいかがでしたか?少し荒い印象のある岡山弁ですが、中には使いたくなるような可愛いものもありますよね。気に入ったものがあったら、是非使ってみて下さいね!
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